2019年12月分
12月1日(日)
新宿御苑でのフォトスクールでした。ここでは思っていたほど紅葉は色づ いていなくて、まだこれからの雰囲気。そのため、赤くなっているところ はたくさんの人が集まってきていて、ちょっと撮影しにくかったです。で も参加者はそれぞれの視点でいいところを撮っていました。だんだん都内 の公園は撮りにくくなってきているなぁと行くたびに感じます。
12月2日(月)
さて、北海道へ引き上げます。東京から新潟まで一気に走りました。ずっ と下道での移動なので、9時間ほどかかりました。天気が崩れなければ、 どこかに立ち寄っていっても良かったのですが、はやく帰ったほうがよさ そうなのでがんばりました。今夜はフェリーで移動となりますが、どのく らい揺れるのでしょうか。
12月3日(火)
一日フェリーの中でした。昨夜から午前にかけてはずっと揺れていて、トイレ に行くのも手すりにつかまりながらという感じでした。揺れているために風呂 も閉鎖で、外にも出られず何も撮れないかと思っていましたが、午後には海も 落ち着いてきて、日没前に外の景色を見ることができました。一瞬光が差し込 んでいい景色でしたが、すごく寒かったです。
12月4日(水)
昨夜の1時頃、自宅に戻りました。途中は大雪やアイスバーンが続いてけっ こう疲れましたね。ただ、釧路エリアはほぼ雪もなくなっていて、夏タイヤ でも走れるくらいです。いろいろ片づけをしてからちょっとだけ近所に撮影 に出ました。最高気温がマイナス3℃ともう冬の気温になっていて、湖も凍 っています。こんなツララも探せばいっぱい撮れそうです。雪が積もるまで の期間限定なので、明日はもう少し探してみようかな。
12月5日(木)
ちょっとずつ近所のロケハンを進めています。一ヶ月以上留守にしていると ぜんぜん様子が分からなくなりますね(笑)。屈斜路湖ももう少したくさん ハクチョウが集まっていると思っていたのですが、数える程度。まだ水面が 多いので、他のところに集まっているのかもしれません。タンチョウの動き もどうやら変なようですし・・・。しばらくあちこち見てまわらないといけ ないですね。
12月6日(金)
朝はマイナス14℃ほどで、なかなか冷えていますね。この冷え込みで湖の 方もほぼ全面凍結。ちょっと氷の上を歩いてみましたが、もう大丈夫でし たよ。先日風が強いときに割れて打ち寄せられた氷がアクセントになり、 いい景色を見ることができました。あ、このカットは夕方です。朝は違う ところに向かっていましたから(笑)。
12月7日(土)
北海道に戻って今シーズン初の伊藤サンクチュアリ。今シーズンは給餌量 が50%減となり、どんな動きをしてくれるのか心配でもあります。今朝は 日の出と共にやってくるんを期待していましたが、ぜんぜん姿を見せてく れず、音羽橋へ。そこで少し撮影して、給餌前の時間に戻ってきたら、こ んな姿も見せてくれました。タンチョウの動きを理解していれば、まだチ ャンスはありそうですね。もう少し観察して、今年のパターンを理解しな ければいけないです。
12月8日(日)
今朝はうっすらと数cmほど雪が積もっていました。地面は白くなったもの の、森は変わらず。近所を回ってみたものの、凍っていた湖面は雪の下に なってしまいただの雪原に。いろいろ探したけれど、けっきょくタンチョ ウを見に行ってしまいました。給餌のあとは思ったほどの動きもなく、昨 年と同じパターンになるでしょうか。タンチョウを撮るにはもう少し雪が 積もって欲しいところですね。
12月9日(月)
朝はマイナス18℃まで下がっていたので、すごい景色を期待して出かけたもの の、寒いだけの平凡(といっても地元ならではの)な感じで、納得いく撮影は できませんでした。一度家に戻って午後の部に仕切りなおしで、最後の最後に すこし撮れたかなという感じです。おかげで1日で近所だけなのに200km 走っ てしまいました。まだ消化不良ですね・・・
12月10日(火)
久しぶりに見たエゾリスの姿。かわいいですね。本州にもリスはいるのです が、めったに撮らせてもらえないですし今回はまったく会えませんでした。 冬毛になったおかげでふっくらしたのかと思ったのですが、この子はおデブ さんになっているようにも見えるのですよね。今シーズン、ドングリが豊作 なので、食べ過ぎているのかな・・・???
12月11日(水)
昨日から気温が上がり、マイナス3℃ほどと暖かい朝になりました。こんな ときはチャンスなので日の出にあわせて伊藤サンクチュアリへ。今日は狙い 通り色づいた吐息も見せてもらえました。狙い通りの動きをしてもらえると 行った甲斐があるというものです。こういう動きが多くなってくれるとうれ しいですね。明日は風が強くなるようなので、また動きも変わりますね。
12月12日(木)
朝は濃い霧が出ていて、いいシーンが見られるかと出かけて現場に到着した ら晴れてしまいました。ちょっとのんびりしすぎたかもしれませんが、現場 直前までは雨が降っていたりしたので、とくに慌てることもなくマイペース でした。日中は雲が広がりこのまま曇ってしまう感じもあったので、場所を 変えてシマエナガに遊んでもらいました。動きが早いので、画面に入れるだ けでも大変でした。超望遠を振り回すのに、リハビリが必要かも。
12月13日(金)
この前降った雪もこのところの暖かさで融けてしまって、また氷が姿を現し ています。なかなか面白い形を見つけるのが難しいですが、また明日は雪の 予報が出ていたので、2ヶ所を重点的に歩いていろいろ探してみました。で も納得いくような発見はなかったですね。まあ、撮影なんてこんなものです ので、めげずにコツコツ探してみることにします。
12月14日(土)
やっと雪が降ってくれたので、雪景色を慌てて撮影してまわりました。といっ ても始めは降りすぎで遠景が撮れないので、急遽伊藤サンクチュアリへ向かっ たものの、到着したら雨になって・・・、という感じに無駄な動きもあったの ですが。森を歩いてみたら、エゾシカが人のことを気にせずササの葉を食べて いました。雪が降ったせいで他に食べるものがなかったのでしょうか。しばら く撮影していましたが、ぜんぜん気にせずマイペースでした。
12月15日(日)
今日は予想外の雪。しかも、けっこう降っていましたね。場所によっては吹雪 みたいな感じになっていて、まともに撮影できなかったところもありました。 峠に上がったときは、風が強くて木には雪がついていなかったところも多くて なかなか景色としてきれいに見せるのは難しい条件でした。釧路の南側では晴 れていたようで、ちょっと離れるだけでずいぶん天気が違うのですね。
12月16日(月)
雪が降ったあとの森、エゾリスが鼻に雪をつけてかわいい姿を見せてくれ ました。思っていたよりも雪が積もっていて足跡が残っていたので、いき ものの動きをイメージできて面白かったですね。ただ、風景の方はまだ中 途半端な感じ。雪降ると移動が大変ですが、景色的には本格的に雪が積も って欲しい感じがします。
12月17日(火)
最近、キタキツネの姿を良く見かけます。夏あたりまではほとんど見かける ことがなく、天候の変化でネズミが減ってしまい、同時にキタキツネも減っ てしまっていると聞いていました。ただ、本州から戻ってきて、いちばん見 かけるのがキタキツネ。牧草地の脇などを移動していると、あちこちにいま す。春先などの数を考えると、ちょっと不思議なほどたくさんなのです。ど うしてなのでしょう??
12月18日(水)
景色がイマイチだといきものに目が向きますね。今日も近所の池でカモの姿を 見ていました。カモって身近ですがよく見てみると面白いですね。のんびりし ているようで意味不明に突然群れで動き出したり、なにかに驚いたように飛び だしてみたり。一瞬の動きを捉える練習にはとてもいい被写体のように思いま す。距離が近い分、対応するには腕が求められますからね。
12月19日(木)
今シーズン初の摩周湖。家を出たら南の方は雲が多かったので北へ向かった だけなのですが・・・(笑)。雪も融けて霜もつかず、ふつうの景色が広が っていました。でも、後ろを振り向いたら朝日に照らされるダケカンバがき れいだったので、良しとしますか。札幌も雪がないようですが、こちらもち ょっと心配になるレベルで雪がないです。この冬はどうなるのかな?
12月20日(金)
森の中でアカゲラが一生懸命に木の枝をつついていました。きっとそこには おいしい獲物が隠れているのでしょう。しばらく見ていましたが人のことを 気にする様子もなく、がんばっていました。良く見ると木の枝はずいぶんと 細くなっているところがあります。こんなになるまで木を削るというのは大 変なことですよね。鉈で枝を切るのだって大変なのに・・・
12月21日(土)
雪景色を探してさまよっています。いくらなんでも雪が少なすぎやしません か?。十勝方面はぜんぜんだめで、大雪山を反対側までぐるっとまわって走 ってきてしまいました。部分的に晴れ間が広がってくれたので、いくらか撮 影できたのでホッとしています。青空の中も雪景色もいいですが、こんなや さしい色もいいですね。
12月22日(日)
雪がないのならと開き直って、ふつうなら雪で通行止めになってしまうであ ろうところへ行ってみました。読みは正解で、見頃な氷瀑が待っていてくれ ました。途中の路面はアイスバーンでちょっと怖かったですが、行ってみて よかったです。まだ雪は少ないので、がんばればもう少しはチャンスがある でしょうか。ただ、無理は禁物ですけどね。
12月23日(月)
うっすらと雪が積もった森で、エゾリスがみつけた食べ物をまた雪の中に 埋めていました。一生懸命に探してみつけたのなら食べてしまえばいいの にと思うのに、わざわざ埋めてしまうのはなんか見ていておかしいです。 これが雪のない時期では埋めたのが分からないほど巧妙に隠すのですが、 雪があると埋めたところがはっきり分かってしまいます。長い冬を乗り切 るための知恵なのでしょうけれど、無駄なことをしているように感じるの は人間の浅はかさなのでしょうか。
12月24日(火)
冬至も過ぎて日が少しずつ長くなるといっても、まだ日没は早いですね。 こちらでは16時前には太陽が沈んでしまうので、午後はけっこう慌しい感 じがします。午前の撮影がパッとしなかったので、一度家に戻って昼飯を 食べてちょっと用事を済ませたら、もう日が沈みそうになっている・・・ 慌てて雲の隙間から沈んでいこうとする夕日を撮ってきました。北海道は 平野が多いので、意外と夕日の撮影ポイントは少なくて苦労します。
12月25日(水)
今朝はマイナス18℃まで冷え込んでいたので、霧氷と気嵐を期待して音羽橋へ 行ってみました。雲がなく朝日の色はすぐに褪せてしまったのですが、色のあ るときに飛び立ってくれてよかったですね。ただ、気嵐の方は思ったほど立ち 上らずこのあとは水面をうっすらと漂っているだけでした。もう空気が乾燥し てきて、すぐに消えてしまうようです。こうなってくると霧氷がつくのも川岸 のみになってしまいますね。
12月26日(木)
本格的な冬になってきたようで、近所でもオオワシの姿を見ることが多くなっ てきました。今年はロシアでも雪が少ないそうですが、こちらに渡ってきたら 雪がなくてオオワシもびっくりしているのではないでしょうか。そういえば、 ワタリガラスはまだ来ていないという話ですから、渡らなくても大丈夫な状態 なのでしょうか。このまま雪がない年越しになってしまうのかなぁ・・・
12月27日(金)
待望の雪が降るということで、出かけてみたのですが・・・。明るいうちには あまり降らず、暗くなってから降っているみたいです。屈斜路湖では風が強く ハクチョウは風を避けて陸に上がっているのですが、にぎやかな人たちがやっ てくると嫌がって湖面に出て行きます。そうすると、波にあおられてけっこう 大変な状態になります。カモなんかは完全に波にのまれることも。以前はこん なシーンも面白く見ていましたが、迷惑だと思っているのでしょうね。
12月28日(土)
久しぶりにタンチョウがいい動きを見せてくれました。ちょっと前までの動き 方だけだったらどうしようと心配していましたが、以前のカメラマン好みの動 き方が見られました。おかげでけっこう冷えましたけれど。この先、どういう 動きをしてくれるのか気になりますが、たくさんシャッターを押すことができ ました。これから楽しませてくれることを期待したいですね。
12月29日(日)
今朝はマイナス18℃近くなり、いい冷え込みでした。湿原では川沿いだけ ですが霧氷がついていました。このところ冷え込みが続いているので、空 気は乾燥してきていて、もう少しすると霧氷もつかなくなってしまいそう な感じがしますね。明日の夜からの雪というのも予報を見ると雨が混じっ ているのでどうなることか・・・?
12月30日(月)
今朝は派手さはないものの、とてもいい景色に出会うことができました。適 度な雲と雲海で変化に富んで面白かったです。といっても、真冬の景色では ないかもしれません。春の雰囲気でしたね。もう仕事納めも終わったわりに はカメラマンもほとんどいなくて、ゆったりと撮影することができました。 今夜からは雨らしいので、雪は完全になくなってしまうかも・・・
12月31日(火)
午前中は雨が降り、いっきに雪がなくなってしまいました。こんな雪がない 冬は初めてですね。このあとしばらくも雪の予報がないので、なんとも困っ たことになってしまいました。近所をちょっと見に行ったら部分的に雪が残 っているのはシャーベット状になっていて、このあと冷えたら完全に氷にな ってしまいそう。路面に状態にも気をつけなければ・・・