2017年11月分
11月1日(水)
今日も紅葉を探してみましたが、昨日と比べても色褪せてしまったり落葉して しまったりして、ほんとうに終わりという雰囲気になっていました。どうしう ようかとうろうろしていたら、落ち葉のわきでちいさなキノコが顔を出してい ました。今朝はけっこう冷え込んでいたと思うのですが、まだがんばっていま すね。さて、明日はどうしようか悩みます(笑)
11月2日(木)
久しぶりにワシの姿をしばらく眺めていました。ちょうどカモを狩ろうとし ていたおかげで、比較的近くでもじっくりと見ることができました。夫婦で 協力して狩りするところなど面白かったですね。これからワシの姿も多くな りますが、どうも海には魚がいないという話。森のドングリもぜんぜんない ようなので、この冬いきものたちは大変。人間ものんびりしていられない?
11月3日(金)
今朝は晴れているかと思ったら、けっこう霧が出ていて予定が狂いました。遠景 は撮影できないし、低い位置には雲があって太陽が昇ってきたのは赤ではなく黄 色くなってから。明日は雪が降るみたいですが、明後日はまた霧の朝が期待でき るようなので、高いところにあがれば雲海もみられるでしょうか。今朝はその場 所は雲の中だったので、微妙だなぁ。
11月4日(土)
平地でもちょっと雪が積もり、真っ白になりました。そうはいっても北部 のほうのみで、南側はうっすら積もったくらいでしょうか。湿った雪なの でしっかり木にも雪がついて、きれいな景色になりました。本当に冷えこ むとサラサラの雪になって、ちょっとの風でも落ちてしまうので、なかな かこういう景色って見られないのですよね。これで光が射し込めば最高で したが、その前に雪も融けてしまいました。
11月5日(日)
朝は満月に近い月が沈んでいきました。けっこう雲が多くてその姿が見える 場所を探すのが難しかったです。撮影できたのは月が隠れてしまう直前にな ってから。ちょっとでも撮影できてよかったです。こういうときになにかい きものの姿が絡んでくれたらと思うのですが、なかなか思うようにはいかな いものですね。
11月6日(月)
朝日夕日ときれいに見ることができました。どちらかというと晴れすぎという 感じもしましたが、冬の気候に変わってきているということだと思います。釧 路の方は雪もまったくといっていいほど残っていませんが、弟子屈のあたりは しっかり残っているところもありますね。あと数日で融けてなくなってしまう と思いますので、色味がなくなってしまったから朝の冷え込みを期待する時期 に移り変わりますね。
11月7日(火)
日中はどうにもならないので、朝の撮影後は事務仕事をして午後から第二回戦。 レンジャクの群れに出会うなど思いのほか被写体に恵まれて、夕陽を予定してい た場所はぎりぎりの到着となりました。そこでもエゾシカが水を渡るシーンが見 られてよかったです。肝心の夕陽の方は、沈む間際に雲があって、隠れてしまい ました・・・。すべてがうまくいくわけではないですよね(笑)
11月8日(水)
すっかり紅葉も終わって今朝は冷え込みもイマイチ。この時期は被写体も 身近な生き物になっていきますね。牧草地帯に住んでいるタンチョウも大 切な被写体です。曇天でちょっとさえない感じですが、おなじみの場所に やって来る夫婦です。夏前までは幼鳥をつれていたように思うのですが、 台風や激しい風雨に耐えることができなかったのでしょうか。この頃は他 のタンチョウも夫婦だけの姿を見ることが多いです。
11月9日(木)
変わりやすい天気でした。ちょっと足を伸ばそうと考えていたら、見る間に 雲が広がってきて雨もポツポツ。でも陽射しもあるので虹が出ているだろう と探し回ったものの、うっすらと出ていただけでした。その後は雲を避けな がら撮影ポイントを移動。16時には日没ですから、早いですよね。昨シーズ ンとくらべても雪が少なく被写体探しに苦労しています。
11月10日(金)
昨日、急にいつもと違う行動パターンを見せたハクチョウさん達。今日はもう いないかもしれないと思っていましたが、今朝見に行ってみるといました! た、だやはり行動パターンはこれまでと違うものになっています。この違いは なんなのでしょうか。まだまだ知らないことがいっぱいですね。もっとたくさ んの時間を外で過ごさないと。
11月11日(土)
天気は回復傾向だったものの、風が強くてどうにもならない感じでした。この 前の台風よりもずっと風は強いかもという状態で、なんとなく近所を見てまわ る程度になりました。それに、晴れていたのに外に出ると雲がわいてきて、今 日の私は曇り男だったようです。近くの池には毎年やってきているであろう水 鳥の姿がありました。いつも同じ固体なのでしょうか?? 見かけだけでは分か らないのですよね。
11月12日(日)
相変わらず風の強い一日でした。気温自体はたいしたことないと思うのです が、風のおかげで凍えた感じがします。鳥たちも必要なければ飛びたくない ようで、じっと固まっていました。もっと風の当たらないところへ行けばい いと思うのですが、いい場所がないのでしょうか。いくら羽毛を身にまとっ ているといっても、寒くないのかなぁ。
11月13日(月)
冬が近づいてきて、オオワシも数が少ないながら渡ってきているようです ね。釧路・根室圏でときどきみかけるようになりました。北海道では大型 のいきものたちを見ることができますが、やっぱりダントツにかっこいい と思います。ただ、見かけによらずおとなしくて、意外とカラスに追いか けられていたりするんですよね。きっと心も優しいのでしょうね。
11月14日(火)
クマさんの姿を見に行ってきました。サケ釣りの期間が終わったので人も 少なくなり、比較的良く見られたほうだと思います。もっとも、なかなか 近くでは会えないので、こんな感じですが。サケの遡上も少ないようで、 必死にサケの姿を探している様子はまさに真剣に生きているという感じが しましたよ。
11月15日(水)
夕陽が海に沈んで行ったあと、ふと見上げると山が赤く染まっていました。 山のほうが当然ながら高いところにあるわけで、地上では太陽が見えなくな ってもまだ光が当たっているのですね。ほんの数分の差でしかないのですが ちょっと得した気分になりました。今日はほかでもたっぷりと撮影ができた ので、久しぶりに大満足です。
11月16日(木)
朝はうっすらと雪が積もっていて、だいぶ冬が近くなってきたことを感じま す。今日出会ったキタキツネは、もう完全に冬毛になっていて、丸々とかわ いらしい毛並みになっていました。ちょっと食べすぎなんじゃないのという 感じもしましたが、これから日中も氷点下の厳しい冬を生身で過ごすわけで すから、これでも少ないくらいなのかもしれません。
11月17日(金)
日曜日のスクールの下見をしてきました。都内はこれから紅葉が見頃にな るところですね。イチョウがちょうど真黄色になっていました。モミジの 方はというと、台風の影響があるのか葉が傷んでいるところが多く、いま 色づいている部分はちょっとアップで撮影するのが難しいような感じでし た。いずれにしてもこのような鮮やかな色彩は、見ているだけで楽しいで すね。
11月18日(土)
ツワブキの花がいっぱい咲いています。気温もだいぶ下がってきてサザンカ などを除けばすっかり花も見られなくなった時期なので、とても目を引きま す。そういえばキクはいまが時期で菊花展なども開催されていますが、自生 しているキクってほとんど見ないですよね。園芸種ではないキクはあまり意 識したことがないですが、どのくらい種類があるのでしょう。
11月19日(日)
今日は新宿御苑でスクールでした。曇天になってしまって光がなかったの が残念でしたが、それでも皆さんがんばっていろいろな被写体を探してい ました。最後はジュウガツザクラをみんなで撮影してみましたが、これも 難しい被写体ですね。幸い風がなかったので、枝がゆれることもなく落ち 着いて撮れたのが良かったです。風が吹いていたらアウトでしたね。
11月20日(月)
北海道に戻ってきたら、かなり冷え込んでいますね。雪も降ったようですが すでに融けていてほとんど雪はありませんが、日中でもちょっとした池は凍 りついている状態です。気温もかろうじて氷点下を超えてプラスになってい る程度なので、日没後はとても寒く感じました。これから本格的に雪が降る までは、氷を楽しむことができそうです。
11月21日(火)
今朝はマイナス10℃以下まで冷え込み、いっきに冬モードになっています。ち ょっとした流れはしっかりと凍り付いていて、面白い表情を見せてくれていま す。山の中でゴソゴソやっていると、シカかクマと間違えられて撃たれてしま う可能性があるので奥地には入れませんが、この氷も雪が降るまでの短い間し か楽しめないので、いまのうちにたくさん撮影しておきたいですね。
11月22日(水)
今日も懲りずに氷の撮影。北海道って寒いのだからこれからいつでも撮れる のでは?って思うかもしれませんが、そんなことはありません。雪が降るよ うになると氷は雪の下に埋もれてしまいますし、この冷え込みもとりあえず 今日までで夜には雨の予報となっていますので、きっと融けてなくなってし まいます。今日撮影していたところも日中は気温が上がったせいか、茶色く 汚れてしまったところもあって、なかなか難しいのです。
11月23日(木)
天候的にすっきりせず、ダラダラ〜と過ごしてしまいました。昨夜からの雨 でしっかりと雪や氷も融けてしまって、参ったなぁっていう感じです。さい わいこの時期は水鳥などもやってきているので、鳥達の集まる池に行ってみ たりするのですが、顔ぶれはほぼ一緒(笑)。この数年、同じ顔ぶれのよう に思うのですが、やはり同じ固体なのでしょうか。さすがに見分けられない のですよね。
11月24日(金)
うっすらと雪の積もった朝、エゾリスが元気に駆け回っていました。もう木の 実なども収穫してどこかに埋めてしまったのでしょうから、今の時期は埋めた ものを掘り返して食べている時期でしょうか。エゾリスは冬眠しないので、約 半年分の食料をどこかに貯蔵しているということですよね。アリさんも働き者 ですが、エゾリスも働き者なんですね。
11月25日(土)
天気はいいのだけれど、これといった被写体に出会えないなぁと思っていた ら、会っちゃいました、クマゲラ君に。これまで何度も姿は見ているのです が、今回が一番長く見ることができました。松の幹を突いては穴を開け、な かの虫を食べていました。このような行動をすることは知識としては知って いましたが、ゆっくり見られたの初めて。よかったです!
11月26日(日)
しっかりと雪が積もりました。思っていたほど湿っていなかったのでホッと しましたが、それでも10cmくらいは積もっていたので除雪されていないとこ ろを走るのはおっかなびっくりでした。この後は晴天が続くようなので、雪 は融けてしまうと思いますが、しばらく朝の路面凍結が気になります。今朝 もけっこう滑りましたから。ハクチョウのように空を飛べればそんなことも 気にしないで移動できるのになぁ。
11月27日(月)
今シーズン初の伊藤サンクチュアリ。やっと雪が積もったおかげでタンチョウ も集まり始めました。この雪もいつまで残っているか分かりませんが、しばら くはタンチョウの姿を見られるのではないでしょうか。給餌の方はまだどのタ イミングで行われているのかわからず、それ次第でタンチョウの動きも変わっ てくるのではと思われます。
11月28日(火)
本州への移動途中で寄った滝。お不動様が祭られていたのですが、台風のせい か流れが大きく変わっていて、祠が崩れてしまっていました。滝自体はそのま までしたが、ちょっと残念な上京でしたね。その場所はあまり見せるものでは ないと思いましたので、その下流にできていた氷を撮影しました。冷え込んで きているので、凍った滝も撮りたいですね。
11月29日(水)
新潟に到着後、瓢湖へ移動。日没に間に合うと思っていたのですが、雲が 出てきしまったのと馬鹿ナビのおかげで、到着したのか薄暗くなってから になってしまいました。瓢湖ってもっと広いのかと思っていたら、ちょっ とした溜池といった感じ。まわりにも民家などがあって絵作りも難しい感 じだったので、これだけで移動してしまいました。
11月30日(木)
ずいぶん久しぶりの地獄谷野猿公苑。あまり天候もよくなくて、お猿さんたち も出てきてくれないかと思っていましたが、けっこう冷え込んできたおかげで 温泉に入る姿も見られました。野生動物がこんなに間近で人間を意識せずにい る様子を見られるのは、すごいことだと思います。最近はキャパシティを越え るようなたくさんの人が訪れているということでしたが、その価値を十分に感 じてもらえたらと思いました。