Diary



6月1日(月)


先日の勉強会でも姿を見かけたコジュケイ。今日はまったく違う場所ですが
4回姿を見かけて、何度か撮影するチャンスもありました。一度出会うと縁
ができてまた出会えることも増えるのは、これまでも実感してしましたが、
今回は本当に縁ができた感じがしました。もともとは外来種なので、北海道
では会えるかわかりませんが、また機会あることを期待します。     



6月2日(火)


北海道に戻ったものの、30℃にもなってこの時期にこんなに暑くなるのだと
思いながら動いていました。いきなり暑くなったせいなのか、いきものの姿
も少なく、反面花の方は咲き始めが早くなっていたりピーク過ぎになってい
たりして、季節感もおかしくなっています。日没の頃は気温も下がって心地
よい感じでしたが、このあとはどうなっていくのでしょうか。      



6月3日(水)


川の近くの小さな湿地では、ヨツボシトンボが一斉に羽化をしていました。
ざっと見ただけで10匹ほどが羽化をして翅を伸ばしていました。あと1時間
ほど早く現場にいたら、ヤゴから出てくるところを見られたかもしれません
が、小さいので気づくことができたかどうか。ヨツボシトンボの羽化はそれ
ほど早い時間ではないので、今度はもっと気をつけて探してみます。   



6月4日(木)


クリンソウが満開になっていました。この時期は色合いが少なくなっている
ので、こういった鮮やかな色はうれしいですね。それにしても一気に気温が
下がって寒くなりました。昨日はあちこちでみかけた虫たちの姿もまったく
なくなって、寂しい感じでした。陽射しがあればもう少し暖かく感じられる
のでしょうけれど、しばらく曇天続きで寒いようです。         



6月5日(金)


天気のいい海側へ行ってみたら、オジロワシの幼鳥がゆったりと空を舞って
いました。あまり食べ物が見つかりそうなところではなかったですが、空か
ら見下ろすと、見えてくるものも違うのでしょうね。晴れてはいたものの、
気温は低くて花などは思っていたほど咲いてはいませんでした。これからの
花のシーズン、いいタイミングで見に行けるといいと思います。     



6月6日(土)


霧雨が降り続く天気でした。ちょっと雨が上がったタイミングで近所を歩
いてみたものの、小鳥もかなり高いところにしかいなくて撮影できずウロ
ウロするばかりでした。だんだん視点が小さくなっていって、水滴のつい
た草の上にアブがとまっているのを見つけました。水滴も風が当たるとこ
ろは落ちてしまっていて、ここだけが残っていました。諦めずに探してみ
ると何かいい出会いがあるものですね。               



6月7日(日)


近所の用水路でハクチョウの幼鳥を見かけました。釧路エリアではだいたい
5月には姿を見なくなるのが普通ですが、渡りの途中で親に何かトラブルが
あったのか怪我をして飛べなくなって残されてしまったのかいろいろ考えら
れますが、まだ生まれて一年ほどで知らない土地に1羽だけというのは心細
いでしょう。ただ、これからは暖かくなり食べ物はあるはずなので、頑張っ
て仲間が戻ってくるまで生き延びてほしいと思います。         



6月8日(月)


エゾイソツツジがだいぶ見頃になっていました。以前と比べると、一週間ほ
ど満開の時期が早くなっている感じがします。できれば晴れている時に見に
行きたいと思っていますが、しばらく曇天続きとなるようで、このあといい
状態で見られるか、微妙なところです。リラ冷えというのか、かなり寒くて
まだ咲き始めのところは開花も進まないと思いますので、チャンスがやって
くるのを期待しています。                      



6月9日(火)


牧草地でタンチョウの親子の姿がありました。しばらく見ていたら、けっこ
う大きなものを捕まえて雛に与えていました。ネズミか小鳥かというくらい
の大きさでした。タンチョウは雑食なので、いろいろなものを食べますね。
最近は気温の変化が大きく虫などの活動も安定していないので、食べ物探し
には苦労しているのかもしれません。                 



6月10日(水)


ときどき見かけていた黒いキタキツネ。今日は警戒されることもなく、草原
で何かを黙々と食べていました。おそらくバッタの幼虫とか虫なのではない
かと思いますが、確認はできませんでした。しばらく見ていたら犬の散歩を
で歩いてきた人が近づいてきて、茂みに入ってしまったのですが、また会え
たらゆっくり行動を見せてもらえそうな気がします。          



6月11日(木)


久しぶりに晴れ間が出て、気温は20℃ほど。森はエゾハルゼミの鳴き声でう
るさいくらいになっていました。こうなると小鳥の鳴き声を聞いて姿を探す
というのは無理になりますね(笑)。あまりにもうるさいのか、小鳥の姿も
少なくなっていたように思います。このあと別のところを見に行ってみたら
気温差が大きいせいか、花の開花状況はあまり良くない感じがしました。こ
れから本格的な花のシーズンなのですが、どうなることでしょうか。   



6月12日(金)


満開のツツジを見ていると、いろいろな虫たちがやってきていました。キア
ゲハは蜜を吸うために顔を花の中に突っ込んでしまうので、なかなか顔が見
える状態で撮影できなくて、かなり無駄にシャッターを押しました。他には
ミヤマカラスアゲハやコツバメが蜜を吸いにきていました。近くには池があ
って、ヨツボシトンボも花の上にとまることがあって、きれいな色合いの写
真になりました。花があると、いきものも映えますね。        



6月13日(土)


珍しくエゾタヌキの姿をしばらく見ていることができました。やたらと草を
食べていると思ったら、しばらくして毛玉でも吐き出していたようです。ネ
コがこんな行動をしますよね。疥癬にやられてだいぶ毛がなくなっていたの
で、かゆくて舐めているときに毛も飲み込んでしまったのでしょうか。その
あと相方と一緒に茂みの中を歩いて行ったので、元気そうで何よりでした。



6月14日(日)


林床にギンリョウソウが咲いていました。昨年はこれでもかと群生していた
場所なのですが、今年はポツポツとしか見られません。期待していただけに
残念です。それでも今日の勉強会では、天気も良くほかにもいろいろなシー
ンに恵まれて、じっくり狙いながらいい写真が撮れたと思います。ひとつひ
とつのシーンを確実に撮影していく大切さを感じてもらえたと思います。 



6月15日(月)


森の中ではハルニレの実がたくさん落ちていて、リスにとっては食べ放題の時
期になっていました。今年生まれたエゾリスの子が夢中になって食べていまし
たが、ゴジュウカラなど小鳥の羽音がするたびに驚いて逃げるビビりぶりでし
た。カラスに襲われるよりは警戒心が高い方がいいと思いますが、あまりのビ
ビりぶりに笑ってしまいました。エゾリスも度胸が座るとカラスの巣の卵を奪
いにいくものもいますからね。                     



6月16日(火)


地元のカワトンボ、やっと見つけました。昨年ちらっと見かけていて、ちゃ
んと撮りたいと思っていました。本州のあたりで見かける時期と比べると、
一ヶ月遅いですね。カワトンボは翅が透明なものとこのようなオレンジのも
のといるのですが、オレンジの方が絵になりますね。ここも透明のやつもい
ましたが、ぜんぜん撮ろうとは思わなかったですし(笑)。       



6月17日(水)


森の緑もだいぶ濃くなりました。おかげで小鳥のさえずりが聞こえても、姿
をみつけるのがかなり難しくなりました。日中も葉が茂っているところはか
なり暗くなっていて、意外と撮影が難しい季節でもあります。日が長くなっ
ていて、朝夕の景色を狙うのも一苦労です。このところ、この時間帯の天気
がスッキリしないのも悩みの種ですね。                



6月18日(木)


ノゴマの姿を見ることができました。そろそろ営巣を始めるのか、ペアで草原
でさえずっていました。今シーズンはあまり花の育成状況が良くないようで、
花は咲いていたものの、数が少ない状態でした。気温差が大きいために花芽が
うまく育っていないのでしょうか。北海道の夏は大きな花の群生が見られるの
が楽しみですから、ちょっと残念でした。このあと盛り返してくれないもので
しょうか。                              



6月19日(金)


森のなかでおそらくヤンマと思われるトンボの羽化を見ていました。水辺か
ら3m以上離れている木の幹で羽化していて、そこに移動するだけでも大変
だと思いますが、大きなヤゴがしっかりつかまって羽化するためには、しっ
かりした足場が必要なのでしょう。翅が乾いて動くようになったところで飛
んでいってしまいましたが、あっという間の時間でした。        



6月20日(土)


曇天予報でしたが、シトシト雨が降る天気になってしまいました。森を歩い
てみたら、林床にサイハイランが咲いていました。今年は日照不足気味な感
じで、ちょっと元気がない感じがしました。あまり強い光が当たってもダメ
なのだと思いますが、あまりにも暗いということでしょうか。数の多い花で
はないので、出会えて良かったです。                 



6月21日(日)


原生花園での勉強会、花は少なかったですが鳥などのいろいろなシーンを見
ることができました。オジロワシがアオサギを襲って食べてしまったのは、
ちょっとビックリでした。カモを狩っているのは見たことがありましたが、
まさか大きな鳥も襲うとは思いませんでした。でも、カラスには追われてし
まうんですよね。オジロワシって、不思議です(笑)。         



6月22日(月)


毎年見に行っているコケイランですが、今年はあまり花の咲き具合が良くな
い感じでした。周りに他の植物が生い茂っている感じもしますし、日照不足
と気温の変動が影響している感じがします。先日撮影したサイハイランのと
ころでも咲いていたコケイランは元気がなかったです。最近、庭の畑に植え
た野菜もあまり育っていないくらいですから、困りました。       



6月23日(火)


原生花園の花もだいぶ見頃になってきました。昨年と比べるとかなり遅い感
じがします。植生もだいぶ変わってきているようで、エゾスカシユリが咲い
ていたところがヨモギのような草で覆われてしまって、花が見られなくなっ
たところもありました。まだつぼみもあったので、これからしばらく楽しめ
るようですね。今年は花期自体は長い感じがしています。        



6月24日(水)


湿原でも花が咲き始めているかと思って出かけてみたのですが、まったくと
いっていいくらい咲いていなくて、仕方なくラッコを撮影してきました。エ
ゾカンゾウはつぼみがたくさんあったので、一週間後くらいには楽しめるよ
うになるでしょうか。久しぶりの青空で気持ちよかったですけど、もう少し
風があると撮影向きの天気でした。                  



6月25日(木)


朝の雲海の景色を楽しむことができました。タイミングよく朝日の昇ったば
かりのときに雲海が動いてくれて、いい雰囲気になりました。しばらく撮ら
せてもらったらまた雲の中に入ってしまって、その後は真っ白でした。この
ところ雲海が出てもあまり動きのないことが多いので、面白かったです。こ
こにいきものでも出てきてくれたら最高なのですけど、まだそういうシーン
は撮れていないですね。                       



6月26日(金)


ルピナスが見頃になっています。外来種ですが北海道ではあちこちで群生が
できていて、北海道の花と勘違いしている人も多いですね。最近は外来種が
増えていて、ここではキバナコウリンタンポポも一面真っ黄色になるくらい
の群生を作っています。反面、在来種はどんどん減っていって、昔撮影して
いた花はほとんど見られなくなりました。一見、自然と思える景色もどんど
ん変わってしまっていますね。                    



6月27日(土)


シトシトと雨が降る中、ハクサンフウロがピーク過ぎとなっていました。け
っこう探して一輪だけ傷んでいない花を見つけました。よく見てみると、そ
のなかにはちいさなアリが蜜を吸いにやってきていました。風景もこれとい
った出会いがなく、どんどん視点がちいさくなっていった結果ですが、お気
に入りの一枚になりました。諦めずに探すことは大切ですね。      



6月28日(日)


ここ数日、気温も低めで虫たちの姿があまり見られなかったのですが、晴れ
間が出てくると、一気にいろいろな虫たちの姿がありました。このフタスジ
チョウも気温が上がってきたら元気に飛び回って、縄張りを主張していまし
た。トンボも種類が増えてきたので、これからしばらくは虫たちの姿を楽し
むことができそうですね。                      



6月29日(月)


バラ園に寄ってみました。バラの方はピークを過ぎてしまっていて、きれい
な花が少なくなっていて、風が強いせいでチョウなどいきものの姿も少なく
なっていました。それでも園内をぐるぐる歩き回っていたら、バラの中で秘
めごとが行われていました。地球上でいちばん種類が多い虫たちですから、
どんなところでも探せば姿を見ることができるのですね。        



6月30日(火)


ルピナスにセイヨウマルハナバチが蜜を吸いにきていました。どちらも外来
種で、あちこちで目にしますね。セイヨウマルハナバチは悪者にされている
感じがしますが、日本に持ち込んだのは人間の都合で彼らは意識して何かを
しているわけではないので、かわいそうですね。もっともセイヨウマルハナ
バチを見分けられる人がどのくらいるか?という問題もあって、クマバチと
勘違いされて恐れられているようですので、わざわざ近づいてくる人も少な
いでしょうか。