2017年3月分
3月1日(水)
あっという間に3月ですね。神代植物園を歩いてきました。部分的ですが いろいろな花が咲いていて、北海道とは違う景色を楽しむことができまし た。晴れる予報だったのですが、ほとんど青空がなかったのが残念なとこ ろ。青空が出てくれれば、かなり効率よく仕事することができたところだ ったのですが。
3月2日(木)
一週間ぶりに北海道へ戻ってきました。だいぶ雪がなくなっているかと思っ ていたのですが、空港に着くと意外と滑走路は真っ白。でも、車で移動する と南斜面は完全に雪がなくなって黒い地面が出ていました。地面が出るのに ともなってエゾシカが帰ってきているようで、あちこちで姿を見ることがで きました。もうすぐ雪融けするということですね。
3月3日(金)
今日は風が強かったです。確定申告を済ませてちょっと出かけてみたのです が、風の当たるところではとてもまともに撮影できないほど。地吹雪もあっ てすごい迫力でした。このシマエナガは風の当たらないところを選んで移動 していました。もう少しゆっくり撮らせてもらえたらうれしかったのですが すぐ移動してしまったのが残念でした。
3月4日(土)
知床に流氷を見に来ました。夕日が沈むのを見られるかなと思っていたの ですが、その時間帯になると雲がわいてきて太陽は隠れてしまいました。 でも、意外と静かな景色が広がっていい雰囲気になりました。流氷はかな り離れてしまっているものの、北風が強く吹けばまだ戻ってくる可能性が ありそうです。
3月5日(日)
屈斜路湖のハクチョウが活発に動いています。だいぶ気温も上がり春が 近づいているのが分かるのか、そろそろ北帰行の準備を始めているので しょうか。2月は朝に餌場に集まってくるときに飛んでくるくらいだっ たのが、夕方にも群れで移動をしている姿が見られました。長旅に備え て飛ぶ訓練をしているように感じます。
3月6日(月)
今朝はマイナス15℃くらいまで冷えていたようですが、風があったためか霧氷 などはまったくついていなくて残念な朝でした。日増しに雪融けが進んでいる ようで、道路が乾いているのはうれしいですが景色の方は期待通りになってく れないのが惜しいところです。明日は雪の予報となっていますので、ちょっと だけ冬らしい景色に戻してくれたらと期待しています。
3月7日(火)
一時的ですが、しっかりと雪が降りました。このくらい画面に写ってくれ るといい雰囲気になりますね。もっとも、カメラのAFは雪にごまかされ て肝心のタンチョウがピンボケということもあるのですが・・・。もう給 餌場でもあまりタンチョウがいない時期になっているはずなのですが、今 日はけっこういましたね。雪のおかげで畑も埋もれてしまったので、戻っ てきたのでしょうか。
3月8日(水)
朝から走り回ってきました。この時期はどこもピンポイントで決まった被写 体しか見られないので、あれこれ撮ろうとするとひたすら移動するしかない のですよね。それでも、移動した先それぞれで目的を果たすことができたの でよかったです。ただ走っただけとなると、気分的にも滅入ってしまいます からね。明日も仕事がすすみますように。
3月9日(木)
先日の湿った雪のせいか雪融けが一気に進みつつも、また雪が降ってきまし た。このあたりはちょっと移動するだけでだいぶ天気が違うことも多く、な かなか思うような光を見つけることができませんでした。もうフキノトウが 顔を出している頃なので探してみたら、昨年の増水が影響しているのか、ま ったく見つけられませんでした。ほかの植物への影響も気になりますね。
3月10日(金)
春がやってきて、タンチョウも自分の縄張りに帰っているものが多いよう ですね。朝は給餌場から戻ってきたタンチョウの姿を確認することができ ました。やはり、本来の生活の場である自然の中にいるほうが似合います ね。いまでは湿原の鳥から牧場の鳥に変わりつつありますから、すべてが そうなってしまわないことを願います。
3月11日(土)
東京ではもうハクモクレンがピーク過ぎという状態になっています。この 前来てから一週間ほどしかたっていないのに、ずいぶんと季節が進んだ感 じがします。この調子だと、やはりサクラの開花も早めなのでしょうか。 気温は寒暖の差が激しいということでしたが、気温が一気に上がることが あれば、サクラも慌てて満開になってしまうのかもしれません。
3月12日(日)
先日は見つけられなかったフキノトウを見つけました。場所は違うのですが 南側の斜面は一気に雪も融けて、春の雰囲気が濃くなってきていますね。こ の調子だと一週間後の雪の様子はだいぶ変わっていることでしょう。春にな ると植物だけでなく動物の動きも変わってきます。今まで見られたいきもの も生活の場が変わってくるので、見られなくなると寂しいですね。
3月13日(月)
春らしくなって雪はどんどん融けていますが、気温の方はまだそれなりに 冷え込んでいて、朝はマイナス10℃ほど。陽射しがあって風もないので、 体感的にはかなり暖かく、車の移動中は暖房を止めたり窓を開けたりする くらいになってきました。ただ、ハクチョウの集まってくる湖畔ではまだ 氷がしっかり張っていて、飛んでくるとそのまま滑っていって仲間にぶつ かったりしていました。この湖面が融けたら、どんどん姿が見られなくな っていきますね。
3月14日(火)
自宅の周辺はカラッと晴れていたのですが、ちょっと移動したら濃い霧に包 まれているところもあって、霧氷がびっしりとついていました。もう来ない と思っていた流氷も根室側に流れ込んでいるようで、羅臼のあたりはびっし りのようですね。すっきり晴れていれば足を伸ばすつもりでしたが、どんよ りしていたので諦めました。このあといつまで滞在していてくれるものでし ょうか。
3月15日(水)
このところ風景は中途半端な感じがしてしまうので、どうしてもいきものの 姿を探してしまいますね。このエゾリスはアイラインがくっきりとしていて とてもかわいい顔をしていました。まだ雪が多いですが、それでも雪の下か ら食べ物を探し出していました。いったどのくらいの深さまでにおいをたど ることができるのでしょうね。
3月16日(木)
朝はしばらくだけいい景色を見せてもらうことができました。でも、この後す ぐに雲が広がって、午後には雪も降り出すような天気になりました。春は天気 も変わりやすいといいますが、なかなか難しいです。でも、そのおかげでその 後は追われている原稿に集中することができました。外に出ていたいですが、 仕事もしなければいけないし、むずかしいところです。
3月17日(金)
雪融けも進み、地面が出ているところではフクジュソウも咲き始めていま す。釧路エリアも南側と北側ではぜんぜん雪の量が違うので、季節の差も 大きく感じますね。こんな春っぽいっ景色があるかと思えば、その前にい たところでは雪が降っていましたから。もろもろやらなければいけないこ とが山積みになっていて慌しいですが、こういう景色に出会えるとほっと します。
3月18日(土)
今年は雪が多かったのか冷え込みが続いて雪が融けていないのか、いまだ に伊藤サンクチュアリでは雪が残っていて、冬のような景色が広がってい ます。タンチョウは若い固体が多いですが、50羽程度が集まっていて、ま だにぎやかです。根室海峡には流氷もびっしり入ってきていて、季節が逆 戻りしているような感じですね。
3月19日(日)
だいぶ春らしい小鳥たちの姿が見られるようになりました。といっても、まだ 雪の多いところもあって、昨年よりは少ないように思います。それでもこのベ ニヒワやシマエナガ、ウソなどがいました。風が強くてじっとしていると寒か ったので、もうすこし落ち着いてみることができれば、もっと見つけられたか もしれませんね。
3月20日(月)
またオホーツク海側にも流氷が戻ってきましたね。このまま海明けになって しまうかと思っていましたが、まだまだ冬は続くようです。そうはいっても 凍っていた湖は少しずつ融けてきていて、水面が広がると水鳥も渡ってきて いるようです。濤沸湖の白鳥公園もちょっと前に来たときは、全面凍ってい てハクチョウの姿はありませんでしたが、今日は少し広がった水面にやって きていましたよ。
3月21日(火)
遅い時期に流氷が押し寄せてきたおかげで、根室側ではけっこう流氷の 景色を楽しめます。もう少し天気がいいと色づくところも楽しめると思 うのですが、春っぽい霞がかった天気ですね。さすがに羅臼のあたりは 海が広がっていましたが、明日は一日雪になるということで、寒気が入 ってくるので、風によってはまた戻ってくるかもしれないですよね。
3月22日(水)
春の大雪がやってきました。湿った雪がしっかりと積もって、移動するときは けっこう怖かったです。東京の雪もきっとこんな感じなのでしょうから、東京 で雪が積もったときは車の運転をしたくないですね。タンチョウはけっこうな 数がまだ給餌場にやってきていますが、あまり動きもなく待ちぼうけの時間の ほうが長かったです。それなりの積雪があったのでタンチョウも動きにくそう でしたよ。
3月23日(木)
昨日の雪にはびっくりでした。鳥たちもびっくりしたことでしょう。森の 様子を見てきたら、ハシブトガラが羽づくろいをしている様子を見ること ができました。はじめはけっこうボサボサだったのですが、しだいに整っ ていく様子が面白かったですね。防寒や防水の役割をしている羽毛ですか ら、生きるために欠かせないもの。手入れは手を抜けないですよね。
3月24日(金)
ちょっと見たいものがあって、日帰りならぬ半日帰りで知床に行ってきまし た。目的のものは見られなかったのですが、ギンザンマシコの群れに会うこ とができました。オスを見られなかったのが残念ですが、一度出会えるとま たチャンスがあることが多いので、次に期待したいと思います。20羽以上の けっこうな群れでしたよ。
3月25日(土)
東京に出てきました。ちょっと近所を歩いてみたらムラサキケマンの花が 咲いていました。サクラの方もこれからのようで、ぽつぽつ咲いていると ころはあるものの、見頃はまだ先という感じですね。明日は冷え込んで雨 ということなので、満開は遅れてしまうでしょうか。昔フィールドとして 見て歩いたところはどうなっていることでしょう。
3月26日(日)
滝を撮る必要があったので出かけてみたのですが、なんとこの時期に雪が降って きて、びしょびしょになりました。雨くらいなら足元もたいしたことはなかった と思うのですが、湿った雪なので溶けて水がたまって・・・。こんな天気は予想 していなかったので、雪に慣れているといっても装備はもってこないし参りまし たね。ただ、意外と知らないところってあるものだと思いました。
3月27日(月)
都内で桜を探してみたものの、思うような咲き具合のものには出会えず、こんな 部分的なカットしか撮れませんでした。空も真っ白で風が強く、なかなか難しい 条件というのもありますが、この冷え込みで開花が遅れているというのが一番残 念なところですね。明日は晴れるようなので、すこしはイメージしているシーン に出会えることを期待しています。
3月28日(火)
やっと満開のサクラに出会うことができました。天気も回復して暖かく、こ の調子ならほかのサクラも一気に満開になってしまうのではないかという感 じでした。まだサクラが満開になっているという情報もないと思うので、人 出もそれほどでなく、なんとか撮影できました。これが満開情報が出てしま うと、もう落ち着いて撮影できないのではないでしょうか。それにしても外 国人が多いですね。
3月29日(水)
本州では春の花がどんどん咲いていますね。山梨でははやい桜が咲いている ところもあるようですし、オイヌノフグリやヒメオドリコソウも咲いていま す。ただ、サティアンの屋根はかなり塗装が剥げていて、短期の補修ではど うにもならないようです。今回はちょっと実験をしていますので、良い結果 がでれば対策をしたいと思います。
3月30日(木)
本州であっても、標高の高いところの朝は寒いですね。まだしっかりと霜が 降りますし、もう少し標高をあげるとまだ雪が残っています。東京ではサク ラが見頃になりつつありますが、山梨のサクラはまだこれからという感じで しょうか。それでも気温が高い日が続けば一気に満開になってしまうのかも しれませんね。
3月31日(金)
芦川の庭ではいまウメが見頃。ちょうど満開になっていていい感じです。 先日の雪に当たったダメージも回復しているようで、この調子だと実のほ うもたくさんできそうですね。昨日まで太陽が出ていて気温が上がるとミ ツバチやテングチョウが蜜を吸いに来ていたのですが、今日は雪降りそう な寒さで、姿がありませんでした。