2016年1月分
1月1日(金)
あけましておめでとうございます。きれいな初日の出を拝むことができまし た。雪雲が迫ってくる中、なかなかドラマチックな景色でした。今年はこの 初日の出のようにドラマチックな景色にたくさん出会えることを願っていま す。まずは平年並みでいいので、雪が積もってくれないとですね。いまのま まだと春みたいな秋みたいな中途半端な景色ですから。
1月2日(土)
すっきりしない天気で、少し雪が降ってくれました。どうせならもう少し 降って欲しいと思っていたら晴れ間が。これだと車が白くなる程度ですぐ に融けてしまいますね。雲が広がっているので気温もあまり下がらず風も なく穏やかな天気なので、カモものんびりしていました。もう少しいろい ろな種類が見られるようになると楽しいですね。
1月3日(日)
予想外に霧氷がびっしりとついて、なかなかすばらしい景色でした。ダイヤ モンドダストも見られましたが、平地で背景を選ぶことができず思うように 撮影できなかったのが残念です。ただ、あいかわらず雪がすくなくてほかの 景色はイマイチ。参ったなぁという感じです。このままということはないと 思いますが、きちんと平年並みに雪が降って欲しいものです。
1月4日(月)
すっかり雪がなくなってしまった屈斜路湖畔。ハクチョウを眺めに行ってみ ました。まだ気温もそれほど厳しくなっていないので、ハクチョウたちもの んびりしていて、あまり大きな動きがないのでシャッターチャンスも少ない ですね。湖面が凍ってくれるとまた雰囲気も変わって面白いと思うのですが もう少しの辛抱のように思います。
1月5日(火)
今朝も冷え込んで川沿いは霧氷がきれいについていました。冷えた分タンチョウ の動きは悪くなり、給餌場にやってきたのはちょっと遅かったですね。これから しばらく冷えるようなので、彼らの動きはどうなるでしょう。それよりも、まだ しばらく晴れ続き。雪がなくなってしまうのではと、ほんとうに心配になります ね。地面が汚くて、とても絵にならない場所ばかりなので・・・
1月6日(水)
数年前から気になっているエゾシカ。交通事故に遭ったようで、後ろの片足先 を失っています。角も片方が小さくて、はじめてみたときはまだ血を流してい たので長くは生きられないのだろうと思っていたのですが、しっかりと生きて います。今年も姿を確認できてうれしかったです。雪が少ないので食べ物はみ つけやすいと思うので、がんばって欲しいですね。
1月7日(木)
今朝も音羽橋はきれいでした。比較的早い時間にたくさんのタンチョウが飛び たってくれたので、ぶじ撮影することができました。まだしばらく冷え込みは 続くようなのでこの景色も期待したいところです。心配なのは乾燥ですね。晴 天ばかりなので、空気が乾いてしまうと霧氷もついてくれません。雪がないの で、もうしばらく楽しませて欲しいものです。
1月8日(金)
この数日、同じようなパターンで行動しています。行き先ごとに天気は違う ので、良かったり悪かったり。今日は青空が広がってくれたので撮りやすい 条件がそろっていましたが、なかなか難しいですね。撮影に来た人にとって はチャンスだと思うのですが、地元の感覚ではワンパターンに陥っている感 じなんです。雪が少ないせいで生きものも姿を見せず、風景もいまいち。困 りましたね・・・。
1月9日(土)
峠に上がってみたら、ちょっとした雲海の景色を楽しめました。風があって くもが大きく動いたおかげでいつもと違う景色になったのもよかったです。 そのあとは峠を越えてみると、だいぶ雪の量が違いますね。釧路・根室エリ アはぜんぜん雪がない感じがしました。山によって雪雲がさえぎられてしま うせいでしょうか。明日はちょっと雪の予報が出ていますので、しっかりと 積もっておいて欲しいものです。
1月10日(日)
今年は雪が少ないせいで、このような氷を撮るにはいい条件がそろっている ように思います。これは知床・ウトロのフレペの滝ですが、雪がのっていな いので、氷の形がはっきりわかります。気温のほうはある程度冷え込んでい るおかげで、崩れることもなくきれいだと思います。林道が開いていれば、 もうすこしこのような景色を楽しめるのでしょうが、無理してはまると大変 なことになるので、いけないのが残念。以前、ジムニーに乗っていたときに だいぶ痛い思いをしましたから・・・
1月11日(月)
久しぶりに寒いと感じた一日でした。しかし、朝は霧氷もあまりなく、なんと も寂しい景色になってしまいました。家の中でもかなり乾燥を感じるようにな ってきたので、そろそろ霧氷などもつきにくくなってきているのかもしれませ ん。明日はマイナス20℃の予報が出ているところもあります。すばらしい景色 を期待したいのですが、どうなるでしょうか。
1月12日(火)
冬らしい冷え込みがやってきました。朝はマイナス20℃近くまで冷えましたが 意外と平凡な景色だったのが残念。気を取り直して、午後からは阿寒国際ツル センターへでかけました。午後は雲が広がってしまうことが多かったのですが 今日は最後まで日差しがあっていい雰囲気でした。冷え込みのおかげかタンチ ョウも早々と引き上げ始めて、けっこう楽しめました。いつもこういう感じで 動いてくれたらいいのにね(笑)
1月13日(水)
今朝も冷え込みましたが、期待していたドラマチックな景色とは出会うことが できませんでした。なかなか難しいですね。ちょっと遠出したので、そのまま うろうろしていてオオワシ君を撮影してきました。今シーズンは劇的にいきも のの姿が少ないように感じています。明日こそ雪が降ってくれれば、すこしは 例年どおりにもどってくれるでしょうか。
1月14日(木)
やっと念願の雪が降ってくれました。朝のうちはいい調子でちょっと吹雪い たりしたのですが、突然快晴になりその後はいい天気に。あとから移動しな がら様子を見てみると、期待したほどの雪ではありませんでした。これだと 一週間くらいでまた雪が欲しい・・・と言い出すかもしれません(笑)。風 景的にきれいなものが撮れるような条件になって欲しいですね。
1月15日(金)
最近、すっかりエゾシカの姿をみなくなってしまいました。うわさでは昭和 50年代のように、シカを見るのが珍しいといった数まで減らすような計画が 動いてているとか。特定の動物が増えることで自然のバランスが崩れるとい う話ですが、人間のほうはどうなんでしょうね・・・。地球を食い尽くそう としているのは人間のように思うのですが。
1月16日(土)
東京ははやばやと梅が咲いていますね。気温が高いせいでずいぶん早いよう で、ほかの花なども影響ありそうです。このままだと、サクラもかなり早く 咲いてしまうのでしょうか。暖かいのは過ごしやすくていいですが、このま まだと夏も暑い? そういえば、まだイチョウも黄葉したまま葉がついてい るものがありましたね。変な季節感です。
1月17日(日)
梅が咲いているということは、ロウバイもきれいですね。あまり時間がな かったのでゆっくり撮影できなかったですが、こういう色のある被写体が あると楽しいですね。うろうろしていたら、まだシュウメイギクが残って いたりシャガが狂い咲きしていたりと変な感じでした。明日は雪の予報な ので、この変からリセットされるでしょうか。
1月18日(月)
今朝も冷え込み、川沿いだけはきれいな景色になっていました。日の出の 頃は低いところに雲があったので色づきはありませんでしたが、まあまあ ではないでしょうか。その後、すぐに雲が広がってごく平凡な曇天になっ てしまいました。明日は嵐がやってくるようです。これでしっかり雪が積 もってくれれば一安心でしょうか。それとも・・・
1月19日(火)
吹雪のなかちょっと出かけてみたら、ハクチョウたちは風を避けて丸くなって いました。くちばしも羽の下に入れておくと暖かいのでしょうか。気温はそれ ほど下がっていませんから、彼らにとっては楽勝なのかもしれません。しかし こういうときは陸に上がってしまっているので、キツネなどに襲われやすいの かもしれません。自然界だと、氷の上などにいることが多いように思うのです が、この場所はちょっと人に慣れて過ぎているのかと思いました。
1月20日(水)
今日もまだ吹雪いている感じですね。まる二日間も吹雪が続くというのは これまでなかったと思います。家の前の雪かきをしてから出かけたのです が、雪かきで疲れてしまい巻いたね。タンチョウの給餌場も風が強いせい で雪が飛んでしまい、部分的に草が見えるほどになっていたのは残念。ふ つうの雪を期待するしかないですね・・・。
1月21日(木)
やっと降ってくれた雪ですが、除雪のほうが大変で(苦笑)思うように動け なくなっています。まだ通行止めのところもあって、本当に景色がいいはず の場所に行けないのですよね。今日も日中は鶴居のあたりにいましたが、こ れといったものはなく・・・。なんとなく帰りがけに夕景を撮影してきまし た。どきどきするような景色に出会いたいと思うのですが、このところさっ ぱりなんです。倦怠期かな(笑)
1月22日(金)
Shall We Dance? そんな雰囲気のカットですね。釧路圏のタンチョウはや る気のないものが多いのですが、ときおり面白いシーンを見せてくれること があります。朝から日没まで撮影してこんな感じなので、いいのか悪いのか わかりませんが・・・。このところ、すっかりタンチョウのサービス精神も なくなってしまったようで、どうもマンネリですが勘弁を。
1月23日(土)
今年は雪が少なかったせいで、小鳥もあまり種類が見られず残念な感じが 続いています。今日も人懐っこいゴジュウカラやハシブトガラといった、 いつもの面々にしか出会えませんでした。夕方からは雪が降り始めている のですが、これから顔ぶれが変わることはあるのでしょうか。ハクチョウ の南下もずいぶん様子が違うという話が聞こえてきています。
1月24日(日)
霧氷がついているようだったので、今年初の摩周湖にあがってみました。ちょ っと出遅れたせいで一瞬差し込んだという日差しには間に合わなかったのが残 念でした。例年ならもっとびっしりと霧氷がついている気もするのですが、今 年の天候を考えるといいほうではないでしょうか。またチャンスに恵まれるこ とを期待しています。
1月25日(月)
満月でしたね。朝も日の出の前まで姿を見せてくれていたので、沈むところ を撮影しました。雪が降ってくれたおかげで、やっと景色もそこそこ撮影で きるようになりました。でも、もっと冷え込んで欲しいですね。そうすると さらに冬らしい景色が楽しめると思います。それにしても今朝はなぜかとて も寒く感じました。風に当たって我慢できなかったのは初めてです。どうし てでしょうか?
1月26日(火)
今朝はいい感じに冷え込みましたね。ダイヤモンドダストを期待して美幌 峠に上がってみたのですが、あがってみると霧で真っ白・・・。一番いい 日の出の時間はなにもできずとなりました。でも、その後霧が晴れると霧 氷がきれいな姿を見せてくれました。日の出の光が射し込んでいたら、さ らにきれいだったでしょうね。なかなかうまくいかないものです。
1月27日(水)
だいぶ屈斜路湖も結氷して、今朝はフロストフラワーも見ることができました。 ただ、この後すぐに雪が降ってきて白くなってしまったのが残念です。こういう 景色もほんとうに一瞬のものですね。それでもしっかり湖面が凍ってくれればま た違う景色が楽しめます。日々変わっていくようすを見ているのも楽しいですよ ね。明日はどんな景色が見られるでしょうか。
1月28日(木)
連日景色がパッとしないなか、確実にいるタンチョウは貴重な被写体。といって も、あまり動きがなくこちらもパッとしないのが正直なところ。でも、よく見て いると面白い表情もありますね。真正面から顔を見ると、頭の赤いところが目立 ってまさにJapanese Craneと呼ばれるにふさわしい姿ですね。Japanese Craneは 英名のひとつで、Red-crowned Craneとも呼ばれるようです。ちなみに学名は、 Grus japonensisということです。
1月29日(金)
朝日ののぼる景色を目標としていたところは、到着すると雪。時間の余裕は あったので、そこから走って移動。それだけでかなり無駄に走ったので、朝 からちょっと疲れました(笑)。日中は晴れているものの、思うように被写 体にも出会えず、夕方近くなって、協力的なシカさんがモデルになってくれ ました。なかなか賢そうな顔をしていますよね。私のいっていることが理解 できていたのかもしれません。
1月30日(土)
今朝も冷え込んでいたものの峠はまたも曇天で惨敗となったのですが、さっ さとあきらめてハクチョウを撮影してきました。まだ湖面のほうはあいてい るところが多いので、ハクチョウものんびりしている感じですね。マイナス 20℃くらいは彼らにとってはたいしたことないのでしょうか。もっとも、い まハクチョウがいるあたりは温泉が流れ込んでいるところも多いので、暖か いのかもしれません。どうしてそこにいるのか、話を聞けたら面白いだろう なぁ。
1月31日(日)
三日連続で峠に上がって、やっと朝日が見られました。三度目の正直ですね。 でも、この後すぐに峠付近には雪雲がかかって30分ほどしか撮影できなかった のでラッキーでした。山の天候は変わりやすいといいますが、ほんとうにそう ですね。ただ、雪は山の上の辺りだけで、下のほうは晴れていました。雪が融 けて地面が出ているところも増えてきているので、下界にも少し降って欲しい ところです。