2017年1月分
1月1日(日)
あけましておめでとうございます。今朝は家族で美幌峠に上がり初日の出を拝んで きました。いや、撮影に夢中で拝んでいないかも・・・。昨夜の予報では、北の方 は曇りとなっていて微妙な感じだったのですが、きれいな雲海と朝日が見られてい い景色でした。冷え込みも思ったほどでもなく、楽しめたというところ。まだしば らく晴天続きのようなので、どこに行こうか?
1月2日(月)
新年になって朝の景色がいい日が続いています。今朝もちょっと変形した 太陽が面白かったですが、肝心の役者の方は現れず残念でした。といって も日の出前に待つに近づいている人がいたので、ワシも警戒してやってく ることはないでしょうね。その後も、いくつかの出会いがあり楽しませて もらえました。
1月3日(火)
日の出前から出かけましたが、残念ながら今朝は朝日は雲の向こうでした。 さすがに何にも続けて朝日は見ることができませんね。天気予報的に可能性 が高いところへ向かってみたのですが、うまくいきません。最新の技術を持 ってしても、天気の予測は難しいのですね。日中なら雲の様子を見ながら判 断できますが、日の出前はそうもいきませんから。
1月4日(水)
日中はとても穏やかな天気で、カモを見にいってみたら、みんなのんびりと 眠ったりしていました。風もなく、人もあまりで歩いていないのでゆっくり していたのでしょうね。年末年始にかけてかなり気温の低い日が続いている ので、かなり体力を奪われて疲れているのかもしれませんが。やはり陽射し がないと絵柄的には地味になりますね。でも、自然はそれでも休むことなく うごいています。
1月5日(木)
年明け初のタンチョウ。風がいい感じに吹いていて、こちらに向かって飛んで 来てくれると期待して出かけました。自宅のあたりはときおり雪も降ってきて 雪も期待できるかと思っていましたが、ずっと天気がよかったです。正月休み もあけて混雑もしていないだろうと思ったのか、地元の知人もけっこう集まっ ていて、新年の挨拶もすることができて、よかったです。
1月6日(金)
今朝の冷え込みはあまりなく、けっこう平凡な景色となりました。これとい った出会いがなく、うろうろしているときにまだ残っていた赤い実を見つけ ました。色彩に乏しいときに、このような鮮やかな色はうれしいですね。そ れにしても、この実はおいしくないのでしょうか。それとも、もう少しして から食べられるようになるのかな。食べ物の少ない冬、小鳥などが食べてい ないのを見ると、いろいろ疑問がわいてきます。
1月7日(土)
今朝もけっこう冷えていましたね。プチ遠出してみましたが、三連休という こともあってなのか朝から思っていた以上に車が多く、朝は撮影現場に到着 するのがぎりぎりになってしまいました。余裕を持って出かければいいので すが、そうもいかず・・・。なんせ寒いですから(笑)。それでも撮影して いる時は、寒さも忘れて楽しむことができました。
1月8日(日)
新雪の積もった森の中を歩いてきました。雪が深くなっているせいで動物の 足跡もあまりなくとてもきれいな雪面なので、歩いて足跡をつけてしまうの がもったいない感じでした。歩いてみると、あらためて昨年の台風の影響が はっきりと見えてきます。大きな樹が倒れているところがたくさんあり、び っくりしますね。今年は台風が来ないことを願います。
1月9日(月)
日の出の頃、峠はうっすらとガスがかかっていて朝日こそ見られなかったも ののいい景色になっていました。木にもしっかり霧氷がついていて、ガスに 霞みながら見え隠れする様子はとても趣がありました。これが快晴だったり すると、どんなに気温が低くてもぜんぜんつかないのですよね。その後はワ カサギ釣りに向かい、晩飯にできる程度には楽しんできました。
1月10日(火)
雪の積もった森でエゾリスの姿を見ていたら、雪の中からドングリを掘り出 して食べていました。今シーズンはけっこうしっかり雪が積もっているので すが、よく見つけられるものです。でも、このために秋口には食べ物を地面 に埋めているのですから、見つけられて当然というところなのでしょうか。 動物の感覚ってすごいですよね。
1月11日(水)
風が強く、海側では波の姿が美しかったです。もっとも、浜に近づくと しぶきが飛んできてびしょ濡れになってしまうような感じでしたけど。 朝は冷え込んでちょっと変形した太陽も見られましたし、いい景色を見 ることができていると思います。またしばらく冷え込みが続きますので いいチャンスに恵まれることを期待しています。
1月12日(木)
今朝はマイナス24℃と冷え込んでいました。道東らしい気候になってきまし たね。しかし空気が乾燥してきているため、こんなにびっしり霧氷がついて いたのは水辺の近くだけ。こうなると、日中は風景的に厳しいので撮影する 物を探すのにまた苦労します。これからしばらくは朝だけが勝負という感じ になりそうです。
1月13日(金)
今朝はマイナス25℃。ガンと冷え込んでいるものの、やはり水辺を離れると 乾燥してしまっているようでただ寒いだけになってしまいます。日の出の頃 撮影した後は、いったん出直して再び出ることになりました。期待していた ところはまあまあ氷がはっていましたが、まだ本番というにはちょっと早い 感じ。明日、あさっての冷え込みでどうなるか期待したいですね。
1月14日(土)
今朝もマイナス24℃。四角い太陽を期待して海側にでかけてみたものの、水面 近くには雲か毛嵐による水蒸気で日の出の時に太陽が隠れてしまい、どうなっ たのか分かりませんでした。しかし、波間に漂う気嵐が独特の美しい景色を見 せてくれました。普段はあまり気温が下がらない海側でもこのときはマイナス 15℃近くなっていて、とにかく寒い朝でした。
1月15日(日)
今朝はあまり冷えませんでしたが、朝焼けがとてもきれいでした。この時期は 撮影できる場所が限られるためか、どこにいっても知人と会うことになりまし た(笑)。今晩から雪の予報となっているため、この景色も見納め。一度気温 が異常にあがって湖面が融ければもう一回くらいチャンスがあるでしょうか。 もう少し撮っておきたかったと思うので、ちょっと惜しいですね。
1月16日(月)
本州や北海道の日本海側では大雪となっているようですが、釧路のあたりは それほどでもなくどんよりとした天気でした。昨日凍っていた屈斜路湖も気 温が高く風があったせいでだいぶ湖面の氷が融けてしまいました。このあと 雪が降らなければ、また氷を楽しめるチャンスがあるでしょうか。解けた氷 が湖畔に寄せられていて邪魔なのか、ハクチョウたちは陸に上がってのんび りしていました。そいうえば、厚岸で鳥インフルエンザが出たせいなのか、 給餌はなかったようでしたね。
1月17日(火)
午後から晴れるというつもりで出かけてみたら、逆にどんよりとしてし まいイマイチになってしまいました。もう少し雲の切れ間がたくさんあ れば、面白くなったと思うのですが・・・。天気ばかりは突然変わって しまうことも多く、難しいですね。今日も日中は暖かく、屋根の上に載 った雪がどんどん融けていました。このまま暖かくなってしまうなんて いうことはないですよね?
1月18日(水)
今日こそは晴れるとスノーシューをはいて山をあがってみたのですが・・・ 残念ながらやっぱりどんよりとした天気。この木を青空バックで撮影したか ったのですが。しばらく空の様子を見ていても、まったく晴れる様子がなか ったので、降りてきてしまいました。昔はモンスターのようになったという 話も聞きますが、最近はまったくダメのようですね。
1月19日(木)
雪が降るかもといとうサンクチュアリへ久しぶりに行ってみたものの、チラ チラと小雪が降った程度でイメージしていたような絵にはなってくれません でした。このところ、タンチョウが固まって団体で行動するようになってい て、うまく重ならずに撮影できないのでとても撮りにくくなってしまってい るのも残念です。給餌量が減っているために、大幅に行動が変わってしまっ ているのでしょうか。
1月20日(金)
上京前に、音羽橋やサンクなどを一回り。マイナス18℃ほどまで冷え込んで いて、久しぶりに霧氷はいい条件となっていましたが、タンチョウたちはサ ービス精神がなくなってしまったのか、あまり撮りやすい条件とはいえませ んでした。サンクでは一気に50羽近くが飛んできて、あっというまにステー ジは混雑状態。以前のように数羽ずつばらばらにやってくることがなくなっ て来ているようです。タンチョウが飛ぶシーンでさえ撮りにくくなってしま うと仕事にも影響出ますね。
1月21日(土)
教室の会場前にある常緑樹、いつも冬になるとこんな見事に赤い実をたくさ んつけています。ただ、鳥が食べに来ている感じはしないので、おいしいわ 気ではなさそうです。周りはコンクリートで固められてしまっているために この実が地面に落ちて目を出すことはないのでしょうが、自然の中にあれば どんどん増えていきそうな感じです。色味がない冬に、こういった鮮やかな 色を見つけられるとうれしいですね。
1月22日(日)
都内ではもうウメが咲いていますね。場所によってはもう満開になっている ところもあるそうです。今朝はヒヨドリがウメの花を食べていました。サク ラの花は塩漬けにしてお茶にすることがありますが、ウメの花はどんな味? になるのでしょう。ほかにもアトリの群れやメジロなどの鳥も見られ、ちょ っとしたバードウォッチングが楽しめました。
1月23日(月)
どっさり雪が降りました。朝は一時間ほど雪かきをしないと車が出せない くらいで、多いところは膝くらいの深さがありました。給餌場の方でもか なり深く積もったようで、タンチョウが雪にはまって苦労していました。 このタンチョウも脚がすっぽり隠れてしまうところで飛び上がることがで きず、しばらくもがいていました。なぜか今日は9時の給餌が行われず、 みんなひもじそうにじっと下を向いて風雪に耐えていました。
1月24日(火)
昨日の雪、けっこう積もったせいで、行きたいところに行けなくなってしまっ ています。今年は積もるときは一気に積もるので、除雪も追いつかなくなって いますね。取材予定だったところもおかけで行けなくなってしまったところが あって、予定が狂いました。このあたりは撮影ポイントが大きく離れてしまっ ているので、日が短いなか移動時間がもったいないです。
1月25日(水)
青空が広がりました。朝の冷え込みはそれほどでもなかったのですが、風が あって体感的にはかなり寒かったです。風の当たらないところでは雪が木の 上に乗っていて、冬らしい景色を見せてくれました。乾いた雪が降っても風 があると飛ばされてしまって、なかなかこのようにはならないのです。明日 もしっかりと冷え込んでくれることを期待したいです。
1月26日(木)
昼ごろまでに取材仕事を終え、午後になってから伊藤サンクチュアリを見て きました。風がないためにどうしてもこちらに向かって飛んできてくれる固 体は少ないのですが、気に入った一枚が撮れました。なかなかいい雰囲気に なったと思います。そろそろタンチョウエリアはカメラマンが増えてくる時 期になってきましたね。皆さん、いいシーンを楽しんでください。
1月27日(金)
ちょっと前から気になっている羽を折ってしまって飛べないハクチョウ。どう しているかと見に行くと、さらに怪我が増えているようです。怪我をしている と仲間からいじめられてさらに怪我することもありますが、このあたりはキタ キツネもいますので、襲われたのではなければいいと思っています。今日は気 温があがったものの、風が強くまだのんびりできる天候ではなかったので、な んとか元気にこの冬を越して欲しいと思います。
1月28日(土)
昨日の雨でまた湖の氷は融けてしまったようですね。それよりも朝は道路 がスケートリンクのようにつるつるになっていて怖かったです。融けて路 面がでたところはいいのですが、裏道はまだまだ雪が残っているので危険 な状態です。この湖畔もつるつるで転ばないように慎重に動くようにして いました。明日はまた違う景色になっていることでしょうね。
1月29日(日)
今日出かけた先では、エゾシカの子供がなにやらひそひそ話をしていまし た。いったい何て言っていたのでしょうか。釧路湿原の方は昨夏の台風に よる増水と大雪の影響であまりエゾシカの姿が見られなくなっていて、寂 しいところです。明日は雪の予報となっていますが、どのくらい降るので しょうか。
1月30日(月)
雪が降るということでいい景色を期待して伊藤サンクチュアリへ向かったの ですが、雪は細かすぎて写るような条件にはなってくれませんでした。ただ たくさんの知り合いに会えて楽しい時間を過ごせました。そこにいる人たち のうち、半分以上が直接の知人やその関係者というのもめったにないです。 まあ、外国人がほとんどいなかったというのも珍しいですね。
1月31日(火)
平地は晴れていたのですが、山の上に上がったら雪が降っていました。期待 していた景色はなく、ちょっと歩いて帰ってきました。でも、下に降りると 晴れていて、家に帰るのは罪悪感があってまた撮影していたものの、どうも 納得できません。根本的に動き方を変えないといけない時期に来ているよう に思いますね。なにか、いい方法ないものでしょうか?