2011年10月分


10月1日(土)

釧路エリアでも紅葉が見られるようになりました。川湯の硫黄
山のあたりでは、いち早く赤が広がっています。この場所まで
行ってみたいと思っているのですが、道があるのかクマが出な
いのかわからずチャレンジしていません。シラカバも黄葉が進
んでいて数日でとてもいい状態になるのではと思います。明日
は冷え込んで霜注意報が出ていますが、霜に当たったら枯れて
しまうかもしれませんね。ちょっと心配です。       


10月2日(日)

久しぶりの知床ウトロでした。観光地化の進む知床で数少ない
静かな場所となっていた知床五湖の遊歩道もお金を払わなけれ
ば歩けなくなって、世界遺産というよりもテーマーパーク知床
となってしまったので、この夏はまったく近寄らずでした。夏
のピーク時に一人5000円というのは、家族連れなどではとても
行けません。一生に1回ならまだしも、地元の人間は来るなと
いうことですよね・・・。はい、行きません。今日出会ったク
マさんにも、さっそくお仕置き部隊が出動していたようですし
・・・。景色はきれいでしたが、違う方向に向かっているよう
に思います。自然遺産って、なんなのでしょうね??    


10月3日(月)

オンネトーに行ってみましたが、まだ紅葉の見頃には早い
感じでした。ナナカマドも先端が赤くなっているものは見
られたものの、絵にするには難しい感じでした。雲が多く
て湖面の色も本来の青さが見られなかったのも残念でした
ね。オンネトーのビックリするような青さを楽しむには、
快晴で風がないという条件が必要です。こんないい条件に
恵まれるのは、一年に何日あるのでしょうね?     


10月4日(火)

十勝岳温泉の周辺を見てきました。昨夜も雪が降ったよ
うで、真っ白の景色となっていました。紅葉はこれから
本番となる感じでしたが、雪に当たって枯れてしまった
ようです。それよりも下の方はといえば、今シーズンは
だいぶ遅れていて、見頃といえる場所はありませんでし
た。この調子だと、今週末から来週あたりが見頃になる

のではないでしょうか。ぜんぜんタイミングが読めませ
ん・・・。                    


10月5日(水)

見頃とは言い難い大雪山周辺。やっと見つけた見頃のモミジ
ですが、これ一本だけという感じです。これだと都内で撮影
しても同じかも。風景的に見せられなくてはね・・・。とて
も北海道の景色とはいえない感じなので、残念です。広大な
紅葉風景を撮りたいですね。              


10月6日(木)

この前の激しい冷え込みがあったせいか、森の葉はだいぶ
枯れてしまっています。霜があたりやすい道路脇のヤマブ
ドウなどは、全滅に近い感じでした。森の中の方は霜があ
たるのを木が防いでくれるのか、かろうじて黄葉している
シダを見られました。でも、他の場所では枯れてしまって
いましたね。今シーズンの紅葉は、天候が安定していない
ために難しい感じがしています。これからの色づきはどう
なることでしょうか。                


10月7日(金)

ほぼ一日雨の釧路湿原でした。雨に濡れると色が変わり始めた
葉の色が濃くなって、いっそうきれいですね。この雨の影響が
どのくらいあるのか、気になるところです。湿原の中では生き
物の姿があまり見られなかったのですが、イチイの実にはクロ
スズメバチがやってきて甘い汁を吸っていました。このイチイ
の実は人も食べられるそうですが、食べ過ぎると中毒になると
か。明日は晴れるそうなので、いい景色が見られることを期待
したいですね。                     


10月8日(土)

今朝は霧が湧き上がりいい雰囲気の景色が見られました。日が
昇るとあっという間に消えてしまうので、一瞬だけの楽しみな
のですが。だいぶ紅葉も進んできて、赤い色も撮れるようにな
ってきましたね。カラマツも部分的に黄色くなっているものが
あります。このあと急に冷え込んだりしなければ、それなりに
紅葉が楽しめると思うのですが、どうでしょうか。     


10月9日(日)

連休の中日ということもあって、オンネトーはとても混雑して
いました。ちょうど赤い紅葉が見頃となっていて、午後からは
青空も出てきてくれたので、このタイミングとしてはベストだ
ったのではないでしょうか。これから黄色の黄葉が見られるよ
うになるので、もう一度チャンスがありますね。しかし今年の
紅葉はタイミングが読めません。本州でも黄葉が見頃のところ
があるようですが、どんな状況なのでしょうか。      


10月10日(月)

明日からの撮影ツアーの下見を兼ねて旭川に入りました。紅葉
が遅れているために、ちょうど見頃になっていますね。ザッと
予定している場所を見て回ってきましたが、いいのではないで
しょうか。気温は最高で15℃くらいと北海道的には暖かく、本
州から来ると寒いというところ。きちんと防寒の準備をしてき
てください。明日からもいい天気になってくれることを期待し
ています。                       


10月11日(火)

撮影ツアーの一日目。撮影を始めたのが午後からだった
のですが、うまく日射しも出てきてくれていい光で撮影
できました。あと30分くらい早く撮影を開始できたら、
もっと良かったかもしれません。明日はいろいろなとこ
ろをまわるので、またいい景色との出会いがあることを
を期待したいと思います。             


10月12日(水)

撮影ツアーの2日目。天気予報では日射しは期待できな
かったのですが、昼過ぎまでいい光が射し込んでくれて
たくさんの写真を撮影できました。参加した皆さんも、
かなりたくさんシャッターを押していたようです。しか
も夕方からは雪になり、もしかすると明日は紅葉と雪と
いった景色も狙えるかも?といった期待感に溢れていま
す。さて、どうなることでしょうか。        


10月13日(木)

撮影ツアー最終日、天気も良く意外と暖かい気候に恵まれました。
旭山動物園も意外と空いていて、のんびりと撮影を楽しんでもらえ
たことと思います。雪の方は残念ながら少ししか残っていなくて、
雪景色は楽しめませんでしたが、まさに紅葉シーズンピークの北海
道を体験できたので、貴重な体験でしたね。また北海道に遊びに来
てくださいね。                       


10月14日(金)

阿寒の滝見橋、紅葉はちょうど見頃になっていました。明日からは
雨が降るようなので、この後は傷んでしまうかもしれませんね。層
雲峡もピークを過ぎていて、黄色から茶色に変わってしまったとこ
ろが多かったですし、他の場所も茶色が目立ちました。北海道の紅
葉は、あっという間に終わってしまいますね。あとは家の近所を楽
しみにしています。                     


10月15日(土)

午前中はしっかりと雨が降っていた道東です。雨が上がってから
ちょっと空が明るくなっている方向に向かって撮影しました。街
中でもモミジは見頃になっていたものの、霜に当たっているせい
か、傷みが目立つものがほとんどでした。来週も冷え込みが来る
ようなので、そこまでしか楽しめないかもしれませんね。紅葉シ
ーズンと思っていましたが、あっという間に冬景色に変わってし
まいそうな感じがします。                 


10月16日(日)

家の辺りでもたくさんのタンチョウが見られるようになって
います。この時期はデントコーンを刈ったあとにこぼれてい
る実を食べているようですね。もう少しすると、鶴居などの
給餌場に集まって冬を過ごします。しかし、タンチョウもも
う少し自立した生活をしていかないと、いけないように思い
ます。人間も、いつまでも食べ物をあげられるほど余裕はな
いですよ・・・。                   


10月17日(月)

山の上の紅葉はピークを過ぎて、平地まで移ってきましたね。
日射しが出てきたところで慌てて撮影をしてまわりましたが、
明日はまた冷え込むようで、この紅葉がどうなるのか心配して
います。撮らなければいけないものもあるので、それを早く済
ませて落ち着いて秋らしい景色を楽しみたいものです。この月
末まで紅葉、残っているかな?              


10月18日(火)

釧路湿原のキタヨシも最後の黄色となった感じがします。ほと
んどの場所で枯れ葉色となってしまいました。しかし、まだか
ろうじてカエデの赤などが残っているので、あと数日は秋の雰
囲気が楽しめるでしょうか。このあとは、カラマツが黄葉する
のを待つ感じですね。今朝の冷え込みは期待はずれだったので
明日の朝を期待したいと思います。            


10月19日(水)

湿原の中にあるお気に入りのマユミの木。今年はまったくといって
いいほど実がついていないように見えますが、最後の紅葉を見せて
くれています。去年は霜がビッシリとついてきれいなシーンもあっ
たのですが、今年は中途半端に暖かいのかそのような景色はみられ
そうにありません。でも、昨日の冷え込みと風で場所によってはも
うほとんど葉を落としてしまった森もあります。今朝も霜はあまり
ついていませんでした・・・。                


10月20日(木)

今朝はまあまあの冷え込みがあり、地面の近くでは霜が降りて
いました。しかし、日中は気温も上がって乾燥が進んでいるの
で、今シーズンは一面真っ白という霧氷のシーンに出会うこと
ができていません。11月あたりにかけて紅葉と霧氷という景色
が見られることがあるのですが、今年は難しいのかな。紅葉も
そろそろ終わりが近いですね。              


10月21日(金)

知床五湖が解放されたので歩いてきました。例年ならこの時期は
紅葉などとっくに終わってしまっているのですが、ちょっと遅い
くらいでまあまあの景色を楽しめました。高架木道は観光客でい
っぱいでしたが、五湖の方は比較的静かでした。ただ、朝一で入
ってきた女子高生軍団の元気な声で、ほとんどの鹿や熊は森の中
に帰ってしまったのが残念でしたが・・・。静かな知床五湖はも
うなくなってしまったのかもしれませんね。         


10月22日(土)

知床峠からの夜明けはなかなかきれいでした。例年だとこの時期は
峠も閉鎖されてしまうこともありますが、暖かいおかげでしばらく
通行することができるようです。ただ、週明けからは夜間は通行止
めになります。今は国後島の上から朝日が昇ってくる景色を見られ
ていて、なかなかよかったです。また来年、この場所に来てみたい
と思います。                        


10月23日(日)

紅葉の屈斜路湖、カヌーガイドの橋口氏に案内していただい
て、堪能してきました。この時期の紅葉はなかなかきれいな
のですが、水の上から見る紅葉はいっそうきれいに感じられ
ます。雨上がりでしっとりと濡れている紅葉は、色濃くとて
も美しかったです。屈斜路湖は風が強いと波だってカヌーも
出しにくいのですが、今日は天候にも恵まれて本当に絶景を
楽しませてもらいました。楽しかったなぁ。       


10月24日(月)

屈斜路湖の周りにある畑にはたくさんのハクチョウがやって
きてこぼれたコーンや草の根などを食べています。昨日に比
べると格段に数が増えている感じです。どんどんシベリアか
ら渡ってきているのですね。今いるハクチョウはさらに南へ
旅していくものが多いはず。無事に渡っていけるといいです
ね。この緑は、秋まき小麦です。冬は雪に踏まれて春になっ
て実ります。それまでハクチョウが食べてしまわないことを
祈ります。                      


10月25日(火)

ほぼ一日雨でしたね。この時期に全道的に雨というのも珍しい
と思います。峠などは雪が降っていてもおかしくない時期です
から。家の近くもほとんどの木が落葉してしまい、ヤナギやカ
エデの紅葉が少し残っているという感じでした。畑で見られた
タンチョウの数も減ってきて、冬が近づいている感じがします
ね。暖かいまま紅葉も終わってしまうと寂しいので、このあと
冷え込んでくれないでしょうか・・・。          


10月26日(水)

湿原のあたりをまわってみましたが、これといった出会い
もなく寂しく帰ってきました。キタヨシの穂もこのところ
の雨と風でだいぶ散ってしまったようで、夕陽に輝く面積
も狭くなりました。11月・12月も暖かい気温が続くという
話なので、霧氷で真っ白になるような景色はあまり期待で
きそうにありません。今シーズンの雪はちゃんと降ってく
れるのか、心配になりますね。            


10月27日(木)

西別だけから根釧原野の様子を撮影してみました。今年は
カラマツの黄葉は真っ黄色というのがないのか、鮮やかさ
はイマイチな感じがします。林道ではだいぶカラマツの葉
が散っているので、この後はあっという間に落葉してしま
うのかもしれませんね。このあたりから見ると、真っ平ら
なので、どこまでも遠くが見える感じがしました。スッキ
リ晴れていたら海まで見えるのかもという感じでしたよ。


10月28日(金)

いい天気となり、屈斜路湖周辺の最後の紅葉もとてもきれい
でしたね。この週末までが見頃でしょうか。それにしても今
日はいい雲がでていました。写真を撮るときには快晴の雲ひ
とつない青空というのも味気ないので、いい雲が出てくれな
いかと贅沢なことをいうのですが、まさにぴったりの空とな
ってくれました。もっとじっくりと撮りたかったな・・・。


10月29日(土)

都内に出たときにいつも寄っている公園、きれいに作り直し
たら手入れはされているものの、つまらない場所になってし
まいました。しばらくすればいろいろな草なども生えるよう
になるのでしょうが、しばらくはこのままでしょうか。頑張
って探していたら、ホウジャクの姿がありました。コンクリ
ートばかりの都会でも生きているんですね。感心しました。


10月30日(日)

2ヶ月ぶりの日比谷公園。ちょうど花などがなくなってしまう
タイミングだったのですが、ガーデニングフェスティバルなど
やっていて賑やかでした。そこではいくらか花などもあって彩
りも感じられました。でも、作られた自然みたい感じがあって
北海道の雑然と見えてもたくさんのいのちが作り上げている景
色の方があっている感じがします。空港から帰ってくるときに
キタキツネと大きな角のエゾシカが迎えてくれました。やっぱ
りこういう景色がホッとできますね。           


10月31日(月)

午後になってから少し日射しが出てきたので、ちょっと近所を
見て回りました。カラマツも黄葉からちょっと茶色になりつつ
あり、数日で落葉してしまいそうな雰囲気でした。いつも一羽
でいるタンチョウいて気になっているのですが、今日も静かに
していました。渡りの途中かとも思っていたのですが、そうで
もなさそうです。相方は先に給餌場へいってしまったのでしょ
うか。気になりますね。