2020年2月分


2月1日(土)

結局行くところがなくタンチョウのところへ行ってしまいました(笑)。
北風が吹いてて、カメラ側に飛んできてくれる可能性が高かったのですが
歩いて川に下りていくものばかりで、狙いたい動きはほとんどなく、昼前
に帰ってきてしまいました。気候のせいか給餌量が減ったせいか分かりま
せんが、ほんとうに動きが悪くなってしまいましたね。        


2月2日(日)

朝はハクチョウが飛んでくる姿を撮影しようと思って出かけたのですが、ぜ
んぜん飛んできてくれなくて、氷や景色を撮影していました。タンチョウも
いいシーンを見せてくれなくなり、ハクチョウまでこうなってしまうと厳し
いですね。週明けからは冬らしい気温が戻ってくるということなので、いき
ものの動きも例年通りになってくれることを祈ります。         


2月3日(月)

先日の雨で屈斜路湖の氷が融けたおかげで、今朝はすばらしい雲海を見る
ことができました。低い雲があって雲海に光が射しこむまでちょっと時間
がかかりましたが、この前行ったときよりも雪も増えて冬らしい景色にな
ってくれました。日中は曇天になってしまったので、わずかな時間でも陽
射しが出てくれて、ラッキーな一瞬でした。             


2月4日(火)

このところ雨や雪が降って空気に湿度が戻ってきたのか、久しぶりにサンピ
ラーを見ることができました。移動中の撮影だったので、もっとはっきり出
ていたところもありましたが、前景がいい場所を探していたらこんな感じに
なりました。その後は一日タンチョウ撮影。雪が深くなったおかげかだいぶ
以前の動きに近くなっていたのが良かったです。            


2月5日(水)

寄せ氷ができていました。やっと冷えてきたので、今週中にはだいぶ湖
も凍ると思いますが、それまでは融けたり割れたりして、毎日変わって
いきますね。明日からはマイナス20℃クラスの冷え込みがあるというこ
とでいろいろ期待したいところです。ただ、流氷だけはまだ網走沖には
きていないようで、今シーズンどうなるか気になるところです。   


2月6日(木)

今朝はマイナス24℃まで冷え込み、この冬初のマイナス20℃以下となりま
した。道北ではマイナス30℃以下のところもあったようなので、やっと冬
らしい気温になってくれたという感じです。といっても、こちらは雲も多
くて本当に冷え込んだのは一部だけのようでした。 この写真も霧氷がつ
いていますが、ちょっと移動すると何もなかったりしたんです。この調子
で流氷も入ってきて欲しいですね。                 


2月7日(金)

青空と樹氷、やっと撮ることができました。このところここでは天気がよく
なくて、ずっと曇り空続き。いくら樹氷がついていても真っ白い空では映え
なので晴れるのを待っていました。朝はマイナス23℃と冷えていたのに、山
の上は気温が高めだったのか、ちょっと落ち始めていました。最近の天気は
分からないことだらけです。                     


2月8日(土)

あまり気温が下がらず、ちょっと平凡な一日となりました。湿原のほうへ
行ってみたのですが、SLが走る日とあってたくさんの人が山に登ったりし
ているせいか、エゾシカが仕方なく麓へ降りてきていました。積雪も例年
に近い量になってきているので、道路の近くに出てくる固体も増えてくる
でしょうか。木の皮を食べるものも多く、エゾシカにとってはいまがいち
ばん大変な時期のように思います。                 


2月9日(日)

久しぶりに摩周湖で霧氷が見られました。もっとついているかと思ってい
いましたが、薄らとという感じでしたね。もう少し標高の高いところはび
っしりついているところもあったのですが、雪が少なくスノーシューを履
いても埋もれるようなので、やめました。この冷え込みも明日までのよう
なので、いつものような景色を見せて欲しいものです。流氷は流れ込んで
来ているようですが、どこまできているのか?            


2月10日(月)

雪がちらつくなか、小鳥の姿を見てきました。あまり釧路圏では見かけないヒ
ガラもいて、楽しませてもらいました。網走のほうでは流氷がやってきたよう
で晴れ間を狙って見に行きたいと思いますが、風次第でなくなってしまうこと
もあるので、南風が吹かないことを願っています。今年の天気はほんとうに変
になっていて、読めないです・・・                   


2月11日(火)

網走からウトロにかけて流氷が接岸したということで、午後から出かけて
きました。もうすこし流氷がまばらになって海が見えるくらいになると予
想していたのですが、びっしり入っていて雪原状態。いい夕日が見られた
ものの、思い通りの撮影はできませんでした。年々、流氷の状態は悪くな
っているので、今シーズン、もう少し見ておきたいですね。      


2月12日(水)

日中は気温がプラス4℃まであがり、すっかり春のような景色になってし
まいました。せっかく積もった雪もどんどん融けていて、あと数日この暖
かさが続くので、この先はどうなってしまうのか。生き物の動きも春っぽ
くなった感じがしています。久しぶりに面白いシーンを見ることもできて
ちょっと満足できた一日でした。                  


2月13日(木)

今日も暖かく雪がどんどん融けてしまっていて、道路はドロドロになって
いますね。おかげで車はかなり汚れてしまいました。川のあたりではまだ
氷も残っていて、なんとか撮影することができました。2月中頃にこんな
気温が上がるなんて、ちょっとびっくりです。融けかけた雪の中を歩いて
いたら、シャツ1枚でも大丈夫なくらい暖かかったです。明日も暖かいよ
うなので、着るものに悩みますね。                 


2月14日(金)

今日も暖かくなり、どんどん雪が融けています。あまり気分も乗らずに撮
影に行って帰ってきたら、今月末から開催のCP+ 2020が中止になったと連
絡がありました。新型コロナウイルスの影響が出てしまいました。新製品
を多くの人が触りに来るというイベントの特徴を考えると、仕方ないとこ
ろがありますね。国内でも感染経路が不明の発症があるようで、早く治ま
ってほしいものです。                       


2月15日(土)

予想外に霧氷がきれいについていました。ちょっと見に行くだけのつもり
だったのですが、ちょうどスノーシューも持っていたのでちょっと歩いて
きました。登り始めは青空も広がっていたのですが、途中からは雲が広が
ってきて、どうしようかと思っていると、上の方はもっと霧氷がついてい
るところが見えて、そこまで登ってしまいました。このあと一荒れあるよ
うなので、育ってくれることを期待しています。           


2月16日(日)

今日は短い時間しか撮影をしていなかったのですが、思いのほかハクチョウ
が活発に動いてくれて、撮影ができました。このところおとなしいと思って
いたのですが、気温が上がってきてまた縄張り意識などが強くなってきてい
るのでしょうか。今日は頻繁にけんかをするシーンがあって、なかなか賑や
かでした。今シーズンはもう屈斜路湖の全面凍結は期待できそうにありませ
んが、今年だけであってほしいです。                 


2月17日(月)

久しぶりに本格的に雪が積もりました。予報では一日雪といっているとこ
ろもあったようですが、ほぼ午前中であがってしまいました。だいぶタン
チョウの動きもよくなっていて、たくさんのカメラマンを楽しませていま
した。私は人が多くなったところで退散してきましたが・・・(笑)。こ
れでまたしばらくは地面が見えてくることはないと思います。     


2月18日(火)

風景的にはパッとしないせいもありますが、このところいきものの姿を見て
いることのほうが多いように思います。今日は、庭にベニヒワの群れがやっ
てきていて、しばらく楽しませてもらいました。昨シーズンは草刈りをだい
ぶさぼったので、その分草の実ができているのかもしれません。見ていても
たくさん何かをつついて食べていました。今年の夏は、草がだいぶ増えてし
まうかもしれませんが、こういう楽しさもあることがわかりました。   


2月19日(水)

今日も摩周湖の霧氷がきれいについていたので、ちょっと尾根を歩いて撮影
してきました。気温は高めだったものの、比較的青空が広がって陽ざしが入
るのが遅かったので、お昼近くまで霧氷は残っていてくれました。冬季通行
止めになっている第三展望台まで行くとしたら、スキーで行かないと時間が
かかるので大変ですね。明日も晴れて霧氷がつくようなら、挑戦してもいい
かもしれないですね。                        


2月20日(木)

知人のツアーがこちらにやってくることになっていたのですが、昨日から
姿が見えず。海外からの人多いので、もしかするとコロナウイルスの影響
で中止になってしまったのかも。日本国内でもあちこちで感染者が増えて
いて、気になりますね。道東も人のいないところが多いですが、いまは海
外からの人も多いので、気を付けなければ。             


2月21日(金)

流氷が来ているかと期待して出かけてみましたが、まだ思ったほどはなく
ちょっとだけ部分的にやってきていただけでした。この週末はもう一度天
気が荒れるということなので、今度こそはたくさんの流氷が入ってきてく
れると期待しています。接岸していた流氷は、もう融けてきていてやっぱ
り春のような景色でした。                     


2月22日(土)

すっかり春らしくなっていて、雪もどんどん融けています。ハクチョウもの
んびりしていて、春らしい雰囲気です。今夜から雪だけでなく雨の予報も出
ているので、この後どんな景色になってしまうのかちょっと心配です。雪融
けが始まるにはちょっとはやいのですよね。そいういえば、ハクチョウの数
も少なくなっていた感じもします。どこに行ったのだろう?       


2月23日(日)

ちょっとスノーシューを履いて散歩してきたのですが、途中から雪が降り始
めたのと霧氷があまりついていなかったので、降りてきました。屈斜路湖を
見下ろしてみると、部分的に水面が開いていて面白い表情を見せてくれまし
た。午後からは家のあたりでもけっこう吹雪いてきてびっくり。これなら樹
氷が育ってくれるでしょうか。期待していますが、道路が閉鎖されないこと
を祈っています。                          


2月24日(月)

ちょっと足を延ばして摩周湖の第三展望台までお散歩してきました。今回
はスキーを履いて行ったので、帰りはずいぶんと楽ができた気がします。
雲が多かったものの、第三展望台の近くでは霧氷も残っていましたし、帰
る頃には青空も部分的に広がってくれて、いつもと違う雰囲気で撮ること
もできました。もう少し条件のいいときに、また挑戦してみたいです。 


2月25日(火)

久しぶりに快晴の一日でした。午前はタンチョウの給餌場へ、午後からはど
うしようかと考えていたのですが、ちょっと事務仕事をしてから出かけて夕
日に間に合うところということで、屈斜路湖になってしまいました。湿原の
方の湖は、まだ凍っているところも多くて絵にしにくいところもあるので、
日が沈む方向を考えるとこうなってしまうのですよね・・・。      


2月26日(水)

やっと流氷が来ているときに晴れ間が広がってくれて、イメージしていたような
写真を撮ることができました。空が青くないと水面も青くなってくれないので、
意外と難しいのですよね。干潮の時間帯だったので手前の氷が動かなくて変化が
なかったのは仕方ないとして、じっくり楽しむことができました。午後からは別
の被写体も楽しむことができて、よかったです。              


2月27日(木)

久しぶりにモモンガの姿を見ました。日没後に出てくるので、AFも怪しくて
ピントはあっているように見える程度の感じです。でも、このようなかわいら
しい姿が見られてよかったです。もう少し暖かくなれば、日中でも出てくるよ
うになるので、そういった時期にじっくりと見られたら楽しいですね。この子
たちにはコロナウイルスの影響がないことを願います。          


2月28日(金)

晴れているのに小雪が舞っていて、足元を見るとたくさんの雪の結晶がある
のがわかりました。風景はパッとしなかったので、マクロレンズに切り替え
て雪の結晶を撮影しました。摩周湖だったので、景色を見ないで下を向いて
いるのは奇妙に見えたことでしょうね。でも、このような雪の結晶を撮れる
チャンスは意外と少ないんですよ。                  


2月29日(土)

北海道は外出を自粛しろというお達しが出ましたが、人が出てくる前にさっと
撮影をしてきました。屈斜路湖では先日までいなかった餌くれギツネが出没し
ていて、人のそばでじっとしていました。片目は疥癬にやられているようで、
ちょっと見にくそうな感じでした。様子を見ていると、ちょっと寒いのか足を
しっぽの上に乗せていたのがかわいらしかったです。