2021年9月分
9月1日(水)
今日も変な天気でした。朝はすっきり晴れていたのに、昼前には本降りの雨。そ
のあと虹が出ていたり、夕方にはまた晴れてきて慌てて夕陽の撮影にでかけまし
た。もう少し赤くなるかと思っていましたが、雨が降ったおかげで空気中の塵は
なくなっていたのか、ギラギラの太陽でした。もう少し赤くなることを期待して
いたのですが、条件を考えると仕方ないですかね。
9月2日(木)
今日歩いた森は、静寂につつまれていました。いままでは小鳥の声でにぎやかなと
ころでしたが、まったくいきものの声がしなくて何が起きているのか?という感じ
でした。繁みの中から小鳥が飛び出すことはあってもまったく鳴かないですし、ク
マゲラもだまって飛んでいってしまいました。地震などの天変地異の前兆でなけれ
ばいいのですが、どうなのでしょう。エゾシカの姿は思いのほか多く、撮影してい
ると気になるのかわざわざ見に来るものもいました。
9月3日(金)
昨年の色づきも早かったので、そろそろどうかなと思って見にいってみました。
まだ完全な赤ではなく朱色っぽさが残っていますが、初めて見れば感動できるレ
ベルでしょうか? カメラのおかげで赤くなっているという感じです。でも、道
外の観光客もいてなんだかなぁって思ってサッと撮影して帰ってきました。山の
紅葉も気になっていますが、なんか怖いんですよね。
9月4日(土)
今日もご近所散歩。何カ所か回って見ましたが、カワセミの姿を見られたくらい
でなかなか思うようなシーンはみつけられませんでした。いつものパターンです
が撮影をやめて帰ろうかと思ったところで、足下にハッカの花をみつけました。
このハッカは色が濃くてきれいですね。ハッカって虫を寄せ付けない感じがしま
すが、ハエが来て花の蜜を吸っていました。虫除けの効果というのはどのくらい
あるのでしょうね。
9月5日(日)
近場の散歩をしようと向かった先は、ふだんより人が集まっているような状態
になっていて、急遽林道をまわってきました。林道って本来は林業用の道です
から、向かう先は植樹された森となることがほとんどで、よほど変なところに
行かなければめぼしいものってないんですよね。それでもところどこにキノコ
があったりシカが出てきたりして楽しませてくれました。
9月6日(月)
地味な絵になってしまいましたが、二匹のヒョウモンチョウが地面でなにかし
ていました。左側の方がちょっと緑っぽいところを見るとミドリヒョウモンで
しょうか。おそらく求愛行動だと思って見ていたのですが、交尾にいたること
はなかったです。でも、片方がジリジリと近寄っていくと、反対がちょっとず
つ逃げていくという面白い動きでした。ちょっと翅も傷んできていて、虫たち
のシーズンもあと少しだと思いました。
9月7日(火)
近所の観光的な場所へ向かうといるのは道外の人ばかりで、またもや予定
変更してちょっとだけ撮影して帰ってきました。気にしても仕方ないです
が、マスクもしないで話している姿を見ると近づきたくない感じがします
ね。そろそろ平地でも紅葉しているような木も出てきていますが、本番は
まだまだこれから。でも、そういっているとあっという間にピークです。
9月8日(水)
森のなかを歩いてみたら、今日はエゾアカガエルの姿が多かったです。水辺
から離れたところで見かけたので意外なのですが、この時期の山ではけっこ
う多くて越冬する場所を探しているということなのでしょうか。このあたり
も見ているだけでなく調べないといけないでしょうか。写真を撮っていると
新しい興味が湧いてきますね。
9月9日(木)
ちょっとずつ秋の雰囲気も強くなってきていて、ヤマブドウの葉が赤くなってき ているところがありました。場所によっては枯れてしまっているものもあるので
今シーズンの紅葉は葉の痛みが目立つようになるかもしれません。湿原のヨシも
黄色から枯れ葉色になっているところもあって、この先の天候なども気になりま
す。まだ積極的に動くには早いと思っているので、ちょっとずつ秋を探していき
たいと思います。
9月10日(金)
毎年恒例ですが、エゾリスがクルミを採りに来るところを撮影できました。こう
いったパターン的な撮影は待っていれば撮れるようで、なかなか思うような形に
はなってくれないのですよね。夏の間はかなり暑くてクルミの実入りがよくない
感じがしていたので心配していたのですが、食べられるものもできてきているよ
うです。最近、街中にクマが出てくるというのも森のなかで食べ物がなくなって
いるからなのでしょうか。
9月11日(土)
やっとキリギリスの鳴いているところを撮影できました。今シーズンはあまりキリ
ギリスの姿を見ることもなかったということもありますが、鳴き声が聞こえても警
戒心が強いので、なかなか姿を見せてくれません。今日はササの上で鳴いている個
体が数匹いて、どれも逃げることなく撮らせてもらえてラッキーでした。チョウや
トンボの姿も数えるほどもなく、季節の移り変わりを感じますね。
9月12日(日)
サビタ(ノリウツギ)の花がだいぶ赤くなってきました。見た目はアジサイのよう
な花なので、はじめは白くても色の移り変わりも同じような感じでしょうか。今日
も1日雨になっていて、ときおりけっこう強く降る感じでした。地元にいると連日
天気が良くないので紅葉もあまり良くない感じがしていますが、大雪山のあたりは
どうなのでしょうね。
9月13日(月)
朝から風が強くて台風並み。まともに撮影できないのと午後からの方が陽射しが期待
できそうだったので、ゆっくりと出かけました。風の当たらない場所をみつけて歩い
ていたら、フワフワと舞っているものが。よく見るとウスバカゲロウでした。だいぶ
気温も低くなっているし見たことがない場所でしたが、いい仕事をしてくれました。
諦めないで探してみることの大切さが痛感できました。近所の大きな景色はワンパタ
ーンですが、まだまだ何かありますね
9月14日(火)
きれいな夕景を楽しむことができました。雲が多くて夕陽が隠れてしまうかもしれな
かったのですが、山の稜線の上はちょっとだけ開いていてくれました。その前は光芒
がきれいに出ていて、役者が現れてくれないかと願ってみたものの、まったく現れて
はくれませんでしたね。それでも日没のまえにはきれいに色づいて、いい雰囲気にな
りました。雲が低くてまったく夕焼けにはならなかったのは残念でした。
9月15日(水)
森のなかを歩くとシャクヤクが黄葉し始めていました。こういうのは枯れている
というのかもしれませんが、まだ緑が多いなかでは鮮やかで目立ちますね。赤系
の紅葉にはちょっと早いようで、一部色づいているものもありますが、パッとし
ない感じです。いままでとは違う景色を探そうと思って動いてみているものの、
なかなか難しいものですね。
9月16日(木)
今年も恒例の銀泉台へ行って来ました。この写真は鮮やかに見えますが、全体の
印象としてはちょっと遅かった感じがします。昨日・今日と霜が降りていて、ナ
ナカマドは葉が縮んでしまっていたので、この後は鮮やかにならず黒っぽくなっ
てしまうように思います。この時期としては人も多くて、あまり落ち着かなかっ
たというのもありますが、以前のような鮮やかな景色が見づらくなったが残念。
9月17日(金)
近所のシダが色づいていているはずと思って見に行ったら、近いところは霜にあ
たって枯れていました。歩き回ったらいくらか黄色く黄葉しているところがあっ
て撮影させてもらいました。場所によってぜんぜんコンディションが違っていて
風の流れのおかげなのでしょうか。これから季節は大きく変わっていくので、乗
り遅れないようにしたいと思います。
9月18日(土)
1日しっかりと雨が降っていました。近所をまわってみましたが、タンチョウの姿
もなかったです。雨を避けて森のなかにでもはいっていたのでしょうか。今年はマ
ユミが豊作のようですね。あちこちで赤くなった実を見かけます。ときどきカラス
が家族でやって来て食べている姿もありますが、なかなか撮影することはできない
です。ほかにもなっている実はあるのですが、マユミの方が人気です。食べたこと
はないですが、美味しいのかな。
9月19日(日)
地元でも足下を探すと秋らしい景色がみつけられるようになってきました。まだ
広い景色は緑がほとんどですが、足下には赤や黄色が見られます。春の緑も足下
から始まりまっていて、季節の移り変わりは足下からなのですね。もっとも標高
が同じという前提ですけどね。9月も後半となって、このあとは一気に紅葉が広
がるのであちこちにアンテナを張っておく必要がありますね。
9月20日(月)
海沿いの湿原を歩いていると、エゾシカの群れが出てきました。サンゴソウの赤が
いい雰囲気で撮影して見ました。しかし、かなり距離が離れているため、陽炎でピ
ントがないような状態なんですよね。絵画みたいな感じにも見えるので、それでも
いいかなと思っているところですが、どうなんでしょう。その質感が伝わるように
するには、かなり大きくプリントしないといけないですね。
9月21日(火)
森のなかではシマリスが口いっぱいに巣材を入れて運んでいました。枯れ葉を
巣の中に敷いているのだと思いますが、口が壊れてしまうのではないかと思う
くらい葉を詰め込んでいました。シマリスは食べ物を運ぶときも頬を膨らませ
ていますが、よく大丈夫だなぁと感心します。ほっぺたを引っ張ることできた
ら、すごく伸びるのでしょうね(笑)
9月22日(水)
曇天予報でしたが、ちょっと移動したら雨が降り始めてけっこう本降りにな
っていました。だいぶ平地でも紅葉が目立つようになってきていて、遠征し
て有名な定番ばかりを狙うのではなく、誰も知らないようなところで撮影を
しようと頑張っていますが、これもなかなか難しいですね。うろうろしてや
っとこの赤をみつけられたときは嬉しかったですね。雨の雰囲気も含めて撮
影してみましたが、いかがでしょうか。
9月23日(木)
天候変化の激しい1日でした。朝は雨が降っていてのんびりしていましたが
そのうち晴れ間が広がってきて、慌てて撮影に出かけました。この時期とし
てはかなり気温が高く、昼は庭でBBQ。でも予報では15時から雷雨となっ
ていたので、ちょっと慌ただしい食事となりました。炭火でサンマを焼きた
かったのですが、脂ののりはイマイチだったかな。その後は予報通りに雷雨
となり間一髪で片付けも終わって無事でした。しばらく天気は変わりやすい
ようで、動きも考えないといけないですね。
9月24日(金)
午前中は雨、午後からは地元の中学校で特別授業をさせていただいたので、そ
れが終わってから撮影に出かけました。特別授業ではみんな真剣に聞いてくれ
て嬉しかったですね。いいところに住んでいるので、地元の良さを実際に体験
してもらえたらと思います。標茶はタンチョウも身近ですし、いろいろな自然
を見られる場所でもあります。この先の開発でどうなるか分かりませんが、自
分の原体験としていろいろなことを知っておいて欲しいと思います。
9月25日(土)
じっくりと地元で秋の景色を探しています。まだ秋らしいという感じにはほど
遠いところもあるのですが、探してみれば季節の移り変わりを確実に感じるこ
とができます。屈斜路湖のあたりは地熱があるためか紅葉は遅めで、家の周辺
よりも緑が多い感じがしますが、このようなモミジの紅葉も見ることができま
した。雲が多くて青空になるのを待っている時間も多かったですが、そういう
時間も良いですよね。
9月26日(日)
だいぶ近場での紅葉も見頃になってきているところがありました。雄阿寒岳はも
う山頂付近は紅葉がきれいになっているようでした。移動中も撮りたいなと思う
場所がありましたが、車を停める場所がないのが北海道のもったいないところで
すね。いいところがあってもゆっくり見られなかったのが残念です。絶景だけで
はない良さを感じてもらえるようなところであって欲しいですね。
9月27日(月)
だいぶ紅葉が進んできました。ところどころ赤くなっている場所もあって山に
登りたかったところですが、午後の到着だったこともあって周辺を見てまわっ
ただけになりました。1日天気が良かったので、登山日和だったでしょうね。
それでもふだん歩かないルートを歩いてみたら、けっこう面白かったです。他
のところでも、行ってない場所、探してみようと思います。
9月28日(火)
ちょこちょこと作業があってなかなか遠出ができないでいます。朝一は霧がたちこめ
ていて、いい景色でしたので近所で撮影。その後はしばらく事務仕事。また夕方近く
になって出かけました。このところ風景中心だったのでいきものの顔が見たいと思っ
ていましたが、午後はあまり出てこない感じで、ゴジュウカラがちょっと遊んでくれ
たくらいでした。だいぶ風も冷たくなってきたので、動きも鈍くなってきますね。
9月29日(水)
約二週間ぶりにお散歩程度の山歩きをしてきました。風の当たり具合に寄ってだいぶ
ナナカマドの紅葉はコンディションが違いますね。もう散ってしまっているところも
あれば、ちょうどいいところもありました。全体的にはもうピーク過ぎという感じが
しましたが、黄色の方はあと少しでしたね。ただ、このあと天気が崩れるようなので
ここも落葉してしまうかもしれません。なかなかタイミングが難しいです。
9月30日(木)
しっかりと一日雨が降っていました。風もあってなかなか撮影には向かないので、
家でデータ整理など事務仕事をしていました。でも、風なければこういった紅葉は
雨に濡れているとシットリしてきれいなんですよね。今日の雨は前線の影響という
ことですが、台風もやって来ているようで気になります。風雨が続けばあっという
間に紅葉も傷んでしまいますから。