2020年6月分


6月1日(月)

森で出会ったシマヘビ。とてもかわいい顔をしていました。野生のいきもの
はなかなかじっくりとその姿を見せてくれることがなく、ヘビもすぐに茂み
に隠れてしまうことが多いのですが、このシマヘビは実にじっくりと姿を観
察させてくれました。なにせ、スマホで図鑑を開いて模様を見ながら調べる
余裕があったのですから。また姿を見せてくれることがあれば、うれしいで
すね。                               


6月2日(火)

昼過ぎまで雨、その後もすっきりしない天気でした。雨が上がったタイミング
で出かけてみましたが、すぐに暗くなってきてそれほど撮影もできずに帰って
きた感じです。天気の良い時と悪い時の差が大きいですね。この写真は公園に
あるグズベリーの花。黄色くて小さく目立たないので、咲いているのに気づか
ない人も多いと思います。よく見ると、小さなアリがやってきていますね。こ
んな小さな発見もうれしい一日でした。                 


6月3日(水)

雪のあったときは何度も歩きに行った摩周湖ですが、外出自粛後は初となり
ます。天候がすぐれずパッとしなったことと、有名観光地なので近所ではあ
ってもなんとなく行くのがためらわれていました。今朝は湖面にうっすらと
霧が残っていて、とてもきれいでした。これからは雲海のシーズンとなるの
で、早起きできればまた行ってみたいですが、どうかなぁ(笑)。    


6月4日(木)

すがすがしい青空。気温も適度、ちょっと風もあって乾燥していてとても過ご
しやすい一日でした。つまらないことで日中は自宅待機になってしまったのが
とても残念。といっても、明日は天気も良くないので遠出する感じでもないし
日中は光も中途半端なので、どこ行こうかなって悩む時期でもあるのですけど
ね。ずっとアップ気味の撮影ばかりだったので、風景撮りたいなぁ。    


6月5日(金)

このところ、いきものとの距離が近くてうれしいです。こちらが危険ではな
いとわかってくれれば、間近でゆっくりその姿を見せてもらうことができま
すね。このシマリスは、小さな草の実を食べていました。タンポポの種がで
きてきているつぼみなども食べていて、とても自然な姿でした。すべてのい
きものに意識されないで撮らせてもらえるようになりたいなぁ。     


6月6日(土)

クリンソウが見頃になってきました。湿地のわきによく生えていますが、な
かなか群生といえる感じにはならないですよね。山の上の方は今月中旬くら
いからになるでしょうか。北海道も開発されなければこういう場所がたくさ
んあったのだろうと思うと惜しいです。自然の中で生かさせてもらう気持ち
をもっと意識して生きていきたいですね。               


6月7日(日)

なかなか茂みに隠れていてなかなか姿を見せてもらえないウグイスなのです
が、やっと開けたところに出てきてくれました。森では小鳥の巣立ちも進ん
でいるようで、しばらく観察していたシマエナガも無事に巣立ったようでし
た。今シーズンはいつもの場所で姿が見られない鳥もいてちょっと気になっ
ているものもいますが、みんな元気に育ってほしいですね。       


6月8日(月)

今日はびっくりしました。エゾリスの子供が木の上を駆け回っていたのです
が、枯れ枝に乗ったとたん枝ごと地面に落下してしまいました。高さ10m近
い高さだったので、大丈夫かと心配してみていましたが、すぐに動き出して
木に登っていました。でも、その後は何かに襲われたと思ったのか、木の上
で固まっていて、状況を把握できていないようでした。しばらくしたら元気
に動いていたのでケガもなかったようでよかったです。         


6月9日(火)

森の中でフクロウの姿を見ることができました。冬には洞にいるところを
見られるところもありますが、こういった新緑の中にいる姿もきれいです
ね。今シーズンは森の緑が広がるのがいつもよりも早い感じがします。林
床にある花を撮ろうと思ったら結構暗くて苦労しました。一度刈った庭の
草も伸びてきていて、植物のパワーを感じます。           


6月10日(水)

森の中で足元を見ると、白い花がいくつか咲いていました。このアマドコロは
もうピーク過ぎのようでしたが、かわいいので撮影しました。ほかにはバイケ
イソウやセリの仲間の花がありました。外出自粛が続いていたおかげで、周り
の様子もぜんぜんわからなくなっています。ちょっとずつ自分の目で確認しな
がら自然感を取り戻していきたいと思います。              


6月11日(木)

このところ少しずつ距離を伸ばして周りの様子を確認するようにしていま
す。同じところばかりではどうしても飽きてしまいますから。この点、車
移動が基本となる北海道は三密も避けられるので助かっています。移動し
たおかげで、思わぬところでこのこと会うことができました。まだ小さい
うちは好奇心が強いので、撮る時間を与えてくれました。今度行ったとき
にはもういないのだろうなぁ。                   


6月12日(金)

今朝は景色に呼ばれたのか、自然に目が覚めて撮影に出かけました。期待
通りの景色が広がっていて、すべて予定通りという感じでしょうか(笑)
最近は天気もコロコロ変わるので予定が立てにくいところがありますが、
このくらい思い通りになってくれると気分がいいです。ぜいたくを言えば
朝焼けも欲しかったかな。代り映えのしない景色ですがほっとしました。


6月13日(土)

二匹目のドジョウを狙って朝から出かけてみましたが、今朝はただの快晴
でした。正面に雲でもあれば朝焼けも見られたかもしれないですが、すっ
きりした空にギラギラの朝日が昇ってきました。けっこう風もあって湖面
が波立っていて、平凡な朝の景色になってしまいました。週明けからは天
気がよくないようなのでこれも貴重な景色のはずですが、地元だけにかな
りぜいたくな見方をしていますね(笑)。              


6月14日(日)

今朝もいい景色が広がっていました。ちょっと出遅れてしまったものの、い
ちばん撮りたかったシーンには出会うことができました。この景色も予想し
ていただけに、ちょっと悔しいですね。いつもならこの時期は早朝の撮影を
するときは現場で車中泊をしていますが、まだ今シーズンは車中泊はしてい
なくて、行動パターンを戻さないといけないですね。          


6月15日(月)

あちこちでいきものの子供の姿がありますね。小鳥の巣立ちもおおくて、こ
のカラスもまだ巣立ったばかりのようで、親に食べ物をねだっていました。
カラスの子供は口を開けると赤いので遠くからでも目立ちます。これもお腹
空いたというアピールなのでしょう。自分で食べ物をとれるようになるまで
は親も大変ですね。しばらくは森もにぎやかになるでしょう。      


6月16日(火)

今年のイソツツジ、部分的にはピーク過ぎとなってきていますが、冬に雪
が少なかった割にはきれいに咲いてくれました。一時期ぜんぜん雪が乗っ
ていなかったので枯れてしまうのではと心配していましたが、このあたり
は大丈夫だったようです。晴れてくれればよかったのですが、それはまた
チャンスがあればです。しばらく晴れないみたいだしなぁ。      


6月17日(水)

そろそろバンビも見られるんじゃないかと思ってエゾシカの様子を見てき
たのですが、ぜんぜん見つけられませんでした。牡鹿の方は袋角となって
いて、これもまたかっこいいですね。まだ観光客がほとんどいないので、
シカは人の姿にも敏感なように思いました。驚かさないように静かに見て
いることが大切ですね。                      


6月18日(木)

アヤメやエゾカンゾウなどがだいぶ咲き始めています。これからこちらでは
一番の花のピークを迎えます。だいたい7月中旬あたりまでは彩りを楽しめ
るのではないでしょうか。明日からは移動自粛が解除になるので、山梨の方
も気になっていますが、こちらの花などがひと段落してからにするべきか悩
んでいるところです。草伸び放題になっているでしょうから・・・。   


6月19日(金)

北海道も梅雨のような天気になっています。午前中は曇りという予報だったの
に、午前からしっかり降ってきてびっくりしました。雨が降っていても育ち盛
りの子供は待ってくれないので、親鳥は一生懸命食べ物を運んでいましたね。
虫などの豊富に活動している今のうちにしっかり食べて育っておけなければ厳
しい冬は越せないですから、必死なのだと思います。元気な子供たちの姿が楽
しみですね。                             


6月20日(土)

地元の撮影地、少しずつチェックして回っています。今日も雨が降ってい
る時間が長くて、梅雨のような感じでした。でも、新緑がきれいな滝でゆ
っくりと楽しみました。こんな天気だとほとんど観光客もこなくて、落ち
着いて景色を見ることができました。短い夏ですから見逃したくないもの
もたくさんありますし、確実に動いていきたいと思います。      


6月21日(日)

あっという間に夏至をむかえてしまいました。今年は冬のあたりから活動
自粛モードに入ってしまい、早起きなどしないまま過ごしていました。こ
れからは日の出が遅くなっていくと思うとほっとしますが、緑の季節も折
り返しに入ってしまうんですよね。今年も晴天が少ないように感じていて
ちょっと焦ります。気持ちのいい景色も撮影しておきたいな。     


6月22日(月)

ほっぺたを膨らませていたシマリス。何を食べていたのでしょうか。自然の
なかで見るいきものの姿は、いつも興味を惹かれます。この時期は何を食べ
ているのか、どこへ向かうのか、次に何をするのか、見ているだけでもワク
ワクしますね。驚かさないように離れたところから静かに見ているようにし
いてますが、なかなか全部は見せてもらえません。           


6月23日(火)

シマエナガの巣だったばかりの子供に会うことができました。親の後をついて
飛び回っていて、かわいかったですね。もうちょっと早く来ていたら、並んで
いる姿を見られるチャンスがあったのでしょうか。親と違って顔のあたりに黒
い模様があって目のまわりに赤いアイリングもかわいいです。知らないで見た
らまったく別の鳥かと思ってしまいそうです。今度会う時にはもう違う模様に
なってしまっているでしょうか。                    


6月24日(水)

	

今朝はキタキツネの親子に会うことができました。道路脇に巣を持っ
ていたようで、子ギツネもふらふらと遊んでいました。車を止めたら
逃げてしまうかと思えば、子供も人に興味があるのかこちらを眺めて
いましたし、親ギツネも何してるのかぁって感じでした。いつもこん
なにフレンドリーなら、すごいシーンも見せてもらえそうな感じ。ま
た会いにいってみたいですね。                 


												


6月25日(木)

蓮池に寄ってみたら、池のふちを歩くだけでたくさんのカエルが跳び
だしてきました。はじめは姿を見つけることができなかったのですが
しばらく待っていたら顔を出してくれました。トノサマガエルの姿を
みるのは久しぶり。ふだんはエゾアカガエルばかりですからね。鳴き
声もきればよかったのですが、それは聞けませんでした。     


6月26日(金)

ずっと懸念していた山梨に到着しました。庭の方はかなり草が伸びまくっ
ていて、大変なことになっています。これから気合いを入れて草むしりを
しないといけません。前回きたときに伐採したはずの木も復活して同じよ
うな背丈になっていました。あまり時間がないのでそこまでは手を入れら
れないと思いますが、がんばります。                


6月27日(土)

けっこう慌ただしく移動。昨日は河口湖のあたりもそれほど人がいなかっ
たのですが、週末ということもありびっくりするくらい観光客が集まって
いました。ちょっと心配になるレベルでしたね。富士山はあまり見えてい
なかったので、人の多いところはスルーして滝などを撮影していました。
水辺は涼しいはずなのに、いきなりだと体がついていきません(笑)  


6月28日(日)

久しぶりに神代植物公園。午前中はあいにくの雨でしたが、そのおかげ
もあって人がいなかったので落ち着いて撮影できました。雨のひどいと
きは温室に逃げ込むと花もたくさんあってよかったです。午後には雨も
あがって水滴のついたいろいろな花を楽しめました。ただ、思っていた
よりも虫の姿が少なかったのが残念でした。            


6月29日(月)

山梨は暑いですし、ついこういう場所に足が向いてしまいますね。といって
も湿度も高いのでまだ体が慣れていないと、渓谷沿いでも暑く感じます。体
が慣れるのには一週間ほどかかりますから、もうしばらく我慢ですね。とい
ってもその頃には引き上げてしまうのですけど(笑)。昨年入れなかった場
所も復旧して行けるようになっているので、コロナが落ち着いたらじっくり
見て回りたいですね。                        


6月30日(火)

河口湖ではラベンダーが見頃になってきていますね。この北海道でもよく見
る種類は色も濃くいい感じでした。もう一種類、北海道では見かけないもの
はこれから。この種類の方が面積が多いので、全体的な見頃はもう少し先の
ようです。今日は雨で富士山も姿を見せず、午後からはけっこうな大雨にな
りました。おかげでのんびり過ごせましたけどね。