2022年1月分
1月1日(土)
あけましておめでとうございます。今朝はマイナス23℃まで冷え込んでいい感じ
でした。初日の出はギラギラでちょっとだけしか撮影できないくらいだったもの
の、ダイヤモンドダストやサンピラーも見ることができました。だいぶ体の方も
寒さに慣れてきて、あまり寒く思わなかったので、これからいろいろ楽しめると
思います。今年は自由に動けるようになって欲しいですよね。
1月2日(日)
赤く焼けた空にうっすらとサンピラーが伸びて、気持ちのいい朝でした。道路
の雪も少ないので、移動が楽なのはありがたいですね。あまりにもカラッと晴
れていると太陽がキツイのでどこへ行ったらいいのか悩むところなのですが、
今朝はラッキーでした。到着した現場で後ろを振り返ったら真っ赤に焼けてい
たんです。明日もこんなラッキーを期待しています。
1月3日(月)
昨夜は雪が降るということだったので、それなりの積雪を期待していましたが、
サラッと降っただけのようで山の景色は変わりませんでした。数日ぶりに朝はマ
イナス10℃といくらか暖かかったので、霧氷などは全くなく穏やかでした。日の
出を撮影して、周辺の様子をチェックして帰ってきました。この先を考えるとも
う少し雪が積もっておいて欲しいですね。
1月4日(火)
マイナス22℃の朝でした。もうすこし冬らしい景色が広がっているものと思って
出かけたものの、空気が乾燥していて平凡な景色ばかりでした。仕方なく定番の
場所でこんな景色を撮影してきました。きれいですが何度も行っていると変わり
なく、こんなものかなと思ってしまうんですよね。まだ見たことがない知らない
景色に出会いたいものですね。
1月5日(水)
北風が強くなるという予報だったので、今年初の伊藤サンクチュアリへ行ってみ
ました。期待通りタンチョウはカメラに向かって飛んできてくれたので、顔が見
えるように撮影できました。粉雪が舞っているお気に入りのカットも撮らせても
らえました。天候が変わったためか南風ばかりになっていて、昨シーズンはお尻
ばかりになっていたので、嬉しかったです。
1月6日(木)
軽くお山の散歩をしてきました。ちょうどいい具合に雪も降っていてきれいな景
色を見せてくれました。風もあってちょっと寒かったものの、平地とは違う景色
が見られてよかったです。それにしてもちょっと移動するだけで、ぜんぜん天気
が違うんですよね。うまく動いてまた違う景色をみつけられるように、頑張らな
いといけませんね。
1月7日(金)
家の近所では気嵐がびっしりと立ち上っていて、これはいいと期待して音羽
橋へ向かってみたのですが、なんと、まったく気嵐は立ち上っていませんで
した。タンチョウがいいところにいてくれたので無駄足にはならなかったの
でホッとしましたが、ちょっと残念。かなり空気が乾燥してしまったのか、
目には見えない部分だけに難しいところです。
1月8日(土)
今朝もいい冷え込みでした。朝日狙いで向かった先はカラカラに晴れていて、け
っきょく太陽にレンズを向けることはありませんでしたが、いろいろ楽しむこと
ができました。冬らしい絵が見られるところはかなりピンポイントで、長く見続
けていても予想が立たないです。鳥みたいに高いところから見下ろして、サッと
移動できれば外れもないのでしょうけどね。
1月9日(日)
朝の雪を期待していましたが、起きてみるとサラッと降ったくらいで期待した
感じでなく、予定変更して山の方へ。こちらの方は雲のなかに入っていて霧氷
もついていい感じでした。あちこち見ながら動いていたので、けっこう走って
しまいました。午後も曇りだと思って本を読んでいましたが、陽射しがあって
ちょっと罪悪感。燃料代が気にならなければ、もっと動けるんですけどね。
1月10日(月)
今朝の冷え込みも良く、景色もバッチリでした。朝焼けにサンピラーも出て、
すばらしい日の出となりました。その後もいろいろな被写体がやってきてくれ
て、午前中だけでお腹いっぱい撮影しました。これだけたくさん撮影すると、
午後に晴れていていも罪悪感はありません(笑)。向かう先は朝、家を出てか
ら決めることが多いので、いつもこんなに当たれば嬉しいですね。
1月11日(火)
今朝も自宅の近くは気嵐で辺り一帯真っ白だったので、今度こそはと音羽橋へ
むかってみたら、なんとまったく気嵐はあがっていませんでした。雪裡川は川
の水も冷え切っているということでしょうか。といっても薄氷がはるわけでも
なく、どうしてなのか分かりません。今夜からの雪を期待していますが、たい
したことない感じがしています。去年も雪が少なかったですが、ここまででは
なかったので残念です。
1月12日(水)
冬の嵐で30cmほどの雪が積もりました。この時期には珍しくかなり湿った雪
で除雪作業に2時間くらいかかりました。おかげでしっかり筋肉痛です。こん
なに重い雪が頻繁に降るようなら北海道には住めませんね(笑)。ちょっと撮
影に出てみると雪は積もったものの景色は春のようで、高めの気温が続くこと
もあってすぐに融けてしまいそうな気がします。
1月13日(木)
雪が降ったせいか、いきものの動きもちょっと変わった感じがします。気温
も高く、日中は3℃まで上がりました。これまでの冬の格好で森を歩いてい
たら暑くてたまらず、重ね着していたものを2枚も脱ぎました(笑)。いき
ものの姿はあまりみつけられなかったので、まだ木の上に残っている雪の面
白い形などを探してみました。探せば何かあるものですよね。
1月14日(金)
雪の積もった森のなかでエゾリスが元気に駆け回っていました。これだけ雪が
あると食べ物を探すのも大変だろうと思いますが、見ていると器用に雪の中か
ら食べ物をみつけて掘り出している姿も見られました。雪の中でもきちんと暮
らせるような知恵があるのですね。便利になれすぎた現代人も、見習わないと
いけないと思いました。
1月15日(土)
いい風が吹いていて、久しぶりにタンチョウの飛翔シーンを存分に撮影する
ことができました。ここ数年、タンチョウの動きも変わってしまって、この
ようなふつうのシーンさえも撮ることが難しくなってしまっています。以前
は何もなければタンチョウを見に行く感じでしたが、このところいい条件が
揃うと思うときにしか足を向けなくなりました。変わってしまったのも、人
間の影響が大きいと思うと寂しいです。
1月16日(日)
朝から晩まで、昼飯も食わず同じ景色を眺めていました。今シーズンいちば
んの霧氷がついていて、刻々と変わる景色に見とれていました。天気予報で
は1日曇天となっていましたが、午後からは回復して青空も広がりました。
やはり現場に行ってみないと分からないものですよね。今年は大外れもない
ので、この調子でいい景色と出会い続けたいですね。
1月17日(月)
今日もしっかり雪景色でした。これまで雪がなかったので、やっとふつうの冬の
景色になってきた感じです。先日ほど湿った雪ではなく、雪かきも楽でした。も
う一降りあれば、山の笹もつぶれて歩けるようになるでしょうか。そろそろスノ
ーシューも準備しておくようにしようと思います。夜明けまで降って、朝から晴
れてくれたら最高ですね。
1月18日(火)
フカフカで気持ちのいい雪のなか、森を歩いてみたらエゾリスの姿がありまし
た。木の枝にたくさん雪が乗っているので、枝を伝って移動していくと大量の
雪が落ちてきます。移動する先をみつけるのに便利でしたが、気温が上がって
くると自然と雪が落ちてきて大変でした(笑)。何度も雪の直撃を受けてしま
いまったものの、暖かかったので平気でした。年末年始の冷え込みが嘘のよう
に暖かい日が続いています。
1月19日(水)
新雪の山をスノーシューを履いてお散歩してきました。誰も歩いていないきれ
いな雪面に足跡をつけて歩くのは気持ちいいですね。ふつうに膝下、部分的に
はももまで潜ることもありましたが、サラサラの雪のおかげで大変なものの楽
しかったです。ユキウサギの足跡なんかがないかと思って探してみましたが、
風でかき消されたのかみつけられませんでした。日没の頃にはきれいな光芒も
できて、いい景色を楽しめましたよ。
1月20日(木)
本当に久しぶりの阿寒国際ツルセンター。タンチョウの動きはなんともイマイチ
で、開館時間に入ったものの1時間ほど見ていただけで出てしまいました。動き
としてはタンチョウよりもハクチョウの方が面白かったです(笑)。午後からは
鶴居の伊藤サンクチュアリで夕方まで撮影。こちらも久しぶりに菊池牧場で夕陽
を背景に楽しみました。もっとも太陽が赤くなる前にタンチョウが帰ってしまい
カメラマンも早々に終了となりました。
1月21日(金)
北風が強く、タンチョウも風に乗って遊ぶ姿を見ることができました。昨シー
ズンは風が吹くと南風のことが多く、思うような動きを見せてもらえなかった
のですが、今シーズンは北風が吹くようになり、いい動きを見られる感じがし
ています。今度は風だけでなく、ちょっと吹雪いた感じのなかで撮影させても
らいたいですね。できれば、除雪しなくても動けるくらいの雪で・・・
1月22日(土)
夕方、屈斜路湖のハクチョウを見てみたら、観光客も少なくなっているせい
でとてもひもじそうな姿をしていました。たまたま子供連れの観光客が来る
と餌をもらえると思って群がっていて、かなりお腹を空かせている感じでし
たね。風が強くて体感的に寒く感じるので、動いていなくても体力を使って
いるのだと思います。
1月23日(日)
二週間ぶりくらいに冷え込みが戻ってきて、朝からいい景色が広がりました。
快晴だったのでカラカラの日の出だけで終わってしまうかと思っていたら、予
想外にいい景色になっていて、嬉しかったです。出かけてみて良かったと思い
ました。寒くてメガネについた息が凍ってしまうくらいでしたけれど、寒さも
忘れて撮影していました。
1月24日(月)
水辺を歩いていたら、雲のなかからうっすらと姿を見せた太陽が水面に映り
こんでいました。見ていると、なんか月景色のようにも見えてきて、不思議
な感じでした。月明かりの空を見ているとこんな感じに見えるのですが、そ
の光で撮影すると、わりとふつうなんですよね(笑)。太陽の光が反射して
いるのですから当然なのかもしれませんが、イメージとは違うんですよね。
1月25日(火)
基本的に一日晴れていたのですが、ピンポイントで雪が降っているところがあっ
て幻想的な写真を撮ることができました。今日は定番の撮影はダメだったものの
いままでとちょっと違うシーンを見ることができて良かったです。これを撮るみ
たいに決めてかかると他の景色が見えなくなってしまうことも多いので、いつで
も素直に景色を見られるような気持ちでいたいものですね。
1月26日(水)
湖畔に寄せ氷ができていました。薄い氷が風で打ち上げられて積み上がったも
のですね。すっきりと青空が広がってくれなかったのが残念でしたが、きれい
な氷を堪能しました。湖面の方もだいぶ凍っている面積が広がって、冷え込み
が続けば、景色も大きく変わりそうです。ただ、このあとは雪も降りそうなの
で、氷は雪に覆われてしまうかな。
1月27日(木)
昨夜の予報では曇天ということだったので、久しぶりにゆっくり起きてみたら
雪が降っていました(笑)。これはジッとしているわけにはいかないので、タ
ンチョウの給餌場へ。残念ながら雪の降っているなかでは、思うようなシーン
と出会うことはできませんでしたが、こんな親子の会話を撮らせてもらえまし
た。どんな話をしていたのでしょうか、気になります。
1月28日(金)
朝はマイナス18℃と冷え込んでいました。最近は日が当たり出すと急に気温が
あがることが多く、風がなければポカポカしてきます。スズメも日向ぼっこを
していたら眠くなってきたのか、見ているとまぶたが閉じてきて眠気をこらえ
るのが大変そうでした。なんともかわいらしい姿で、こちらは笑いをこらえる
のに大変でした。声を出したら、スズメが目を覚ましちゃいますからね。
1月29日(土)
美幌峠からの雲海、ひさしぶりに見た感じがします。今シーズンは早くから
冷え込んでいましたが、空気が乾燥していたためか屈斜路湖を一面に覆うよ
うな雲海が出ていなかったように思います。上から見ているとだいぶ湖面も
凍ってきているので、全面凍結するまでにもう一度くらいは雲海の景色を楽
しみたいと思いますが、チャンスはあるでしょうか。
1月30日(日)
昨日の雲海は嘘のようにすっきりと晴れていました。気温はマイナス20℃あた
りまで冷えていたのですが、あっという間に空気も乾燥してしまったのかもし
れません。湖面の凍結も進んでいるような融けているような微妙な状態。ただ
部分的には氷が膨張して割れる音が響いていましたので、少しずつでも冬らし
い景色が増えているように思います。
1月31日(月)
道内、今年いちばんの冷え込みだったようです。こちらではマイナス24℃ほど
となり、屈斜路湖もかなり凍っていました。でも、空気は乾燥してしまったよ
うで、定番といえるフロストフラワーはほとんど付いていませんでした。冷え
込みのピークは過ぎたので、しばらくチャンスはお預けになるでしょうか。午
後から湿原方面を見てきましたが、雪も少なく春のようでした。