夕方の赤い光に染まる空と日陰の青っぽい色の雪原が印象的です。エゾシカの群れが夕暮れの雪原を歩いて
いく様子を静かな印象で捉えていますね。夕日が差し込んでいるシーンもあったと思いますが、そのような
シーンではなくこの静かな光を選んでいるのは作者の個性がよく現れていると思います。この写真で惜しか
ったのは、先頭の二頭のうち後ろのシカの顔が重なってしまったことです。この部分が重なるとシルエット
気味に写っているため二頭目の頭がわかりにくくなってしまいます。どんどん歩いているために、この位置
で撮影することを優先したのだと思いますが、次回は重なり方にも注意してみてください。