2009年10月分
10月1日(木)
今更ヒマワリといわれてしまいそうですが・・・。まだ 北海道はヒマワリが見頃だったりします。観賞用ではな く肥料用としてのものなので、そろそろ畑に鋤き混まれ てしまいますね。ただ、花の種類が少ない北海道では、 一面の花畑を見せてくれるヒマワリは貴重な花といえる と思います。本州ではコスモスやケイトウが秋の花です が、ヒマワリが北海道の秋を代表する花ですよ。
10月2日(金)
ところどころヤマブドウが色付いてきました。今年は全般 にあまりコンディションが良くないようで、こんなにきれ いに色付いているところは少ないです。去年良かったとこ ろを見に行っても枯れたようになってしまっていました。 夕方から用事があって釧路へ出てきましたが、すごい雨で すね。まるで台風のよう。この風だと、だいぶ葉が散って しまったのではないでしょうか。気になります。
10月3日(土)
阿寒湖フォトコンテストの審査がありました。たくさんの 応募ありがとうございました。発表は10日ということなの で、それまで楽しみに待っていてください。帰りには、阿 寒の山々がなかなかいい景色を見せてくれました。もう少 し雲が多ければ、すごい景色になったでしょうね。阿寒湖 フォトコンテストは来年もありますので、それまでにいい 作品を撮りだめておいてくださいね。
10月4日(日)
今日が満月ということで期待していましたが、夕方には雲が 広がってしまいました。摩周湖で待っていましたが、どうに か雲の隙間から赤い月が姿を見せてくれただけでした。昨日 はきれいな姿が見られただけに、ちょっと残念です。でも、 今朝はとてもいい湿原の景色に出会えたので、欲張りすぎと いうものでしょうか。
10月5日(月)
秋晴れのいい天気になりました。もう真冬のようなスッキ リとした空気ですね。日没後は空のグラデーションがとて も見事でしたよ。紅葉もあちこちでどんどん見頃となって いるようで、遠出したい気分です。残り少なくなってきた 秋を満喫したいですね。
10月6日(火)
知床もそれなりに紅葉しているようです。もう少ししたら 知床五湖で見頃となるようなので、見に行きたいと思いま す。それにしても、台風が北海道にも上陸する可能性があ るとか。ついに北海道も台風がやってくるようになってし まったんですね・・・。台風が来たら、今年の紅葉はもう 終わりになってしまいますね。本州にでも遠征したほうが いいのかな。
10月7日(水)
夕焼けはとてもきれいでしたね。こちらに長くいる仲間の話 では、今シーズン一番の焼け方だったとか。こういうシーン に巡り会えてうれしかったです。今日はどこにいっても外れ なしだったので、実に恵まれた撮影日和になってくれ、仕事 もはかどったので助かりました。しかし、台風が気になりま すね。北海道にも上陸しそうだし・・・。
10月8日(木)
大雪山のナキウサギです。よく鳴き声は聞いているのです が、久しぶりに姿を見られました。冬支度で餌をあちこち に運んでは隠していました。これで雪が降ってしまうと植 物は一気に枯れてしまいますので、ラストスパートですよ ね。夕方には雪が降り始めたそうで、厳しい冬の始まりに なりましたね。
10月9日(金)
台風の過ぎ去った釧路湿原、思ったほど影響はなかった ように思います。それとも、これからさらに増水するの でしょうか。雨に濡れたキタヨシはいっそう黄色味を増 してとてもきれいでした。ところどこにマユミの紅葉も 見られていいアクセントになっていましたね。さすがに この天気では生き物の姿は少なかったです。エゾシカな どは、また困ったといっていることでしょう。
10月10日(土)
熊牛原野にもだいぶタンチョウが集まってきました。 近所の牧場には20羽くらいがやってきていましたね。 朝も家の上を7羽の群れが鶴居村の方角に飛んでいき ました。ぞくぞくと冬に向けて生き物たちも生活の場 を変えているようです。屈斜路湖の方はまだハクチョ ウの姿はありませんでした。湖畔の紅葉がきれいにな ってからでしょうか。
10月11日(日)
家の付近は雨が降ったりやんだりの変な天気でした。庭 ではハクチョウの声を聞いたので、もう塘路湖あたりに きているのかと見に行ったら、姿はありませんでしたが 晴れていました。ちょっと移動しただけですが、ずいぶ ん天気は違うものですね。夕陽を撮影しているときには 南へ飛んでいくハクチョウの姿を確認しました。これか ら続々と冬を連れてやって来そうですね。
10月12日(月)
阿寒の山々に雪が降ったので、紅葉がいいだろうとオン ネトーへ行ってきました。この前いったときと比べても あまり紅葉の様子には変化がなく意外な感じでした。た だ雌阿寒岳と阿寒富士には積雪があり、紅葉時期には珍 しい景色を楽しむことができました。このまま雪が融け なければ、もう一度くらい紅葉を見に行くチャンスがあ るでしょうか。
10月13日(火)
屈斜路湖でハクチョウの姿を確認しました。今日の ところ17羽いて、そのうち一羽はコハクチョウが混 じっていました。渡りの途中で仲間とはぐれてオオ ハクチョウの群れと一緒に飛んできたのでしょう。 ただ仲間としては認めてもらえていないのか、とき おり仲間はずれにされていました。このコハクチョ ウ、無事に本州に渡っていけるでしょうか。
10月14日(水)
イチイの実にたくさんの虫が集まっていました。アリも夢中 になって食べていました。他にもアブやハエなどこの時期に 見られる花に集まるような虫の姿がありました。さすがにチ ョウは見なかったのですが、気温が上がればやってくるかも しれませんね。朝は霜が降りるようになり、これからますま す寒く厳しい季節になります。生き物の知恵をいろいろ見せ て欲しいと思います。
10月15日(木)
冷え込んだ今朝は、霜と霧に覆われてとてもきれいな 景色になりました。家の前は真っ白だったのですが、 湿原まで移動したらあまり霜は降りていなくてちょっ と期待はずれ。でも、霧のなかで美しい景色や生き物 の姿を見ることができました。ハクチョウはシラルト ロ湖や塘路湖にどんどん集まってきていますね。
10月16日(金)
今朝も冷えてとてもいい景色が広がっていました。こう いうシーズンになると、朝は自然と目が覚めてしまいま すね。朝日が射し込んでくるときが一番きれいなので、 どこで撮影するかが運の分かれ目。今日はうまく当たっ たと思います。紅葉と生き物を組み合わせた撮影ができ るのは短い時間なので、楽しみにしています。
10月17日(土)
本州は暖かいですね。釧路湿原ではとっくに冬眠に入って しまったスズメバチもまだ元気に活動しています。サザン カの蜜を集めにやってきていました。近くに巣があるので しょうか。そういえば、先日友人がスズメバチに刺された のですが、ポイズンリムーバーですぐに毒を吸い出したの で大事には至らなかったとか。私も用意しておこうかな。
10月18日(日)
日比谷公園のコスモス畑ではたくさんのチョウが舞っていま した。モンシロチョウやヤマトシジミなどが多かったです。 でも気温が高いせいか、なかなかジッとしていてくれなかっ たです。もう少し早い時間に到着していれば、ジッとコスモ スの蜜を吸っていたかもしれません。あまり撮らせてもらえ なかったので、残念でした。
10月19日(月)
釧路湿原周辺の紅葉もピークをむかえている感じです。 ヤナギも黄色くなっていて、とてもきれいですね。天気 の方が安定しなくて、晴れたり曇ったりなのが残念。ス カッと秋らしい空を見せてくれないでしょうか。あと数 日でカラマツの黄葉に切り替わっていくようで、その後 は冬ですね。
10月20日(火)
日射しがあるものの風が強くて、あまり撮影日和とはい えない感じでした。あちこちで枯れ葉が舞っていて、こ の調子ではあっという間に森も葉を落として冬の景色に なってしまいそうです。風が強いために渡ってきた水鳥 たちの姿が見られないのがさみしいですね。風を避けて どこかに隠れているのでしょうか。
10月21日(水)
釧路湿原の方は紅葉も終わってしまった感じになりま したが、屈斜路湖の周辺は地熱があるのかピークを過 ぎるあたりで、まだきれいでした。どうもこちらの方 は雲が多くて光が射し込むのを待っていなければいけ ないのがまどろっこしいのですが、いい場所がたくさ んありました。落葉してしまう前に、また見に行きた いと思います。
10月22日(木)
モミジも最後の紅葉を見せてくれています。完全に赤く なる前に枯れてしまったものも目立ちますが、まだいく らか楽しめますね。釧路湿原にはあまりないのですが、 屈斜路湖の周辺ではたくさんみられます。これも植生や 地質の違いなのでしょうか。日当たりによって映える場 所が変わってくるので、光の当たり方を合わせるのが難 しいですね。
10月23日(金)
久しぶりに見に行ったエゾリス。カラマツの実を一生懸命 食べていました。今朝の気温は標茶町内でマイナス5.1℃ まで下がっていたそうで、エゾリスもさぞかし寒かったこ とでしょう。冬越しに向けて、たくさんのエネルギーを貯 めて寒さに備える時期ですよね。私の方はといえば、まだ 冬の体に切り替わっていないようで、かなり寒さが身にし みます。天然の防寒具は身にまとっているはずなのですが どうしたのでしょうか・・・。
10月24日(土)
屈斜路湖の黄葉もそろそろ終わりかけていますが、その前に と思いハクチョウを撮影してきました。まだ数も少ないので 思うような場所になかなか来てくれないのですが、生き物の 姿を見ていると面白いですね。この前見かけたコハクチョウ は見つからなかったので、無事に本州へと旅立ったのでしょ うか。景色の色がなくなると、たくさんの生き物が見られる ようになります。自然はいつも移り変わっていますね。
10月25日(日)
紅葉はもう終わってしまっているだろうなと思いつつ、 知床へ出掛けてきました。娘の散歩に五湖をまわってこ ようと思ったのですが、またもや二湖まででした。やっ ぱり紅葉はほとんど終わっていて、ところどころにかろ うじて葉がついているという感じでした。天気も良くて 風もあまりなかったので、五湖をまわれたら最高の散策 日和だったのに残念です。
10月26日(月)
湿原のなかにあるマユミの木。だいぶ前から撮影してい ますが、なかなか思うような雰囲気になってくれないで す。今日は、だいぶいい雰囲気だったのではないかと思 います。晴れて逆光の時がいいのかと考えていましたが 曇天でもシットリしていいですね。しょせん人の考えて いることは、自然の美しさの前では太刀打ちできないと いうことですね。
10月27日(火)
台風が近づいてきたということで、雨の一日となりまし た。この前のようにひどいことはなく、晴天続きだった ので、恵みの雨となったのではないでしょうか。私にと っても久しぶりののんびりした一日というか、体を休ま せる日とすることができました。冬を前にして体も絶好 調といえるようにしておきたいですね。
10月28日(水)
湧き水が流れ込む上流部の美しい川。こちらでも鮭が遡上 してきていますね。川の流れが早いので水面が波打ってな かなか鮭の姿をクリアに見せてはくれませんが、けっこう な数を見ることができました。上流まで上がってくると傷 だらけになっているものも多いですね。このあたりはクマ さんは出てこないのだろうかと思いながら、撮影していま した。周りは冬のような景色になってしまいましたが、こ こだけは緑が残っていましたね。
10月29日(木)
すっかり日が落ちるのが早くなってきましたね。外が真っ 暗になってもまだ17時前という感じです。朝撮影してから 日中家で作業して、午後から撮影と思ってもあっという間 に暗くなってしまいます。これからは外に出っぱなしにし ていないと、時間が足りなくなりそうです。冬になると、 朝と夕が大事ですからね。
10月30日(金)
そろそろ見頃が終わりになってしまいそうなので、近所の 紅葉を撮影してきました。風が強く、風の良くあたる側の 葉はみんな散ってしまいましたね。もうすこしスカッと青 空が広がってくれることを期待していたのですが、この時 期には珍しい暖かさで春のような霞んだ空となってしまっ たのが残念でした。明日はもう葉が残ってないかもしれな いな・・・。でも、明日は冷え込むようなので、他の景色 に期待したいですね。
10月31日(土)
湿原の水位が下がってきたせいか、湿原の生き物も元の 場所に戻ってきた気がします。ちゃんと地面が出てきて だいぶ歩きやすくなっているのではないでしょうか。朝 はかなり冷え込むという予報は大きく外れてふつうの景 色になってしまったのが残念でしたが、それでも楽しま せてもらいました。これで霧氷がビッシリとついていれ ば・・・。思うようにはいきませんね。