2025年11月分
11月1日(土)
山梨に到着して、ちょっと庭の片付けをしてから夕方出かけたら、富士山が
いい表情を見せてくれました。ちょうど通りかかったところで笠雲っぽくな
って、すぐに雲はなくなってしまいました。この後レモン彗星を撮影してみ
ましたが、イメージ通りにはならなくてとりあえず撮影できたというところ
でしょうか。まだチャンスはあると思いますので再挑戦します。
11月2日(日)
連休中日ということもあってどこも混雑しそうなので、あまり人の来ない花
畑でゆっくり撮影していました。はじめは気温も低くいきものの姿もなかっ
たですが、ゆっくり見ていくと小さないきものの姿が見えてきました。気が
つくと私に2時間以上しゃがみ込んで撮影していました。私には小さないき
ものと対話のできる世界が合っている感じがします。
11月3日(月)
標高2400mではカラマツの黄葉が見頃になっていました。道東では黄色とい
うよりも茶色っぽい色になることの方が多いので、とてもきれいに感じまし
た。しばらく見ていたら黒い雲がやってきてどんよりしてしまったので降り
てきましたが、いい景色を見られました。猛暑で本州の紅葉はダメかなと思
っていたのですけど、思っているよりもいい感じですね。
11月4日(火)
毎年見に行っているところですが、ちょっと足を伸ばしたら知らない景色に
出会えました。天気も撮影している間はいい感じになってくれて、歓迎して
もらえたようです。最近はどんどん開発されて自然が削り取られているよう
に思いますが、探してみるといいところはまだあります。こういったところ
がいつまでも大切にされて残される国であってほしいですね。
11月5日(水)
紅葉の渓谷を歩いてきました。まだ期待していたほど紅葉は進んでいなくて
部分的に色づいているという感じでした。ただ、気温が急に下がっていて落
葉も進んでいるところがあり、この後の状態はなんとも言えないところです
ね。ピーク時には混雑しそうなので、また見に行くかというと気分的には微
妙なところです。まだ行ってないようなところを探してみたいです。
11月6日(木)
大きな景色も好きですが、小さな自然の世界も見つめてみると面白いです。
秋らしい雰囲気も、部分的に色づいているところをまとめるだけで、全体が
色づいているように見せることができます。こんな小さな自然でも、日々変
わっていくので、身近なところで毎日変化を楽しむのもいいと思います。近
所にお気に入りの場所を見つけておくと、手軽に楽しめていいですよ。
11月7日(金)
モミジが色づいているところを見ていたら、オツネントンボの姿がありました。
小鳥でもこないかと思って見ていたのですが、意外な役者の登場で楽しませても
らえました。しばらく同じ場所でのんびりとしていてくれたので、ゆっくりと撮
影させてもらえてラッキーでした。こういう出会いがあると、また撮影しに出か
けようと思えますね。
11月8日(土)
冷え込んできているとはいえ、まだ東京では花も咲いていますし、虫の姿も
少ないながらありますね。今日も午前は姿を見なかったチョウなども、気温
が上がってきた午後には現れてくれました。花だけでもいいですが、いきも
のが絡むとさらに動きが出てきますから、ついいきものの姿を探してしまい
ます。以前に比べたらだいぶ少なくなっているように思うので、小さないき
ものの住める環境を残しておいて欲しいものです。
11月9日(日)
ダイサギが食べ物を探している様子をゆっくりと見られました。けっこう近
くだったので、よく逃げないものだと思いました。何を食べているのか撮影
して見てみると、カワエビのようなものを食べていて、いいものを食べてい
るんだなと思いました。雨の中の勉強会でしたが、いろいろな被写体に恵ま
れて楽しんでもらえたと思います。お疲れさまでした。
11月10日(月)
本州に来てまだカマキリを見ていなくて、会いたいなぁと思っていたら、や
っと会うことができました。夏に見かけたことがあった場所をゆっくり歩い
ていたら、木の幹に産卵しているところでした。よくこんな場所にいるカマ
キリに気づくことができたと自画自賛です(笑)。それともカマキリがここ
にいると念を送ってくれたのでしょうか。出会った時は産卵を始めたばかり
だったので、産卵が終わるまで見ていました。
11月11日(火)
朝の富士山を見に行きました。少し雲も赤くなってくれて、きれいな朝を楽
しませてもらいました。だいぶ冷えたといはいえ、まだ暖かい感じです。以
前はこの時期だと気嵐が立ち上ったりして、もっと幻想的なイメージがあり
ますが、今回はまだそういった景色には出会えていません。寒いのは嫌です
けど、幻想的な朝の景色を期待したいですね。
11月12日(水)
今朝は快晴で雲もなく、ギラギラの朝日が昇ってきました。普通の日の出は
撮りにくくてしかなかったので、富士山の山頂から昇ってくる朝日を狙いに
行ってきました。しかし、朝日が姿を見せることになると急に雲が流れてき
て、危ないところでした。この5分後くらいには山頂に雲がかかっていたの
で、本当にギリギリのタイミングでしたね。何はともあれ朝日を見られて良
かったです。
11月13日(木)
少し標高の低い紅葉の名所へ行ってみたものの、まだちょっと早い感じで、
ざっと様子を見てきた感じになりました。ただ、紅葉ピークではない方が定
番とは違うものが見えてきて面白いですね。毎日のように見に行ければ、景
色の移り変わりも感じられるはずです。山梨は滝があちこちにあるので、北
海道の地元とは違う景色が見られるのも楽しいです。あとはいきものにも会
いたいですが、今回は全然会えていないです。
11月14日(金)
今回の山梨は紅葉のタイミングが難しいですね。意外ときれいだと思ってい
ましたが、ここにきて急に落葉するところが増えてきました。気温が下がっ
たり風があったりすることが原因のように思いますが、変化が急です。赤く
なる前に落ちてしまうようなところもあって、もう少しなんて思っていたら
丸坊主ということもありました。赤といえば、北海道ではオーロラが見られ
たそうで、羨ましいです。
11月15日(土)
ヤマガラがモクレンの実を食べにきていました。春にはモクレンの花を撮影
することはよくありますが、実のことを意識したことはなかったです。何度
も食べにきていたので、小鳥にとっては美味しい食べ物なのかなと思いまし
た。近くではエナガの声もしていたので姿を探してみたものの、見つけるこ
とはできず残念でした。
11月16日(日)
ゆっくりとたくさん歩いてみたら、いろいろと面白いシーンを見ることがで
きました。トンボやシジミチョウもイメージ通りに動いてくれて、けっこう
たくさんシャッターを押してしまいました。いきものを撮影するときは、相
手の行動を邪魔せずにこうなって欲しいというイメージを伝えることが大切
ですね。こういうのを以心伝心というのでしょうか。相手に嫌がられること
をしなければ、一度はチャンスを与えてくれる感じがします。
11月17日(月)
山梨に来て何度かニホンザルの姿を見ているのですが、やっとシャッターを
押すことができました。これでもかなり遠くて写っているだけという状態で
すが、野生動物を撮ることができて良かったです。害獣として扱われている
ので人間の姿を見るとすぐに逃げてしまいますし、ゆっくりと行動を撮らせ
てもらうというのは難しいでしょうね。
11月18日(火)
コブハクチョウの様子を見に行ってきました。この前見にきたときは人も多
くて、もう構わないでよとでも言いたげに木陰に入って隠れていましたが、
今日は構って欲しいのか、人の姿を見るとあちこちに移動して餌をねだって
いました(笑)。以前はペアでいたのですが、相方がいなくなってからは仲
間もいなくて寂しいでしょう。人に遊んでもらうのがちょっとした楽しみと
感じてもらえていたらいいのですが。
11月19日(水)
昇仙峡で常連だけの特別な勉強会を開催しました。いつもと違う場所で紅葉
や渓谷の景色など、盛りだくさんでいろいろ撮影できたことと思います。も
っと時間が欲しい感じだったので、また機会があれば開催したいですね。私
の勉強会はけっこう歩きますので、ハイキングがわりの参加も歓迎です。興
味のある方は、東京での勉強会に参加して様子を見てみてください。
11月20日(木)
新潟の潟に寄ってみたら、だいぶ水位が低かったです。この夏の水不足が影
響しているのかどうかはわかりませんが、水位が低いのでダイサギやアオサ
ギが潟の中で魚を探している姿を見られました。水位がきちんとあるときに
は足がつかなくてそこにいることはなかったと思います。風がなく凪いでい
たおかげで、写り込みのきれいな写真が撮れました。最近は風が強いことが
多い気がするので、ラッキーでしたね。
11月21日(金)
フェリーに乗る前にいつも寄るところを歩いていたら、落ち葉の中からひょ
っこりと顔を出しているキノコがありました。はじめは赤い落ち葉が目に入
って見てみたのですが、よく見るとキノコの姿もあって秋らしい写真になり
ました。こういう景色はゆっくり歩いていないと気づかないですよね。帰る
前にキノコが見送ってくれたようで、嬉しかったです。
11月22日(土)
北海道に戻りました。小樽から日勝峠を超えるまではずっと雪道で、けっこ
う緊張しました。これまで何度もこの時期に移動していますが、こんなに長
く雪道を走ったのは初めてです。途中の景色は新雪できれいでしたけど、車
を停められるところも少ないので、ほとんど見ていただけでした。十勝に入
ってからは雪もなく順調に移動できました。今年の冬は雪が多くなるのかも
しれませんね。
11月23日(日)
地元の様子をチェックしてまわりました。しばらく見ていないと、状況も分
からなくなってしまいます。朝はマイナス7℃と冷えてきていますが、真冬
のような厳しい寒さとは何か違う感じがしました。日没はもう15時台となっ
ていて、午後はあっという間ですね。最後にはきれいな夕焼けを見せてもら
えて、楽しく今日の取材を締めくくることができました。
11月24日(月)
午後からの晴れ間を利用して撮影に出かけました。日中は10℃ほどになって
いるので、陽射しがあれば暖かく感じます。ハクチョウたちものんびりとし
ていました。屈斜路湖の周辺を見ていたら、あちこちで倒木があって、かな
り強い風が吹いたようです。気温もおかしいですが、風も変わってしまった
感じです。山梨でも風が違う感じがしていたので、勘違いではないですね。
11月25日(火)
秋に見に行ったときはほとんど姿がなかったオショロコマの姿がたくさん見
られました。この池は湧水で水温がある程度一定で凍らないため、川から遡
上してきてここで冬を越すということでしょう。池の別のところでは産卵し
ているような行動も見られましたが、産卵床を守っていたのでしょうか。以
前はミンクが入って全滅に近いこともあったので、そうならないことを願い
ます。
11月26日(水)
朝からどんよりと暗い曇天となり、ちょっと雨が降った時間もありました。
気温が高めなので氷は期待していなかったのですが、近所の公園を歩いてみ
たら、水たまりが凍っていて、落ち葉が面白いパターンを作っていました。
ほとんど色がなくなって枯れ葉色でしたが、わずかに色を残しているモミジ
があって、いいアクセントになりました。
11月27日(木)
湿原のあたりで色がないかと探してみたのですが、今シーズンは木の実など
がまったくといっていいほど残っていないですね。ツルウメモドキやナナカ
マドといった赤い実などは残っていれば目立つはずですが、けっこう走って
みても見つけられませんでした。途中で見かけたエゾシカは、わずかに生え
ている緑の草を一生懸命に食べていて、私のことなど気にしていないような
感じでした。エゾシカの食べ物も少なくなっているのでしょうか。
11月28日(金)
夜明けの頃はけっこう強い風雨で、午前いっぱい雨でした。雨があがってか
ら近所をまわってみたものの、昨日と同じようになかなか被写体を見つけら
れなくて、どんどん視点が小さくなっていきました。最後にはこの数ミリと
いった小さな赤い実を見つけてマクロ撮影しました。水滴がついていたので
撮りましたが、なければ撮らなかったかもしれませんね。雨上がりのタイミ
ングで出かけて良かったです。
11月29日(土)
起きてみると予想をしていなかった積雪で一面白くなっていました。雪という
よりは霰という感じなのでしょうか。すぐに溶けてしまいそうだったので、慌
てて撮影に出かけましたが、晴れていると溶けるのもあっという間でした。昼
前には元の景色に戻ってしまっていました。地味で被写体探しに苦労している
ので、早く雪が積もって欲しいところです。今シーズンの根雪は何時ごろにな
るでしょうか。
11月30日(日)
今日も雪が降るという予報があったので、そのタイミングで出かけてみたの
のの、チラチラと降っただけで積もるようなことはありませんでした。地道
に被写体探しをしていたら、水たまりにできた氷がワシの顔になっていまし
た。そういえば氷もあまり撮影していないので、氷をある程度撮影してから
積もるようになってくれた方がいいですね。北海道ならではの贅沢な悩みか
もしれませんが(笑)。