2018年2月分


2月1日(木)

今日もいい氷の景色を撮影できました。こういうのってまた撮れると思って
いてもなかなか撮れないもので、出会ったときが最大のチャンスなのだと実
感しています。よくこういった写真を見せると、いつでもこんな景色が広が
っているのだと思われますが、それは大きな間違いです。1年に数回あれば
いいという珍しい景色ですよ。                    


2月2日(金)

朝は予報ほどの冷え込みがなく、いつもならイマイチの朝となってしまう
感じがしましたが、予想外のいい景色に出会うことができました。この数
日、ついている感じがしますね。なによりも、まずは外に出て現場に向か
うことですが、勘が働くように自然の様子をじっくりと見続けることが大
切ですね。自然と一体になれればきっといい勘が働くはずです。    


2月3日(土)

だんだん日の出が早くなってきていて、前日と同じつもりでいると間に合わ
なくなってしまいます。今朝もちょっと出遅れてしまいました。結果的には
いい光の時には間に合ったのですが・・・。そのあと飛んできたハクチョウ
の群れ。一羽だけ下を向いているのですが、なにが気になったのでしょう。
ただの落ち着きがないやつなのでしょうか。              


2月4日(日)

釧路は北海道なので雪がよく降ると思っている人も多いかも知れませんが、
月に一回ほどドカッと降ってあとは晴天ということが多い地域です。なので
今日は雪降りとタンチョウの組み合わせを期待して出かけましたが、あまり
動きがなく待ちっぱなしの一日になりました。でも、雪がらみの撮影ができ
たので、よかったかな。明日は起きたらびっくりするくらい積もっていたら
うれしいですね、                          


2月5日(月)

雪が降ったので森の中を歩いてみました。自宅のあたりはたいしたことがな
かったのですが、場所によっては膝くらいまで積もっているところもあって
ラッセルが大変でした。スノーシュー持って行けばよかったな。でも、深い
雪のせいか小鳥たちは活発に活動していましたが、リスやキツネの足跡はぜ
んぜんありませんでした。なかなか難しいなぁ。            


2月6日(火)

今シーズン、凍結が遅れている摩周湖もだいぶ凍ってきました。このままいい
感じに凍ってくれたらいい景色がたのしめそうです。午後にはいつもの給餌場
にダメもとで行ってみたら、雪が降り出して予想していなかった景色を見るこ
とができました。流氷も順調に来ているようなので、道東らしい冬を感じられ
るようになってきましたね。                      


2月7日(水)

昨日の夕方にもいい雪が降り、朝はタンチョウが踊れば粉雪が舞っていい
景色になると期待して出かけたのですが期待はみごとに裏切られました。
一度に30羽くらいの群れで飛んできて、あっという間に給餌場は混雑し
てしまったうえに、舞台には上がらず下で騒ぐばかり。期待した景色は全
く見られませんでした。だいぶタンチョウの行動が変わってしまった感じ
がしますね。機材テストの目安にはいいのですが、あまりにいつも以下の
動きにはちょっと飽きてしまいました。               




2月8日(木)

ずいぶん久しぶりにエゾタヌキの姿を見ました。やっぱりタヌキって動物の
なかで動作がのんびりしているというか鈍いですよね。この子はちょっと疥
癬ぎみだったので、あまり目が見えていないのかもしれませんが、それでも
のんびりしすぎに思いました。それでもこの冬を無事に乗り切れば、回復も
できると思います。がんばれ!!                    


2月9日(金)

オホーツク海の流氷を見に行ったら、けっこうびっしりと入っていて雪原の
ようになっていました。写真的にはもう少し水面が見えているといいのです
が、この勢いで羅臼のほうにも流れ込んでくれたらうれしいですね。道東は
全般的に雪が少なく春のような景色になっているので、冬らしい景色が見ら
れてほっとしました。                        


2月10日(土)

今朝いちばんに向かった先ではハズレだったのですが、気まぐれに向かった
先でいい景色に出会えました。いつも見ている景色も立ち込めた霧のおかげ
でとても幻想的になっていました。いつもこういう景色になってくれたらう
れしいですが、なかなか期待できないですね。そろそろCP+の準備もやって
かないといけない時期になりましたね。どんな話をしょうかな。     


2月11日(日)

午後から雪が降るということで給餌場に行ってみました。思っていたよりも
早く雪が降り出して、ちょっとの間でしたがきれいな景色が広がりました。
もう少し長く雪が降って欲しかったですし、もっとタンチョウが動いて欲し
かったという感じです。しかし、数少ない釧路圏の雪に出会えてラッキーで
した。次に降ってくれるのはいつ?                  


2月12日(月)

今朝はそこそこ冷え込んでいましたが、とくにドラマチックな景色には出会う
ことができず、寒い思いをしただけで帰ってきました。まだ日差しがあって落
ち着かない感じでしたが、そこはあとは割り切ってCP+の準備をしました。お
かげでだいぶ形になりました。あとは撮影ツアーの下見にも行きたいと思って
いるので、のんびりしている暇ありませんね。今年は時間がたつのがとにかく
早い感じです。                            


2月13日(火)

今シーズン初の阿寒国際ツルセンター。活魚の餌撒きが鳥インフルエンザ
対策で禁止になってしまってからワシ達がやってこないので、ぜんぜん行
かなくなっていました。今回は16日から始まる撮影ツアーの下見というこ
とで行ってきたのですが、伊藤サンクチュアリでは撮れないカットがけっ
こう撮れます。こういうアップもここじゃないと撮れませんね。ちょっと
した気分転換になりました。撮影ツアーも楽しみですね。       


2月14日(水)

今朝はマイナス20℃近くまで冷えていたものの、意外と平凡な景色に終わって
しまいました。どうしようもなくフロストフラワーのできかけの結晶など撮影
してみました。その後は16日から始まる撮影ツアーの下見に出かけました。日
中はとくにこれといった出会いもなかったですが、日没のあたりはいろいろ楽
しいシーンがあり、期待できそうですね。あとは天候次第。ツアー本番ですば
らしい景色が待っていてくれることを期待しています。          


2月15日(木)

まだ流氷は根室海峡には流れ込んできませんね。日本海側のような天候がきて
くれればあっという間に流れ込んでくると思うのですが、太平洋側はあまりに
も安定した天気が続いています。そのせいかワシものんびりしていて、けっこ
う近くまで寄っても逃げないでいてくれるものが多かったです。ほかの生き物
も12月のような動きを見せていて、今シーズンは本当にわかりません。   


2月16日(金)

恒例の冬の道東撮影ツアー一日目。まずはタンチョウからスタートです。今シ
ーズンは給餌量が減っていてあまりタンチョウの動きがよくないので心配して
いましたが、給餌場からタンチョウがいなくなるまで見送って、いろいろ撮影
できました。やはり、タンチョウの姿は美しいですよね。明日も楽しく撮影し
ていきたいと思います。                        


2月17日(土)

撮影ツアー二日目は、朝の絶景に続きエゾシカやキタキツネに遊んでもらい
ました。今回のツアーはけっこういいペースで被写体に恵まれていますね。
午後からは吹雪がやってくるというピンチもありましたが、その前に無事宿
に到着できました。その分、ゆっくり温泉も楽しんでもらい、その後はおい
しい食事。撮影ができれば食事はどうでもいいという人もなかにはいますが
それでは撮影地のことも分からないと思いますよ。           


2月18日(日)

撮影ツアー三日目は待望のワシの船でした。朝は吹雪で欠航となってしまった
ものの、ゴジラ岩観光さんの神対応で、その後の便を出してもらうことができ
オオワシ、オジロワシと流氷を撮ることができました。今シーズン初の流氷が
やってきたタイミングにも立ち会うことができ、みんな大喜びでした。その後
もスムーズに移動できてよかったです。                 


2月19日(月)

撮影ツアーの最終日、朝はハクチョウから始まって、タンチョウまで楽
しんできました。今回は天候が荒れることもありましたが、うまくフォ
ローもできて、皆さん楽しんでもらえたように思います。「来年も参加
します!」って言っていただけたのはうれしいですね。この夏は屋久島
ツアーも企画中です。お楽しみに!                


2月20日(火)

いつもとはちょっと違う仕事でスキー場で撮影をしています。雪上車で山頂
まで運んでもらって本番前に風景を撮影していました。なかなか簡単には見
られない景色で、なかなか良かったですね。自然環境に影響を与えない形で
こういった景色が見られる場所がもっとあったらいいなと思いました。それ
にしても寒かったです、。                      


2月21日(水)

今日もスキー場ロケだったのですが、一足はやく出発して日の出を撮って
みました。仕事中はあまり好き勝手できないですからね(笑)。ただ、十
勝エリアは自然とは言いがたい人の手が入った畑が多いので、個人的はい
つもスルーしている風景。まあ、たまにはいいかもしれません。こんなに
いい日の出が見られたのに、撮影現場は一日雪でした・・・      


2月22日(木)

今朝もマイナス22℃程度まで冷え込んで、いい景色が広がりました。2月後半
というと暖かくなってしまうことも多かったのですが、まだ冬らしい景色にな
っていますね。明日はちょっと雪も降りそうな予報が出ているので、またこの
景色も隠されてしまうでしょうか。ずっと冬ならそれなりに面白かもしれませ
んが、やっぱり暖かくなるのもうれしいな。               


2月23日(金)

昨日の朝は雪が一面に積もっていて真っ白になっていたのですが、今日は
風で雪が適当に散らばっていい雰囲気になっていました。ときおり陽射し
が射し込んできそうな感じだったのでしばらく待ってみたのですが、期待
したところには入ってくれませんでした。風があるのでけっこう寒いなか
待っていたのになぁ。今夜は雪の予報なので、明日はまた逆戻り??  


2月24日(土)

そろそろ春が近づいてきている感じですね。カエデの幹から樹液が出てきて
いるところにいろいろな小鳥がやってきていました。このときはラッキーな
ことに二羽のシマエナガがやってきました。樹液が出てくるのは木が冬眠か
ら目覚めて活動を始めた証なので、これからどんどん暖かくなってくるので
しょう。昨夜降った雪も湿っていて、あっという間に融けています。   


2月25日(日)

今朝も摩周湖の雪紋を期待して出かけてみましたが、思っていたほど風が
なかったようで、湖面は雪に覆われているところが多かったです。まだ数
日は晴れが続くようなので、どこかできれいな模様を見せてもらえること
でしょうか。このような光のなかで、きれいな模様が見られたらいいと思
うのですが、見せてもらえるでしょうか?              


2月26日(月)

雪のなかエゾリスの姿を見てきました。そろそろ春が近づいているので元気に
動いていたように思います。朝は日が低いので影の形も面白かったですね。春
が近いはずなのに、朝はマイナス15℃近い気温が続いていて気候的にはちょっ
と変な感じがしますね。地球が氷河期に向かっているというのは本当なのでし
ょうか。それともちょっと昔はこれが普通?               


2月27日(火)

もうシーズンも終わりが近いので、羅臼から船に乗ってワシの姿を撮影して
きました。だいぶ流氷も少なくなってきているようで、あと一週間もしたら
ワシもかなり帰ってしまっていることでしょう。今回はずっとワシが動いて
くれたので、最後のほうでは腕が上がらなくなってきました。いつものよう
にゴジラ岩観光さんにお世話になり、たっぷり楽しんできました。    


2月28日(水)

まだ給餌場にはたくさんのタンチョウが集まっていますが、すでに自分の縄
張りに戻ってきているタンチョウもたくさんいます。明日は天気が荒れると
いうことで、湿った雪が降るとまた雪融けが加速されそうな気がします。地
面がでれば、どんどんタンチョウも帰っていきますね。そろそろ給餌場シー
ズン終わりという感じがしているのですが、気温の方はまだまだ冬の感じが
抜けません。CP+から帰ってきたら、どうなっているかなぁ。