2019年6月分


6月1日(土)

ふだんはあまり人が来ない原始の流れを見に行ったのですが、今日はやたら
と人が多くてびっくり。考えてみると土曜日なのですよね。落ち着かないの
ですぐに移動してしまいましたが、以前来たときとは様子が違うように思い
ました。写真は撮れるときに撮らせてもらわないと、思うようにいかないこ
とも多いですね。                          


6月2日(日)

今日は勉強会を開催していましたが、そのなかでも面白い出会いがありま
した。このクマゲラは撮影されるのを待っていてくれたようで、撮影が終
わるまで、ジッとしていてくれました。自然のいきものを撮影していると
ときどきこのようなことがあるので楽しいですね。本当はどうなのか分か
りませんが、また会えることを楽しみにしています。         


6月3日(月)

二ヵ月半ぶりに自宅に戻ってきました。出かけたときはまだ冬のような感
じだったのに、もう初夏の雰囲気になっていますね。池の中ではたくさん
のおたまじゃくしが泳いでいました。やっぱり北海道はいきものの密度が
濃いように思います。しばらく留守にして様子が分からないので、ロケハ
ンから始めないといけないですね。                 


6月4日(火)

北海道はやっぱりいきものの密度が高いですね。昆虫などは撮影しにくい
ように思いますが、小鳥や小動物は本州とは比べ物にならないほど出会う
確立が高くなります。今日もちょっと上品なエゾリスに会いました。もう
毛が夏毛に生え変わってきていて、耳の先は波平さんのようでした。少し
ずつ足を伸ばして、近所の様子を見てまわりたいですね。       


6月5日(水)

すっきりしない天気になってしまいました。雨の予報でしたが、午前中は
すこし曇りの時間もあったので、近場を見にでかけました。いつものこと
ですが、この時期は彩りもちょっと少なくて苦労するのですよね。でもよ
く見ていると、小鳥も動いていて数種類と出会うことができました。この
ベニマシコはタンポポの種を食べていましたね。聞こえてきた話によると
今シーズンは花の開花が早いようで、そちらもチェックが必要ですね。 


6月6日(木)

近所のタンチョウです。やっぱり牧場の鳥というイメージですよねぇ(笑)。
番で歩いていたので子供をつれているかと期待したのですが、残念ながら子連
れではなかったです。今シーズンの春はあまり抱卵がうまくいっていなかった
という話で、気温の変動が激しかったからでしょうか。二度目の抱卵を今頃し
ている番もいるようなので、無事に育ってくれるといいですね。      


6月7日(金)

今日は森を歩いていてお目当てのいきものには会えなかったのですが、
予想外のいきものに会えてよかったです。今朝はけっこう気温が低くて
上着がないと寒いくらいでした。そのせいか虫たちは動けなかったよう
で、このウスバシロチョウやエゾハルゼミが地面に近いところでジッと
していてくれました。こういうときはじっくり撮れるのでいいですね。


6月8日(土)

朝からどんよりしていて、撮影するにもちょっと暗いくらいの感じでした。ウェ
ブの設定を変えたら面倒なことになって、パソコンの前で過ごしている時間のほ
うが長くなってしまいました。できるだけパソコンは触れないで過ごしたいと思
いますが、デジタル機器なしでは過ごせない時代になってしまいましたね。もう
少しこっちのことも勉強しておかないとなぁ。               


6月9日(日)

近所の牧草地に住んでいるキタキツネです。車で通りかかったら、逃げるわけ
でもなく興味があるのか、しばらくこちらの様子を伺っていました。だいぶ毛
が抜け替わってきていて、ちょっと間抜けな姿ですね。冬毛のときはフサフサ
でかわいかったのでしょうねぇ。きっとどこかで子ギツネも姿を見せているこ
ろ。かわいい姿を見たいものですね。                  


6月10日(月)

このところずっと曇天続きですね。ちょっと雨も降ったりしていて梅雨に
入ったみたいな感じです。それでも札幌の方は晴れているようなのですよ
ね。自宅での作業をある程度済ませて近所の散策に出てきました。意外な
ところにアヤメの群生ができていたりして、しばらく見ていないと変わる
ものですね。というか、ぜんぜん周辺の様子が読めないままです(笑) 


6月11日(火)

相変わらず天気がすっきりせず、風景が撮りにくいためにいきものの姿を
探してしまいます。今日は久しぶりにアカゲラの姿を見ることができまし
た。近所の公園でもよく見かけたのですが、冬に工事をしていたせいです
っかり鳥たちの姿がなくなってしまいました。ちょっとしたことでいきも
のは居場所を変えてしまうので、細心の注意を払って姿を見せてもらうこ
とが大切ですね。                         


6月12日(水)

ちょっと足を伸ばしてオホーツク海側のあたりも見てきました。思ってい
たよりも花の方は咲いていなくて、もう少ししてからのほうが見栄えがす
るかなという感じでした。そのあと神の子池へ寄ってみたのですが、昔に
見た鮮やかさとはやっぱり違う印象です。はじめて見たときの印象が強く
てそう感じるだけなのでしょうか。                 


6月13日(木)

今日もすっきりしない天気。私が地元に戻ってきてからずっと梅雨のような
天気が続いています。あまり期待せずに釧路湿原を歩いてきました。陽射し
がなく、気温も12℃程度とかなり寒かったですね。そんな気温なので昆虫も
ほぼ動いていなくて、やっと一匹のヨツボシトンボを見つけられたくらいで
した。暖かければ、もうすこしほかの昆虫の姿も見られたでしょうか。小鳥
たちはがんばって子育てしていましたね。               


6月14日(金)

釧路は相変わらず曇天なのですがほかの地域は晴れているようで、オンネ
トーも晴れていると読んで出かけてみました。たしかに晴れていて、久し
ぶりにオンネトーらしい青い湖面を見ることができたのですが、撮影を始
めるとすぐに雲が広がってきてしまい、広い景色を撮影できたのはわずか
な時間でした。こちらに戻ってきてからすっかり雨男?。もう少し足を伸
ばしても、同じなのかな。                     


6月15日(土)

小さなランが森の中で咲いていました。林床にあるので、雨が降っていても
あまり影響ない感じでしたね。数えられないほどたくさんの草が茂っている
ところで数株しか見られなかったので、きっと貴重な花ですよね。こんな出
会いがあったことに感謝です。ちなみにどこに咲いているかはお教えできま
せんのであしからず(笑)                      


6月16日(日)

思っていたほどの大雨とはなりませんでしたが、風が強くて庭のルピナス
は倒れてしまったものがありました。こういうとき、植物ってどんな気持
ちなのでしょうね。雨は降ってくれたほうがいいのかもしれませんが、風
に揺られているのってかなり大変な感じがします。水滴がついた花はとて
もきれいでそんなふうにがんばっているように見えないのです。    


6月17日(月)

森の中でひょっこり姿を見せたリス。まだ完全に夏毛に生え変わっていなくて
耳のところにも冬毛がついていますね。今日も自宅のあたりでは陽射しがなく
寒くてたまらないので、着込んでいるのにストーブをつけてしまいました。こ
んなときも生身で過ごしている野生のいきものたちはすごいなあと思います。
寒い日が続いているので体が慣れてもいいと思っているのですがダメですね。


6月18日(火)

今年はぜんぜん会えないなぁと思っていたキタキツネの子にやっと会えまし
た。もうだいぶ大きくなってきていて、そろそろ巣立ちの時期も近いと思い
ます。散歩にでも来ていたのか周りにはほかのキツネもいなくてちょっと不
思議な感じでしたが、30分以上一緒に遊んでくれました。次に行ったときに
も遊んでくれたらうれしいなぁ。                   


6月19日(水)

このところ気温差が大きなおかげで霧が出ることが多くなりました。この
エゾイソツツジの群落も普段は晴れている写真のほうが多いですが、いつ
もと違った雰囲気を楽しむことができました。霧が出ていると遠くに見え
る余分なものが隠せるのもいいですよね。でも、光あって青空のときも撮
っておきたいなぁ。                        


6月20日(木)

冬に行って以来の摩周湖。今朝は雲海をたたえていい景色を見せてくれまし
た。もう少し雲があって朝焼けになってくれるとか、雲海がダイナミックに
動いてくれればと思いますが、贅沢な話ですよね。今日はあまりにも無風で
まったく雲海が動かず、ちょっと平凡だったんです。明日からはまた曇天続
きになるようなので、貴重な晴れ間を楽しむことができました。     


6月21日(金)

今朝はエゾシカの親子を見ることができました。まだ鹿の子模様でいかに
もバンビという姿がかわいいですね。ただ、最近のエゾシカは警戒心が薄
くなっているのか、子供をつれていても人の前で平気な顔をしているもの
が多くなったように思います。人が何もしないと思ってくれているのなら
いいですが、あまり無防備なのも心配になってしまいます。      


6月22日(土)

ほぼ一日雨がシトシトト降っていました。午後から降り出すつもりだったので
傘も持たずに出かけたら、けっこう濡れてしまいました。ただ、濡れてしまう
と寒い時期でもないので開き直って撮影を続けてしまいますね(笑)。こうい
う日は視点を小さいものに向けてみると、いつもと違う景色が見えてきます。
この水滴はエゾスカシユリについたもの。色の少ない時期にはこういう見方を
すると変化がつきますね。                       


6月23日(日)

カラフトイバラが見頃ですね。この花はとても繊細で、なかなかきれいな
コンディションの花に出会うことが難しいように思います。この数日見て
いましたが、こんな感じで数輪がきれいなままというのはなかったです。
この花は虫にも人気があるようで、ハナカミキリやアブなどがやってきて
いました。アゲハのような大きなチョウでもきてくれたら絵になったのだ
けれどなぁ。                           


6月24日(月)

森の中でシマリスの姿を見つけました。草むらの中を動き回りながら食
べ物を探していたようです。ときどき木の実や草の実などを食べていま
した。このシーンでは、葉っぱをつかむようなしぐさをしたあとに何か
を食べていたのですが、撮影したときには草の実でも食べたのかと思っ
ていましたが、画像を拡大してみるとどうやら虫を捕まえて食べていた
ようです。写真では口元が隠れていてちょうど良かったかも。    


6月25日(火)

ナキウサギ君、近くに来すぎです。あまりにも近くて、こちらが下がらな
いとピントが合わなかったりします。今日はほとんど人もいなくて、ゆっ
くり姿を見せてもらうことができました。中には目の前で寝てしまう奴や
いうことを聞いてくれるものもいて、短時間で充実した撮影をさせてもら
えました。こういう気持ちがつながる瞬間があるとうれしいですね。  


6月26日(水)

森の中にある泉のほとりにエゾシカが現れました。夕日を浴びてとても存
在感があったので、車で走っていてもその姿は目に入ってきました。車を
とめてカメラを出してもまだこちらを見ていて、撮影が終わるのを待って
いてくれるようにも感じました。映画のワンシーンのようにも見えて、と
てもきれいでした。                        


6月27日(木)

今朝はもうすこし雲海が広がるかと期待していましたが、夜から風が強く
思っていたところは雲が流されてしまったようでした。それでも日の出の
時間帯は朝日も見ることができていい景色を楽しめました。そのあと1時
間もすると雲が広がって、すっかりくもってしまいました。早起きは三文
の徳ということわざのとおりですね。                


6月28日(金)

晴れ間を探して海側に出かけていました。午後になって一時晴れ間が広が
ってくれたのですが、夕方になってまた雲が出てきて日没前にはちょっと
絶望的な状態に・・・。でも、きっと夕日が見えると信じて待っていたら
一瞬だけいい場所で見えるときに姿を現してくれました。そんな予感がし
たのですよね。待っていて良かった!                


6月29日(土)

エゾカンゾウが見頃ですね。朝のもっと濃い海霧を期待していましたが、ち
ょっと高いところを漂っていてイメージどおりではありませんでした。それ
でもこのボリュームは圧巻ですね。平坦すぎてなかなか絵作りには苦労する
場所なのでバリエーションは少ないものの、いい景色に会えました。ここに
タンチョウでも来てくれたら最高なのになぁ。             


6月30日(日)

ピーク過ぎのところもありますが、まだルピナスがきれいに咲いています。
ここはピンクと紫のバランスが良くて色鮮やかでしたね。庭で咲くものはみ
んな紫になってしまって、どうも色彩に欠けるようになってしまいました。
ずっと同じ場所だと淡色になってしまうのか、土壌の酸性度などの性質によ
って変わってくるのか? そういえば、黄色いのもあるんですよね。どうし
たら色鮮やかになるのでしょうか。