Diary
5月1日(金)
久しぶりにラッコの姿を見てきました。3頭が元気に泳いでいる姿を見られ
てよかったです。初めはけっこう遠くにいて撮影できないかもしれないと思
っていましたが、しばらく待っていたら近くに来てくれました。遠くでは何
かを食べていたようで、お腹の上で何かを割るように仕草がみられたので、
今度は近くでその仕草を見せて欲しいですね。
5月2日(土)
牧草地の端っこでキタキツネの姿を見かけました。立派な尻尾をしていて、
力強い姿をしていました。これから子育てで忙しくなるので、しばらくした
ら痩せ細っているかもしれません。明け方の大雨で釧路川の水位も上がって
いて、タンチョウの抱卵の様子を見に行ってみると、巣が水没しているよう
に見えたところもありました。自然はなかなか厳しいですね。
5月3日(日)
小鳥の雛も巣立ち始めていますね。このハシブトガラの子供は、水浴びをし
てきたらずぶ濡れのすごい姿になっていました。まだあまり羽に油分を馴染
ませていないのでしょうか。今日は晴れて暖かかったので、気持ちよかった
のかもしれませんが、これから羽の手入れも教えてもらわないといけない感
じでした。森で静かにしていると、いろいろなものが見えてきますね。
5月4日(月)
地元でもだいぶサクラが咲き始めました。このあと晴れて気温が上がったら
一気に満開になってしまうでしょう。GW頃に桜前線が津軽海峡を渡るなん
ていっていたのは、もう昔の話ですね。今夜はオホーツク海側で雪が降るよ
うなので、また状況が変わるかもしれませんが、晴れたらサクラを見て回ろ
うと思います。いきものがらみなんかも狙いたいですけど、いいところに来
てくれるでしょうか。
5月5日(火)
気持ちのいい青空が広がって、エゾヤマザクラも一気に満開となったところ
がありました。朝は標高の高いところでは雪が少し積もるほど冷え込んでい
ましたが、日中は暖かくいい景色が広がりました。エゾヤマザクラは色が濃
く青空との相性もいいですね。明日も晴れるようなので、他のサクラも見に
行ってみたいと思います。
5月6日(水)
だいぶサクラが満開のところも増えてきました。けっこう走り回って探して
いたら、エゾシカがいい仕事をしてくれました。今日は風が強くて小鳥は期
待できない感じでしたが、撮影中にエゾシカの群れが現れて、ちょっとだけ
協力してくれました。狙って撮れるかというとなかなか難しく、こういう出
会いがあると本当に嬉しいですね。
5月7日(木)
北海道ではウメの方がサクラよりも遅く咲いています。移動中に近くを通っ
たので寄ってみましたが、なかなか絵にはしにくいところでした。観梅に来
ている人がたくさんいて、カメラを上に向けるしかできませんでした。梅園
的に広く撮影しようとしたら、早朝とか時間を考えないとダメでしょうね。
それでも人気のスポットということはよくわかりました。
5月8日(金)
高山植物のチョウノスケソウ、雨の中で可憐な姿を見せてくれました。鉢物
ですが大切にされていて、花も嬉しそうにしていました。それにしてもこの
ところ不安定な天気が続いていますね。雨も急に強く降ったかと思えば降り
やんでみたりして、変化が激しいです。それでも山の上の厳しい気候の中で
生き続けてきた高山植物にとっては、こういう気候の方が合っているでしょ
うか。
5月9日(土)
ちょっと移動すると新緑が鮮やかですね。緑も微妙に違う色合いを持ってい
て、見ていると楽しいです。相変わらずのどんよりした天気となっていて、
ここで光が差し込んでくれたら、一層きれいな景色となってくれたはずでし
た。道東の山は植林や開拓などのせいか植生は種類が限られている感じで、
山の新緑色の色合いもバリエーションが少ないように思います。新緑の時期
は峠を越えた先が面白そうです。
5月10日(日)
毎年見に行っている隣町のサクラの銘木。この冬の湿った重い雪のせいで、
一部が折れてしまっていました。昨年よりも一週間早い満開になっていたも
のの、痛々しい姿になっていて残念でした。折れたところもまだ生きている
ようなので、そこから上に枝を伸ばすように頑張ってくれたらいいなと思っ
ていますが、この後はどうなるのでしょうか。
5月11日(月)
今シーズンはベニマシコの姿を見ていないなぁと思って、よく見かけたとこ
ろへ行ってみたら、元気な姿を見せてくれました。数日前はまったく姿がな
かったですが、今日は何度も近くでいろいろな様子が見られました。ただ、
昨年は親子連れの姿が見られたのに、今年はその気配がありません。気温の
変化も大きいですし、倒木などもあってうまく抱卵できなかったのかもしれ
ません。次見に行ったときに子供を連れている姿が見られたら嬉しいです。
5月12日(火)
今日出かけた先は、サクラはピークを過ぎていてコナシが満開となっていま
した。エゾヤマザクラが終わって八重桜が見頃だと予想していたのですが、
見事に外れました。日中の気温は25℃近くなっていて、これで花も一気に咲
いてしまいますね。先日見に行ってきた名木の桜も、今日はほとんど葉桜に
なっていてビックリでした。
5月13日(水)
湿原のやち坊主もすっかり緑になりました。ホザキシモツケの新緑もきれい
で、目に優しい景色になっていました。コゴミもだいぶ伸びていて、もう食
べ頃というには大きくなり過ぎていました。昼前までは24℃と暑いくらいだ
ったのが、昼から急に気温が下がって15℃ほどとびっくりするくらい寒くな
っていました。こういう変な気候が今年も続くのだとしたら嫌ですね。
5月14日(木)
今年はシマエナガの姿をよく見かけます。というよりも、私がシマエナガの
気配に気づけるようになったということでしょうか。静かに見ていればかな
り近くまで来てくれることも多く、撮影できるチャンスも増えています。動
きが早くカメラのAFがモタモタすると撮り逃してしまうので、カメラに対し
てイライラすることも多いです(笑)。人間の目のようにピントが合ってく
れるようになったら、完璧なのですけどね。
5月15日(金)
森は下から緑が広がってきていますね。巨大なカツラの木の根元でも青々と
ヤマドリゼンマイが葉を広げていました。いろいろな木々が葉を茂らせはじ
めていて、どんどん緑が多くなってきました。ただ、葉が茂ると森が暗くな
ったり小鳥の姿を探すのが難しくなるので、いいことばかりではないです。
今の時期に楽しめる景色を見ておこうと思います。
5月16日(土)
昨年秋の大雨で遊歩道の通行止めとなっていたオンネトーですが、遊歩道は
歩けるようになっていました。でも、雌阿寒岳で火山性地震が増えていると
いうニュースがあったばかりのせいなのか、登山シーズンに入っているのに
ほとんど人がいませんでした。おかげでゆっくり撮影できましたが、湖水の
色はほぼ透明で昔のような色はなかったですね。
5月17日(日)
すっきりしない天気となり、標高の高いところは雲の中となって幻想的な景
色になっていました。やっとヤナギなどが葉を広げて新緑となっているくら
いで、色味はすくないけれどきれいでした。それにしても気温が低くなって
いて、あまりにも寒くて早々に退散しました。本州では真夏日になっている
というニュースも信じられないくらいでしたね。
5月18日(月)
日差しが出ないとやっぱり寒いです。エゾリスも巣材を集めてせっせと運ん
でいました。以前は木の上で樹皮を剥いで集めていましたが、この個体は剥
がした樹皮を落としてから集めていたようです。器用さの違いなのか、体力
の違いなのか分かりませんが、同じいきものでも、個々によって行動は違っ
てくるものですね。実際に自分の目で見ることが大切だと思いました。
5月19日(火)
湿原の木道を歩いてきました。まだ緑も出始めで、森との境では小鳥やシカ
の姿もみられましたが、気温も低かったせいか湿原のなかにはいるといきも
のの気配も少なかったです。もうトンボが出ていると思って歩いていたもの
の、姿をちらっと見かけただけで撮影はできませんでした。晴れて暖かくな
れば、姿を見せてくれるでしょうか。日差しがないと寒いです。
5月20日(水)
オオバナエンレイソウも見頃になってきました。今年は気温変化が大きい感
じで、花が咲いた後に冷え込みがあって、傷んでしまうのも早いです。場所
によって開花のタイミングが違うので、うまく満開の時に見られるようにし
たいです。サクラも終わり、色が少ない時期なので、こういった花をひとつ
ひとつ探してみたいと思います。
5月21日(木)
今年もキタキツネの子供に会うことができました。もうずいぶん大きくなっ
てきて、賢そうな顔をしていました。ちょうど親がシカの足を持ってきたと
ころで、このあと夢中になって食べていました。しっかり食べて大きく育っ
てほしいですね。親にとっては子供を守りながら食べ物を探さないといけな
いので大変だと思います。また機会があれば元気な姿を見たいです。
5月22日(金)
通りかかった海岸で、タンチョウの姿を見かけたのでカメラを向けてみたら
まだ小さな子供を連れて歩いていました。滅多に通る場所ではないので、出
会えてラッキーでした。今シーズンはタンチョウの雛を見かけていなかった
ので、嬉しかったです。カッコウは鳴きましたがまだ朝の気温は冷えていま
すから、影響を受けることなく育ってほしいと思います。
5月23日(土)
森を歩いてみたら、サクラソウが見頃になっていました。天気にも恵まれて
気持ちのいい散歩ができました。森の中ではエゾライチョウが日向で気持ち
良さそうに昼寝をしていましたし、やっぱり適度な陽射しがあると気持ちも
ゆったりしますね。いつもこのくらいの気温なら快適に過ごせるのにと思っ
て歩いていました。ただ、花粉はいっぱい飛んでいるようで、カメラにもい
っぱいついていました。
5月24日(日)
新緑がきれいな池を歩いてきました。陽射しがあると池の水も青くなって、
景色が一層きれいに見えました。ただ、ここも花粉がすごくて、カメラの上
にたくさんついてしまって、あまりにもすごいのでレンズ交換はできないく
らいでした(笑)。いままでここまで花粉を意識したことはなかったのです
が、以前からこんなにたくさん飛んでいたでしょうか。
5月25日(月)
マガモの雛も孵ったようです。ピイピイとかわいい鳴き声を響かせながら水
面を泳いでいました。この母親はほとんど面倒を見てないようで、雛も好き
勝手にあちこちに行ってしまっていて、カラスなどの天敵に襲われないか気
になってしまいます。まだ一組しか見かけませんでしたが、これから数組の
親子が見られるようになると思います。
5月26日(火)
森の中ではあちこちで子育てシーズンとなっていて、忙しそうに動き回って
いる小鳥の姿が見られます。このハシブトガラも飛び回りながら、虫を捕ま
えては巣があると思われる方向に戻っていきました。卵から孵った雛は、あ
っという間に大きく育って飛び立てるようになるのですから、1日で食べる
量もそれなりに多いのでしょう。人に換算したら、どのくらいの量を食べて
いるのでしょうね。
5月27日(水)
新緑も鮮やかになり、雲海と一緒にきれいな景色を見せてくれました。朝は
雲の中だったのですが、雲が抜けると雲海になって一瞬のうちに晴れてしま
いました。こういう変化は見ているだけで楽しいです。夏になれば気温差と
ともに適度な湿度もあって雲海が見られるチャンスも増えるでしょうか。最
近の雲海はおとなしいので、うねるような動きを見たいですね。
5月28日(木)
東京の実家に来てみると、とんでもなく蒸し暑くて参りました。北海道との
気温・湿度差は大きいですね。実家の周りを歩いてみたら、ホタルブクロが
きれいに咲いていました。まだ雑木林なども残されているので、自生してい
るものだと思います。時期的にもう少し虫たちの姿もあるだろうと期待して
いたのですが、こちらは残念ながら外来種ばかりでした。遠目に見ると変わ
っていないように見えても、細かなところでは変わってきていますね。
5月29日(金)
関東ではどこに行ってもガビチョウの姿が多いですね。声も大きく目立ちま
すし、人も怖がらないのでどこにでも住めるのだと思います。そのおかげで
バッタを捕まえて食べているところや、グミを食べるところなども見ること
ができました。ただ、在来の野鳥にとってはかなりの強敵となっていると思
います。カラスと争っているところは見たことがないのですが、勢力的には
どうなっているのでしょうか。
5月30日(土)
今日の勉強会では、さまざまな被写体に恵まれていっぱいシャッターを押す
ことができました。一度の撮影で、こんなにたくさんの被写体に出会えるこ
とも少ないですね。これも参加者それぞれ、日頃の行いがいいからだと思い
ます。撮っていて、被写体となってくれるいきものたちが嫌がっている感じ
がないのは素晴らしいことだと思います。こんなメンバーと一緒の撮影は楽
しいですね。
5月31日(日)
今日も楽しく勉強会でした。場所が違うと見られるものも全く違ってきて、
ゆっくりと被写体を探しながら、じっくりと撮影するのを繰り返して、少し
ずつ画面作りのコツなどを覚えてもらう感じになりました。出会った虫たち
ものんびりしていて、ひとつの被写体で繰り返し撮影したりバリエーション
を作ったりできたので、いい経験になったと思います。個人的には十数年ぶ
りにゴキブリの姿を見たのが、感動でした(笑)。