2023年7月分
7月1日(土)
新潟に上陸。天気はすっきりしなくてところどころ雨が降っていました。途
中では災害級の雨という警報が天気アプリから伝えられましたが、ひどい雨
には遭うことなく移動できました。雨がふっていたおかげで、いつも通ると
きにはあまり水が流れていなかった滝もいい雰囲気になっていました。もう
ひとつの滝では水量が増えて迫力ありましたね。いつもと違う天候などで景
色を見ると、発見があります。
7月2日(日)
山梨、暑いですね。今年は暑いせいか草木の伸び具合が激しく、今回のアジ
トの手入れはけっこう大変そうです。ひとまずある程度の片付けを済ませよ
うと午前中は庭仕事に集中。午後になってからちょっと撮影ついでに買い物
と思って河口湖に降りたら公園に入るのに渋滞してました。撮影は諦めて、
買い物を済ませて戻りました。週末の富士山周辺は、動き方を考えないとい
けないですね・・・
7月3日(月)
朝のうちに河口湖でラベンダーを見てきました。午後には駐車場が満車にな
っていたようで、相変わらずの混雑ぶりです。もうひとつのラベンダー畑の
方はぜんぜん人もいなくて、落ち着いて花を見ることができました。そちら
は富士山と一緒に撮るのには向かないのですが、静かでいいですね。庭の片
付けはやっとスタートに立った感じです。
7月4日(火)
相変わらず暑くて平地に降りて撮影する気になれません(笑)。今日も木陰
に入って小鳥の姿を見ていました。小鳥も暑いのか、何度も水浴びに来てい
ましたね。このヤマガラは子育てもしているようで、幼鳥を連れてきたり餌
を運んだりと、大忙しでした。幼鳥も少しずつ食べ物を覚えたり行動の仕方
を親から学んでいるようで、見ていて楽しかったです。
7月5日(水)
アジサイを撮影していたら、アマガエルの姿をみつけました。以前はこんな
シーンも珍しくなかったのですが、いまは滅多に見られないものになってし
まったと思っていました。でも、今日はあちこちでアジサイの上にアマガエ
ルが乗っていて、うれしくなってたくさん撮影してしまいました。きっとこ
こは農薬などを使わずに管理しているのでしょう。年々身近であったはずの
いきものの姿がなくなっているので、本当にうれしかったです。
7月6日(木)
ハスの咲いているところなら、他にもいきものの姿も見られるだろうと思い
行ってみました。ハスの方はまだ咲き始めという感じであまり花の数は多く
なかったですが、きれいでした。トンボの姿を探してみましたが、飛んでい
るもののハスなどの上にはとまってくれませんでした。トノサマガエルらし
き姿はあって、水の中に逃げるときに可愛らしい声で鳴くのがなんとも愛ら
しかったです。
7月7日(金)
富士山の五合目でお散歩してきました。さすがに標高2400mとなると涼しく
て快適ですね。宝永火口の斜面の草が作る緑のパターンが面白くて、雲の影
が落ちたところを撮影してみたら、あとから見ると雲が日本地図みたいで、
お気に入りの一枚となりました。久しぶりの2000m以上の標高だと、いきな
り歩くと息が切れますね。これより上は体のリハビリが必要みたいです。
7月8日(土)
夏の暑いときは水辺がいいですよね。ということで、ちょっと滝を撮影して
きました。今日は誰もいなくてゆっくりと撮影できました。このところの雨
の影響か、水量が多くなっている感じがしました。滝もちょっとずつ表情が
変わるので、一度撮影していてもまた見に行ってみると違う印象で見えてく
ることがあって面白いですね。
7月9日(日)
今日の勉強会は雨が降るという予報だったのが、参加した皆さんの日頃の行
いがよかったおかげで、雨に降られることなく終了しました。ほんとうは暑
いので一度ザッと降って気温が下がったり水滴がついたりすると良いかなと
期待していたんですけど、ぽつぽつと一瞬降っただけでした。そういえば、
一度も蚊を見かけませんでした。暑いからなのか、すごい量の殺虫剤でも撒
いているのか? どちらなのでしょう。
7月10日(月)
気温があがり蒸し暑いので、渓谷をお散歩。案内図では滝があるはずなので
すが、行ってみると道が崩れたのか滝を見られる場所にはたどりつくことが
できませんでした。でも、途中でヒキガエルの親分と会えました。ヒキガエ
ルって、存在は知っていてもあまり見かけることがなくて、撮影したのはは
じめてかもしれません。今回は良いポーズをとってくれましたよ。
7月11日(火)
朝の霧ヶ峰は気持ちが良いですね。ニッコウキスゲが咲いている時期に来た
のはもう10年ぶり以上になるのではないでしょうか。ニッコウキスゲは電気
柵のなかでしか見られなくなっていて、寂しい景色でした。そのあと湿原を
歩いていると、ミヤマモンキチョウがアヤメにつかまって寝ていました。こ
ちらも姿を見るのは20年ぶり。トンボやチョウの姿も多く、体制を整えてじ
っくり見てみたいと思いました。
7月12日(水)
霧と棚田の景色を撮影したあと、まだ霧がうっすらと残る森を歩きました。
見る角度によっては光芒が出てきて、とてもきれいな景色でしたね。ふだん
とは違う場所を歩いてみると、いろいろな発見があって面白いです。北海道
もいいですが、すっかり観光化されてしまった感じがあって、新鮮みに欠け
るので、見ていないところを訪れて行きたいなと思いました。
7月13日(木)
フェリーに乗る前に朝の撮影をしていたら、ハスのたくさん咲いているとこ
ろで、オオバンの親子を見ることができました。オオバンの姿自体は珍しく
ないですが、親子の姿を見たのは初めてですね。おおきなミミズを捕まえて
きては子供たちに細かくして分けていました。近くに来ない子にもわざわざ
持っていくなど、きちんと配分していたのが意外でしたね。
7月14日(金)
北海道に戻りました。さすがに湿度が違うのでホッとします。帰りがけにち
ょっとだけラベンダー畑を見てきました。ギリギリ混雑する前に到着できた
ので、サラッと撮影してきました。ここを出るときにはもう駐車場待ちの列
ができていたので、今シーズンはかなり混雑していることでしょう。こうい
う人が多いところは、やっぱり苦手です・・・。
7月15日(土)
朝から雨が降ったりやんだりのすっきりしない天気になりました。気温は低
くて過ごしやすいですが半袖ではムリで、一枚羽織るくらいの感じでした。
近所を回ってみたらタンチョウの姿はありませんでしたが、エゾシカがいつ
ものところにいました。こういうのは釧路ならではかと思っていたら、山中
湖の街中でものんびりしているシカを見ましたね。悪さしなければ、庭の草
苅りやってくれれば喜ばれるのに。
7月16日(日)
オオウバユリの甘い香りに誘われているのか、ハナアブがたくさん集まって
きていました。早いところではもう枯れかかっている花も見られるようにな
っていて、しばらく留守にしていたうちに季節が大きく動いた感じです。し
かし、同じような環境の本州の場所と比べると、道東はどんどん自然環境が
失われているように感じます。いままで見られた花などがなくなってしまっ
たのは、どうしてなのでしょう?
7月17日(月)
湿原の木道を歩いてきました。木道沿いの昨秋から工事をしたあたりは植生
がなくなり花などが見られなくなってしまっていました。回復まで数年はか
かる感じがしました。ホザキシモツケが咲いているところには、いろいろな
チョウが集まってきていてにぎやかでした。ほかにもミドリシジミやヒメシ
ジミが出始めていて、これからしばらくは虫たちの姿が楽しめそうです。
7月18日(火)
シマリスがサクラの実を食べていました。もう来春に向けての準備を始めて
いて、地面に落ちたサクラの実を口の中に蓄えては地面のなかに埋めていま
した。今年の春は、このサクラの種を食べているシーンを何度も見ていて、
何ヶ月も先のことを考えて行動しているのだなぁと感心しました。人間は果
肉だけ食べて種は捨ててしまいますが、活用するところが違いますね。
7月19日(水)
先日も見かけたコムラサキ。そのときはちょっと陽射しが出てきて翅を閉じ
てしまいましたが、今日は曇天だったので吸水しているときも翅を広げてく
れました。しかし、この紫色は角度があったときにしか見ることができない
ので、撮影はなかなか難しかったです。紫に見える位置に移動しようとする
と逃げてしまうんです。この次は、ミドリシジミを狙いたいと思います。
7月20日(木)
日中には晴れ間も戻って来て、ちょっと蒸し暑く感じました。林道に入って
ウロウロしていたら、イケマの花にキアゲハがやって来ていました。羽化し
たばかりでお腹を空かせていたのか、かなり長い時間蜜を吸っていました。
夢中になって蜜を吸っていたので、撮影するのも楽でしたね。気温が上がる
とアブも増えて、車はアブだらけになっていました(笑)。
7月21日(金)
久しぶりの雲海の景色を見てきました。今朝は風がなかったので雲海の動き
もあまりなく静かな景色でした。風が強いと雲海にもなりにくいのですが、
変化がないのもちょっと物足りないと贅沢なことを思っています。とはいえ
摩周湖は雲の中になってしまうことの方が多く、貴重な景色を見ることがで
きたのは良かったです。これから雲海シーズンといえるので、朝の天気が気
になりますね。
7月22日(土)
今日は虫をいろいろ見ることができました。このオニヤンマの他は、タテハ
チョウの仲間やヒカゲチョウなどがいました。水辺ではマツモムシの姿がた
くさんありましたが、微妙に水中にいるのでうまく撮れなかったです。こう
やって見てみると、どんどん失われている感じがするものの、まだ釧路周辺
には貴重な自然環境が残されていますね。観光化などで失われてしまわない
ことを祈っています。
7月23日(日)
このところアカゲラの姿を近くで見かけることが多いです。今日は家族で移
動しているようなところとか、わりと近くで木を突いているシーンなどを見
ることができました。昨日は地面に降りていたので、アリの巣でも掘ってい
たのでしょうか。ひとつひとつの行動を長く見ることができると、次に会っ
たときにも行動を予測できるので、撮影しやすくなります。遠くで絵になら
ないようなときも、観察できるときはゆっくり見ていると役に立ちますね。
7月24日(月)
先日うまく撮れなかったマツモムシに再挑戦してきました。水が濁っている
のですっきりとは撮れませんでしたが、前回よりはいい感じになりました。
こういった水生昆虫は、東京に住んでいた子供の頃は図鑑のなかだけのもの
でしたが、こうやって実際に見られるとうれしいですね。タガメにも会って
みたいですが、釧路のあたりにはいないかも。
7月25日(火)
一気に気温が上がって、こちらでも30℃を超えました。日中は暑くていきも
のたちも木陰に逃げ込んでいました。このエゾリスはコケの上がひんやりと
するのか、お腹をコケの上に載せて地面に寝そべっていました。木の上でグ
ッタリしているのはよく見ますが、コケが涼しいことを発見したのでしょう
か。この暑さがしばらく続くようで、ちょっと気が重いです。
7月26日(水)
暑いので林道に入ってウロウロしていました。気温が30℃近くなっていると
日中でも水温が低い流れではうっすらと水蒸気が立ち上っていて、幻想的な
感じでした。しかし、シカシラミバエの襲撃があって、退散してきました。
車の中にも10匹くらい入ってきて、落ち着かなかったです。このところダニ
やアブよりもこいつの方が気になって仕方ありません。あまり気にしていな
いようですが、大丈夫なのでしょうか。
7月27日(木)
日中は暑くてなかなか撮影にならないので、早朝の撮影に切り替えました。
今朝は雲海が広がり、朝焼けや刻々と変化する光のおかげでいろいろなバリ
エーションを撮影できました。ちょっと移動するだけで雲海の状態も違うの
で、どこへ向かうか判断するのに悩みますね。まだ日の出は4時頃と早く、
間に合うように出発するのもけっこう大変。ワンパターンになりがちですか
ら場所を変えて撮影しに行こうと思います。
7月28日(金)
今朝も朝の撮影に出かけてみましたが、ちょっと外れでイメージ通りにはな
りませんでした。それでも峠から下りてきたら、いい感じの景色に出会うこ
とができました。想定外ではなかったものの、空振りにはならなくて良かっ
たです。このところ続いている高温が当たり前になると、こういった景色も
見られなくなってしまうのかもしれませんね。
7月29日(土)
ダメそうな感じがしながら気になって、朝の撮影に出かけました。目的の現
場近くまで行くと予想通りの感じだったので、そこから変更してウロウロし
ていました。これといった景色を見つけられず、諦めて定番をと移動をして
いたら、偶然いい感じの景色に会えました。低い霧が出ていたおかげで絵に
なりましたが、カラッと晴れていれば素通りでした。こういう何気ない景色
との発見が写真の面白さですね。
7月30日(日)
そろそろ釧路のカワセミも子育てのシーズン。近場で姿をさがしていたら、
間近で魚を捕まえた様子を見せてくれました。捕まえた魚はトゲウオのよう
で、こんなのを飲み込んでも大丈夫なのかと思いますが、貴重な食べ物なの
ですから、うまく食べる方法が伝えられているのでしょう。かなり近い距離
だったので、この出会いに感謝です。
7月31日(月)
やっと気温が30℃を切り、過ごしやすい一日でした。日中は雨が降ったりや
んだりだったので、車のメンテナンスをしてもらってきました。近くの池で
は湖面に低い霧が漂って、幻想的な景色になっていました。良く行くところ
ですが、これは初めてでしたね。このところ気温が高かったので、水温も高
くなって発生したのでしょうか。ふだんと違う景色が見れて良かったです。