2024年1月分
1月1日(月)
内陸の方は雲が残るということだったので、海側で初日の出を狙ってみまし
た。残念ながら水平線の上には雲があって、イメージしていた感じにはなら
なかったですが、きれいな朝日が昇ってきました。もうひとつ狙っていた被
写体には会えなかったものの、プチ遠出で気分転換になりました。ちょっと
ずついつもと違う景色を探して行きたいと思います。
1月2日(火)
今朝の朝焼けは短い時間でしたが見事に赤くなり、とてもきれいでした。朝
日の色もなかなかいい感じで、朝日に照らされた霧氷は真っ赤に染まってい
ました。最近は晴れていると朝日・夕陽ともにギラギラで赤くならないこと
が多いので、うれしかったです。こんな色に染まったタンチョウとかハクチ
ョウの飛ぶ姿を撮ってみたいものです。
1月3日(水)
摩周湖、霧氷がついて冬らしいきれいな景色を見せてくれました。霧氷が
ついた量はそれほど多くなく、光が射し込んだのもわずかな時間だったの
で、この景色に出会えてラッキーでした。雲がすごく速く動いていて、そ
の変化を見ているだけでも楽しかったです。しっかり雪が積もってスノー
シューで歩けるようになると、また楽しみが増えますね。
1月4日(木)
屈斜路湖のハクチョウ、すっかり数が少なくなっています。鳥インフルに警
戒して給餌が行われていないという話でした。例年なら80〜100羽ほどいると
ころでも、30羽程度となっていて、湖面が凍る頃にはどうなっているでしょ
うか。ハクチョウがいなくなってしまったら、冬の屈斜路湖の魅力も半減す
ルように思いますが、どうなのでしょう。
1月5日(金)
曇天のつもりでいたのですが、朝起きてみるとまだ晴れ間が残っていて、
これは朝焼けになると慌てて出かけました。おかげで思っていた以上にき
れいな景色を見ることができました。日の出の頃には雲がかかってそこは
またお預けとなってしまいましたが、次のお楽しみということで、懲りず
に出かけてみようと思います。
1月6日(土)
よほど美味しい獲物があったのか、オオアカゲラがかなり近いところで撮影
させてくれました。森のなかではだいぶ雪が減ってきていて、昼頃は歩いて
いると暑くて上着を脱ぎたいくらいでした。気がつけば手袋もしていなかっ
たですね。暖かいので、虫の動きも活発だったのでしょうか。そういえば、
雪のうえを毛虫が歩いていました。まるで春の雪融けの時期のようです。
1月7日(日)
薄く低い霧が流れ、朝日に照らされるなかタンチョウがやって来ました。気
温が高く霧氷などはほとんどついていなくてイマイチかなと思っていたら、
わずかな時間だけすばらしい景色を見せてくれました。滅多にない気象条件
に恵まれて、楽しませてもらいました。いつもとちょっと違う景色に出会う
ためには、まずは出かけることですよね。
1月8日(月)
朝は風景を狙おうと思っていましたが、雲があって目的変更。タンチョウの
ねぐらもあまり良い雰囲気ではなかったので、カナダヅルが給餌場にやって
くるのを待って撮影しました。給餌場にいるとあまり動きがないヤツで、や
っと羽根を広げているところを見せてもらえました。その後、飛び立ちも待
ってみましたが、こちらが根負け。タンチョウのように水を飲みにいくので
はなく、雪を食べて水分としている感じでした。
1月9日(火)
今朝は予想外に天気が良く、霧氷に気嵐ととても冬らしい景色になってくれ
ました。といっても川沿い限定で、全体的に見ると釧路エリアは雪が少なく
春のような感じになってしまっています。日中も天気が続いてくれ、ずっと
タンチョウを見ていました。迷鳥のマナヅルの動きがちょっと変わったよう
に感じます。このあと、どうなることでしょうか。
1月10日(水)
まだ本格的な冬の景色とはいえない感じですが、日ごとに景色が変わってい
きますね。今朝はいつもは見ない感じの雲が出ていて、朝日に照らされて赤
くなっていました。雲もきれいですがその映り込んだ水面がきれいで、でき
たばかりの氷などを撮影してきました。天候が変わるといつもとは違う景色
もあるので、見逃さないようにしたいものです。
1月11日(木)
今朝はマイナス23℃まで冷え込んで、道東の冬らしい冷え込みが戻ってきま
した。いつも期待して出かけるのですが、たいてい期待はずれになることが
多く、今朝も冷えたわりに霧氷の付き方は少なくて思い通りではなかったで
す。タンチョウも気温で行動パターンが変わるのですが、今朝は朝から動い
ていて、こちらも変わって来ているようです。
1月12日(金)
冬のお泊まり勉強会一日目。朝はちょっと変な天気で雪の後に雨が降り、心
配したものの、その後は参加者の皆さんのパワーで天気も回復し、いろいろ
なシーンを見せてもらえることになりました。初日ということもあり、まず
はタンチョウの動きを覚えてもらうことが目的だったものの、皆さん勘が良
く、あっという間に撮れるようになっていました。明日からもいいシーンに
出会えることを期待しています。
1月13日(土)
日の出から日没まで、たっぷり撮影しました。それぞれの場所でタンチョウ
の動きがあり、とんでもない量の撮影をしていた人もいました。撮影後は暖
かく気持ちの良い温泉と、美味しい食事、楽しいお酒と週末の一日を堪能し
てもらえたと思います。今朝思い通りではなかったシーンは、明日の朝にリ
ベンジできるものと信じています。
1月14日(日)
朝の音羽橋、マイナス20℃近い気温になっていて、霧氷がついてくれたうえ
に適度な量の気嵐が立ち上って撮影日和となりました。昨日は風があって霧
氷がつかずに残念だったので、無事リベンジできました。その後も日没頃ま
でいろいろ撮影して、無事にお泊まり勉強会は終了。来年も開催して欲しい
との声も頂き、うれしい限りです。給餌が始まってから、ずっとタンチョウ
の動きを見てきて良かったです。
1月15日(月)
風が強く、屈斜路湖の湖面は海のように波立っていて、かなり寒く感じまし
た。そんな状況でもハクチョウたちは水面に出て行くと、波乗りをしている
ようにうまくバランスをとりながら泳いでいて、ときには顔を水につっこん
で水草を食べていて、さすが水鳥だなぁと感心しました。今夜は吹雪きそう
なので、今頃は丸くなって風に耐えているころでしょうか。
1月16日(火)
朝は風景を撮りたいと思っていたのですが、風が強くパッとしない感じだっ
たので、またもやタンチョウを見に行ってしまいました。雪や風の影響があ
ったようで、給餌場に集まってきたのはいつもよりも1時間ほど遅く、だい
ぶ待たされました。でも、こんな良いシーンも見せてくれたので、待った甲
斐があるというものです。新雪後のダンスは、粉雪が舞ってきれいなんです
よね。求愛ダンスにはまだ早いものの、こういったシーンも運が良ければ見
せてもらえます。
1月17日(水)
湿原のなかではあまり食べ物がなくなってきているようで、エゾシカが頻繁
に立ち上がっては木の枝を食べていました。木の枝には冬芽がついているの
で、栄養が集まっているからでしょうか。木の皮を食べてしまうことで木が
枯れるのが問題になっているますが、木にとってもダメージの少ない部分を
選んで食べているようにも思いました。実際はどうなのでしょうか。
1月18日(木)
今朝は天気もおだやかで、優しい感じの朝日が昇ってきました。この場所に
いても手袋なしで撮影できたといえば、分かる人には伝わりますよね。おか
げで雲海の方は動きがなく、昼頃まで雲海が残っていたようです。そこまで
見ているわけもなく、日が高くなってきたら下に降りて霧氷の景色などもい
ろいろ楽しめました。来週からは晴れ間が少なくなるようで、貴重な陽射し
を活用して動きたいです。
1月19日(金)
安定して北風が吹くということで、一日中タンチョウを見ていました。北風
だとタンチョウもカメラに向かって飛んできてくれて、シャッターチャンス
も増えますね。でも、風がきらいになってしまったのか、以前見られた風に
乗ってジャンプして遊ぶようなシーンはほとんど見られず、風を避けるよう
な行動ばかり。このあたりは変わってしまったように感じました。
1月20日(土)
今朝の摩周湖はイメージを越えた景色を見せてくれて、大満足でした。霧氷
がつくのは天気を見て予想していましたが、それ以上のサプライズもあって
実にラッキーでした。一度良い景色を見てしまうと、次はもっと良い景色を
求めてしまうので、この先はけっこう厳しくなりますね。今シーズンは湖面
が凍った景色も見せて欲しいところです。
1月21日(日)
雲海が一面に広がり、きれいな景色となりました。そんなに冷えていると思
わなかったのですが、マイナス20℃くらいになっていたようですね。屈斜路
湖の湖面も少しずつ凍り始めていて、この先の変化が楽しみなところです。
ただ、雪の予報も出ているので、あっという間に白く雪で覆われてしまう可
能性も高いですね。今シーズンは凍ると雪というパターンが多いので、どう
なることでしょうか。
1月22日(月)
小雪がちらつくなか森をフラフラと歩いてみました。雪が降っていると、あ
まりいきものの動きも良くないみたいで、思うような出会いはありませんで
した。でも、しつこく何か会えないかなぁと思って歩いていると、キバシリ
やヒヨドリがけっこう近くで遊んでくれました。私のことをかわいそうだと
でも思ったのでしょうか。また今度も遊んで欲しいですね。
1月23日(火)
久しぶりの雪ということで、朝からタンチョウを見ていました。大雪という
ことでしたがそれほどでもなく、でも釧路的には湿った雪で木の上に雪が積
もるいつもと違った雪でした。たくさん降っているときはAFが惑わされてピ
ント合わせできず、適度な雪の時はタンチョウが動かないという待っている
側は焦らされた感じですが、日没後にいい景色があって報われました。でも
人間の都合では動いてくれないものですよね。
1月24日(水)
昨日の雪が残っていて、朝日に照らされて赤く染まるのではないかと期待し
て出かけてみました。残念ながら空の低いところに雲が広がってしまい、陽
射しが出てきたのは光が白くなってからでした。冷え込んでいたためにタン
チョウがやって来たのも遅く、狙い通りとはいかなかったです。そのなかで
マナヅルは良い動きをいくつか見せてくれました。タンチョウと一緒に鳴い
ているシーンなんかを見たいと思っていますが、どうなるでしょう。
1月25日(木)
冬の嵐がやってくるというので、安全策をとってあまり荒れていない自宅よ
りも南側へ行って撮影しました。警報が出ていたわりには朝のうちは穏やか
な感じでしたが、帰りにはけっこう吹雪いて吹き溜まりもできていました。
タンチョウの動きとしては風に乗って遊ぶシーンもあって、ちょっと変化も
ありました。もう少し雪が降っていたらなぁと思うところもありますが、そ
うなると、また動きも変わってしまったのでしょう。明日も安全策を優先し
て動こうと思います。
1月26日(金)
まだ冬の嵐はおさまらず、比較的天気が安定している鶴居村へ。9時までは
晴れているというのでタンチョウの給餌場でチャンスを待っていましたが、
ちょうどその頃に外国人が変なところに入り込んでタンチョウを驚かせてし
まったために動きがなく、残念な感じでした。仕方なくもうひとつの給餌場
でカナダヅルの姿を見て帰ってきました。この風で流氷も接岸してきている
ので、晴れ間を狙って動きたいですね。
1月27日(土)
用事があって、ついでにいつもと違うところへ寄ってみたら、小鳥が遊んで
くれました。ゴヨウマツの木があってその下に実が落ちているようで、カラ
類やアカゲラなどが来ていました。マツは葉が茂っているため、下に雪が積
もらないのも小鳥にとってはいいのでしょう。湿原エリアではあまりヤマガ
ラを見かけないので、うれしい出会いでした。
1月28日(日)
やっと天気が落ち着いたので、北側の様子を見に行って来ました。吹き溜ま
りが残っているかと思いましたが、きれいに除雪されていて問題なく移動で
きました。ハクチョウたちはこの天気でお疲れなのかあまり動きはなく、こ
んな動きを見せてくれた程度で、待ちくたびれました。気温が高いので、景
色の方もこのあとどうなっていくのか気になるところです。
1月29日(月)
今シーズンは摩周湖の景色が良いですね。先日続いた冬の嵐のおかげで、霧
氷というより樹氷になっていました。短い時間でしたが青空も広がって、な
かなか迫力がありました。あとは湖面が凍結した景色を久しぶりに見たいの
ですけれど、この暖かさではどうなるでしょう。日中はかなり暖かく、樹氷
もだいぶ落ちてしまっていましたから。
1月30日(火)
天気がもちそうだったので、思い切ってオホーツク海側へ。流氷もいい感じ
に入っていて、きれいな景色でした。午後にはけっこう雲が出ていて、夕陽
はどうしようか悩みましたが、行ってみて正解でした。水平線の上の隙間か
ら姿を見せてくれて、流氷の海を照らしてくれました。ただ、暖かくて春の
ような景色だったのが残念。荒々しい流氷を見たいですね。
1月31日(水)
今朝もきれいな景色をたっぷり楽しむことができました。一度はガスがあが
ってきて真っ白になってしまいましたが、ちょっと待っていると雲海が刻々
と変化して、いろいろなバリエーションを見られました。短い時間でも今ま
で見ていないシーンもあって、こういう方が面白かったです。しかし、屈斜
路湖、凍りませんね・・・。