2019年8月分


8月1日(木)

大沼はスイレンがいっぱい咲いています。天然のスイレンをこんなにたく
さん見たのは初めてです。花自体の密度はそれほど高くないのでなかなか
うまく撮れないのですが、いい景色でした。観光化されずに自然なままで
あればもっといいのになあと思いながら見ていました。残念ながら駒ケ岳
は姿を見せてくれなかったので、広い景色は撮れなかったですが、ギンヤ
ンマの産卵シーンをゆっくり見られました。             


8月2日(金)

連日暑い日が続いていますね。北海道でも猛暑になっているところがあるよ
うですね。こういうときは渓流に行くのがいいのですが、思ったほど涼しく
なくてびっくりでした。もっと滝の飛沫を浴びるようなところに行かないと
ダメですかね。林道の奥にあるような滝は、ここ数年の大雨続きで途中の道
傷んでいるところが多く、積極的には足を運びたくないのですよね・・・ 


8月3日(土)

今日も暑いですね。森のリスの様子を見に行ったら、朝のうちは元気に動き
まわっていましたが、気温が上がってくるとやってられないとばかりに木の
上にあがって、ダラ〜〜っとしていました。こんな暑いときにせっせと動き
回っているのは人間だけですかね・・・。まだしばらくはこの暑さが続くよ
うなので、皆さんも体調には注意してくださいね。           


8月4日(日)

曇天予報でしたが、ちょっと晴れ間があったので軽く歩いてきました。こ
の時期は初めてだったので、いまま会ったことのない花もあってとても楽
しめました。もう少し足を伸ばそうかと考えていたのですが、雲を見てい
ると無理しないほうがよさそうだったので、下山。そのとたんに雲が入っ
てきて、青空もなくなってしまいました。まさにグッドタイミングのお散
歩タイムでした。                         


8月5日(月)

以前途中で降りてきた雄阿寒岳に登ってきました。距離があって途中で撮影
していると時間がなくなってしまうので、今回はまずは登頂を目的にどんど
ん歩くようにしました。この山は途中の景色に変化がないので、飽きてきて
しまうのですが、所々でいきものたちが姿を現して気分転換をさせてくれま
した。こういうのって、人が多い山だったら無理なのでしょうね。最後はシ
マリスがモデルになってくれて、とてもよかったです。         


8月6日(火)

思っていたよりも天気が良くなってくれて、夕日も見ることができました。
ただ、日中は毎年クワガタを見に行く木に行ったのですが、木がダメになっ
てしまったのかアリの巣が勢力を強くしたためなのか、まったく姿が見られ
なくなっていて残念でした。この晴れ間も今日でひと段落のようです。台風
の影響がないことを祈っています。                  


8月7日(水)

昨日、今日とヒマワリ畑を見てみました。昨日はすごく暑くて仕方ないと
思ったのですが、あまりチョウの姿がありません。今日は曇っていて心地
良いくらいの気温で期待していたものの、やっぱり数は少なかったです。
このミドリヒョウモンもしばらく撮らせてくれましたが、ほかのチョウが
やってきたのを追いかけてどこかに行ってしまいました。この先しばらく
天気が良くないようなので、今シーズンはこういうカット撮らせてもらえ
るチャンスはどのくらいあるでしょうか。              


8月8日(木)

雨が降ると牧草地にはよくエゾシカが出てくるようになりますね。今日も
何ヶ所かで姿を見ました。このエゾシカも悠々と牧草を食べていましたが
車が来たのに驚いて走り出していました。もうすこしゆっくり見ていたか
ったのですが、どうしようもないですね。しかし、また雨に戻ってしまっ
たので、夏は終わりなのかな・・・                 


8月9日(金)

大雨を降らせた台風から変わった熱帯低気圧の影響で、北海道ではしっかり
と雨が降りました。庭ではユリが満開になっていますが、雨に打たれてちょ
っと元気なさそうな感じです。毎年このユリが咲くとチョウがやってくるの
ですが、今年は見ていない気がします。ミヤマカラスアゲハが来るのが楽し
みなのですが、どうしているのかな。                 


8月10日(土)

久しぶりの札幌。北大植物園を覗いてみたら、この時期はちょっと花が
少ないですね。でも、良く見てみると被写体はあるものです。池のとこ
ろにはミツバチがやってきて水を吸っていました。気温はそれほど高く
はなかったのですが、巣を冷やすのに必要なのでしょうね。都会の中で
暮らすのはけっこう大変なのかもしれません。           


8月11日(日)

今日の勉強会は参加者は少なかったものの、じっくりと被写体を見つける
ことを感じてもらえたのではないかと思います。一見何もめぼしい被写体
がないようなところでも、じっくり探してみるといろいろな被写体が見ら
れることが体感できると、また一歩進歩できますね。今度は秋に開催の予
定ですので、ぜひ参加してみてください。              


8月12日(月)

慌しく釧路に戻ってきました。今回行きは半分高速を使って半分は下道。帰り
は高速だったのですが、かかった時間はあまり変わらないですね(笑)。これ
だと高速は使わず下道で移動したほうが自由度が高くていいのかも。高速代も
馬鹿にならないですから。なんせ道東道は一車線のところばかりなので、ペー
スが高速なの??ということも多いですから。              


8月13日(火)

浜中町でキャンプ。日中は風が強くてメッシュテントも飛ばされてしまうよ
うな感じでしたが、夜になって風も落ち着きました。寝る頃には空には明る
い月が昇っていました。ペルセウス座流星群がピークになっていたようです
が、雲が多かったので空は眺めずに飲むばかりでした。たまにはこういうゆ
ったりした時間もいいですね。                    


8月14日(水)

カワセミが元気に飛び回っていました。よく見ていると親子で子供が親の
後を追いかけて飛んでいるようでした。餌をねだって追いかけているのか
他の意味があるのかそこまでは分かりませんでしたが、頻繁にカワセミの
鳴き声が聞こえてよかったです。もう少し近くで姿を見たいと思うのです
が、北海道のカワセミは敏感で難しいです。             


8月15日(木)

札幌には人を気にしないクマが出ていましたが、こちらでも人を気にしない
キタキツネがいました。はじめは餌付けされたやつなのかと思ったのですが
私には目もくれず黙々と歩いていきました。他の車が通ってもまったく動ず
ることなく歩いていました。人と動物の距離、このくらいになるといいと思
いますが、札幌のクマは駆除されてしまいましたね・・・。やっぱり怖いの
は人間だ。                             


8月16日(金)

台風の余波でこちらも朝から雨が降り、近所を回ってみたもののタンチョウ
なども姿を見せてくれなくて、めぼしい出会いはなし。けっきょく庭に咲い
ていたネジバナを撮影となりました。ネジバナって、小さくてその辺の雑草
といっしょにされがちですが、立派なランの仲間なのですねよ。今年はあま
り気にせず草刈をしていたので刈ってしまったと思っていましたが、きちん
と出てきていましたね。                       


8月17日(土)

雨が上がったあと森を歩いたら、もう紅葉し始めているモミジがありまし
た。お盆が終わったら秋という、いつもどおりのパターンになっていくの
でしょうか。この夏、釧路エリアはあまりにも晴れている時間が短かった
ので、紅葉がどうなるか気になるところです。この数年、ぜんぜん季節感
がないまま過ごしているように思います。どうしちゃったのかな??  


8月18日(日)

近所のヒマワリ畑、大雨の影響はなく元気に咲いています。気温があがって
チョウなども出てきているかと期待していたのですが、ミツバチがたくさん
いたものの、チョウの姿は少なかったです。全般的にチョウが少ないような
感じもしています。ただ、最後にベニマシコがいいところに現れてくれまし
た。他の鳥もヒマワリの上にはのってくれなくて諦めていたところでした。


8月19日(月)

またもやすっきりしない天気。ぱらぱらと雨が降ってくるなかで昨日行った
ヒマワリ畑では寒くてミツバチが花の上でじっとしているくらいでした。気
温が20℃に届かないと、さすがに動きにくくなってしまうのですね。めぼし
い被写体を見つけることもできず、ついに超マクロの世界に戻ってしまいま
した。でも、意外と虫もいなくてアリを撮るくらいになってしまいました。
こういうのはストロボを使うので、意外と簡単撮れるのですよね。    


8月20日(火)

すっかり梅雨のような天気に戻ってしまいました。この先しばらくは曇天や
雨のような予報になっています・・・。北海道って、こんなところだっけ?
というのが正直な気持ち。半径10kmほどのところを走り回っても牧草地だけ
なので、牧草地の隅っこに残っていた花などを撮影しただけでした。そろそ
ろ本格的に次のことを考えないといけないですが、どうなのでしょう?  


8月21日(水)

一日シトシト雨が降っていた感じです。ときおり空が明るくなって雲が切れ
そうな感じもありますが、また降ってきます。近所を回ってみましたが、結
局最後は庭で撮影(笑)。ユリは終わってしまって、毎年楽しみにしていた
ミヤマカラスアゲハはやってきませんでした。草刈をしていないので伸びて
いるコウリンタンポポにモンキチョウがやってきていました。いつもは9月
のイメージがありますが、季節は前倒しなのかも。           


8月22日(木)

雨は降らなかったものの、どんよりとした天気。けっこう暗くて撮影するの
も苦労するほど。デジタル時代になって高感度も手軽に使えるので何とか撮
影していますが、フィルム時代ならお手上げの状態ですね。とくに動くいき
ものは諦めるしかないという感じです。せめてもう少し暖かく明るくなって
くれれば昆虫などは動いてくれるのでしょうが・・・          


8月23日(金)

今日も一日雨。ときおり激しい降り方となって道路は水溜りがあちこち
にあって、トラックとすれ違うと水をかけられてなかなかスリリングな
感じでした。この調子だと、数日後には湿原も水位が上がって面白い景
色が見られるような気がします。あとは青空が広がってくれるかどうか
ですが、微妙ですね。大雪山の紅葉も月末あたりには始まりそうですが
状況はどうなのでしょう。                    


8月24日(土)

ちょっと標高の高いところへ上がってみたら、もう完全に紅葉しているサクラ
がありました。今日はちょっと陽射しがあって夕方も焼けるのではと期待して
いましたが、夕立があってそのまま暮れてしまいました。明日も晴れ間はある
ようですけれど、ほんとうにそうなんだろうか??と疑心暗鬼です。スカッと
晴れた青空が見たい!                         


8月25日(日)

久しぶりの青空。やっぱり晴れていないと水景色もきれいには見えないですよ
ね。やっと水が水らしく青く写ってくれました。湿原が緑に見える期間も短く
すぐにでも黄色くなってしまいそうな時期。このワンカットが撮れて良かった
です。ただ、夕方にはまた雨が降り始めて・・・。いったいどうなってしまっ
たのでしょうか。                           


8月26日(月)

今年は変な天気が続いていますが、秋の到来もちょっと早いような感じがし
ています。サンゴソウも早々と色づき始めています。まだピークのような鮮
やかさはないものの、角度によってはけっこう赤く見えますね。この調子だ
と例年よりも早くピークをむかえるのは間違いないと思います。それに久し
ぶりの青空はとてもうれしかったです。このまましばらく晴れてくれること
を願います。                            


8月27日(火)

連日の晴れが続いてくれて、星空をほんとうに久しぶりに見ることができま
した。天の川も見えていて、近くではフクロウが鳴いているというとてもい
い条件のなかで撮影できました。この夏はもっと星空を撮影したいと思って
いたので、やっと念願がかないました。また晴れる機会があれば、ここに来
てじっくり星空を楽しみたいですね。                 


8月28日(水)

秋っぽくなってきているところも多くなってきていますが、撮り方によって
は新緑のようにも見えます。この滝も部分的には紅葉が始まっているところ
もあって、いつがピークになるのか気になりますね。この数日の晴天が嘘の
ように夕方には激しい雨が降り出しました。地球の変動は大きな目で見れば
普通のことですけれど、もう少しゆっくりして欲しいですね。といっても人
間がそれを加速しているのなら、自業自得??             


8月29日(木)

今月は本当に雨の日が多いですね。日中は曇天くらいかと思っていたら、まだ
降りました。午後になってちょっと雲の切れ間から青空がのぞいていたので期
待して出かけてみるも、期待はずれ。意外と雲が厚いようで、日没まで時間が
あっても暗くて撮影できないような感じになってしまいました。それでもシカ
やキツネ、カワセミ、ヤマセミなどの姿は見られましたよ。        


8月30日(金)

今日もほぼ一日雨が降っていました。摩周湖に上がってみたら、真っ白では
なくちょっと湖面が見えていたので、ラッキーでした。摩周岳の山頂あたり
の高さに雲があって、風が強く刻々と変化していく様子はなかなか面白かっ
たです。ただ、気温も低くてかなり寒かったのはびっくりです。そろそろ山
の上では霜が降りるような時期なので、油断できないですね。      


8月31日(土)

けっきょく8月はあまり晴れ間がないまま終わってしまいましたね。夏
らしい感じもほとんどなく気分はもう秋に。なによりもこの夏は昆虫の
姿があまり見られなかったのが残念でした。ただでさえ短い夏なのにこ
んなに日照が少なかったなんて。今年発生が少なかった昆虫は来年も少
ないのでしょうね・・・。