2023年2月分


2月1日(水)


今朝もしっかり冷えてマイナス20℃ほど。霧氷はついていましたが、水温は
下がってしまっているので期待したほどの気嵐はあがりませんでした。タン
チョウも数えられるほどしかいなくて、ちょっと残念。しかも観光バスが4
台来ていて、橋の上は混雑していました。今夜からの雪でまた景色が変わる
ように思いますので、良い方向に向かってくれることを期待したいです。 




2月2日(木)


昨夜の嵐は思ったほどの積雪もなく、朝も除雪なしで出かけられる程度でし
た。雪煙が舞うなかをダンスするタンチョウをイメージして出かけてみたも
のの、風を嫌がっているのかあまり動きもなく消化不良の気分で帰ってきま
した。でも、チェックして見ると意外と良いカットが撮れていてホッとしま
した。本当はこういうのがバンバン撮れる予定だったのですが、思うように
は撮らせてもらえないものですね。                  




2月3日(金)


一気に凍った屈斜路湖も雪が降って湖面は真っ白になってしまいました。氷
を探すにも融けているところが少ないので、難しい感じでした。しばらく歩
き回ってきたものの、彩氷はここしか見つけられませんでした。被写体を探
す楽しさが写真の本質だと思うので、こういう宝探しは面白いですね。行け
ば撮れる写真だと、誰でも同じになってしまいますしね。        




2月4日(土)


雲海の撮影後、下に降りてしばらくするとすばらしい霧氷の景色が広がって
いました。気温が上がって霧氷が散っているときもきれいでしたね。この冬
は地域によって当たり外れが激しい感じもしますが、探せば何かありますよ
ね。今日は立春、暦の上では春になりました。また景色も変わっていくのだ
と思いますが、もう少し冬らしくあって欲しいところです。       




2月5日(日)


なんとなく給餌場に行ってみましたが、観光シーズンもピークをむかえてカ
メラマンだけで100人くらい集まっていましたね。早めに行ったので空いてい
ると思っていたのですが、気がついたら周りは人だらけでした。タンチョウ
も人が増えてビックリしているのではないでしょうか。どんなふうに思って
いるのか聞いてみたいものです。                   




2月6日(月)


エゾシカ自体は珍しくないのですが、久しぶりに撮りたいと思えるシーンに
出会うことができました。このところ害獣扱いになってしまって、すっかり
数を減らされているエゾシカ。人間も自然のなかでは同じような存在だと思
っています。人間がこの地球に存在しなければ、いまの自然のあり方はかな
り違っているはず。享楽を求めるあり方に疑問を感じます。       




2月7日(火)


不器用なエゾリスの子がいました。クルミをみつけて囓って割ろうとしてい
たのですが、ふつうはクルミの殻の合わせ目を一周囓って開けるのに、十字
に囓っていて、いつまでたっても殻を割れません。だいたい5分もかからず
割るのが一般的なのに、この子は20分かかっていました。いつもそうなのか
は分かりませんが、こんな調子で厳しい野生のなかで良く生き延びてきたも
のです。頑張れ〜と念じながら見ていましたよ。            




2月8日(水)


今朝も雲海を楽しんできました。すっかり湖面は凍りついて蒸発する水分は
少ないように思うのですが、湖畔に湧く温泉がこれだけの水蒸気になるので
しょうか。下に降りてからもきれいな霧の景色が広がっていて、午前中いっ
ぱい撮っていました。コロナ前はそろそろ道東撮影ツアーをやっていた時期
で、またみんなにもこの景色を楽しんでもらえるようにしたいですね。  




2月9日(木)


北風になるということで、タンチョウを見に行ってみました。朝の塒はたく
さんの人出でびっくりで、早々に退散しました。給餌場の方は、思っていた
よりも動きがあって楽しむことができました。給餌が終わるとしばらく大人
しくなりましたが、その後は良い方向に飛んでくれました。人が少なくなっ
たから動いたのかもしれませんが、面白かったです。          




2月10日(金)


今朝は久しぶりに摩周湖で霧氷を楽しむことができました。朝から晴れてい
て、朝日に染まってくれるのはなかなかないので、本当にラッキーでした。
網走には流氷が接岸したということで、やっと道東の冬が来たという感じで
しょうか。こんな感じの美しい朝だったのですが、ぜんぜん寒くなかったん
ですよね。もう少し、以前のような冬を体感させて欲しいです。     




2月11日(土)


ちらちらと雪が降っていて、いい感じになるのではと期待して給餌場に行っ
てきました。しかし、今日はそれほど気温も低くなく、タンチョウにとって
はゆっくりできるときなのか、あまり動きもなく地味な感じでした。雪も写
る程の大きさにはなってくれなかったのも残念でした。そろそろ求愛ダンス
が見られても良い時期になっていると思うのですけどね・・・      




2月12日(日)


今日もいい感じに雪が降ってくれました。積雪量としては10cmくらいで、
ちょっと湿った雪でした。タンチョウの方はあまり動きがなくて、やはりイ
マイチの感じで早々に見切りをつけて移動しました。連休ということもあっ
てどこも混んでいますね。入れ替わり立ち替わり人がやって来てフクロウも
落ち着かないのではないでしょうか。人の動きがなかった期間が、あらため
て良かったなぁと感じました。                    




2月13日(月)


今朝は天気が微妙なところでしたが、きれいなサンピラーが出てくれて満足
できる景色でした。その後も霧氷の景色を楽しむことができて、なかなかい
い撮影ができました。いつもこんな感じにはならないものの、良い景色に会
えるとまた頑張ろうと思えます。そういえば、今日も何となく向かった先が
良かったので、導いてもらえたのでしょうね。             




2月14日(火)


予想外に雪が降っていて、思うような感じの撮影ができなかった一日になり
ました。こういうときに何が見えるかどうかが写真家の腕という感じもして
いますが、けっこう厳しかったです。うろうろ歩き回ってジッと森を見つめ
ていました。あとから見直してみると、このワンカットが今日一番気に入っ
たものとなりました。まだまだ修行中です。              




2月15日(水)


北風が強く、タンチョウ日和だったので一日中見ていました。以前はこうい
う風が強い日は風に乗って遊ぶ姿などが見られたのですが、今日は風を避け
てジッとしているばかりで地味な動きでした。この数年ですっかりタンチョ
ウは別の鳥になってしまったように感じます。いまだ求愛ダンスもないよう
で、今シーズンのタンチョウはぜんぜん読めない動きをしています。   




2月16日(木)


湿原の中を通る道、しばらく通り抜けられなかったので人がいなかったおか
げか、シカの姿をよく見るようになりました。だいぶ昔にもこんな景色があ
ったのですが、駆除されて減ってしまった時期もありました。もしかすると
人がいないから安全な場所として認識されていたのかもしれません。この先
もゆったりと過ごしている姿を見せて欲しいものです。         




2月17日(金)


久しぶりに摩周湖が凍り始めていました。まだ全面凍結とはならず、半分も
いかないくらいでしたが、これまでと違う表情が見られて良かったです。ち
ょっとスノーシューを履いて散歩してきました。日中は気温が上がって風も
あったので、もしかすると融けてしまったかもしれませんが、このあとの変
化が楽しみです。                          




2月18日(土)


今日もお散歩してきました。光があったので昨日よりも広い範囲を歩いてき
て、帰る頃には汗もかいていました。移動するのに合わせて光の当たり方も
変わり、景色が大きく変化したので面白かったです。この調子で氷が広がっ
てくれるといいのですが、日中はプラスの気温となっていたので、どうなる
ことでしょう。明日の夜はちょっと雪も降るようなので、雪の乗った景色も
見たいところです。                         




2月19日(日)


ハクチョウもときどき飛翔シーンが見られるようになってきたので、撮影し
に行って来ました。ただ、今日は飛んできても高度がなく湖面ギリギリの高
さだったので、とても難しかったです。凍って雪が積もった湖面と重なると
白と白なのでハクチョウの姿が分からないですし、カメラのAFも迷ってピン
ぼけになる確率も高くなってしまいます。すっきり抜けた青空のなかを舞う
姿を撮りたいものですね。                      




2月20日(月)


午前中は雪ということで、タンチョウの給餌場に向かいました。今年は雪は
少ないのですが、2月に入ってから何度か降ってくれていますね。雪の中で
求愛ダンスをしているシーンなどを撮りたいと思っていて、時期的にもそろ
そろいいはず。しかし、今シーズンのタンチョウはのんびりしているのか、
気分が春にならないのか大人しいです。まだ幼鳥を連れている番も多く、そ
の気配が感じられません。タンチョウの春はいつくるのでしょうか。   




2月21日(火)


雪があがったばかりで森の木々にはまだ雪が残っていて、いつもと違う雰囲
気のなか撮影を楽しめました。小鳥たちにとってはこの雪は邪魔なようで、
いつもよりゆっくりと食べ物を探している感じでした。おかげで普段はすぐ
にいなくなってしまうシマエナガですが、ちょっとゆっくり撮ることができ
ました。小鳥たちはそろそろ恋の季節で、忙しくなりそうです。     




2月22日(水)


朝はマイナス21℃と冷え込み、まだ真冬のような気温でした。ハクチョウ
などを見てまわり、しばらくすると雲が出てきてしまって、そろそろ引き上
げのタイミングかなと空を見上げると、彩雲が出ていました。空気中の水分
が凍ったところに光が当たるとこんなふうに色が出るそうですが、この気温
だと上空の雲も凍っているのでしょうね。しかし水分が凍っても空に浮いて
いられるのが不思議です。                      




2月23日(木)


朝は低い霧が立ちこめていて、その中から湧き上がるようにハクチョウが飛
んで来る姿がとてもきれいでした。空はちょっと霞んでいて春の気配が感じ
られるようで、ハクチョウも季節の移り変わりを感じているのでしょうか。
今シーズンは何度もハクチョウを見に行きましたが、一番いい景色を見せて
もらえたように思います。                      




2月24日(金)


今年は摩周湖でシカの姿を見かけます。第一展望台の下のあたりはお気に入
りなのか、このところずっと居着いている感じです。今日はその何倍もの数
のシカの姿があり、面白かったです。一度は下から数十頭が駆け上がってき
て警戒していたので、クマでも出たのではとしばらく見ていましたが、何も
出てきませんでした。摩周湖のクマも一度見てみたいものです。     




2月25日(土)


このところずっと狙っていたタンチョウの交尾行動、やっと確認することが
できました。昨日も声を聞くところまではあったのですが、そこまでで終わ
ってしまいました。今日はちょうど雪が降っているときだったので、理想的
なシーンとなってくれました。まだ幼鳥を連れていたようですが、春に向け
て動き出したようです。                       




2月26日(日)


タンチョウの動きがあまり良くなくて、飛び立つのをボーッと待っていたと
きに、ふと目をやると斜面にモコモコのぬいぐるみみたいなのが歩いていま
した。ちょっと疥癬気味でしたが、エゾタヌキでした。このあともう一頭も
歩いて行ったので、恋の季節で追いかけっこをしていたのかもしれません。
そういえば、今シーズンは足跡はあるもののキツネの姿が見られません。今
が恋のシーズンなので、出会いたいですね。              




2月27日(月)


今シーズンは冷え込んだ日が続いていたせいか、カエデのつららがなかなか
大きくならなかったのですが、気温が上がり始めて木が冬眠から覚めてきて
いるようで、いくつかできていました。しばらく見ていたら、ハシブトガラ
がつららを舐めにきていました。以前、つららを舐めたことがありますが、
人間には甘さはほとんど分かりませんでした。でも、自然のなかでは貴重な
甘味なのでしょうね。                        




2月28日(火)


もう凍らないと思っていたのですが、摩周湖の湖面が半分ほど凍っていまし
た。今年の天候は予想外が多すぎて、ぜんぜん思うような動き方ができない
ですね。朝はマイナス15℃、日中はプラス8℃と気温の変化も記録レベルで、
もう分からないとしか言いようがありません。いきものの動きもこれで大き
く変わってくるものと思います。