2025年7月分
7月1日(火)
相変わらず暑いのですが、オオムラサキを見に行ってきました。国蝶でもあ
るオオムラサキは大きくてきれいなチョウですね。今回は人工的に飼育展示
している施設でみていますが、自然のなかではどの程度見ることができるの
でしょうか。30年ほど前には野生のオオムラサキを撮影した記憶があります
が、今となってはパンダと同じような状況になっているのかもしれません。
7月2日(水)
先日見に行ったときにはほとんどアマガエルの姿が見られなかったのですが
、今日は雨がサッと降ったあとだったからかたくさんの姿がありました。イ
メージしていたアジサイの上に乗っているところも撮らせてもらえて、満足
できる撮影ができました。あまり暑くなかったのもアマガエルにとって活動
しやすかったのかもしれません。それにしても身の回りで当たり前に見られ
たちいさないきものの姿が減ってしまったのは残念です。
7月3日(木)
このところ小さないきものを撮っているので、山梨滞在中になんとか見られ
ないかとカブトムシを探してみました。ダメだろうなぁとほとんど諦めてい
たら、小さな個体でしたが見つけることができました。撮影したあとに捕ま
えてみると、ちいさくても力は強いですね。そうそう、この感触と昔の印象
を思い出しました。まだ山奥に行けば、カブトムシがびっしりついているよ
うなところがあるのでしょうかね。
7月4日(金)
ちょっと趣向を変えて野鳥を狙ってみました。これだけ暑いと、水浴びをし
にやってくる姿を見られますね。水に入る前はふっくらとした羽毛なのです
が、水浴びすると羽毛がくっついて、なんとも惨めな姿になってしまうのも
面白かったです。中の方までしっかり濡らすと気持ちいいのでしょう。見て
いると、自分も水浴びしたくなってきますね(笑)。
7月5日(土)
実家の周りで撮影したのは数年ぶり。遠目に見るとあまり様子が変わってい
ないようなのですが、近くでじっくり見てみると植生などが変わってきてい
る感じがします。それでもアジサイの植え込みではオオカマキリやハラビロ
カマキリの幼虫がいて、まだ虫たちの住める環境が残っていることが分かり
ます。何気ない植え込みであっても、小さな虫たちにとっては大切な生活の
場となっているのですよね。
7月6日(日)
ほんとうに猛暑の中での勉強会になりました。参加者も頑張って暑いなかで
いろいろな被写体や撮影シーンに挑戦していました。少人数で何度も撮り直
しをしながら納得いく結果を出していき、ちょっとずつ新しいことを覚えて
いってもらっています。その場で実際に体験しないとわからないことも多い
ですから、レベルアップしたい方は一度体験してみてください。
7月7日(月)
帰りがけ、新潟でチョウトンボを撮影していくつもりで早めに出発したもの
の、迂回路がないところで事故があり通行止めに。しばらく待っていれば開
通するだろうと待っていたのですが、人身事故もあったようで時間がかかり
けっきょくかなり戻って遠回りをすることになりました。おかげでほとんど
撮影はできず、移動だけで終わってしまいました。張り切っていただけに残
念でした。
7月8日(火)
フェリーに乗る前にいつも寄る沼へ行ってみると、昨日撮れなかったチョウ
トンボがたくさんいて、びっくりしました。これまで何度も見にきていまし
たが、こんなにたくさん見たのは初めてです。ちょっと距離があって撮りに
くい感じがしたものの、楽しませてもらいました。じっくり探せば近くで見
るチャンスもあったはずなので、もう少し時間が欲しいと思いました。
7月9日(水)
毎年恒例となっている、富良野のラベンダー。ちょうど見頃でいい感じでし
た。最近話題になっていた予言のせいか猛暑のせいか、びっくりするほど観
光客がいなくてスムーズに撮影できました。今回は青空も雲も良くて、最近
ではベストの条件に恵まれた感じがします。久しぶりに風景を撮れたので、
それも良かったです。この夏の天気、どうなるでしょう。
7月10日(木)
北海道も暑くなっていたせいか、いろいろなチョウが花にやってきていまし
た。タテハの仲間は数種類出てきていて、見ているだけでも飽きることがあ
りませんでした。他にもヒカゲチョウなどもいていきなり夏が来たのでびっ
くりして出てきてしまった感じかもしれません。他の場所でもいろいろな昆
虫が出ているのかもしれないので、注意して見て回りたいですね。
7月11日(金)
天気が回復してきたタイミングで地元を見て歩いていたら、かなり間近でク
マゲラが姿を見せてくれました。この前に声を聞いていたので、近くにいる
のはわかっていましたが、姿を見せてもらえるとは思いませんでした。他に
もたくさんのチョウが出てきていましたし、カワセミの給餌の様子も見られ
ました。やはり北海道のいのちの密度は高いですね。
7月12日(土)
このところ虫たちの姿が多く見られるので、湿原の様子を見に行ってみまし
た。ヨツボシトンボはたくさんいたものの、イトトンボはまったくといって
いいくらい見かけず、なんか変な感じでした。ゆっくり探してみると、フキ
の上にミズイロオナガシジミがとまっていました。風があって動きたくない
のか、かなり長い時間撮影させてくれました。セリが咲き始めるとミドリシ
ジミも増えてくると思うので、また見に行ってみようと思います。
7月13日(日)
バイカモの咲く水辺でエゾアカガエルがのんびりしていました。この時期な
ぜか山の中で見かけることはあっても、水辺で見るのは珍しい気がします。
水辺だとふつうは敵に気づくとすぐ潜ってしまうので姿が見られないのだと
思いますが、今日はずっとこんな感じでボーッとしていました。危険だと思
われなかったのは嬉しいことです。ここではチョウが水を飲みにきていたり
他にも面白いシーンが見られました。
7月14日(月)
シャクナゲの花が咲き始めていて、様子を見ているとチョウなどがやってき
て蜜を吸ったりしています。このハナカミキリは花の中でじっとしていてな
にかをしている様子はなかったのですが、花粉を食べてから休憩していたの
でしょうか。スズメバチもやってきて蜜を吸っていたので、シャクナゲの蜜
は美味しいのでしょうね。
7月15日(火)
明け方には台風も通過してしまい、日中は霧雨のような雨が降る程度で風が
強く吹いていました。さすがに風があるといきものもあまり出てこないだろ
うと思いつつ様子を見に行ってみると、タンチョウはあまり気にせずいつも
通り。ただ虫たちは風に飛ばされてしまうので、風の当たらないところを選
んで行動しているようでした。そんな場所を重点的に見ていたら、オオハン
ゴンソウの花粉をカンタンの幼虫が食べていました。こんな小さな体で台風
の夜を耐えたのはすごいですね。
7月16日(水)
先週はきれいだったラベンダーももうほとんどピークすぎとなっていて、枯
れた色が目立つようになっていました。しばらく快適だった北海道も急に蒸
し暑くなってしまって、別の場所のようです。それでも虫たちは元気に動い
ていたので、このくらいの天候の方が好きなようでした。暑さはともかく、
湿度があまりにも高くてたまりません・・・。
7月17日(木)
暑くなる前に撮影ということで、朝のうちにフィールドを歩いてみると、た
くさんのトンボの姿がありました。ノメシトンボやアキアカネだと思うので
すが、久しぶりのトンボの大群を見ました。ちょっと気温が上がってくると
コヒョウモンなども花に来て日向ぼっこしたり蜜を吸ったりしていました。
アマガエルの姿もあり、いろいろ面白かったです。
7月18日(金)
今週頭にはたくさんん花を咲かせていたホザキシモツケ。今日はだいぶピー
クを過ぎたようで、枯れてきた花も目立ちました。そのせいなのか特定の花
にチョウが集まっていました。ひとつの房に数匹のチョウがやってくること
も珍しくなく、ここが美味しいのだろうなぁと思いながら見ていました。そ
れにしても蒸し暑いですね。北海道も温帯というよりも熱帯になってきたよ
うに思います(笑)。
7月19日(土)
すっきりしない天気ですが、気温の方はけっこう高くて蒸し暑い一日になり
ました。湖ではエゾシカがかなり深くまで水に浸かってヒシを食べていまし
た。この場所で天敵に襲われることはないですけど、動きはかなり制約され
ると思うので、そこまでしてヒシを食べたいのか暑さを逃れたいのか、シカ
に聞いてみたいですね。このくらい蒸し暑くなると、もう北海道ではないと
感じていますけどね(笑)。
7月20日(日)
朝のうちは雨が降っていて、上がってきたところで出かけてみると、お腹を
空かせていたのか、チョウが一気に出てきました。場所によって集まってく
る種類が違っていたので、雨を避けている時に集まるところがあるのでしょ
うか。花もそろそろ種類が限られてきているので、自然と咲いているところ
に集まってしまうのかもしれません。いままでに比べると虫たちの姿を見ら
れるのが早くなっている感じがしますね。
7月21日(月)
こちらでも気温が33℃となって、とんでもなく暑くなっています。朝は雲海
が広がっていい感じになっていましたが、この時点ですでに暑く感じるくら
いでした(笑)。このあとチョウの様子を見に行ったのですが、すでに日陰
に集まっているようで、虫たちにとっても暑すぎるみたいでした。こうなる
と涼しいところに行きたいですが、今年はどこが涼しいのでしょうね。
7月22日(火)
今朝も日の出に間に合いそうな時間に目が覚めたので、暑さしのぎも兼ねて
撮影に出かけました。日の出のころの雲海はうっすらと出ていたくらいで、
ちょっと残念でしたが、日が高くなるにしたがって水蒸気が湧き上がってき
て、湖面一面が雲海に覆われました。びっしりと雲海が出ているのは何度も
撮影しているので、こういう景色も変化があって面白いですね。
7月23日(水)
またもや暑くなっていますね。私の住んでいる標茶町でも36℃を記録してい
ました。森の中を歩いていると、いきものたちもやってられないという感じ
でとても暑そうでした。このエゾサンショウウオの子供も、泳ぐのもだるい
感じで、流れに任せてだらだらとしていました。アカゲラもクシバシを開け
て暑そうにしていて、ちょっとかわいそうでした。あと数日の我慢なので、
うまく乗り切って欲しいです。
7月24日(木)
今日もプカプカと浮かんでいるやつを見てきました。海側でいつも寒いくら
いの場所なのにちょっと暑く感じるくらいで、ラッコものんびりとしていま
した。なにか動きがあるかと見ていましたが、しばらく寝ていた後は、遠く
へ泳いで行ってしまいました。風も弱く、ラッコ的にはのんびりできる天気
だったのですね。しかし、陽射しがあるだけで数段暑く感じるのですが、上
を向いていて暑くならないのでしょうか。
7月25日(金)
一週間前はたくさん咲いていたホザキシモツケもだいぶ花が終わってきてい
て、きれいな花を探すのが難しくなってきました。例年ならこれから花の見
頃になるはずですが、この暑さで咲いてしまった感じでしょうか。いろいろ
なチョウがやってきていますが、なかなか絵にしにくくなっています。この
ハナカミキリはきれいな花にいてくれたので、ラッキーでした。
7月26日(土)
昨日は見かけなかったコムラサキが地面に降りて、水なのかミネラル分なの
かを吸っていました。やっと暑さも落ち着いてちょっと雨が降ったので、出
てきたのだと思います。夏になるとよく見かけるこのシーンも、水分がない
と見られないのだとわかりました。何気ない身の回りのいきものたちの行動
も、続けてみていないと分からないことが多いですね。
7月27日(日)
午前中はしっかり雨が降っていて、気温はさほどでもないのに蒸し暑く感じ
ました。雨が上がったところで虫たちが動き出すのを待ちながら撮影してい
ると、アカツメクサの上でじっとしているハチの姿がいくつもありました。
このくらいの気温だと動き出すにはまだ寒いということなのだと思います。
もしかしたら今日は一日このままだったハチもいたのかもしれませんが、花
の上なら食べるものには困らないと思うので、のんびりしているだけかもし
れませんね。
7月28日(月)
いままでの暑さがなんだったのかと思えるようなすっきりしない天気になり
ました。雨の上がっているタイミングで撮影していると、キアゲハが蜜を吸
いにきていました。朝一はお腹を空かせているので長い時間花にいてくれる
ので撮影しやすいですね。セリを見ているとキアゲハの幼虫もたくさんいて
元気に育っていました。サナギの姿を見つけられないので、しばらく注意し
て見ていたいと思います。
7月29日(火)
一日どんよりとした天気で、ジリのような雨が降ったりやんだりでした。
こんな天気だと虫たちが動き出すタイミングを読みやすいですが、暗くて
けっこう撮りにくかったです。花が少なくなっているので、花のあるとこ
ろで待っているといろいろな虫がやってきます。見られる虫の種類も変わ
ってきていて、いまはモンキチョウが多くなりました。また晴れ間が出て
くれば様子も変わると思うので、ちょっと晴れて欲しいです。
7月30日(水)
シマリスがスミレの種を食べていました。暑さもひと段落してむしろ寒いく
らいだったので、いきものの動きも気温が上がってからだった感じです。そ
れでもいろいろな実りがあって、シマリスは貯め込むのに忙しそうでした。
今いちばん多い実りはサクラの種でしょうか。クルミも実っていましたが、
木の下に落ちているものは種ができてなくて、踏むと潰れてしまう状態でし
た。これからの実り具合はどうなるでしょうか。
7月31日(木)
霧なのでしょうか。一日どんよりしていましたが、朝のうちは遠景が霞んで
いて風情のある景色でした。こういう景色のなかに役者が出てきてくれると
いいのですが、思うようにはいかないですね。このあと湖畔を歩いていても
だいぶ遅くなってチョウが活動を始めていました。自然写真は朝が勝負とい
われますが、必ずしもそうとは限らないのですよね。