2022年10月分


10月1日(土)


今朝は雲海を期待していたのですが、かなり気温が高く平凡な朝となってしま
いました。ちょっと雲が焼けてくれたのが救いでした。このあとは薄い雲が広
がってきたので移動しました。日中はビックリしたことに道内で30℃になった
ところがあったようですね。例年なら一度は雪が降っている時期ですが、まだ
降っていないのですから、変な天候になってしまったものです。      




10月2日(日)


地元に戻ってみると、まだ紅葉もそれほど進んでいなくて寂しい感じがしま
す。天気も良くなく、林道に入って何かないかと探し回りました。やっとみ
つけた紅葉はツタウルシでした。シラカバの幹にしっかりと巻き付いてここ
だけパッと明るくなったように見えました。霧のフワッとした雰囲気の中で
見たら、もっときれいだと思いますが、チャンスはあるでしょうか。   




10月3日(月)


シマリスが越冬に向けて活発に動いていますね。いまの時期に冬の食べ物を
貯め込まないといけないのですから、必死ですよね。ただ、このあたりでは
夏の天候不順の影響なのか木のサイクルなのか、ドングリもほとんど実って
いないですし、ちょっと厳しそうな感じがします。人間の世界も食料費がど
んどんあがっていて、他人ごとではないですよね。           




10月4日(火)


ほぼ一日中雨になりました。HDD のトラブルなんかがあってその作業をして
いるので、天気が悪い方が落ち着いて作業できていいのですが(笑)。ちょ
っと近所をまわってみたら、タンチョウがダンスを見せてくれました。頼ん
でみるものですね。近場で紅葉はほとんど期待できないので、こういったシ
ーンに出会えるのはありがたいです。                 




10月5日(水)


北海道でも初雪の声がきこえてきたので、慌ててタイヤを交換して出発。陸
続きですが、移動には半日かかります。途中で良さそうな場所に寄ってみる
のですが、このあたりはまだ紅葉見頃とはいえなくて、それらしい雰囲気を
取り込んで撮影しています。短いチャンスなのでいい景色に会えることを期
待していますが、どうなるでしょうか。                




10月6日(木)


紅葉と雪景色、なんとか間に合いました。今年は全般に紅葉が遅れていたおか
げで、雪の時期にも残っていてくれました。初雪もかなり遅れていますが結果
的には良かったといえるでしょうか。雪に当たると葉が傷んで一気に落葉する
ことが多いですし、雪も溶けてしまう可能性があるので、こういったチャンス
に恵まれて良かったです。                       




10月7日(金)


ちょっと雪が溶けてきていて、紅葉と雪景色という感じが難しくなってきま
した。でも、完全な冬景色は撮影できました(笑)。こんな広がり感は日本
ではないようなスケールで、いつまで見ていても飽きないですね。まだ紅葉
も残っているので、しばらくは家に帰りたくない気分です。しかし、車のト
ラブルが出てしまい、少しずつ戻ることになってしまったんです。とほほ。




10月8日(土)


今日も雪が降ってくれました。標高1000mあたりまで白くなっていたでしょう
か。まだ紅葉が残っているあたりにも雪が降って、ちょうどいい感じでした。
峠のあたりは道路こそ積雪にはなっていませんでしたが、パーキングではそれ
なりに積もっていて、歩くと滑って危なかったです。午前中の良い時間に撮影
できたので、ラッキーでした。きっと午後には晴れて溶けたと思います。  




10月9日(日)


今朝はグンと冷えて車にも霜がびっしりついていました。湖面からは水蒸気が
立ち上り、幻想的な景色が広がりました。ただ、けっこう気嵐が濃すぎて、景
色が見えなくなってしまうこともあって、ちょうどいい加減というのは難しい
と思いました(笑)。紅葉の方はイマイチで、日が当たり出してからはパッと
しないので、引き上げてきました。                   




10月10日(月)


しっかり雨が降りましたね。昨日引き上げてきてちょうどいい感じだったと思
います。地元のあたりでは探し回るとなんとかすごいピンポイントで赤いとこ
ろがあったりしました。車のトラブルはひとつ解消したのですが、また別のと
ころがダメで、また修理しないといけなくなってしまいました。9月に頑張っ
てもらったツケが出てきている感じですね。               




10月11日(火)


昼頃まで降っていた雨もあがり、午後には陽射しも出てきました。近所の紅
葉はあいかわらずパッとしませんが、様子を見ているとところどころでいき
ものの姿を見ることができました。このキタキツネは林道でボーッとしてい
たら何をしているのか気になったのか、様子を見に来たみたいです。なんで
もないと分かったら、さっさと帰ってしまいました。もう少し遊んで欲しか
ったですね。                            




10月12日(水)


エゾリスも冬に向けての準備を始めているのでしょう。キノコを食べるのかな
と見ていたら、全部は食べずに一部を木の上に持っていって枝に引っかけてい
ました。木の枝の又のところに挟むような感じにして置いていましたね。クル
ミなど木の実も地面に埋めている様子は一年中見られる感じがしますが、キノ
コなども生えているときはいつも備蓄しているのかもしれないですね。   




10月13日(木)


今年もハクチョウが渡ってきました。地元的には帰ってきたという感じの方
が強いですね。すでに100羽近い数がいて、にぎやかにしていました。これ
からさらに南に渡るグループもいると思うので、いつまでもこの数がいるわ
けではないですね。紅葉とハクチョウが一緒に撮影できるのはわずかな期間
だけなので、天気が良ければしばらく見ていたいところです。      




10月14日(金)


こちらでもやっと紅葉が見頃のところが出てきましたね。ただ、森の表面の葉は
傷んでしまっているものが多く、森の中の方がかろうじて色づいているという状
態です。森の中の方は外気の影響を受けにくく、自然環境として安定していると
いうことなのでしょう。人間が作った建築物とは違いますが、たくさんの木々が
一定の環境を作っているのだと思います。この標高が見頃になってくると全道的
に紅葉が広がるので、ちょっと慌てますね。見てない場所に行ってみたいです。




10月15日(土)


週末ということもあり、近場での撮影でした。コロナが一段落した雰囲気に
なっていることもあって、人出も多かったですね。観光バスもたくさん走っ
ていました。紅葉の方は見頃になって来ているものの、まだピークにはなっ
ていない感じです。今年は滝の水位が多いように感じるのですが、こんなも
のでしょうか。波頭の白い部分が多く感じます。            




10月16日(日)


ハクガンに会うことができました。けっこう近くてじっくり姿を見せてもら
えました。色が白いせいもありますが、かわいいですね。マガンだと野生の
ちょっと荒々しい感じがしますが、ハクガンは上品な印象です。釧路エリア
で見たのは初めてで、このところの変な風にのって迷い込んでしまったのか
もしれません。無事に仲間と会えることを祈っています。        




10月17日(月)


ハクチョウたちが元気な姿を見せてくれています。長旅をしてきたばかりだと
いうのに、暖かかったせいかけっこう活発ですね。冬のように湖面が凍ってい
るわけではないので、ハクチョウとの距離はちょっと離れていますが、その分
自然な動作が見られると思っています。いろいろなところから渡ってきている
のでケンカも多いですし、見ていて楽しいです。             




10月18日(火)


やっとオンネトーも紅葉見頃になりました。だいぶ待たされた感じです。先日
撮影したところではもう落葉していてまったく違う景色になっていたので、こ
こも数日で変わってしまうのではないかと思います。このときは良かったので
すが、すぐに風が出てきてみぞれ混じりの雨になりました。今年の天気はまっ
たく読めなくてどうしようもないですね。                




10月19日(水)


紅葉がやっと色づいたと思ったら、一気に落葉しているところもあってなか
なか難しいですね。今日は移動ルートを間違えた感じがしていて、もっと山
沿いに動けば良かったと思いました。牧草地のあたりだといくら走っても撮
りたいものって見つからないんですよね。広い北海道も自然が残されている
場所はごく一部だと改めて感じました。                




10月20日(木)

寄ろうと思っていた渓谷、近くまで行ったら災害のため通行止めとなってい
て行けませんでした。前日に町のサイトを見ていたのですが、そんな情報は
載っていなくて・・・。でもそこを諦めて別のところに行ったら、ちょっと
違う景色と出会うことができました。もし予定通りだったら、この景色は見
られなかったと思うので、良しとしましょうか。            




10月21日(金)


道央エリアは森の植生が豊富で、彩りもきれいですね。新緑や紅葉など木々
の様子が変わる時期は、変化に富んでいてとてもいいです。今年はやはり葉
のコンディションが悪いところが多いものの、道東よりは格段に良いと思い
ます。このあたりも田んぼが多く、自然が残されているところは限られてい
ますが、もう少しじっくり見たいエリアです。             




10月22日(土)


勉強会の下見で歩いて来ました。札幌に来たのは久しぶりで、ちょっと様子
も変わってしまった感じがしました。それでもオシドリの姿を見ることがで
きて良かったです。釧路エリアでもときどき見かけることがありますが、近
くでは見られないんですよね。明日は天気が怪しい感じがしますけれど、勉
強会では何かひとつ新しいことを覚えて帰ってもらえるようにしたいです。




10月23日(日)


今日の勉強会、スタートと同時に雨が降りだしてしまったものの、紅葉がし
っとりしていい感じでした。紅葉の撮影が終わってからは雨もあがり、じっ
くり楽しむことができました。まだ緑も多かった感じですが、このあとの冷
え込みでどこまで赤く色づくか微妙な感じなので、良いタイミングで撮影で
きたと思います。あと数日は楽しめる感じでしょうか。         




10月24日(月)


帰りがけ、良い出会いがありました。自然が導いてくれたような感じで、と
ても嬉しかったです。特別すごいシーンが撮れたわけではないですけれど、
この土地が撮影することを許してくれたような感じがしました。これからも
自然の方から撮って欲しいと言ってもらえるようなスタイルで写真を撮って
いきたいですね。                          




10月25日(火)


紅葉も終盤に入ってきました。今朝は標高1000mあたりではうっすらと白く
なっていましたし、日中にもアラレ混じりの雨となりました。遅いと思って
いた紅葉も一気に進んで、けっきょく自然はつじつま合わせをしてくるので
すね。まだ見頃のところもあるので、そんなに慌てて季節を変えなくてもい
いと思うのですけどね。                       




10月26日(水)


今朝はマイナス5℃とかなり冷え込みました。先日は6時半頃には飛び立って
いたハクチョウも、今朝は8時頃に畑に出発していました。さすがにいきなり
氷点下になると、体が追いついていかないですね。微風が吹いてくるだけで、
指先がジンジンしてきますし、足下の冷えも感じます。この時期がいちばん体
感的に厳しいのですが、冬装備も出しておかないと。           




10月27日(木)


まだ何とか紅葉が見頃のところも残っていて、天気が良いのでゆっくりと彩り
を楽しんできました。紅葉も晴れている方がいいように思うかもしれませんが
必ずしもそうではなくて、曇天とか雨の方がいいことも多いです。晴れている
と撮れる方向が限られるので、けっこう制約が多いんですよね。観光写真は晴
れているのがいいですが、自然のなかで何を感じるかが重要なんです。   




10月28日(金)


先日はかなり冷え込んでいたので、もう冬眠してしまっているかと思ったの
ですが、まだ元気に動いていました。冬眠の準備なのか落ち葉を口に詰め込
んで巣穴に運んでいました。この冬は冷えるという予報になっているので、
たくさん運んで暖かく冬を過ごして欲しいですね。札幌ではもう冬眠してい
るということだったので、今年は見納めになるかもしれないです。    




10月29日(土)


午前中はけっこう激しい雨も降り、シットリとした景色になりました。平地
でもカラマツが黄色くなり始め、この雨でだいぶ落葉したところもあるので
はないでしょうか。週末から天気があまりすっきりしないようなので、もう
北海道の紅葉は見納めになりそうな感じがしますね。またしばらく雪が降る
まで寂しい景色になりそうです。                   




10月30日(日)


今日の勉強会は色とりどりの紅葉を満喫することができました。天気はとき
おり雨に降られることがありましたが、この色合いだと晴れているよりも曇
天などの方が合っていましたね。けっこうひとつの被写体をじっくり撮るこ
ともしたので、みんなそれぞれひとつふたつは覚えて帰ってもらえたと思い
ます。終了後、帰りには虹も出ていました。良いことあるといいですね。 




10月31日(月)


タンチョウも少しずつ釧路エリアに集まりつつあるのでしょうか。近所で姿
を見ることが多くなっています。湿原の鳥といわれているタンチョウもいま
では畑の鳥という感じですよね。近所では牧草地や畑で見ることの方が格段
に多いです。人の手が入らない北海道に暮らしていた彼らの生活はどんなだ
ったのかと想像を膨らませますが、今の姿を見ていると分かりません。