2022年4月分


4月1日(金)


昨日はとても暖かかったのですが、朝起きてみるとまさかの雪景色。一面真っ
白でビックリしました。だいたい標高600mくらいまで積もっていたようで、
平地の方も雪とサクラと期待しましたが、まったく降っていませんでした。日
中は青空も広がり、いろいろな花を撮影することができました。まだカタクリ
もありましたし、サクラが満開のところも。あれもこれもと目移りしてなかな
か落ち着かなくて困りましたね。                    




4月2日(土)


八ヶ岳がすっきりと見えていて、とてもきれいでした。富士山の方は姿は見え
ていましたが、空が白く絵にしにくい感じ。なので、八ヶ岳方面でサクラをか
らめながら撮れるところを探しました。この写真は定番ですが、満開に八ヶ岳
とこれだけでも十分な感じがします。もちろん、他にもいいところがありまし
たよ。午後には空が白くなり、撮影も一段落。今回は短い時間しかいられませ
んが、昨日に続いていいところを見せてもらえました。          




4月3日(日)


昨日とはうって変わって、しっかり雨が降っています。ちょっとだけサクラの
様子を見に出かけてきました。この雨なので人は出ていないと思っていました
が、けっこう花見の人がいましたね。やはり暖かくなってサクラが咲くと外出
したくなるんですよね。サクラの方はだいぶ散り始めていて、明日も一日雨の
ようなので、一気に散ってしまうかもしれません。            




4月4日(月)


今日も雪が降りました。けっこう大きなボタ雪で、いかにも雪が降っている感
じに撮れるチャンスに恵まれました。前回よりもしっかりと積もっているとこ
ろもあり、標高が高いところへ向かおうと思ったのですが、雪が深くて諦めま
した。昼頃には路面の雪もなくなりましたが、山の方は明日まで残りそうな感
じです。サクラも散ってきていますし、どこへ向かうのがいいか悩むところで
すね。                                




4月5日(火)


4月は天気の変化が激しいですね。昨日は雪でしたが、今日はすっきりと晴れ
ました。富士山もクッキリと見えていて、そこにサクラがあれば撮ってしまい
ますよね。この場所のサクラはちょうど満開で、いろいろたくさん撮影してし
まいました。今回富士五湖のサクラは撮れそうにないので、富士山とサクラの
撮影ができて良かったです。                      




4月6日(水)


平地のサクラはもう終わってしまった感じで、新緑がきれいになってきていま
す。この一週間で冬から初夏までいろいろな季節を見ているような感じがしま
すね。北海道だと近所でここまで季節のさを感じることはないので、山梨は面
白いと思います。コロナのせいでちょっと遠ざかっていましたが、今年はもう
少し頻繁に来られるようにしたいと思います。              




4月7日(木)


今日も富士山とサクラ、楽しむことができました。春らしく空が白っぽくなっ
てしまったのが残念ですが、こればかりは仕方ないですね。デジタルで加工す
る人は、真っ青にしてしまうのかな(笑)。ここのサクラも気温が上がるとハ
ラハラと散り始めていたので、見頃はあと数日ですね。北海道のサクラは公園
のサクラになってしまって景色としてもイマイチのところが多いので、この景
色に会えて良かったです。                       




4月8日(金)


今日向かったところでは、サクラはちょっとピーク過ぎでモミジの新緑がと
ても元気に伸びてきていました。半年くらい緑の景色を見ていなかったので
とても新鮮に感じます。気温差が大きいので、植物もビックリして勢いよく
成長しているのでしょうか。しかし、ちょっと気温が上がりすぎのような感
じがします。この気温だと体がついて行ってくれるか心配になります。  




4月9日(土)


サクラとナノハナもきれいですね。たくさんの人で賑わっていましたが、し
ゃがんでナノハナで隠してごまかしています(笑)。もっと広く撮影したい
のですが、それは無理でした。ほかにもいろいろな花が咲いていて、たっぷ
り楽しむことができました。すぐにサクラも散ってしまうかと思っていまし
たが、冷え込みが続いたこともあって花期が長くなっているようですね。 




4月10日(日)


チューリップが早くも満開になっていてとてもきれいなのですが、人出もす
ごかったですね。とても落ち着いて撮影できる感じではなかったです。ふだ
んは人もあまりいないところでさえ混んでいたので、全体としてはすごい人
数だったのでしょう。花の状態は良かったので、もう少しゆっくり花と対話
しながら撮影したかったですね。                   




4月11日(月)


自然のなかで咲いているカタクリ、きれいですね。関東圏だと植物園とか保護区
みたいなところでしか見られなくなってしまっていますが、まだまだ自然が残っ
ているところもあります。最近は無駄な工事と思えるものも目立つようになって
いますが、手をつけずに残しておく自然と利用させてもらう区画を分けて、大切
にして行きたいと思いました。人口は減っているのですから、そのくらいできる
と思いますが、ダメでしょうか。                     




4月12日(火)


会いたいなぁと思っていたギフチョウ、会うことができました。なかなか撮らせ
てもらえないのですが、姿を見られただけでも嬉しいです。北海道の方でも見ら
れるものの、ヒメギフチョウなのでちょっと種類が違うんですよね。それにして
も急に暑くなりましたね。まだ4月というのに夏日です。この気温にはギフチョ
ウもビックリしたのではないでしょうか。                 




4月13日(水)


チューリップも咲いていて、サクラも満開。今回はサクラは終わっているも
のと思っていたのですが、結果的にはずっとサクラのいいタイミングのなか
で動くことができました。おかげでどこに行っても退屈することがありませ
んでした。逆に北海道は地味な時期なので、このタイミングでの本州行きは
定番になりそうです。                        




4月14日(木)


北海道に戻りました。やっぱりこちらは寒いです。さすがにTシャツは無理です
ね(笑)。エゾリスの方は毛が抜け替わり始めていて、ちょっとみっともない感
じになっていました。雪はほとんどなくなっていて、確実に季節は進んでいるの
をエゾリスは感じているようです。私としては見てきたばかりの春をもう一度体
感できるので、楽しみにしています。                   




4月15日(金)


地元を見てみるとやっと雪がなくなったばかりの感じで、フクジュソウがだい
ぶ咲いていました。そのほかエゾエンゴサクも咲き始めで、何株かをみつける
ことができました。植物はどんどん活動を始めている感じで、木の新芽も大き
くなってきていましたね。派手な景色ばかり見てきたのでちょっと地味に感じ
てしまいますが、ゆっくり春を探してみようと思います。         




4月16日(土)


湿原の方へ行ってみると、雪はなくちょっと水位が増えているくらいの感じで
した。冬季通行止めだったところでは、エゾシカがのんびりと草を探して食べ
ていました。雪が溶けたばかりの湿原だと、枯れた草がきれいに倒れていて見
通しがいいので、草が茂っているときには分からない水路なども見えて地形を
把握するのにいいですね。エゾシカの毛も生え替わってきていて、ちょっとか
っこ悪くなっていました。                       




4月17日(日)


近所でもしばらく前に産卵したと思われる卵があったので、もうカエルの姿は
見られないかもと思いつつ様子を見に行って見ると、まだ元気な鳴き声が聞こ
えました。数は少ないもののカエル合戦も行われていて、釧路の春を感じるこ
とができました。しばらくはひとつずつ北海道の春を確認して土地勘を取り戻
して行きたいと思います。                       




4月18日(月)


ゴジュウカラは人なつっこいというかあまり人を怖がらない小鳥ですが、今日
はかなり近くまでやって来て、コケのあたりで何かを突いていました。あとか
ら写真で見てみると、小さくて白い粒を咥えていました。ちいさいので草の実
でしょうか。よく見ると二粒咥えているのが確認できて、いくつも落ちていた
のだなと思いました。コケのようなものは植物の種が隠れて冬を越す布団でも
あるのですね。                            




4月19日(火)


夕方の湖畔できれいな景色に会えました。エゾシカがたくさん出てきていて日
没後の湖畔を歩いていました。そろそろ植物も芽を出し始めて、いろいろな食
べ物があるのでしょう。もう少しして山の雪がなくなり、緑が豊かになると姿
を見せてもらえる機会も減りますので、貴重なシーンだったと思います。これ
からも静かに自然を見つめていきたいですね。              




4月20日(水)


ハクチョウたちはゴールデンウィークの頃にはみんな帰ってしまうので、ま
だ残っているうちにと様子を見に行ってみました。今年は東北あたりでは北
帰行が遅れているということでしたが、北海道も遅れ気味でしょうか。思っ
ていた以上にたくさんの数が残っていました。観光シーズンに入るとにぎや
かでハクチョウもいづらくなりますが、ちょっと違うシーンが見られるかも
と期待しています。                         




4月21日(木)


気がつけばもうカタクリが満開です。一面のカタクリが見られるのはうれしい
ですね。花畑を歩いていると、マスクをしていてもホンノリとカタクリの香り
がします。この気温ならサクラの方もすぐに咲き始めることでしょう。北海道
の自然も残されているところはごくピンポイントで、昔はこういう景色がたく
さんあったのだろうと思うと、その時代の自然を見てみたい気がします。  




4月22日(金)


気温が上がるとチョウなども元気に動き始めます。山を歩いているとフキノト
ウにクジャクチョウがやって来ていました。他にもヒメアカタテハなどのタテ
ハチョウの仲間の姿がありました。景色としてはまだ地味な感じがしますが、
いきものの姿を見られるとワクワクします。これからどんどんにぎやかになっ
ていくので楽しみです。                        




4月23日(土)


先日までの暖かさが嘘のように寒くなってしまいました。日中は雨も降ってい
て動きにくい感じでした。でも、今年のミズバショウは寒気に当たっていない
おかげできれいですね。雨に濡れてシットリした感じもミズバショウに合って
いると思います。ミズバショウは珍しくないのですが、風景的に撮れるような
ところはあまりないのが残念です。                   




4月24日(日)


ヒメギフチョウに会うことができました。この前新潟でギフチョウに会って
きたので、今年はぜひ姿を見たいと思っていました。会うためにはいろいろ
条件を合わせないといけないので、うまく姿を見られてラッキーでした。北
海道の自然も残されているところは少ないので、いつまでもこの姿を見られ
るように、大切に見つめていきたいと思います。            




4月25日(月)


山のなかを歩いていて近くでヤマゲラの声がするのですが、なかなか姿をみ
つけられず。私の存在に気づいているようで、鳴き方もちょっと控えめにな
っていて、目線の高さだと思って探してみるもすぐには分からず。でも、声
はしているので頑張って探してみたら、やっとみつけました。木と木の間か
らチラッと見えるくらいなので、簡単には見つかりませんね。逃げずにそこ
にいたので、見つけられるものなら見つけてみろ、とでも思っていたのでし
ょうか(笑)                            



4月26日(火)


春になってシマリスも活動を始めていますね。この冬ははじめに雪が少なか
ったので、地面の凍結深度が深かったことが想像できるので、無事に越冬で
きるか心配していましたが、元気な姿を見て安心しました。小鳥たちも巣作
りに忙しそうで、いきものにとってはやっとやって来た春ものんびりしてい
られませんね。                           




4月27日(水)


一週間ぶりに見に行ってみると、ハクチョウはもう10羽くらいしか残ってい
なかったですね。風が強くて近くの畑では砂埃が舞い上がるくらいで、この
ように飛び上がったあとも風にあおられてすぐに着水していました。明日も
風が強くしばらく天候的には不安定な感じがしますので、北帰行はしばらく
先になるのでしょうか。                       




4月28日(木)


北海道もサクラのシーズンとなりましたね。釧路エリアではまだ先のことです
が、峠を越えるともう満開のサクラがあちこちで見られます。北海道で多く見
られるエゾヤマザクラは開花から満開までが早いので、咲いたという話があっ
てもすぐに動かないとピークを逃してしまうので、なかなか難しいのです。こ
の調子だと、ゴールデンウィーク中にあちこちで満開となるので、人出も増え
そう。その後がちょっと心配ですね・・・                



4月29日(金)


道内は各地で春の景色になっているようですが、釧路エリアはまだそこまでに
はなっていません。ヤナギの花が満開で、よく見ると春が来たことを感じられ
ますが、もうちょっと待たないと春が来た実感が弱いですね。今日は近場をま
わっていましたが、ウグイが産卵のために遡上していた細い流れが埋め立てら
れてしまっていたのを見ました。どうしてそうなったのかは分かりませんが、
すごく残念です。                           




4月30日(土)


カツラの新芽がきれいですね。この時期だけ赤い新芽があちこちで見られていて
景色に彩りを加えています。黄色系のヤナギもきれいですが、赤は特別な色です
よね。紅葉と同じ感じなので、いきものにとってはどんな意味合いを持っている
のか気になるところです。若々しくて美味しい色なのか、警告の意味を持ってい
るのか?自然は分からないことだらけで、ほんとうに不思議だと思います。