2020年8月分
8月1日(土)
釧路湿原の木道を歩いてきました。この時期は目立った見ものがないのです が、昆虫が見られればと思って行ってみました。ヨツボシトンボやエゾトン ボなどはたくさんいて、元気に飛び回っていました。さすがに気温が上がる と虫たちは元気です。ただ、チョウの姿はあまりなく気になります。そのな かで珍しくエゾシカの姿も見られました。シカ道がたくさんあるのでいるの はわかっているのですが、日中に姿を見るのは珍しい感じがします。暑くな ったので、水の中に入りに来たのかな。
8月2日(日)
期待せずにいつもと違うところへ行ってみたら、思いがけない出会いがあり ました。今シーズンはキアゲハをほとんど見ていなかったのですが、ここで はたくさんのキアゲハが飛び交っていて、忙しく産卵をしていました。短い 夏のうちに次の世代を残しておかないといけないですから、あわてますね。 ウンランの蜜を吸っているのも初めてじっくり見ましたし、よかったです。
8月3日(月)
アザラシを見に行ってきました。夏限定の観光船が出ているのでちょっとし たクルーズも楽しめて面白いです。数年前に行ったときはけっこうたくさん のアザラシを見られましたが、今回はまだ時期的に早いのか、ポツポツと見 られるくらいでしょうか。条件良ければ期間中は連続して乗ろうかと考えて いましたが、まあいいかな(笑)。料金あがってもいいから、もうちょっと ゆっくり見たいですね。
8月4日(火)
やっとミヤマカラスアゲハの姿を見ることができました。このところ気温も 少し高めになってきたので、昆虫の活動ができる気温になってきたというこ とでしょうか。これからたくさん姿を見せてくれることを期待しています。 ただ、この先しばらくは雨がちの天気のようなので、影響がないことを祈っ ています。また梅雨に戻ったみたいな感じです。
8月5日(水)
そろそろカワセミの姿を見かける時期になりました。しかし野生のカワセミは とても敏感でなかなか近くでは姿を見せてくれません。都会にいるカワセミは 人に慣れているのでけっこう近くにも表れるのですが、50mくらい離れていて も人の気配がわかると逃げてしまいます。偶然で近くから撮影できることもあ りますが、もっとじっくり行動を観察したいものです。
8月6日(木)
寝苦しくて早朝から出かけてみたら、摩周湖がいい景色を見せてくれました。 自然と目が覚めてしまった時というのは、いつものことですが何かしろいい景 色が待っていてくれるものです。天気予報では曇天となっていましたが、低く 立ち込めた霧の上では部分的ですが青空が広がっていました。日中も思いがけ なかった出会いがあり、なかなか充実した撮影ができました。
8月7日(金)
雨は大したことはなかったですが、雨が上がってからは風が強くていきもの もあまり姿を見せてくれない感じでした。風雨で背の高い花なども倒れてし まったものも多く、ちょっと残念な雨となりました。夕方、自宅にいたら急 に焼け始めて、あわてて近所で撮影。ちょっと色づいたところで下の方にあ る雲が光を遮ったようで、あっという間に黒くなってしまいました。それで も久しぶりに赤く焼けた雲を見られましたね。
8月8日(土)
昨年は現れなかったミヤマカラスアゲハが、庭にやってきました。このユリも 下の方が枯れてきていてどうなるか心配でしたが、ここ数日で一気に花を咲か せてくれました。昨日の風雨でちょっと傷んでしまったところもあるのですが このシーンが見られてよかったです。お盆休み中は静かにしている予定なので 虫たちの姿などを探してみるつもりです。
8月9日(日)
近所のヒマワリ畑もそろそろ見頃かと思って見に行ってみたのですが、日照 不足の影響なのかまだ咲き始めという状態でした。霧雨が降るようなちょっ と肌寒い天気だったせいもあって、マルハナバチもあまり活発には動くこと ができず、ヒマワリの上でじっとしているものが多かったです。動かない分 撮影はしやすいのですが、なんか物足りないですね。ほかの虫たちは見当た らず、マルハナバチは暖かそうな恰好をしているから動けたのかな。
8月10日(月)
久しぶりにエゾリスの姿を見ました。このところよく出てきたところでも姿 を見ることが少なくなっていて、季節的なものかなと思っていました。夏の 時期には植物も多くて食べるものにも困らないので、わざわざ人の前に出て くる必要もないですしね。でも、元気そうな姿を見られてよかったです。こ ちらは暑くないので今年は過ごしやすいでしょうね。
8月11日(火)
山の日は昨日だったのですが、天気が悪くとても山を登るような状態では なく、やっと今年初の山登りをしてきました。雲が多かったものの、青い 摩周湖も見ることができてよかったです。ただ、気温の方はけっこう厳し くて帰ってから速攻で水浴びしました。このところずっと20℃程度だった のにいきなり30℃は体がついて行かないですね。
8月12日(水)
今朝はいい景色に出会うことができました。このあと空一面が真っ赤になっ て素晴らしかったです。摩周湖って何度も行っているのですが、朝焼けのき れいなのって、撮れたことなかったので良かったです。天気予報的には朝は 曇りとなっていて怪しかったのですが、やはり暑苦しくて目が覚めてしまっ たんです。撮影に行けってことだったのでしょうか。
8月13日(木)
やっとこちらは暑さのピークを過ぎたようです。午後からは涼しい風が吹 くようになってきて、夕方には20℃以下の気温になってほっとしました。 先日咲き始めたばかりのヒマワリ畑は、ここ連日の暑さのせいで一気に満 開になっていました。倒れたものも花を咲かせていましたから、ちょっと 変わった景色でした。お盆休み中は遠出したくないので、また見に来てみ ようと思います。
8月14日(金)
お盆の最中なので、早朝から朝のうちの人が出てくる前の時間帯のみで撮影 していました。早朝は読みが外れて思ったような撮影はできなかったですが イメージしていなかった景色も見られたので良かったことにしておきましょ う。ただ、予想以上に人がいてびっくりしました。そのあと、ちょっと撮影 してきたところではコゲラに遊んでもらいました。もう秋の雰囲気もちらほ ら見え始めていますね。
8月15日(土)
一日雨でした。午後からは雨が上がるはずでしたが、シトシトと降り続けて いて暗いのでちょっと近所を撮影して帰ってきました。そろろそトリカブト も咲き始めて、秋が近い感じが強まっています。先週の暑い日が続いたとき にあわてて咲いた花は、一気に傷んできてしまった感じです。ほかにみかけ たのはキツリフネ、クサレダマ、ハンゴンソウなどで、黄色い花が増えてき ています。それにしても最高気温17.5℃とちょっと寒くなりました。もう夏 は終わりなのかな。
8月16日(日)
本当は昨日撮りたかったのがこのクサレダマ。水滴がついていたらきれいだ ろうなぁと思ったのですが、雨に打たれて下を向いてしまっていたので撮ら ずじまいでした。今日はシャキッと上に向かって伸びていて、この花らしい 元気な姿を見せてくれました。道路わきに多いので移動しながら探していた のですが、黄色い花だと思って近づくとセイタカアワダチソウやオオハンゴ ンソウなど外来種ばかりで、意外と少ないです。
8月17日(月)
今日もヒマワリ畑で虫たちの姿を探していました。気温が上がってくると姿を 隠してしまうので、タイミングが難しいですね。このクジャクチョウのほか、 ミヤマカラスアゲハ、キアゲハ、ヒョウモンチョウ、モンシロチョウといった チョウが多いですね。マルハナバチやミツバチもたくさんいます。面白かった のは、なぜかセミの姿があったこと。茎の汁を吸っているという感じでもなか ったので、目立ちたがり屋だったのでしょうか。
8月18日(火)
久しぶりにカワセミの姿を撮らせてもらえました。今回は数匹の魚を食べた あとだったので、消化のためにじっとしているタイミングだったのだと思い ます。カワセミは食べると一時間ほどで消化してしまうようで、その間はジ ッとしていることが多いですから。しばらくいろいろな場所で撮影させてく れたあとは、ペレットを吐き出して行動を再開していました。都会のように 人に慣れていないので、これだけの行動を見せてくれたことに感謝です。
8月19日(水)
今日は暑くなりました。札幌では最高気温タイ記録なのだとか。日中は素材 集めに観光的な場所を回っていたので、写欲はわかずに仕事としての撮影を していました。暑かったというのもありますけどね(笑)。夕方、天気の様 子をみながら近所で撮影したのが一番自分の好みになったというのはいつも のこと。私は動き回るのは向いていないのかもしれないですね。
8月20日(木)
今朝も導かれたように目が覚めて、出かけてみたら絶景が待っていてくれま した。日の出前から刻々と景色の表情が変わり、素晴らしい時間を過ごすこ とができました。雲海の景色はいっぱい見ていますが、こういうのは初めて ですね。観光できていた人たちもいましたが、こんなのが当たり前だと思っ たら、二度と感動できないかもしれません。ストレートに素晴らしい景色は 本当にいいですね。
8月21日(金)
日中は全く専門外のことをしていました。初めてのことをやると緊張するし 集中していると疲れますね。今年はコロナのおかげでいろいろな初体験を繰 り返し体験しています。どれも完ぺきではないですが、自分で体験して知っ ていることと、ネットや情報で見聞きして知っていることはまったく価値が 違いますよね。この体験も私の写真の中で何かいい影響があるのではと思 っています(ほんとかな??)
8月22日(土)
最近タンチョウといえば牧場でばかり見ていたので、自然の中で見たのは 久しぶりのように思います(笑)。身近なところで見られるはたいてい牧 草地のあたりなので、野生の鳥という感覚ではなくなっています。本来な らこういった湿地での生活をしているのでしょうけれど、そういった場所 は埋め立てられて農地にされてしまいましたから・・・・。その昔、江戸 にも来ていたという話がありますが、湿地が多かった当時ならありえるの かもしれませんね。
8月23日(日)
去年も早いなぁと思っていましたが、今年も早々とサンソウが色づき始め ていました。それに完全に復活したということなのか、計測機器もなくな っていたので、すっきりとしていました。もう少し先になりますが、完全 に色づくのが楽しみですね。山の方の紅葉がどうなるのか気になるところ ですが、森の様子を見ていると微妙かな?
8月24日(月)
今日も動画の素材集めで動きました。この滝も行ったのは久しぶりで、人の 姿もなくていいですね。以前はこの時期になると暑いので滝巡りをして道内 を移動していましたが、この数年は大雨などで林道も閉鎖になっているとこ ろも多くて出かけていません。ここは手軽な場所ですが、春先は倒木で入れ なかったところです。そろそろ紅葉し始めている木もみかけるようになった のですが、今シーズンはどうなるでしょう?
8月25日(火)
今朝もダイナミックな景色を見せてもらえました。ふだんは朝は苦手ですが こういうのが撮れるときは自然と目が覚めるんですよね。呼んでもらえてい るようで、うれしいですね。今年は雲海のチャンスが多いように思います。 どの場所に行くかの判断も難しいですが、そのあたりは自分の直感で動くし かないですよね。真っ暗なうちから動かないといけないので、思い切りが大 切なところです。
8月26日(水)
今年は雪が少なかったせいなのか雨が少ないせいもあるのか湖の水位が下 がっていますね。湖畔もいつもなら歩けないところで地面が出ていて、思 いがけなかった散歩ができました。大きな発見はなかったものの、暑いな かで水辺の散歩は心地よかったです。夕方まで晴れていると思って移動し ていたのですが、思っていた以上に海霧が入ってくるのが早くて、早々に 曇ってしまいました。これがあっという間にどんよりした天気になってし まったのですからびっくりです。
8月27日(木)
今月は朝の景色がいいですね。今朝もすばらしい景色に出会うことができま した。目が覚めたというよりは昨夜から暑くてたまらなかったので、暑さの おかげかもしれません(笑)。日中は関東の夏用に蒸し暑く、ジトっと汗が まとわりつく感じでした。道内でも35℃を超え猛暑となったところがあった ようで、もう涼しい北海道ではなくなってしまいましたね。
8月28日(金)
今朝も朝焼けに始まりドラマチックな景色を楽しむことができました。雲海の 動きも激しく、刻々と変わる景色に退屈することなくシャッターを押し続けて しまいました。現場に到着する前は、まったく雲もなく星が見えている状態だ ったので、カラカラの晴天なのかとちょっとあきらめながら峠を上がっていっ たのですが、途中で霧がかかっていてホッとしました。早朝の移動は全体の様 子がわからないので、ドキドキです。
8月29日(土)
3日連続での雲海の景色、楽しませてもらいました。これだけ予想が当たる とうれしいですね。早起きしている甲斐もあるというものです。それにほか のカメラマンがいないというのも、なんとも独り占めでうれしいです。こち らでの暑さはひと段落のようなので、これで雲海の景色もしばらくは見られ なくなるでしょうか。また気持ちを切り替えて、いい出会いを探していくよ うにしたいですね。
8月30日(日)
いきなり気温が下がり、10月中旬並みとなりました。平地で14℃ほどだった ので、標高の高いところではかなり寒くなっていたのではないでしょうか。 もしかして場所によっては初冠雪だったりするかも。ナナカマドの実も赤く なり始め、この写真を見るともう秋みたいな感じですよね。こんなに寒いの は明日までのようですが、ちょっとびっくりです。
8月31日(月)
エゾリンドウの花が咲き始めています。やっと気温も落ち着いてきて、秋の 気配が漂っている感じがします。急に寒くなったので、体の方がついていか ない感じもしますが、外で作業するにはちょうどいいですね。このチャンス に先延ばしにしていた庭の草刈りを一気にやりました。この先、気温が上が ることはあるようですが、また陽ざしが少ないようなので、今年最後の草刈 りになればいいなぁ。