2024年4月分



4月1日(月)


日の出前に起きて出発する準備をしていたら雨が降ってきてしまいました。
それでも一時的なもののようだったので、諦めずに出かけたら富士山が格好
いい姿を見せてくれました。晴れているときの富士山もきれいですけど、天
気の変わり目などは予想していない姿を見せてくれることがあって面白いで
すね。このあとはサクラもいろいろ楽しむことができました。      




4月2日(火)


サクラもどんどん咲いてきていて、先日咲き始めだったところは満開からも
う散り始めているところもありました。さすがに気温が一気に上がってしま
ったので、サクラもびっくりしているのでしょう。サクラだけではなくて他
の花も探していたら、ミズバショウが植えられているところがありました。
ここも満開で、あとは葉が大きくなっていくという状態でした。山梨ももう
少し自然の花が見られるところが残されていると面白いのですけどね。  




4月3日(水)


ほぼ一日雨となりました。サクラの方は雨の中でシットリしているのもいい
感じですが、まだ満開ではないところもあって部分的なカットしか撮れない
のが惜しいところでした。全体を見せられれば変化も出ますが、アップだと
似た感じになりやすいですからね。サクラ以外のものを探していたら、ため
池でオオバンの姿がありました。手前のボケはサンシュユで、青空が映り込
んでいたらさらに春らしくなりましたね。               




4月4日(木)


あちこちでサクラが満開になってきています。これまで行っていなかったエ
リアを散策して、お気に入りのサクラに出会えました。今回は青空がなくて
イメージ通りにはならなかったので、来年以降のお楽しみとなりそうです。
ひとつずつ自分の目で撮りたいものを見つけていくのも写真の楽しみですよ
ね。今シーズンは天気が不安定なので、花期が伸びているのかもしれません
が、晴れて欲しいです。                       




4月5日(金)


平地ではだいぶ緑も増えてきましたね。サクラの方は思っているほど開花が
進んでいない感じで、この場所でも下の方にあったサクラは五分咲きくらい
でちょっと中途半端な咲き具合でした。雨が降って山から水蒸気が湧き上が
っていて格好良かったんですけど、思い通りの絵柄にはならなくて残念でし
た。今回撮れなかったイメージも、また似た気象条件になったときに再挑戦
してみたいと思います。                       




4月6日(土)


キヤノンフォトクラブ東京第七の撮影会で、昭和記念公園でした。サクラが
満開で混雑するのかと心配していましたが、サクラもチューリップももう少
しで、思ったほど混んでいませんでした。それでもあちこち歩き回ってみる
といろいろな花が咲いていて、面白かったです。天気も程よく曇天で光がま
わって撮りやすかったです。今年のサクラはほんとうに良く分からない咲き
方になっていますね。                        




4月7日(日)


今日は勉強会で再び昭和記念公園。昨日空いていたので油断していたら、大
混雑でサクラの咲いているところは人だらけで撮影できないような状態にな
っていました。なので、今回は人が少ないところをめぐっていろいろな花を
撮影してきました。まだカタクリなどもあって、探してみると面白いです。
サクラの方は一気に満開になっていて、ピークという感じでした。このあと
は雨もあるようで、散ってしまうかもしれませんね。          




4月8日(月)


都会のカワセミは距離が近いですね。久しぶりに見に行ったところでは求愛
行動なども見ることができて、なかなか面白かったです。サクラにとまって
くれないかと思っていましたが、そのチャンスはなかったです。もうじき巣
穴を掘って、産卵となるのだと思いますが、何事もなく無事に雛を孵して欲
しいと思いました。                         




4月9日(火)

午前中はけっこうすごい風雨でしたね。この雨でサクラも一気に散ってしま
うのではと心配でしたが、まだこれからのところもたくさんありそうです。
雨が落ち着いたあたりでは山に雲がかかって幻想的な景色を楽しむことがで
きました。この雲もすぐになくなってしまうので、けっこうタイミングが難
しいところです。明日はすっきり晴れるのではと期待しています。    




4月10日(水)


昨日の雨で空気がすっきりと澄んで、今日は富士山がきれいに見えていまし
た。サクラもだいぶ見頃になってきたということで、富士山側をまわってき
ました。場所によってサクラの状態は様々でしたが、久しぶりに日本らしい
景色を楽しむことができました。明日からはこんなに澄んだ青空が続くかは
分からないので、このタイミングで撮影できて良かったです。      




4月11日(木)


サクラもだいぶピークを過ぎてきていて、ちょっと違うものを撮影しておこ
うと思いミツバツツジを見に行ってみました。咲き始めかと思っていたら、
けっこう見頃になっていて、新緑とのコラボもきれいでした。陽射しはあっ
ても空は白っぽい感じで空を入れて撮りにくい感じだったので、ちょうどよ
かったですね。晴れといっても空の状態はそれぞれなので、天気に合わせて
撮影していきたいですね。                      




4月12日(金)


河口湖のサクラは満開になっていましたが、肝心の富士山は隠れていたので
スルー。その後、なんとなく行ってみたところで春紅葉がとてもきれいな色
合いを見せてくれました。ここも車を停めてサクラを撮った場所からちょっ
と歩いたところだったので、車から降りてちょっと撮って移動ということを
していたら見逃してしまっていましたね。面倒がらずに歩くこと、大切だと
思いました。                            




4月13日(土)


思いがけず、オオタカの姿を見ることができました。ちょっとの時間でした
が、ラッキーでしたね。東京の街中では、思っているよりもいきものとの距
離が近い感じがします。人に慣れているというか生活できる環境がなくなり
距離を置けないから仕方ないのかもしれませんが。ただ、相変わらず虫の姿
は少ない感じがします。ちょっと寂しいところですね。         




4月14日(日)


シロバナタンポポの花粉を食べるヤブキリの幼虫をみつけました。昔はこの
時期ならあちこちでこういった虫の姿を見られたものですが、ずいぶん少な
くなったように感じます。雑草といわれる草が生えていた空き地も減ってい
て、居場所がなくなっているのかもしれません。東京を離れて20年以上たつ
のですから、変わってしまったのも仕方ないのかもしれませんが。    




4月15日(月)


北海道に戻ります。帰る途中の三国峠でカモシカの姿を見かけました。道路
脇で草を食べていましたが、車が通る分にはまったく気にしないで平然とし
ているところはエゾシカと同じですね。さすがに車から降りたら、人に気づ
いて山の斜面を降りてしまいました。もうすこし近くで撮影させて欲しかっ
たのですが、残念でした。                      




4月16日(火)


フェリーに乗る前に公園を歩きながら撮影してきました。朝早い方が小鳥の
姿なども近くで見られるかと期待していましたが、意外と朝の散歩をしてい
る人が多くて、小鳥は梢の高いところにいることが多かったです。このスズ
メは桜の花の蜜を吸いに来ていたようで、ちょっとゆっくり撮影させてくれ
ました。花を咥えているシーンも撮っているんですが、顔が隠れてしまうの
でなんだか分からなくなってしまうのが惜しかったです。        




4月17日(水)


北海道に戻りました。帰りがけ、ちょっとエゾリスの様子を見てきました。
まだ冬毛も残っていて、かわいいです。本州の方だと小鳥は見られてもほ乳
類は限られたところでしか見られないので、北海道のいきものの密度が高い
ことをあらためて感じます。これから景色も緑が増えて鮮やかになっていき
ますので、きれいな景色のなかで生き物の姿を見たいものです。     




4月18日(木)


今朝の摩周湖はうっすらと雲海がかかって良い景色でした。冬の間はこうい
う雲海がなかったので新鮮ですね。ただ、朝のうちは曇天で光がなかったの
が残念なところ。日の出の頃にこんな感じの雲海が出ると、いろいろ変化も
あって楽しいです。札幌でも桜が開花したようで、このあとの季節の変化も
早くなっていきますね。                       




4月19日(金)


今日も地元の様子を確認してまわりました。もう雪も融けているのでシマリ
スも冬眠から醒めて活動を始めていましたね。この子はあまり尻尾の毛並み
が良くなかったので、ちょっと栄養不足なのかもしれません。これから緑が
増えてくれば、回復するでしょうか。気温の方はしばらくまた低めが続くよ
うで、外にいるとしっかり着ていないと寒かったです。暖かさが戻ったら、
一気にサクラも咲いて春本番になりそうな感じがします。        




4月20日(土)


昨夜から台風並みの強い風が吹いていて、気温も上がらず寒い一日となりま
した。このくらいの風が吹くと、ふだんはちょっとした雨でも気にしないタ
ンチョウも風を避けられるところに移動していましたね。湿原のアオサギの
コロニーでは、巣材を運ぶ親鳥が風にあおられながら飛んでいました。巣は
カラマツの先端あたりにあるのでずっと揺れていて、卵を抱いていると揺れ
で酔ったりしないのかと心配になりました。              




4月21日(日)


風がおさまらず小雨も降っているところがあって、いきものの姿はあまり見
られなかったです。ミズバショウもだいぶ咲き始めていて、早いところはも
う満開になっているだろうという状態でした。違うエリアに行くにしても、
ちょっと移動というわけにはいかないので難しいですね。北海道の100kmは
お隣さんという感じですから(笑)                  




4月22日(月)


地元の湖ではまだオオヒシクイの姿がありました。例年だとサクラ取材に出
ていることも多いので、いま姿を見られるのが珍しいのか分からないですが
ちょっと意外な感じがしました。相変わらず風が強く、岸に上がっているも
のもいました。イチゲの群落が残っているところも見つけたものの、天気が
悪いので花を開いていませんでした。残り少ない自然の花なので、一度は撮
影しておきたいと思います。                     




4月23日(火)


森のなかを歩いてみました。フクジュソウは完全に終わっていて、次の花は
これからという感じ。花はあまり見られませんでしたが、シマリスとミソサ
ザイが遊んでくれました。ミソサザイは声が大きくて遠くてもきれいな囀り
が聞こえるんですが、地味な姿なので姿を知らないと見つけにくい鳥ですよ
ね。機会があれば探してみてくださいね。               




4月24日(水)


気温が上がらず寒い一日でした。晴れ間があるということで期待してでかけ
てみたものの、外れで曇天のまま。いきものの姿も見られず、寒いときはな
かなか難しいです。そんな気温のなかマルハナバチはなんとか動いていまし
た。巣穴を作るところを探していたりエンゴサクの蜜を吸っていたりする様
子が見られました。このモコモコの毛は伊達ではないんですね。     




4月25日(木)


平地の雪はすっかりなくなりましたが、ちょっと日当たりの悪い山の谷間で
は、まだ残っているところもありますね。一日雨が降っていて、雪もなくな
ってしまいそうなので、そんな場所を見てまわってきました。フキノトウは
数え切れないくらいたくさんでていて、雪と絡められないかといろいろやっ
てみたものの、雪が残っているところではポツポツなんです。明日からは一
気に気温も上がるそうで、景色も変わってしまうでしょう。       




4月26日(金)


気温が上がって暖かくなりました。暑いとまではならず、ちょうどいい感じ
でした。シマリスもしばらくうたた寝したあとに、元気に駆け回っていまし
た。このところ気温差が大きくて、どうも体が馴染めないので困ります。生
身で野外にいるいきものたちはもっと困るでしょう。このあとは晴れたり天
気が崩れたりのようで、動き方に悩むところです。           




4月27日(土)


もろもろの用事も片付いて、やっと遠出することができました。なんとなく
分かっていたのですが、やっぱりカタクリはピーク過ぎとなっていて、一部
がかろうじて見頃でした。傷んだ花が目立つようになると、こういう感じに
撮ることができなくなってしまいます。年々カタクリの開花も早くなってい
て、タイミングを掴むのが難しくなっていますね。           




4月28日(日)


エゾリスが活発に動いていました。地面に埋めておいたクルミを掘り出して
いたりキノコを食べたりしていました。キノコも秋のうちに埋めておいたも
のなのでしょうか。気温が上がってきているので、だいぶ毛も抜けてちょっ
とカッコ悪くなっていたのも印象的でした。もう少ししたら子どもたちも姿
を見せてくれるでしょうか。