2021年1月分
1月1日(金)
今朝は太平洋側に移動してみたのですが、水平線の上には雲があってスカッと した初日の出とはなりませんでした。これなら手前に山を挟む北の方から見た 方が見栄えがする初日の出になったかもしれません。でも、ほとんど人のいな い場所を選んだので、それで正解だったのかもしれません。今年は自由に動き 回れるようになってほしいですね。
1月2日(土)
今朝もすっきりと晴れてギラギラの朝日が昇ってきました。上には雲もなく どうしようもないので、この後はすぐに降りてきました。初日の出を外せば 人もそれほどいないだろうと思っていましたが、考えていることは同じよう で、けっこう人がいましたね。このところ毎年この時期に美幌峠に上がって いますが、いかに雪が少ないかがわかるかと思います。まだしばらく雪が積 もるのは期待できそうにない感じですね・・・
1月3日(日)
今朝もマイナス23℃ほどといい感じに冷え込んでいたものの、冬らしい景 色が見られるのは川沿いだけに限定されていました。朝の音羽橋に寄って みようと思っていたものの、週末が絡んだこともあるのでしょうがかなり 人も多くてスルー。湿原の景色を撮影していました。気温があがり霜など も融けてしまうと秋のような景色。今年はどういう視点を持っているかを 強く問われる年になりそうですね。
1月4日(月)
今朝もマイナス20℃クラスの冷え込みが続き、気温の方は気持ちいいのですが 冬らしい景色は川沿いのみとなってしまいました。霧氷などもついていてけっ こうきれいなものの、あまりに身近過ぎて感動しなくなっちゃいました。でも ちょっとダイヤモンドダストが出ていたのは良かったですね。美瑛みたいに起 伏があればきれいに撮れる場所もあるのでしょうけれど、出ているという証拠 写真にしかならないです。
1月5日(火)
マイナス20℃の朝が続いています。雪があまりないせいで殺風景なので朝が 一番の景色とばかりに懲りずに出かけています。今朝は雪のちょっとあると ころでエゾリスの姿をみつけました。朝日に照らされてとてもきれいでした ね。朝日を拝んでいるのではなくて何かを食べている姿ですが(笑)。この 時間はしばらくカメラを構えているだけで指先がしびれてきます。指先がも う少し鍛えられると撮影が楽になるのになぁ。
1月6日(水)
今朝はフロストフラワーがきれいについていました。冷え込みが続いて徐々 に凍り付いた水面はまだ雪が積もっていないので、このように見事なフロス トフラワーを見せてくれました。冬のシーズンを通しても、なかなかイメー ジ通りの付き方に出会うことはないのでラッキーでした。この後に別のとこ ろにも行ってみたのですが、そちらはとりあえずついているというだけで、 残念な結果に終わりました。明日からは天気も下り坂なので、またしばらく こういう景色は見られないかな。
1月7日(木)
釧路地方やっと念願の雪が降ってくれました。12月からずっとこんな雰囲気 で撮影できることを願っていました。やっと冬らしいタンチョウの姿を見る ことができました。もっとも地面の方は真っ白にはなっていなくて、まだ牧 草が見えていましたので、撮るシーンもけっこう選ぶ必要がありました。今 晩は雪が降り続くようなので、ひと月分くらいしっかり降っておいてほしい ところです。明日もタンチョウを見に行く予定ですが、あまり積もっている と雪かきをしてからでないと動けないので、どうなるでしょう?
1月8日(金)
期待通りに雪がつもって冬らしい景色になってくれました。朝は雪かきで 出遅れてちょっと遅くなりましたが、一日タンチョウを見ているときれい な姿も見せてくれました。ただ、雪が降っているときはカメラのAFが惑 わされて雪にピントが合ってしまい、いい瞬間を撮れていると思っても、 あとからチェックするとピンボケというのがたくさんありました。なかな か思い通りには撮らせてもらえないですね。
1月9日(土)
いつもよりゆっくり目に出かけて、いつもと違う時間に移動してみると、 まったく予期していなかった景色に出会うことができました。昨日の雪が 湿り気を与えてくれたおかげか、ダイヤモンドダストが舞い、サンピラー と幻日が目の前に現れました。久しぶりに、すごい景色を見られたと思い ました。毎日こんな景色と出会えればいいのなあ(笑)
1月10日(日)
雪が積もってくれたのでタンチョウの給餌場以外でも冬らしい景色が撮れる ようになりホッとしました。この冬は雪景色が撮れないのではと心配してい ましたが、何とかなりそうですね。今朝は自宅のあたりでマイナス27℃とな っていたのでなかなかの冷え込み。湖もだいぶ凍ってきましたが、まだ全面 凍結とはいかないですね。明日の冷え込みはちょっと緩むようですが、どこ に行こうかな。
1月11日(月)
今朝もマイナス27℃とかなり冷え込んでいたのですが、空気の乾燥もはげしく て意外と普通の景色になってしまいました。ただ、温泉の近くでは水蒸気とい うか湯気がいっぱい上がっていて、霧氷もいっぱいついていました。光芒も出 ていましたが、木が込み合っていてごちゃごちゃ。太陽と自分の位置によって 出方が決まるので、思うようには撮らせてもらえなかったですね。
1月12日(火)
森の中を歩いていると、小鳥がたくさん集まっていました。木の枝をつつい たりして食べ物を探していました。コガラのほかゴジュウカラやヒガラ、コ ガラなどの姿がありました。この時期人気のシマエナガは見かけなかったで すが、どこに行っているのでしょうか。けっこうカラ類の群れと一緒に行動 していることも多く、見かけるときは頻繁に見られるのですけどね。今年の 道東は寒いので暖かいところへ行っているのかな。
1月13日(水)
朝から雪が降り、給餌場はいい雰囲気になってくれました。朝しばらくの 間、完全に貸し切りになってくれて、その間けっこういろいろ動いてくれ たので、ゆっくり撮影できました。でも給餌の後はしばらくやる気ないま まで動きなし。午後の給餌後も目立った動きはなくそのあたりで切り上げ て帰ってきました。でも雪が積もってくれたので、青天での撮影もできる ようになりましたね。問題は頭上をタンチョウが飛んでくれるかどうか。
1月14日(木)
今日も雪が降るということで給餌場に出かけてみましたが、期待外れでパラ パラ降っただけでした。しっかり雪の粒が写るくらいの大きさで降って欲し かったのですが、ダメでしたね。そのあと午後に予定していた撮影地も予定 より早く晴れてしまったおかげでダメでした。野生動物のように天気の変化 をもっと感じ取れるようにならないとだめだなぁと反省しています。
1月15日(金)
先日の雪で空気に湿度が戻ったのか、春のような空が広がっていました。湖 の凍っていたところもけっこう融けてしまったところがあり、先日までの景 色がうそのようです。明日も雪のあとに雨となるようなので、また雪融けが 進んでしまいそうです。先日まであんなに冷え込んでいたのが急に暖かくな り、なんか変な感じです。
1月16日(土)
摩周湖で霧氷がきれいについていました。ずっと晴天が続いていてただ晴れ ているだけのつまらない景色ばかりだったのですが、やっと冬らしい変化を 見せてくれました。この先は周期的に天気も変わっていくようなので、うま く変化を考えて動かないといけないですね。ただ、今日は気温が上がり場所 によっては雨が降ったようなので、雪が減ったように見えるのが気になりま す。今日も春みたいな空でしたからね。
1月17日(日)
冷え込みもひと段落で急に気温が上がったのと風が強かったせいで、凍って いた湖の氷が割れてきています。昨日、寄せ氷があったところは融けてなく なっていて、この場所も大きく割れていました。まるで春のような景色にな っています。この氷もまたすぐに融けてしまうような気もしますが、明日は また冷えるようなので、どうなのでしょう。気温の変化が激しいのも春みた いですね。
1月18日(月)
高台から川を見下ろすと、とてもきれいですね。河畔の木々には霧氷がつい ていて、朝日に染められていました。今朝はマイナス15℃ほどまで冷え込ん でいましたが、風がなかったのであまり寒く感じませんでした。朝の撮影で 指先がしびれなかったのは久しぶりです。先日まで暖かかったおかげで湿度 も戻り、いい感じになってくれました。明日の雪はどうなるでしょうか。
1月19日(火)
場所によって全然天気が違う感じでした。自宅のあたりでは晴れてきている ようでも、ちょっと北へ行くとしっかり雪が降っていました。ちょっととい っても30Kmくらいは移動していますから、本州的にはけっこうな距離になる のでしょうか。こちらではそのくらい移動しないと環境も変わらないので、 いつも同じ写真になってしまいます。だからガソリンあっという間になくな ってしまうんですよね・・・
1月20日(水)
マイナス24℃の朝、ツグミがナナカマドの木の上で日向ぼっこをしていまし た。先日までちょっと暖かくなっていたので、今朝は一段と寒さがきつく感 じられた、ツグミも寒かったのでしょうね。ナナカマドの実も寒さでドライ フルーツ状になっていて、そろそろ食べごろのようです。違うところですが 、ツグミの群れが集まっているとこともありましたよ。
1月21日(木)
西の空を見たら、小さいですがサンピラーがあがっていました。気温は低く なかったですが、粉雪が舞っている感じだったので、この雪に反射していた のだと思います。朝にこの気象条件になってくれれば、下に伸びるサンピラ ーが見られるはずなのでこういうのも見たいですね。天気の変化が激しいわ りに読めないので、なかなかいいチャンスに恵まれません。
1月22日(金)
ちょっと移動して撮影にでかけたらオオワシがモデルになってくれました。な かなかしょうゆ顔の美男子(ほんとにオスかわかりませんが)のように思いま す。このあと顔や体の向きを変えてポーズをとってくれて、撮影されるのを待 っていてくれたかのようでした。いきものの撮影って逃げられてしまうイメー ジが強いかもしれませんが、褒めるとけっこう撮らせてくれるものですよ。
1月23日(土)
屈斜路湖の湖面も凍ったり融けたりを繰り返していて、ハクチョウを撮影に 行っても、湖面が凍っていないと泳いで集まってくることも多くて思い通り に撮影できないことも多いです。今朝もえさ場で寝ていたようで、日の出の 後に行ってみたらたくさんのハクチョウが寝ていました。氷の状態もあまり よくなく、毎日変わる自然の状態を予想しながら動くのもなかなかスリリン グですね。
1月24日(日)
かなり部分的でしたが霧が濃く出ていて、霧氷もびっしりとついていました。 以前はよく見られたこういう景色も、このところは珍しくなってしまった感じ がします。ここからちょっと移動しただけでまったく霧氷がついていない場所 もありましたから、どこに行くかでぜんぜん景色の印象も違ってしまいますよ ね。そろそろ流氷もやってきそうなので、プチ遠征の準備をしておかないとい けないですね。ちょっと違う景色でモチベーションをあげたいところです。
1月25日(月)
光が入ってくるタイミングを見計らって、ちょっとだけ音羽橋の様子を見て きました。橋から見えるタンチョウの数は思っていたよりも少なく、どこへ 行ってしまったのでしょうか。霧氷はとてもきれいについていたので、また 素晴らしい景色を演出してくれたらいいのですけれど。給餌場には多すぎる くらいたくさんきているので、どこかにいるんですよね(笑)
1月26日(火)
昨日からの北風で流氷がやってくるだろうという読みの元、オホーツク海側 へ行ってみました。読みどおり流氷もやってきていて、真っ白になった海を 眺めることができました。今度の週末は冬の嵐がやってくるということなの で、今度来るときにはもっと荒々しい表情を見せてくれるのではと期待して います。明日は雪が降るということなので、また違った景色が見られるもの と期待しています。でも、雪かきがどうなのか・・・
1月27日(水)
雪が降るということで、タンチョウの給餌場へ行ってきました。イメージし ていたほど大きな粒の雪ではなかったですが、やはり冬らしいのは雪のある ときですよね。ただ、雪が降っているとあまりタンチョウたちは動きたくな いのか、目立った動きはなかったのが残念なところ。給餌場に集まって数も かなり多くなっていて、動きがあってもごちゃごちゃでわけがわからないと いうことも多いんですよね・・・。以前のようなイメージに縛られていると 何も撮れないので、新しいイメージを作りたいところです。
1月28日(木)
エゾリスの様子を見に行きました。朝は車のフロントガラスの霜がとれなくて ちょっと出遅れてしまったので、巣に帰ってしまっていないか心配していまし たが、元気な姿を見せてくれました。雪が降ったばかりの時は嫌がってあまり 地面には降りてこなかったのですが、もう慣れたのかまったく雪を気にせず元 気に動きまわっていました。雪の中からドングリを掘り出すところを見ていま したが、豪快に雪を掘っていましたね。なかなかおもしろかったです。
1月29日(金)
冬の嵐ということで期待して出かけてみたものの、釧路エリアではあまり 雪も降らず期待外れとなりました。降っている雪も細かくてうまく写って くれない感じでした。給餌場には200羽くらいがあつまっていて、たくさん いるものの集まりすぎてなんだかわからない状態。一度は50羽以上がまと めて飛んできてどうしていいのかわからなくなりました(笑)。見ている とすごい景色ですが、写真を撮ろうすると困ります。
1月30日(土)
昨日から雪が降り続いていて、久しぶりに雪国らしい天気になりました。細 かい雪なので長く降っているわりには積もっている量は少なくて、朝の雪か きも思っていたよりも楽でした。雪は欲しいのですが、降っているときって けっこう撮りにくくて苦労します。遠景はピントが出なかったりして難しい んですよね。雪に埋もれているエゾイソツツジ。もう春に向けて冬芽をしっ かりと準備しています。
1月31日(日)
今日は見事な霧氷を見ることができました。今シーズンは何度か霧氷がついて いたことがありますが、今回はなかなか良かったです。これで青空が広がって くれればベストなのでしばらく待っていたものの、雲が多くて理想的な状態に はなってくれませんでした。明日は晴れる予報となっているので最挑戦するか 他に向かうか、悩ましいところです。