2016年12月分
12月1日(木)
朝から一日雨でした。12月に雨が降るのは最近は珍しいことではなくなりま したが、こうなると被写体探しに苦労します。今朝は道路がツルツルに凍っ ていたようで、湿原近くの道路では事故が相次いで渋滞していたそうです。 遠出する気にもならないので、近所を一回りして帰ってきましたが、いつも いるタンチョウとハクチョウくらいしか見られませんでした。しかし、北海 道のハクチョウは鳥インフルエンザも大丈夫だったようで一安心です。
12月2日(金)
今シーズン初の鶴居村・伊藤サンクチュアリ。この前積もった雪もすっかり 融けてしまって春のよう。タンチョウはほどほどの数が集まってきていたの で、そろそろシーズンでしょうか。東京へ向かう前にちょっと寄ってみただ けなので、どんな動き方をしているのか観察している時間はありませんでし たが、あいかわらずのんびりしているように見えました。タンチョウももう 少しやる気を出してくれるといいのだけれどな。
12月3日(土)
キヤノンフォトクラブ東京第七の一泊撮影会で伊豆へ来ています。天候にも 恵まれて、夕方は堂ヶ島できれいな夕景を楽しむことができました。以前、 西伊豆に来たときは寒くて大変だったのですが、今回は暖かくてとてもゆっ たり撮影できました。明日も天気はよいということなので、いろいろ楽しめ そうですね。
12月4日(日)
今日は川津七滝を散策。けっこうアップダウンのあるコースでしたが、年配 者も脱落なくいろいろ歩きながら撮影しました。滝を撮影するには快晴の天 気はイマイチだったりするというのは贅沢でしょうか。観光地にありがちな 混雑もそれほどでもなく、ゆったりと楽しめました。今回の撮影会は撮る・ 食事・温泉とどれも楽しかったですね。
12月5日(月)
北海道に戻ってきたら雨(笑)。全面凍結していた湖も、完全に溶けてい ましたね。その片隅に残っていた氷をちょっと撮影してきました。いまは 冬至に近く日没も早いので、雨が降る天気だととにかく暗いですね。15時 半にはライトをつけて走りたくなるくらいですから。明日は雪の予報とな っていますが、どのくらい積もるでしょうか。
12月6日(火)
しっかり雪が降りました。このように木の枝に雪が乗るのはあまりないので いい景色が見られました。しかし、これだけ湿った雪が降った後は道路が凍 るので明日の朝が怖いです。除雪車が出たあとも降っていたので、帰ってき たときもすでに路面が滑るようになっていました。晴れるようですが、どう しようかな。最近の路面、本当に滑るんですよね・・・
12月7日(水)
伊藤サンクチュアリで30分ほど撮影しました。まあ、どうしてもワンパターン になってしまうので、午後からは別のところへ移動。もうちょっと変化がある といいと思うのですが、贅沢でしょうか。すでに給餌の量は減らし始めている ということなので、給餌場以外でも姿が見られるようになると思うので、いい ロケーションのところを探しておくといいシーンが見られるかも。
12月8日(木)
ちょっとずつ冬の生き物が見られるようになってきていますね。北海道なら ではの生き物としてオオワシは楽しみのひとつです。種類としてはオジロワ シの方が貴重らしいのですが、オジロワシは釧路周辺でも繁殖していて通年 出会うことができます。オオワシはほぼ冬季限定となりますし、やっぱりか っこいと思うんですよね。
12月9日(金)
冷え込みが続いて、氷が撮れるかなと期待して出かけたのですが、またもや 雪が降ってしまいました。せっかく凍っても雪が積もると氷の姿は隠されて しまうのですよね。しっかり積もるようなので、このあとしばらくは氷を楽 しむのが難しくなりそうです。このまま根雪になってしまえば、春までおあ ずけ。写真は撮れるときに撮らないとチャンスを逃しますね。
12月10日(土)
雪が積もっていい朝を期待していましたが、朝は日の出のちょうどいい高さ に雲が広がってイマイチになってしまいました。なかなか難しいものです。 夕方には雲ひとつない青空が広がったので、阿寒ツルセンターでワシの姿を 見てきました。地面も白くなって、完全に冬のような景色になったので、タ ンチョウもワシも魚を狙いに来ていましたよ。
12月11日(日)
日の出にあわせて伊藤サンクチュアリへ行ってみました。あまり期待して いなかったのですが、そのとおりでした・・・。日の出の頃にひと番やっ て来てくれたものの、鳴きあうこともなくおもむろに餌を食べ始めただけ でした。その後はだいぶ光が白くなってから飛んできたので、思うような シーンは出会えませんでした。残念。
12月12日(月)
朝から雲が多く、すっきりしない天気でした。でかけてみるとしっかり雪が 降り始めいい感じの景色に。はじめに予定していた被写体には合えませんで したが、それ以上にいい出会いもありけっこうたくさんシャッターを押すこ とができました。このところ、シャッターは押していても納得していないこ とも多いので、ほっとしましたね。
12月13日(火)
今日も午前中は雪降り。たいした積雪ではありませんが、この時期に続けて 雪が降るのも珍しいですね。相変わらずめぼしい被写体に出会うことができ ず、給餌場にたどり着いてしまいました。タンチョウも群れることに慣れて きているのかあまり動きもなく、やはり難しい被写体になりつつあります。 明日は曇天の予報で、もっとも難しい光線状態なので、どこに行くか悩みま すね。
12月14日(水)
しぶき氷ができているのですが、連日の雪で埋もれてしまって形があいま いになってしまっているものが多いです。今日は真冬日ということでした が、それでも気温は高めで融けてしまっているところもありました。景色 も真冬のようになっているものの、どうもパッとしない感じが続いていま す。ワクワクする被写体に出会いたいですね。
12月15日(木)
キタキツネの狩りを見てきました。音なのか臭いなのか、雪の下にいるネズ ミが分かるんですよね。いつもなら人が近づくとさっさと逃げていってしま うのですが、ネズミの気配を感じると人のことなどお構いなしで刈りに没頭 していました。うまく行くこともあれば逃げられてしまうこともあるようで けっこう楽しむことができました。
12月16日(金)
今朝は冷え込むということで、音羽橋へ行ってきました。予想通り霧氷が びっしりとついていて気嵐も程々といい条件で撮影できました。ただ、太 陽の位置が低いので、光の具合は2月ごろのほうがいいようにも感じられ ました。その後も一日タンチョウの様子を見ていましたが、動きの方はイ マイチという感じでしょうか。
12月17日(土)
今朝もグンと冷え込み、マイナス22℃ほどになりました。空気が乾燥して いて意外と普通の景色のところが多い買ったですが、川沿いは気嵐が立ち 上ってきれいな景色となっていました。あまりにも晴れすぎていて朝日の 光が射し込んだときには赤みが薄れてしまったのが残念。でも、晴れない とこんなに冷え込まないので、難しいところですね。
12月18日(日)
このところの冷え込みで朝の景色がいいですね。峠に上がってみると雲海の 景色が広がっていました。日の出直前まで雲海が高くガスの中にいるような 感じだったのでダメかもしれないと思っていましたが、日の出と同時に雲が 下がりすばらしい景色を見せてくれました。もうしばらく冷え込みは続くの で、ワクワクしますね。
12月19日(月)
四角い太陽が見られないかと朝から出かけましたが、ちょっと変形しただけ で思うようには行きませんでした。昨日気温が上がったおかけで水蒸気が適 度にあって、撮影するにはいい条件がそろっていたのに残念でした。でも夕 日はとてもきれいで、いい景色になりました。ここに役者がいてくれればと 思うのですが、水面はほとんど凍ってしまったので、水鳥の姿も少なくなっ てしまいましたね。
12月20日(火)
朝日を撮ろうと向かった方向は雲が広がっていて、急遽予定変更。次に目指 したところも状況が変わり、その近くで撮影を済ませることに。ついた時は 状況もよくなく諦めムードだったのですが、しばらくすると雲の切れ間から 光が射し込んで、一瞬だけすばらしい景色を見せてくれました。諦めて帰ら なくてよかったです(笑)。
12月21日(水)
夕方、コミミズクの姿を見ることができました。ネズミを探しているときは フワフワと舞うように飛んでいて面白いですね。もっとも、なかなか近くに きてくれないですし、ゆっくり飛んでいるようで速いので、なかなか思うよ うには撮らせてはもらえません。このときは、けっこう近くに止まってくれ てラッキーでした。撮ってもらいたかったのかな。
12月22日(木)
沢に氷を捜しに行って見ました。しかし、だいぶ雪が積もってしまっている ことから、一部分しか見えないところも多く、思っていたほどみつけること ができませんでした。氷に隠されていない氷も見られたら、もっと面白い氷 があったのだろうと思います。今夜から明日にかけては大雪になるようなの で、また氷が隠されてしまいますね・・・。
12月23日(金)
北海道は大荒れといわれていましたが、思っていたほどでもなくこちらは あっさりと通り過ぎていってしまいました。朝は雪かきをしてから出動と なったものの、大騒ぎしていたおかげで道路の方はしっかり除雪されてい て快適でした。ただ撮影の方は、こんな雰囲気のなかダンスしているタン チョウを思い描いていましたが、よほどおなかを空かせていたのか餌を食 べるばかりで思うような動きはありませんでした・・・。
12月24日(土)
湿原の中でワシが集まっていました。オオワシ、オジロワシとけっこうたく さんいて、ほかにはカラスも。このところ急に雪が深くなったので、食べ物 がなくなりシカが行き倒れてしまったのではないかと思いますが、自然の中 では失われた命もほかの命を支えていくことになります。いつまでも人の手 によらない自然のサイクルが維持されていくといいですね。
12月25日(日)
今朝もマイナス22℃まで冷え込み、いい景色となりました。このくらい冷える とやる気が出ますね(笑)。もっともタンチョウの方はこの寒さに負けたのか 飛んでいるときはほとんどが脚をたたんでいて、かっこ悪かったです。給餌場 でも脚が冷たいのか、歩かず飛んで移動したり、震えている個体もいました。 川の中は、想像以上に寒かったのかもしれません。
12月26日(月)
屈斜路湖の砂湯でハクチョウを見ていました。誰もいなければのんびりと自 然な姿を見せてくれるのですが、人がいると餌がもらえると思って集まって くるので、どうも不自然な状態になってしまいます。ほかの生き物でもそう ですが、餌をもらって食べているシーンはワンパターンなので、面白くない のですよね。といっても、屈斜路湖のハクチョウは餌がもらえなくなれば南 にわたってしまうのでしょうから、微妙なところですね。
12月27日(火)
今日も雪の予報を期待して給餌場にでかけてみましたが、ほとんど降らない ままでした。タンチョウの方は、やってきても餌を食べているばかりであま り動きもなく、待っている時間のほうが長い感じでした。やっと動いてくれ たときにいい雪が降っていてくれれば、もっといい写真が撮れたのになあと 待っているみんなで話していました。
12月28日(水)
そろそろ新月なので、星空を撮影してきました。摩周湖はマイナス15℃とな っていて、風もあったためかなり寒かったですね。一時間このなかにいると 手がうまく動かなくなり、かなり不便です(笑)。この時期にしてはうっす らと雲があったのか肉眼で見た感じは夏のいい時期よりも星の数は少ない印 象でしたが、それでもふつうに天の川は見えていましたよ。
12月29日(木)
今朝は冷え込んでいたのですが、雲が多くどこへ行くか悩みました。結局 釧路湿原のあたりをまわってみたのですが、期待したほど毛嵐も上がらず 一瞬射し込んでくれた光を頼りに慌てて絵作りしました。その後はしばら く曇ってしまって、一瞬のチャンスでした。いきものの動きがあまりよく ないので風景を探そうと思いますが、難しいです。
12月30日(金)
このところいい冷え込みが続いていますね。朝日もいい感じで見せてもらえ ました。ハクチョウも鳥インフルエンザの影響が出ているかも知れませんが 動きは鈍いもののまあまあな感じです。いままでどおりを期待していると、 裏切られることが多いですが、気持ちが強くなればイメージを呼び込めると いうところでしょうか。明日も冷えるようなので呼び込みたいと思います。
12月31日(土)
今朝も音羽橋はいい雰囲気の景色を見せてくれました。さすがに年末休みに 入って人が増えましたね。それでもまだ余裕はあるので、落ち着いて撮影で きます。ただ、かなり奥の方にかたまっているので、超望遠レンズないと撮 りにくい感じです。それに今日は風もなくすごしやすかった分、陽炎が強く でていて、どうもピントが・・・。なかなか難しいです。