Diary
10月12日「初秋の景色を撮る勉強会」募集中
9月15日(月)
今朝は霧が立ち込め美しい景色が広がりました。日がのぼると刻々と姿を変
えていくので、見ていても飽きることがありません。光芒や白い虹なども見
られて、ここにいきものが出てこないかと探してみましたが、なかなか思う
ようにはいきませんでした。そういう出会いを与えてもらうには、何度も通
うことが必要ですね。
9月14日(日)
すこし秋らしくなった森で、エゾリスが木の実を食べていました。この形や
大きさだとゴヨウマツの実でしょうか。近くにあるクルミの方でもせっせと
実をとってはどこかに埋めにいく姿が見られました。クルミの木の下にいる
と、ときどきクルミの実が落ちてくることもあるので気をつけていないと危
ないです。まわりに果肉がついているとはいえ、直撃したらかなり痛そうで
すからね。
9月13日(土)
久しぶりにオシドリの様子を見に行ってみたら、今年生まれの若いオスの姿
がありました。まだ羽毛の色が中途半端でかわいらしい感じでした。頭の上
のあかいところがニワトリっぽいんですよね。地元だとオシドリ自体なかな
か見られないので、いい出会いでした。一つの被写体も時期やタイミングを
変えて見ていくことは大切ですね。
9月12日(金)
ひと足早い紅葉を見に山の散歩をしてきました。思っていたよりも赤が色付
いていて、他はこれからという感じでした。それでも紅葉と雲海の景色を見
ながらゆっくり歩いていると気持ちよかったです。葉のコンディションは猛
暑の影響があってあまり良くない感じもしたので、このあとの紅葉がどうな
るか、気になるところです。
9月11日(木)
紅葉取材前にサンゴソウの様子を見に行ってみたら、タンチョウが大サービ
スしてくれました。姿を見かけたのでサンゴソウの中に入ってくれないかと
お願いしたら、それ以上の動きを見せてくれました。こういう以心伝心とも
いえる瞬間があると、嬉しいですね。どこに行ってもこういういきものとの
対話ができるようにしていきたいと思います。
9月10日(水)
今シーズンは何度も姿を見ていたものの、あまりいいところにいてくれなく
てあまり納得がいかなかったハネナガキリギリス。やっと彩りのあるスッキ
リしたところでみつけました。これまでは茂みのなかとかごちゃごちゃした
ところばかりで、お見せできませんでした。それも自然な姿ではあるのです
けど、きれいではなかったですから。ここも影が出ないと良かったのですが
こればかりは仕方ないです。
9月9日(火)
川の上流部ではサクラマスが遡上してきているところがありました。細い川
の上なので、こんなに細い流れをずっと遡ってきていると考えると、いのち
を継ぐためにものすごい苦労をしているのだと感慨深いものがありました。
見ているあいだにも産卵が行われていたので、ここから始まるいのちもある
のですよね。彼らの棲める環境が失われないことを願うばかりです。