2022年12月分


12月1日(木)


今朝はマイナス7℃ほどまで気温が下がって風もあったので、体感的にはか
なり寒く感じました。これまで暖かい日が続いていたので、体が慣れていな
いというのもあります。景色の方はやっと部分的に氷が張り始めていて、こ
れからどうなるか楽しみです。しっかりと雪が積もるまでは、被写体を探し
てウロウロすることになりそうです。                 




12月2日(金)


グンと冷え込んでマイナス12℃の朝でした。期待していたような霧氷などは
なくて、意外と平凡な感じでした。それでもうっすらと気嵐があがっていた
り氷ができていたりして、冬を実感できました。しばらく気温が低い日が続
くようなので、もう少し面白い景色を期待したいところですが、冷えると空
気は乾燥してしまうので、どうなるか。微妙なところです。       




12月3日(土)


冷え込みが続いて、川の氷が一気に育っています。昨日撮影したところでは
岩についていた氷が大きくなって流れ全体が凍りついてしまっていました。
このくらい冷えていると、滝の方も凍っているかもしれないですね。今夜は
ちょっと雨が降る予報なので、これが雪になってしまうと氷の上に積もって
氷がダメになってしまいます。贅沢な悩みですが、降らないで欲しいです。




12月4日(日)


このところ朝は冷えても霧氷もつかない感じでしたが、昨夜の雨のおかげで
今朝はけっこうついていました。ただ雲があって朝日は見られない感じだっ
たので、今シーズン初の音羽橋を見に行ってみました。ちょっと遅めの到着
でしたが、ちょうど良い感じに飛び立ってくれて、待ち時間なしで撮影でき
た感じです。飛び立ったタンチョウは給餌場ではなく近所の畑に集まってい
て、給餌場で撮れるのはまだまだ先になりそうした。          




12月5日(月)


空気に湿度が加わったおかげで、朝はとてもきれいな景色を楽しむことがで
きました。久しぶりにきちんと霧氷がついていましたし、朝日に染まってき
れいでした。ちょっとでしたがダイヤモンドダストも出ていて、キラキラと
輝いていました。もう少し規模が大きくなるとサンピラーとして見えるはず
ですが、そこまでにはならなかったです。               




12月6日(火)


朝の景色もきれいでしたし、そろそろタンチョウもシーズンに入った感じが
します。夕方は屈斜路湖の方でハクチョウを見ていました。こちらもレギュ
ラーメンバーが揃ってきたのか、落ち着いた感じがしますね。あとは冷え込
んで雪が降ってくれれば動きも安定するでしょうか。といってもしばらくま
とまった雪は降らないみたいなので、まだ試行錯誤が続きますね。    




12月7日(水)


満月に近い月が昇ってくるので期待して摩周湖に夕方向かってみたのですが
摩周岳の上にちょっとだけ姿を見せてくれたあとは、雲のなかに隠れてしま
いました。空を見ればおおかた晴れていたのですけど、風があったために山
のあたりは雲が湧いてしまったようですね。朝日・夕陽なら翌日に再挑戦も
できますが、月の場合は一ヶ月先。なかなか難しいものです。      




12月8日(木)


日中も気温が低くなり、陽射しがありがたく感じられる季節になりました。
ちょっと雲がでて陽射しが遮られると寒くなりますから、体感的にはかなり
違います。いきものにとってもこの陽射しは貴重なぬくもりといえると思い
ますね。このエゾリスも、陽射しを浴びて気持ちよさそうにしていました。
冬眠しないいきものですから、太陽のありがたさは誰よりも知っているのだ
と思います。                            




12月9日(金)


給餌場もシーズンになりましたね。朝からそれなりの数のタンチョウが集まっ
てくるようになりました。ただ、鳥インフルエンザ対応で午後は給餌していな
いということで、昼頃にはタンチョウの姿もなくなってしまいます。雪はまだ
積もっていませんが、霜が降りている間は地面も白くなっていてなかなかきれ
いでした。雪はまだ積もりそうにないので、もうすこし湿気が残っていて欲し
いところですね。                           




12月10日(土)


間近でクマゲラを見ることができました。ハリギリの実を食べていて、よほ
ど美味しいのか、私がいてもお構いなしでした。枝が入り組んでいてすっき
り撮るのが難しかったですが、良いシーンを見せてもらえました。以前もオ
オアカゲラが夢中になって食べているのを見たことがあります。そんなに美
味しいものなのでしょうか。                     




12月11日(日)


今朝は雲海を撮影。日の出の方向には低い雲があったので、ちょっと赤みが
弱くなってから光が射し込んできました。屈斜路湖はあちこちで温泉が湧い
ているので水蒸気が立ち上りやすく、風のない晴れた朝は雲海の可能性が高
いですね。湖面が凍結するのはまだまだ先になると思うので、しばらくこん
な景色も楽しめるでしょうか。                    




12月12日(月)


水深の浅い湖では、だいぶ湖面が凍ってきていますね。まだ全面凍結までは
いっていませんが、かなりの面積が凍っていました。雪の乗っていない透明
なうちに行こうと思っていたのですが、気がついたらもう白くなってしまっ
ていました。雪なのかフロストフラワーなのか微妙な感じで、これもまた自
然が見せてくれる美しい景色のひとつですね。明日は雨ということで、また
違う表情になっていくのだと思います。                




12月13日(火)


チラチラと雪が舞うなか、ヤマセミの姿を見ることができました。だんだん
水辺も凍り始めていますので、魚を捕れる場所が限られてきて、姿を見られ
るチャンスも増えている感じがします。雪の方はもう少し積もるかと思って
いましたが、途中から雨に変わってしまいました。けっこう降ったので、積
もった雪も溶けてしまったところが多いでしょう。明日の朝は気をつけない
と危ない路面になっていそうです。                  




12月14日(水)


今朝は気温が高く、このところとしてはかなり暖かい朝でした。暖かいとき
はタンチョウも早くから行動するので、給餌場へ行ってみました。朝日が赤
いうちには鳴かなかったですが、それでも少ししてからきれいな吐息を見せ
てくれました。鳥インフルのせいで給餌量を減らしているということで、か
なりお腹を空かせているようでした。分散化のために減らされ、病気対策で
減らされ、なんともかわいそうな感じです。              




12月15日(木)


朝は氷をいろいろ撮影して、午後は違うものをと出かけてみたら、ラッキー
なことにモモンガの姿を見ることができました。トイレに出てきたようで、
用を済ませてからしばらくジッとしていてくれたので、撮影するチャンスが
ありました。風があって寒かったのですが、もっと寒い時間に活動するので
気にならないようで楽しませてくれました。カラスの声がしたら、ビックリ
したように巣に戻ってしまいました。                 




12月16日(金)


冷え込みも戻って来ているように思うのですが、まだ中途半端な感じのよう
で、寄せ氷ができていました。薄く氷ははったものの、波で砕けて打ち寄せ
られているんですね。見ている間にも溶けていたので、昼頃には形がなくな
っていたのではないでしょうか。状況がめまぐるしく変わっていくので、毎
日違った景色が見られて楽しいですね。                




12月17日(土)


朝は冷え込んでいたので霧氷がついていると期待して音羽橋に向かってみた
のですが、なんとほとんど霧氷はついていなくて、じつに平凡な感じの景色
でした。ここに来るちょっと手前ではけっこうついているところもあったの
で、ここだけ風でも吹いていたのでしょうか。ほぼ確実だと思っていただけ
にガッカリでした。今シーズンは混雑するでしょうから、その前にもう少し
楽しんでおきたいです。                       




12月18日(日)


期待していた雪はそれほど多くなくかろうじて地面を白くするくらいのもの
でした。それでもタンチョウが動き回ると積もったばかりの乾いた粉雪が舞
い上がって冬らしく見えるはずなので、でかけてみました。はじめはぜんぜ
ん動きがなくて外れかなと思っていましたが、給餌後には元気に動いてくれ
たので、まあまあイメージしたシーンを撮ることができましたよ。    




12月19日(月)


すっきり晴れすぎて雲もなく、峠からの景色も平凡になってしまいました。
気温はそれなりに下がっていたので霧氷なども期待して探したのですが、ま
ったく見ることができませんでした。思っていた以上に風が吹いていたので
しょうか。北海道も日本海側はかなり大雪になっているようですけれど、こ
ちらはぜんぜんないといっても良いくらいです。もう少し積もっておいて欲
しいところですね。                         




12月20日(火)


朝はマイナス18℃とだいぶ冷えてきましたね。そのわりに景色の方は劇的に
変わることもなく、寒かったです(笑)。雪は降りましたが、乾燥も進んで
いるようです。もうすこし面白い景色が見られるかと期待していたのですけ
どね。この数年、年末年始がいちばん冷え込むことが多いので、これからの
冷え込みに期待です。                        




12月21日(水)


今朝も冷え込んで霧氷がついていました。川沿いは真っ白で幻想的な景色にな
っていたものの気嵐はほとんどあがっていなくて、まだ物足りない感じです。
ここ3年ほど通行止めになっていた道が通れるようになったので行ってみると
そこはほとんど霧氷はついていませんでした。期待して行ってみたのですが、
まだ冷え込みが足りないということですね。               




12月22日(木)


日中はプラスの気温になっていたものの、陽射しがないと寒く感じますね。
ふだんは元気に駆け回っているエゾリスも寒そうにしていました。太陽のあ
りがたさを実感します。今夜から大雪という予報だったのですが、どうもこ
ちらはみぞれや雨のようです。今積もっている雪も、溶けてしまうかもしれ
ません。年内には根雪が積もって欲しいところです。          




12月23日(金)


昨夜からの雪が10cmほど積もって、しっかりと雪景色になりました。ただ、
雨も降っていて関東で降るようなびしょびしょの雪になっているので、ちょ
っと気温があがると溶けてしまうと思います。樹の幹にしっかり雪がつくの
は珍しい感じで面白かったですが、しっかり除雪してないところは凍結して
ツルツルになりそうでした。シカの飛び出しにも気をつけないと。    




12月24日(土)


朝は路面も凍結していて慎重に移動しないと危ない感じでしたが、しばらく
撮影してから戻るときには、もう路面はすっかり溶けてアスファルトが出て
きていました。日中もずっとプラスの気温だったので雪融けも進んでいるよ
うに思います。まるで春のような感じです。冬至も過ぎたので、これから暖
かくなってしまうのではと心配になります。              




12月25日(日)


うっすらと霧氷がついていました。もう少し視界が開けるかとしばらく待っ
ていましたが、風も強くて寒いですし期待できそうにないので降りてきまし
た。気温はプラスでも風があると寒いですね。このあとハクチョウの様子を
見に行って、これといったものもないので帰ってきました。これでちょっと
光が射し込めば、とても幻想的で良かったのですけどね。        




12月26日(月)


湿原の様子を見に行ってみると、気温が高くせっかくの雪も融け始めていて
春のような景色でした。道路の雪もなくなりちょっとガッカリ。でも、この
湿った雪で枯れた葦が倒れてくれたのはいいですね。見通しがきいてすっき
りした感じです。あとは役者が現れてくれればいいのですけれど、なかなか
出会うことができません。シカの姿も少なくなった感じがします。    




12月27日(火)


気温が高く給餌場の雪が溶けてしまうのではないかと心配していましたが、
大丈夫なようですね。これならしばらくは雪の心配をしなくても良さそうな
感じでした。ただ、足下は凍り始めていて斜めのところは滑り止めがあった
方が安心な状態になってきていました。年末年始で人が集まると、あっとい
うまにツルツルになってしまうと思います。これから給餌場に行く人は、装
備があれば用意しておいた方が安心かもしれませんよ。         




12月28日(水)


先日からずっと天気が悪くて育ち続けた霧氷、やっと朝日に染まるのを撮影
できました。霧氷というか部分的には氷がついた雨氷のような状態になって
いるところもあって、なかなかきれいでした。今シーズンはもう摩周湖に行
かなくてもいいかなというくらいです。ただ、こういうすごいのを見てしま
うと、この先なかなか感動できなくなるんですよね・・・。       




12月29日(木)


今朝も二匹目のドジョウを狙って摩周湖へ向かったものの、雲が多くて日の
出の頃は光が射し込みませんでした。そのあとハクチョウの様子を見に行っ
てみると、このところ数が少ない感じがしていたのがちょっと増えた感じに
見えました。新顔が多くなっているのかケンカが多く、動きのあるシーンを
撮ることができました。以前にくらべるとまだ地味ですが、空振りにならな
くて良かったです。                         




12月30日(金)


さすがに年末、人出も増えていますね。フィールドもどこに行っても人がい
て落ち着かない感じなので、一回りして帰ってきました。釧路エリアは天気
が良くてちょっと後ろ髪引かれるところもあったのですが、晴れているとこ
ろは雪も減ってきて、夕景もちょっと期待できそうになかったので、割り切
ることにしました。もう少し積もっておいてい欲しいところですね。   




12月31日(土)


今朝は出遅れた感があってしばらくウロウロすることになってしまいました
が、良い景色に会うことができました。やはり自分の足で歩いて自分の目で
見るのが一番大切ですよね。装備をしてなかったので、足下がびしょ濡れに
なってしまったけれど、楽しめました。いくら冬山とはいえ、安全を見越し
て動くのなら濡れても大丈夫ですね。