2015年4月分


4月1日(水)

だいぶ春らしい景色になった森で、ヤマゲラの姿を見てきました。けっこう
間近まできてくれたのでアップでの撮影ができたのがうれしかったですね。
でも、このところ数年続けて姿を見ていた鳥の姿がないのが寂しいところで
す。今シーズンは雪が多かった影響もありますが、このところ平年並みに追
いつく勢いで雪が融けています。このあとはどうなるでしょうか。    


4月2日(木)

久しぶりにきれいな景色を見た気がします。このところ、仕事で忙しかった
ですからね。期日が決まっていると、どうしてもそれを片付けないとほかの
ことができないで仕方ないのですが・・・。今日も仕事をした後にちょっと
細岡展望台によってみました。明日から天気は崩れるようなので、今シーズ
ンのこの景色は見納めにならないことを願います。           


4月3日(金)

春の嵐がやってきました。しかし、今年は雨。この冬は雪が降り過ぎたせい
なのか、もう季節は一足先に行っているようです。ただ、この雨で残ってい
た雪が一気に融けていて、湿原は水浸しになっていてエゾシカなど湿原で暮
らしている生き物は大変だと思います。道路に出てきていた固体も、嫌々道
を外れて行く感じでしたから。明日はまた水位が上がっているでしょうね。


4月4日(土)

このところ見られる景色が一緒なので、少し遠征してみました。やはり雪は
もうほとんど融けてしまっていて、生き物の様子もだいぶ変わっていました
ね。それでも少しは姿を見せてもらえたのでよかったです。この老齢なオジ
ロワシはなかなかの迫力でした。ほかには北帰行のハクチョウの群れなども
みられました。緑が出てくるまで、しばらく寂しくなりますね。     


4月5日(日)

湿原の周りを歩いてみたら、もう春の花が咲き始めていました。今年はあち
こちへ出張に出ている時間が長いせいか、季節感がなくなっている感じがし
ます。エゾエンゴサクが咲き始めたら、サクラが咲くのもすぐのような気が
します。まだ雪がたくさん残っているところもありますが、それもすぐに融
けてしまうのでしょうね。                      


4月6日(月)

屈斜路湖の砂湯へ行ってみたら、もうハクチョウは30羽ほどしか姿を見る
ことができませんでした。冬には100羽以上いたと思うのですが、シベリア
に帰ってしまったのでしょうか。湖面もすっかり融けてここからは氷は確
認できませんでした。周りの雪もほとんどなくなっていて、春がやってき
た感じがしますね。このハクチョウたちも、ゴールデンウィークまでには
帰って行ってしまいます。                     


4月7日(火)

ちょっと晴れ間が広がったので、フクジュソウの様子を見てきました。以前
はかなり群生していた場所だったのですが、エゾシカが増えた影響で数が減
っているように思います。もっとも、ここも笹原だったので、エゾシカが笹
を冬の間食べてるためにフクジュソウが増えていたところなので、なかなか
微妙なところでもありますが・・・。                 


4月8日(水)

アオサギのコロニーも抱卵で忙しくなっているようです。巣材を運んで
きたり交代で食事に行ったりと、巣を飛び立って行く姿を見ることがで
きます。ただ、この時期も油断ができなくて、巣を離れてしまうとカラ
スが隙を見て卵を盗んで食べてしまいます。暖かくなってきてホッとで
きるかというと、そうでもないのですよね。            


4月9日(木)

そろそろ湖の氷もなくなりかけていて、今日は風で吹き寄せられて湖畔に
乗り上げていました。もう少し氷が薄ければ一気に盛り上がって面白い造
形を見せれくれたのではないでしょうか。このままだと数日で氷もなくな
ってしまいそうですね。とはいえ、まだ朝は氷点下。早朝ならもうしばら
く氷が見られそうです。                      


4月10日(金)

朝はキタキツネのお見送りがありました。そろそろ子供も生まれている時期
なので、餌探しが大変になるあたりでしょうね。まあ、餌がもらえないとわ
かるとさっさと仕事に戻っていましたが(笑)。今シーズンもかわいい子供
の姿を見せてくれることを期待しています。はやく雪が溶けてくれないと、
巣作りも大変でしょうね。                      


4月11日(土)

東京はソメイヨシノのピークは過ぎて、シダレザクラが見られました。
小雨が降る中でしたが、しっとりした雰囲気でなかなかよかったです。
まだ冬のような北海道から出てくると、この景色がとても色鮮やかです
ばらしく見えますね。ただ、やっぱり都会は苦手だったりします。もう
少し自然があるといいのですけどね・・・             


4月12日(日)

久しぶりの昭和記念公園。無料開放日ということで、たくさんの人で画面整
理できないほどでした。まだいくらか桜も残っていたので、花見を楽しむこ
ともできました(笑)。それにしても、整備されすぎている感じがして、ど
うも気分が乗らなかったというのも正直なところ。昔と比べても窮屈な公園
になった感じがします。                       


4月13日(月)

東京からの帰り、夕日を撮影してきました。雲が出てきていたので隠れて
しまうかと思いましたが、ぎりぎり間に合った感じです。この雲がなけれ
ば、もっと色鮮やかに焼けてくれたように思います。それでも春らしい湿
原の景色を楽しむことができました。タンチョウの声も響いて、釧路に戻
った実感がありましたね。                     


4月14日(火)

雪融けもピークが過ぎたようで、一部を除いて雪も見られなくなってきました
ね。早いところでは、もうミズバショウが花を咲かせていました。青空が広が
っていたのでとても春らしい感じでした。もっとも気温は一気に上がっていて
初夏という感じでしたけどね。思わず車のエアコンを入れてしまうほどでした
よ。このままだとサクラもあっという間に咲いてしまいそうです。     


4月15日(水)

小鳥の姿も、冬から春へと変わってきましたね。ちょっと前まで異常に多
かったアトリはまだ残っているものの、道路わきにうじゃうじゃというこ
とはなく、20羽くらいの群れが見られる程度になりました。ただ、今シー
ズンは今頃見られていたレンジャクの姿がまったくなく、寂しい感じがし
ています。タンチョウもこのところの増水のせいで抱卵していない番が多
いですが、やっと抱卵を確認できました。今晩も雨なので、大丈夫かな?


4月16日(木)

営巣地に戻ったタンチョウを見ていると、一羽であったり番(つがい)で
あったりさまざまですね。昨夜の雨でまた水位が上がっているようなので
抱卵しているタンチョウには影響がないことを願います。しかし、また天
気が不安定。すでにカタクリなども咲き始めているようですが、花が傷ん
でしまわないといいですね。サクラの開花は北海道でも早いようです。 


4月17日(金)

冬が戻ってきたような寒い一日でした。まあ、こちらでは特別なことでも
ない感じもしますが・・・。屈斜路湖の氷もそろそろ最後。残っていた氷
が風で打ち寄せられて面白い形を見せてくれました。湖畔を歩いてみたと
ころ、いつもは見られるフクジュソウがなかったですね。雪が多かったの
で、これからでしょうか。はやく暖かくなってほしいと思います。   


4月18日(土)

花が咲き始めているかと湿原の中を歩いてみましたが、まったく咲いていな
くてちょっと残念でした。ただ、カエルの声があちこちから聞こえてきて、
なかなかにぎやかでした。また卵は確認していませんが、湿原の中のほうで
はカエル合戦が繰り広げられていることでしょう。もうしばらくしたら、ま
た見に行ってみたいと思います。                   


4月19日(日)

このところ、フィールドに出てもぱっとしませんね。小鳥が見られるところ
へ行ってみたものの、なかなか撮影させてもらえず苦労しました。このウソ
は比較的近いほうでしたが、どうも納得できていません。あいかわらず天気
も不安定なままですが、函館ではサクラが開花したようですね。この調子だ
と、さらに桜前線が加速しそうな予感。                


4月20日(月)

天気の悪い日が続きますね。そうでなくても気温が低いので、今年は4月に
なってもストーブの稼働時間が多いように思います。日差しがあれば十分暖
かいのですが、日差しがないと寒いです。今日も雨が降り始めるとみぞれっ
ぽくなっていました。峠のあたりは雪だったかもしれません。確実に春は来
ているようですが、なにか実感できずという感じです。         


4月21日(火)

宮島沼のマガンは7万羽もの数が集まってきていて、かなりすごい状態でし
た。なかなかピークにあわせて見に行くことができていなかったので、たっ
ぷり楽しむことができました。これだけの数が一箇所に集まってくるのです
けれど、どうやって仲間に情報を伝えているのでしょうね。これから天気が
安定するようなので、そろそろ一気に渡っていくのでしょう。      


4月22日(水)

エゾリスは子育てに忙しそうですね。このお母さんもおっぱいが大きくふく
らんでいるので、もう子供が産まれているのだと思います。ただ、カメラマ
ンがたくさんやってきて、にぎやかだなぁと思っていることでしょう。追い
回さずに静かに見ていれば近づいてくることも多いのですが、わいわいやっ
ていたらだめですよね・・・                     


4月23日(木)

一昨日はつぼみばかりだったようですが、この暖かさで一気にカタクリが
満開になりました。遅咲きのところも咲いていたので、これが今シーズン
のピークで、ゴールデンウィークまではもたないでしょうね。北海道では
カタクリが咲くとサクラの満開はすぐなので、ほかのところがどうなって
いるのか気になります。                      


4月24日(金)

嵐のように風が強くなりました。近所を回ってみましたが、生き物の風を避けて
あまり姿を見せてくれない状態でした。遠くにキタキツネがいましたが、さっさ
とどこかへ行ってしまいました。これで雪が降っていたら吹雪、雨なら台風とい
う感じでしたから、まだ天気は安定していない感じですね。この後は晴天が続く
ようなので、春らしいのんびりできる天気になってほしいです。       


4月25日(土)

残っていた最後の雪も一気に融けてだいぶ地面が見えてきました。そうする
と花もどんどん咲き始めますね。数が少ないですがエンコウソウの姿も見ら
れるようになってきました。この時期は変化も激しいのでマメに見て回らな
いといいシーンを見逃してしまいそうです。それにしても雨が降ったり晴れ
たりと変な天気。落ち着いてほしいものです。             


4月26日(日)

やっと天気も回復してきましたね。ずっと晴れているわけではありませんが
日差しがあると暖かいですしホッとします。午後になって雲が出てきたので
自宅でタイヤ交換などをしていましたが、ちょっと焼けそうな雰囲気があっ
たので出かけてみたら、いい景色に出会えました。すぐに色あせてしまいま
したが、これだけで満足です。                    


4月27日(月)

一気に気温が上がって道内でも30℃を超えたところがあるようですね。釧路
周辺でも20℃以上になり、夏のような暑さになりました。このままの暑さが
続くとサクラも一気に咲いてしまいそうですが、明日からはまた例年並みに
戻るようですね。晴れていはいるものの湿度も高くて空は白い感じになって
いて遠景は撮れないですね・・・。                  


4月28日(火)

暖かくなったおかげでタンポポの姿を見るようになりました。じっと見てい
るとそこにはアリの姿もありました。この場所にはチョウは来ていなかった
のですが、もうすこしすれば元気に飛び回る姿も見られるようになると思い
ます。昆虫が元気になると被写体も豊富になるのでうれしいですが、カやブ
ヨなどは勘弁です。                         


4月29日(水)

一気にサクラが咲き始め、満開になったというところも出始めました。今
日はエゾリスを見に行ってきたら、サクラも満開でなかなか楽しむことが
できました。このエゾリスは冬毛から夏毛に変わるところですが、気温の
変化にあわてているようにも見えました。冬毛は雪の中でも目立たないよ
うにちょっと白いのがわかりますね。                


4月30日(木)

北見でもサクラが開花したようですが、釧路のほうはまだこれからですね。
機材待ちで出かけられなくて、届いたころには曇ってきていて少しだけ撮影
した感じになってしまいました。緑も見られるようになって来ましたが、本
格的な春を感じられるのはこれからですね。先日、サクラを見てきたばかり
なので、やっぱり地味に感じてしまいます。