屈斜路湖の夕景、氷の割れた湖面をハクチョウが泳いでいく姿を捉えています。背景の光芒も美しく、なか
なかドラマチックな景色になっていますね。このシーンでは、ハクチョウが画のなかで中央よりも先に進ん
でいて、行ってしまったような過去形の雰囲気になっています。先頭のハクチョウが中央くらいのところに
いるタイミングで撮影すると、これから進んでいくという進行形で表現できます。この配置だと過去形の雰
囲気なので、若干暗い露出で撮影しておくとさらに日が暮れていくようなイメージも加えることができるの
ではないかと思いました。