2009年4月分


4月1日(水)

今日から東京に出てきています。出てくるときに湿原を
見て回っていたら、タンチョウとフクロウが見送ってく
れました。タンチョウなどはわざわざ道路沿いまでやっ
てきて鳴き合いを見せてくれて、事故にあわないかこち
らの方が心配になってしまいました。しかし、四月にな
ったというのに、今朝はけっこうしっかりと雪景色。今
シーズン最期となるのでしょうか。         


4月2日(木)

東京は暖かいですね。でも、サクラの開花はどうも変な感じ
がします。午前中に新宿御苑を見て回ったのですが、満開に
なっているものやまだこれからのものなど、咲くタイミング
がバラバラです。一気に咲いて散ってしまうイメージがあり
ますが、これなら長く楽しめるかもしれません。明日から写
真展が始まります。たくさんの方のご来場をお待ちしていま
す。写真集も買って下さいね。             


4月3日(金)

今日も東京はいい天気となり春らしい感じでした。スイセンなど
いろいろな花が咲いていて、見た目にも春爛漫といった感じにな
りますね。写真展の一日目も盛況で、たくさんの人に楽しんでい
ただけたと思います。サクラもたくさん咲いているのですが、の
んびり近所の公園などを歩いてみるのもいいのではないでしょう
か。緑があると気持ちも明るくなりますね。         


4月4日(土)

東京は花にあふれていますね。公園だけでなく、街中の植え込みなど
にもたくさんの花があってとても華やかです。この写真は日本橋周辺
で撮影したものですが、本場オランダから球根を持ってきて植えてい
るみたいです。視界の中に美しい花があるだけでずいぶん気持ちも変
わるでしょうから、効果は大きいと思います。こういったものも都会
の活気を支えているのだなと、あらためて感じました。      


4月5日(日)

新宿御苑はちょうど満開となり撮影には絶好のタイミング
だったのですが、それにともない観光客もたくさん来てい
てすごい状態になっていました。もうすこし青空がのぞい
てくれたらよかったのですが、曇天気味でしたね。明日は
サクラ開花期間ということで御苑も特別開園されているよ
うなので、時間のある人は行ってみるといいと思います。


4月6日(月)

多摩ニュータウンのあたりもサクラが見頃になっています。
実家のあたりは昔から雑木林が残っていて、今朝もコゲラが
サクラの蜜を吸ったりしていました。意外と東京のなかでも
身近に野鳥の姿を見ることができます。むしろ、カラスの姿
をみなかったことにあらためてビックリしました。私がいた
ころは、もっと多かったような気がしましたが、どうしたの
でしょうか。                     


4月7日(火)

東京の雑踏の中にも、自然を感じさせてくれる花が咲いて
いました。キュウリグサ。とてもちいさくてすぐに見逃し
てしまいそうな可愛い花です。触るとキュウリのにおいが
することからこの名前がついていますが、自然の中で共通
するものがあるというのは、面白いものですね。    


4月8日(水)

そろそろ東京のサクラもピークを過ぎるようです。この数日
であっという間に花の状況は変わっていきますね。サクラが
終われば緑が一気に増えていって、景色もいっそう鮮やかに
なっていきます。風に吹かれるサクラの雰囲気で撮影してみ
ました。場所によっては散っている花びらが地面を覆ってい
い雰囲気になっているところもありそうですね。     


4月9日(木)

都内のサクラも散り始めました。銀座のサクラを見ていたら
たくさんの虫たちがやってきていました。キタテハやクマバ
チ、ミツバチやアゲハチョウなど、けっこう楽しかったです
ね。最近、世界的にミツバチの姿が見られなくなるという話
を聞きましたが、銀座は大丈夫なのかな。        


4月10日(金)

私の実家のあたりはヤマブキが満開でになり、とても鮮やか
になっています。サクラが散るのにあわせて、今度は緑も濃
くなってきていて、季節の移り変わりを感じますね。しかし
東京は暑いです。25度ともなると北海道では真夏ですよ。ま
たもや季節感がおかしくなってしまいそうです。帰るまでに
八重桜も楽しめそうな雰囲気ですね。          


4月11日(土)

もう都内ではシバザクラも咲いていますね。この場所はあま
り面積も広くなかったですが、それでも一面に花が咲いてい
るという景色はきれいですね。気温もかなり高くなり、蒸し
暑いという感じにもなりました。野原のあたりでは、たくさ
んの虫たちも活動していることでしょうね。       


4月12日(日)

そろそろイチョウの芽が出はじめている東京です。スズメの鳴く声を
なにげなく追っていったら、スズメの巣を見つけました。東京で20年
以上過ごしていましたが、スズメの巣を木の洞に見つけたのは初めて
です。この場所以外にも数箇所あり、もう巣立って親鳥の鳴き声のあ
とをついていく雛の姿なども見られて、面白かったです。こういった
都会の自然を探してみるのも、面白いですね。          


4月13日(月)

日比谷公園ではチューリップが見頃になっています。3日に来た
ときに比べたら、格段にたくさんの花がきれいに咲いています。
アブラムシがついていることもなく、コンディションもいいよう
です。ただ、全体的に花が少なくなってしまった感じがします。
これも経費削減なのでしょうか。都会のオアシスくらいは、ケチ
ることなく心を和ませて欲しいですね。           


4月14日(火)

品川の周辺も、土があれば意外と自然らしい姿が見られるもの
ですね。ショカッサイの花を撮影していたら、クマバチがやっ
てきました。ツツジなどの咲いているところでも、縄張りを見
張っている姿を見かけました。クマバチは花の蜜がある場所が
深いと、花の脇に穴を開けて蜜を吸うんですね。ショカッサイ
も脇に穴を開けていましたね。              


4月15日(水)

東京の最終日、朝一で日比谷公園を回ってきました。もう
ツツジはピークを過ぎているのかあまり花が見られません
でしたが、一株だけ満開となっているものがありました。
この数日で一気に緑も増えていて、春のエネルギーを感じ
ますね。昨夜の雨でだいぶ花も傷んでしまった感じがしま
したが、すぐに回復することでしょうね。ちょうどサクラ
の時期に上京していたので、なかなか楽しかったです。 


4月16日(木)

久しぶりの釧路湿原。ざっと様子を見にまわってみたら、も
うエゾエンゴサクが咲いていました。場所によってはだいぶ
見られるような感じでしたね。2週間見ていないとだいぶ様
子も変わってしまいます。もう少しゆっくりと見て回りたか
ったのですが、いろいろとやらなければいけないことも溜ま
ってしまい、この後数日は忙しくなりそうです・・・。  


4月17日(金)

陽射しも暖かくなり、だいぶ春らしくなりました。湿原を歩
いていると、蝶が舞っている姿も見られるようになりました
ね。フキノトウはだいぶ背丈を伸ばしていて、そろそろ葉も
出てきているところもあります。緑が少しずつ増えてきて、
景色も明るくなってきました。庭でもアリが歩き回っている
姿が見られるようになりました。            


4月18日(土)

そろそろミズバショウも咲き始めていますね。寒さが抜けき
っていないからか、傷んでしまったものも目立ちますが春到
来という感じです。これからは一気に自然が変わっていきま
すので、忙しくなりそうです。しばらく留守にしていて周り
の様子を完全に把握できていないので、ちょっと焦ります。


4月19日(日)

網走方面を見てきました。オンネトーは昨日より冬季通行止
めの解除があり、車でも入れるようになりました。呼人のミ
ズバショウは、日曜日ということもあり混雑していると思っ
ていたのですが、予想に反してほとんど人もいなくてゆっく
りと満喫することができました。傷んでいる花もほとんどな
く、ちょうどピークをむかえている状態でしたよ。例年なら
連休に入ってから見頃になるということで、人も少なかった
のでしょうか。他の場所が気になります・・・。     


4月20日(月)

あちこちでフキノトウが花を開いていて、だいぶ春らしい
景色になってきました。関東だとこのあとサクラまでの期
間が短いのですが、冷寒地の北海道はこれからサクラまで
が長いのですよね。釧路もあと一ヶ月といったところでし
ょうか。そろそろ旭川ではカタクリも咲き始めたようで、
出かけてみたい気分でいっぱいです。         


4月21日(火)

昨年、キツネの子どもたちと出会った場所を見に行ったら
またキツネがやってきていました。このキツネは昨年の親
なのか子供の方なのかは分かりません。でも、同じ場所に
戻ってきているのですから、どちらかだと思います。巣立
ちしてからどうしているかと思っていましたが、また会う
ことができてうれしかったです。           


4月22日(水)

一日雨でゆっくりと外を見てくることもできないような
感じでした。ちょっと車の外に出ると、びしょ濡れにな
ってしまいますから。でも、森のあたりでは春の色がだ
いぶ感じられるようになりました。木々の枝が黄色や赤
く色付いているのが分かるでしょうか。活動を開始して
これから一気に緑の葉を広げる準備をしているのが感じ
られますね。                   


4月23日(木)

呼人のミズバショウ、先日よりもずっといい状態になってい
ましたね。一面真っ白な湿原の姿はとても美しいものです。
あいにくの冬のような天候に人も少なくゆっくりと楽しみた
かったのですが、手がかじかんでしまってゆっくりとはいら
れませんでした。周りには住宅地がたくさんあるところです
が、昔はもっと広いミズバショウの群生地だったのかもしれ
ませんね。                      


4月24日(金)

旭川のカタクリ、もう見頃となっていました。明日からの
週末はたくさんの人で混雑することでしょうね。期待して
いたヒメギフチョウの姿は見られなかったのですが、気温
が低かったせいでしょうか。今日も花が開いてくれたのは
昼頃になってからでした。やっぱり10℃は越えてくれない
と虫の動きは鈍い感じですね。            


4月25日(土)

カタクリの咲く原っぱにエゾリスがやってきていました。
春らしい景色で、なかなか可愛いですね。釧路エリアでは
カタクリが咲かないのでちょっとさみしいです。せめてエ
ゾエンゴサクの群生地でもあればいいのですが。やっぱり
人の手が入ってしまうと、回復するのには時間がかかりそ
うですね。                     


4月26日(日)

春の嵐がやってきました。黒松内のブナ林を見てみようと
思っていましたが、湿った雪で林内はずるずると滑り、山
を上がれる感じではなかったので、ざっと入り口付近を回
っただけでした。でも、雪の中に咲くミズバショウはきれ
いでしたね。いい景色が見られたと思います。     


4月27日(月)

道内有数の桜の名所である松前城、やって来たもののこのと
ころの低温続きのおかげで、ポツポツとオオヤマザクラなど
早咲きの桜が咲いているくらいでした。でも、ニリンソウや
ヒメオドリコソウなどがたくさん咲いていて、春らしい雰囲
気を楽しむことができました。はやく桜が満開になってくれ
ないでしょうか。GWになると、人も増えて大変ですから。


4月28日(火)

函館周辺は変わりやすい天気になりました。晴れている場所
もあれば、雷が鳴っていたり。初めての場所は分からないこ
とばかりです。それでも下見のつもりでいろいろ見て回って
いますので、いずれきちんと訪れてみようと思います。ただ
私は海側よりも山の方が合っている感じがします。海ってで
かすぎて、どう捉えていいのか分からないのですよね。  


4月29日(水)

雲ひとつないスッキリとした夜明けでした。海側だと当然な
のですが、水平線から日が昇り沈んでいくので、ちょっと得
した気分になります。早起きは三文の得と言いますが、日の
出が4時半頃となると、さすがに日中眠くなってしまいます
ね。そろそろ昼寝が必要な時期になってきました。桜の方は
ちょっと遅れているようです・・・。          


4月30日(木)

なかなか桜の開花が進まない道南。退屈なのであちこち走
り回っています。でも思いがけない発見もあり、無駄には
なっていませんね。今日はカタクリの群生地にも出会うこ
とができました。ちょっとタイミング的には遅かったので
すが、また来てみたいと思う場所でした。ヒメギフチョウ
なんかが舞っていてくれたら、さらによかったのですが、
姿は見られませんでした。