2021年2月分
2月1日(月)
あっという間に2月ですね。今朝もけっこう冷え込んでいたようで、流氷 が近づいてきているせいでしょうか。朝の摩周湖に上がるときにある温度 計ではマイナス19℃を示していました。子の冷え込みが続いてくれれば摩 周湖の全面凍結も期待できるでしょうか。といっても日中は気温の上昇が 激しいようで、道路の方はほとんど路面が出てきている状態です。風も南 風となっていて、あまり冷えないのかな。冬らしい景色を見たいです。
2月2日(火)
今日はびっくりするくらい暖かくなりました。朝もプラスの気温で春になって しまったかのようです。道路わきの雪もどんどん融けてびしょびしょなので車 も泥だらけになってしまいました。だいぶ凍っていた湖も氷が割れて流氷みた いになっているところがありました。明日はまたマイナス20℃近くまで冷え込 むようですが、気温差が大きいので景色の変化は期待できるでしょうか。
2月3日(水)
雪が増えて道路わきにエゾシカが集まってくるようになりました。除雪さ れて地面が出ていたり道路わきの斜面は雪が浅くなっていたりするところ に出てきています。しばらく道路わきにいるシカを見ることがなかったの で、注意しないといけないです。突然飛び出してくると避けることもでき ないですから。今シーズンは雪が少なかったので、すっかりそのことを忘 れていました。
2月4日(木)
朝はマイナス25℃と冷え込んでいたのに、川沿いでもあまり霧氷がついてい ない変な朝でした。目的の場所が外れてしまったので、仕方なくタンチョウ を撮りに行っても、またもやなんだかなぁっていう動き方でしたし、不完全 燃焼になっています。明日も冷え込むようなのですが、どこに向かうべきか 悩みますね・・・。
2月5日(金)
なんとなく摩周湖へ行ってみたら、かなり凍っていました。昨日は凍って いなかったということですから、いいタイミングで見に行くことができま した。まだ全面凍結まで行っていないようですが、このくらいの方が表情 があっていいですね。しばらく冷え込みも続くようですから、安定した状 態になっていくでしょうけれど、日々の変化が楽しみです。
2月6日(土)
曇天という予報だったのでゆっくり出かけてハクチョウでもと思っていたら、 自宅のあたりは曇天だったのに目的地はすっきりと晴れていました。今日の予 報はかなり確実だと思っていましたが、外れるものですね。でも、ハクチョウ には歓迎してもらえたようで、三脚を立てると同時に飛んできていろいろ撮ら せてもらえました。いつもこうだとうれしいんですけどね(笑)
2月7日(日)
いい雪が降ってきました。このところ雪が降るとタンチョウを見に行ってい ましたが、どうもワンパターンになってしまうので目先を変えてみました。 雪の降っている雰囲気を表現するのもなかなか難しく、イメージにピッタリ の場所を探すのに手間取りました。こういうなかに役者が表れてくれたらい いと思うもののそれも難しいですね。
2月8日(月)
流氷が来ていて天気が良いようなので、あわててオホーツク海側へ向かいま した。前回は流氷の数も少なくて、まだイマイチの感じがしましたが、今日 はいい雰囲気に撮影することができました。このあと向こうに見えている知 床まで行ってみるつもりだったのですが、このあとあっという間に雲が広が ってしまい断念しました。やはり光や青空があるときに撮りたいです。
2月9日(火)
エゾシカの様子を見てきました。だいぶ雪が深くなって食べ物を探すのが 大変になってきているようです。このオスも顔を地面すれすれに近づけて 雪の上にでている植物を食べていました。トゲがたくさんあるハマナスの 枝も食べていて、口の中がいたくないのかと心配になりました。この時期 は寒さと飢えにひたすら耐えて生き延びることが大切なのだといっている ように思いました。
2月10日(水)
あまり行っていない阿寒方面へ。滝見橋のところは期待していなかったのです が、霧氷がついていい雰囲気でした。といっても、全体ではなく流れのすぐ脇 限定なのは一緒でした。阿寒湖の方も雪で真っ白のようなので、このあたりだ けで戻ってきました。山の方も脇道は除雪されていないので、限られたところ しか行けないんです。この時期は行先に迷いますね。
2月11日(木)
朝、家を出るときにいい色に焼けていました。朝のうちは曇天ということで のんびり出発だったのですが、もうちょっと早う動けるようしておけば良か ったのかもしれません。といっても、移動すると全然雲の位置が違ってドン 曇りだったりすることも多いのですけど。午後はタンチョウの給餌場をのぞ いてみたら、けっこう人が来ていました。やはり休日には人が結構動いてい るんですね。
2月12日(金)
朝は雲が多くてこのところとしては暖かいマイナス3℃程でした。全面凍結 していた屈斜路湖も融けたところが出てきたようで、遠くの湖面では水蒸気 が立ち上っていました。湖面が凍っているところが多いのでハクチョウも餌 場には飛んできますが、そのあとは動かないでじっとしていることが多いの はタンチョウと一緒。本来はこのような過ごし方をしているのかもしれない と思うと、今まで人の都合で動かしていたのが申し訳なく思います。
2月13日(土)
凍ったあと、雪が降ったり融けたりしてだいぶ表情が変わりましたね。青空 の出ているときにまた来ようと思いながら、一週間がたってしまいました。 気温が高めなせいか雪の方はだいぶ減っている感じがしました。今日も日中 はプラスの気温となっていたので、さらに減っているかもしれません。月曜 の夜には雨の予報もあって、大きく変わることもあるでしょうね。どんなふ うになるのか楽しみです。
2月14日(日)
久しぶりにタンチョウの給餌場を覗いてみたのですが、休みということもあって びっくりするくらい人が来ていました。このところずっと空いていたのでちょっ と驚きました。混雑しているのにマスクをしていない人もいて、いやなので30分 ほどで帰ってきました。タンチョウの方はギャラリーが多いからかけっこう動き はあったのですが、落ち着かないのですよね。
2月15日(月)
気温が上がり春のようになってしまいました。日中は100q以上走りまわって みたものの、これといった被写体をみつけることができず、タンチョウで妥 協になりました。この時期、タンチョウだけはほぼ確実に見られますから。 夕方からはしっりと雨が降っていて、屋根に乗っていた氷が落ちてきて大き な音を立てています。朝まで降るようですから、積もっている雪も相当融け てしまうでしょうね。どんな景色になっているのでしょうか。
2月16日(火)
ほぼ全面凍結していた摩周湖、昨夜からの雨で一気に融けてしまいました。 もう少し残っていると思って見に行ったら、七割融けていてちょっとがっか りでした。この後の冷え込みでもう一度凍ってくれるかどうか?。こんな感 じに砕けた氷なども撮りたいと思っていたのですが、どうなるでしょうか。 このまま春になるようなことがないことを祈ります。
2月17日(水)
昨日の雨で屈斜路湖の湖面の氷も割れてしまいました。まだ2月ですが3月 のような景色になっていました。風が強かった割には氷が盛り上がるような こともなく、ちょっと平凡なところで期待通りにはならなったです。でも、 あちこちで木が折れたりしていたので、この差は何なのだろうと思います。 しかし、この時期に湖畔の雪がだいぶ少なくなっていて、この先どうなるの か心配です。もう少し冬らしくあって欲しいですね。
2月18日(木)
森で見かけたエゾリス、カラスが騒いでいたからなのか、かなり長いこと同 じ場所にいました。一度は寝ているようにも見えましたが、カラスが飛び立 つとピタッと動かなくなっていたのでだいぶ警戒していたように思います。 そろそろ春の気配を感じるようになってきているので、何かを感じていたの かもしれないです。どうしてそこにいたのか聞いてみたかったですね。
2月19日(金)
このところの気候の変化のせいか、タンチョウの動きも変わってきました。 いままでは朝は20羽から40羽くらいの団体で給餌場に飛んでくることが多か ったのですが、家族単位で飛んできています。また、給餌場の中央あたりが 凍っているからなのか、人がいるところの近くに集まっています。このとこ ろカメラマンも増えていて、目立ちたがりが増えたのでしょうか。数も50羽 くらいなので、撮影しやすくなっています。これで雪がもう少しあればいい 状態になるので、降ってくれないかなぁ。
2月20日(土)
日中の気温は5℃くらいまで上がっていましたが、山の上では霧氷がついてい てなかなか面白かったです。ただ、雲の中に入っていて遠くは見通せないので 近く限定の景色となりました。晴れてくれればよかったのですが、風が強く気 温が上がることがわかっていたので、待っている余裕はなかったです。こうい う景色が多くなるのは3月に入ってからなので、ちょっと早いですね。
2月21日(日)
春になってしまったかのような景色が広がっていて、困ったなと思っていた ら、短い時間ですがけっこうな雪が降ってくれました。今シーズン、このよ うな雪が降ったのは何日あったでしょうか。これだけ写るような大粒の雪は 釧路エリアではなかなかないんですよね。といっても湿っているのでさらに 雪融けが進みそうです(笑)。こまったなぁ。
2月22日(月)
あちこちで春のような景色が見られるようになってきています。湿原の雪も 減ってきていて流れが姿を現しました。もう少しするとタンチョウも営巣の 準備で自分の縄張りに帰ってくることでしょう。ここにタンチョウなどいき ものの姿があればよかったのですが、今日は見当たりませんでした。あまり 雪がなくなっても意外とごちゃごちゃして見えるので、このくらいのときに 撮影させてもらいたいですね。
2月23日(火)
春っぽい湿った雪になりました。けっこう写真にも写る大きさで降ってくれた ので、いい感じでしたよ。タンチョウの方も給餌場に集まってくる数が減って いて撮りやすくなりました。これまではいい動きがあっても必ずといっていい くらい他のタンチョウと重なってうまく撮れなかったのですが、最近はすっき り撮れるチャンスも増えました。給餌場でのシーズンは終わりが近づいていま すが、これからがいい時期になるのかな。
2月24日(水)
日中の気温が高くなり小鳥の鳴き声も春っぽくなってきました。カラスも営巣 する場所を物色しているようですし、カラ類も春に向けての準備を進めている ように思います。昨日降った雪も山のあたりでは残っているものの、道路の方 はすっかり融けてしまいました。今シーズン、ほんとうにスタッドレスタイヤ が必要と感じた日が何日あったでしょうか?
2月25日(木)
再び冷え込みが戻ってきて、今朝はマイナス20℃近くになりました。融けて いた湖面もまたしっかりと凍ったようで、フロストフラワーもたくさんでき ていました。ハクチョウがやってくるのを待っていたのですが、寒いせいで 9時頃までやってこなくて、だいぶ待たされました。この頃は天気に状態で 一喜一憂しています。やっぱり中途半端に寒いよりもガツンと冷えた方が面 白いですね。
2月26日(金)
一度は家族単位で行動するように戻っていたのですが、この冷え込みでまた 真冬の時期のように団体で行動するようになってきてしまいました。タンチ ョウの行動を変えるのは気温だけではないと思うのですが、他にはどんな要 因があるのでしょうか。とはいえ、以前よりも集まってくる数は少なめなの で、撮りやすくはなっていますね。
2月27日(土)
風があって寒い一日でした。午前中は雲が多くてイマイチだったので雲が 切れるのを待ってでかけました。予報では晴れてくるとなっていても、待 っているのは落ち着かないものですね。でも、その甲斐あっていい景色に も出会うことができました。例年ならどんどん暖かくなっていく時期なの にまた冷え込みが戻ってきていて、今年の天候はまったく予測ができない 感じです。まだいい景色も期待できそうですね。
2月28日(日)
ふたたび摩周湖が凍ってくれたので、空が青くなるのを待ってちょっとお散歩 してきました。このところ空は春のようにちょっと霞んでいることが多くて、 氷の部分にその空が反射すると白っぽくなってしまうので、イメージ通りでは ないんですよね。朝からどうしようかと考えていましたが、午後から晴れる時 間があるようなので行ってみたらイメージ通り。きれいな青い氷を撮らせても らえました。空が青かったのは1時間ほどでラッキーでしたね。