Diary
7月1日(水)
この時期、新潟を訪れる楽しみの一つにチョウトンボがあります。このキラ
キラした翅はとても美しいですよね。今回はまだちょっと時期が早かったの
か数匹しか姿を見られなかったですが、一度だけ近くで姿を見せてくれてこ
のきれいな姿を撮らせてくれました。帰る頃にはたくさん出てきていると思
うので、楽しみです。
7月2日(木)
早咲きのラベンダーはピーク過ぎとなってきていて、思っていたよりも早い
感じがしました。雨が降りそうな天気でしたが、ミツバチが活発にラベンダ
ーの蜜を集めていました。近くで養蜂しているのだと思いますが、このあた
りでラベンダーのハチミツというのは聞かない感じがします。花の時期が短
いですから、ミックスして商品になっているのでしょうか。
7月3日(金)
アジサイのなかでアマガエルがのんびりしていました。ちょうど雨が上がっ
たばかりのタイミングなので、暑くもなく乾燥もしていなくて過ごしやすか
ったのだと思います。トンボもじっとしているものがいて、いろいろなシー
ンを撮影させてもらえました。こういったいきものが棲める環境はどんどん
減ってしまっているので、いい時間を過ごさせてもらえました。
7月4日(土)
わりと有名なハス池に行ってみたのですが、いきものはほとんどいないです
し、花がきれいな時間帯にずっと噴水が水を出していて、なんか興醒めでし
た。昨日見に行った場所とは雲泥の差で、もう行かないかなと思いました。
観光化されて話題になるようなことをしているのかもしれないですが、それ
を望んでいない人もいることを理解してほしいですね。
7月5日(日)
雨の勉強会になると覚悟していましたが、参加者の皆さんが日頃から良い行
いをしているおかげで、ほとんど雨に降られずにすみました。雨なら水滴を
期待していたところもありましたが、いろいろ被写体を見つけながら撮影し
ていくのは楽しかったですね。本州に来てからはちいさないきものの姿があ
って、これはまた北海道とは違う醍醐味でもあります。
7月6日(月)
先日は撮れなかったハス池でのトンボの撮影ができました。ここはいきもの
の気配が濃く、数種類のトンボとカエルが確認できました。ウシガエルの声
もしていたので、ぜひ会ってみたいものです。カワセミも飛んでいる姿を見
ましたが、この池はスルーしてどこかへ飛んで行ってしまいました。この先
は住宅街のような気がするのですが、なにかあるのでしょうね。
7月7日(火)
晴れて気温が高くなるとのことだったので、標高1700mのところへ行って
みました。しかし、思っていた以上にここは気温が上がらず、ちょっと肌寒
いくらいでした。そのせいか狙っていたチョウは姿を見せず、空振りに終わ
りました。それでもセセリチョウやキビタキが遊んでくれたり、別の場所で
はオオホシオナガバチの産卵シーンを見れたので、良しとしましょう。
7月8日(水)
やっと富士山がちょっとだけ姿を見せてくれました。雲海の上に見える姿は
なかなかカッコいいですね。だいぶ気温が高くなってきても、標高が高いと
ころは快適に感じられて、気持ちのいい散歩でした。ただ、いちばんの目的
だったものは撮影できなかったのが残念です。行けば撮れる、なんて甘いで
すよね。今シーズンのチャンスはあまり期待できないのかな。
7月9日(木)
オオムラサキの姿を見に行ってきました。6月下旬から羽化は始まっていた
ようなので、もう翅も傷んでしまったものがけっこう目立ちました。飼育施
設のものですが、道東では見ることができないので、この姿は貴重です。と
いうか、本州でも野生のオオムラサキはかなり減ってしまったのではないで
しょうか。ここも昔は野生のものも比較的かんたんに見ることができました
が、いまではかなり難しいみたいです。
7月10日(金)
やっとコクワガタの姿を撮影できました。普通種とはいえ、雑木林のなかで
虫たちの姿を目にすることも難しくなってきました。樹液が出ていても、ス
ズメバチやカナブンなど目立つはずの虫たちさえいないことも多いです。こ
れは、特定の環境しか残されていない状態になっているのだと思います。そ
れにしても今日は暑くて、別のところにいたコクワガタは樹洞から顔を出し
ても落ち着かず、涼を求めるような動きをしていました。暑くて寝苦しい夜
の自分の動きにそっくりで笑ってしまいました。
7月11日(土)
今日もハス池でトンボの姿を撮影していました。場所が違うとハスの咲き具
合もだいぶ違いますね。ここはこれから見頃になる感じで、まだたくさんの
つぼみがありました。今年はカエルの成長も遅れ気味なのか、オタマジャク
シに足が生えたような姿のカエルがたくさんいました。イトトンボの姿が少
なかったのがちょっと気になりました。
7月12日(日)
アマガエルの撮影などをしたあとは、暑いので渓谷に入って涼みながら撮影
していました。川や滝の近くは涼しくて気持ちいいですね。ただ、足元に気
をつけないと滑って転びそうなので、慎重に動かないといけません。岩肌が
茶色く見えるのはコケなのか滑りやすいのですよね。人がいないところなの
で、クマでも出てきたら転んでしまいそうです。
7月13日(月)
今回は会えないかと思っていたアサギマダラ、姿を見ることができました。
昨年と比べるとだいぶ低いところにいるようで、気温が違うからなのか、理
由はわかりません。それでも元気に飛んでいる姿を見られてよかったです。
ちょっと前に気が台風の影響で渡っているグループが全滅とかも考えていた
ので、ホッとしました。ここ数年、例年通りはないので、困りますね。
7月14日(火)
この景色を見たのは何年振りでしょうか。10年以上見に来ていなかったと思
います。ここだけを見れば見事なのですが、昔は一面このような感じだった
のが、いまは電柵に囲われたごく一部だけになってしまっていました。あま
りにもショックで残念な感じでした。絶景と言われるような自然風景もどん
どん失われていますね。あと5年したらどうなっているのか心配です。
7月15日(水)
今シーズンはタイミングが悪いのか、気候のせいなのかチョウトンボの個体
数が少ないようです。なかなか近くに来てくれないので、思うように撮影さ
せてもらえないですが、じっくり待っていれば何度かチャンスを与えてくれ
ることもありました。もっと長く見ているようにすれば、発生のタイミング
なども分かるようになるでしょうか。それにしても暑いです。トンボも暑い
ようで、日陰に入っているものが目立ちました。
7月16日(木)
北海道に戻ってきました。ラベンダーを見に行ってみたものの、あまりにも
残念な状態でほぼ撮影せずに移動。エゾリスの様子を見に行ったら、暑くて
クルミを咥えながら涼んでいるような感じでした。気温は33℃近くなってい
たようですから、仕方ないですよね。なにより湿度が高くて、北海道らしく
ない感じでした。このあとも気温が高いようなので、体調には気をつけなが
ら自然の姿を見ていきたいと思います。
7月17日(金)
すっきり晴れると水の色も青くなってきれいですね。高台から湖を見下ろす
と気持ち良い風も吹いて、過ごしやすかったです。ヤチブキなどがたくさん
咲いていて、青い湖面とのコントラストが映えていました。今シーズンは山
歩きしていないのですが、歩いてみたくなりました。暑い時はやはり標高の
高いところがいいですね。
7月18日(土)
雨の一日ながら気温も高くなり、湿原ではチョウやトンボの姿もたくさん見
られました。雨の降り方が弱くなると、お腹を空かせていたのか一斉に活動
を始めていました。ホザキシモツケは傷んだ花も見られるようになっていま
したが、この時期のチョウや花粉を食べる虫たちには貴重な食材となってい
るようでした。地元本来の花は今月いっぱいで終わってしまうものが多いの
で、今のうちにいっぱい楽しんで欲しいですね。
7月19日(日)
牧草地の片隅でヤナギランが咲いていました。昔は湿原の中にも群生があっ
たらしいですが、残念ながら私は見たことがありません。最近は自生の花が
どんどんなくなってしまっているので、こういったちょっとした場所も大切
ですね。北海道は自然がたくさんあると思われていますが、本来の自然はご
く限られたものしか残されていないことも知って欲しいと思います。
7月20日(月)
森でコムラサキの姿をみかけました。口吻を伸ばしてなにか吸っているよう
ですが、樹液というよりは苔にたまった水分でしょうか。湿った地面で水を
吸っている様子はよく見かけますので、似たような行動だと思って見ていま
した。ここのところ天気が良くなかったせいか、一斉にチョウやトンボが活
動していた感じです。明日はさらに暑くなるので、虫たちもさらに活発に動
くのでしょうか。
7月21日(火)
湿原で久しぶりにミヤマクワガタに会えました。ちょっと小ぶりな個体です
けど、数年ぶりではないでしょうか。そのほかモウセンゴケの花やミドリシ
ジミなど、いろいろな出会いがありました。今日の最高気温は33℃でしたが
湿原の中ではそれほど暑くは感じなかったです。植物や水があると、気温も
ある程度抑えられるのですね。同じ気温でもアスファルトだけの都会だと、
とんでもなく暑く感じるのでしょうね。