2008年10月分
10月1日(水)
あっという間に10月、はやいものです。そして、このサ イトは7年目を迎えました。1日1枚ずつその日に撮影 した写真を掲載して丸6年。6×365ですから、約2200枚 の写真を撮り続けてきたわけですね。写真家たるもの毎 日撮影しなければと思いやってきましたが、やってみれ ばなんとかなるものです。そろそろサイトも100万アクセ スとなりますし、まだまだ頑張っていきます。これから も応援してくださいね。
10月2日(木)
朱鞠内湖が紅葉の見頃を迎えたというので出かけてみました。 人工湖ですが、北海道最大のダムで景色もきれいということで すね。初めての場所はなかなかポイントも絞りきれず、あちこ ちウロウロしてきました。でも、おかげでエゾリスにも出会え たし、楽しかったです。じっくり撮影してみたら面白い場所で すね。また機会をみて出かけてみたいと思います。
10月3日(金)
旭岳の望岳台はなかなか紅葉の見頃となっていました よ。曇天で光がなかったのが残念でしたが、旭岳など 山の上には雪が積もり、斜面は紅葉ときれいな景色が 広がっていました。紅葉はなかなか撮影が難しいです ね。近場なら何度も出かけられますが、離れていると そうもいかないですからね。
10月4日(土)
タンチョウがそれぞれのテリトリーから越冬するために 釧路湿原周辺に集まってきています。鶴居村あたりでは 刈り取りの終わった畑で虫などを突いている姿をよく見 かけるようになりました。今日は家を出るときにタンチ ョウの声がしたので空を見上げると、湿原に帰ってきた タンチョウの姿がありました。無事に冬を越せるといい ですね。
10月5日(日)
釧路湿原の北側は、キタヨシの紅葉がそろそろピークを むかえます。ヤマブドウの赤とキタヨシの黄色がとても きれいですね。しばらく姿を見なかったタンチョウも、 このところ良く姿を見るようになってきました。これか らタンチョウシーズンが始まりますね。去年は撮れなか ったイメージがたくさんありますから、挑戦したいとこ ろですね。
10月6日(月)
このところ冷え込みも順調に進んでいるようで、紅葉も 一気に色づいているように感じます。この調子だと、あ っという間にピークをむかえて、一週間もしたらあちこ ちで下り坂になってしまうのではないかとさえ感じてし まいます。こんなにペースが速いと、あちこちを見て回 るのではなく、一カ所に腰を落ち着けて撮影する方がい いと思えてきますね。まあ、今年は道内のあちこちを見 ておきたいので、もうしばらく駆け回ってみようと思い ます。
10月7日(火)
中山峠付近からの景色。雲の切れ間から射し込む光が きれいでした。肝心の紅葉の方はといえば、水場の近 くはいい色づきなのですが、峠のあたりは枯れてきて いるものが目立ちます。もう紅葉は平地に下りてきて いるということでしょうか。紅葉シーズンはあっとい う間に移り変わっていきますね。
10月8日(水)
今日はニセコ周辺を回ってみましたが、ニセコは雪に 当たってシラカバがほぼ全滅。真っ茶色になっていま した。これだったら、定山渓など札幌周辺か旭川方面 の方が数段いい状態でしたね。ニセコで会った知り合 いの話では、今までで最悪ということでがっかりでし た。この写真は京極町のふきだし公園という場所で、 モミジはきれいに色づいていましたよ。
10月9日(木)
今日は風雨が強く撮影には大変な天気でした。でも開き 直ってモミジをブラして撮影したら、面白い雰囲気にな ってくれました。自然は思い通りに変わってくれるもの ではないのですが、自然に合わせて撮影することはでき るものですね。あちこち紅葉が見頃という情報があって 落ち着かない感じです。
10月10日(金)
知床の森の中を歩いてきました。上の方は針葉樹が多くて 色はまだ鮮やかというにはちょっとはやい感じでしたが、 足もとはツタウルシが色付いて黄色や赤の絨毯を敷き詰め たようになっていました。ヒグマも同じ場所を歩いている と思うとなかなか楽しかったですね。この時期のクマはド ングリなども食べているようで、いろいろな糞も見られま した。
10月11日(土)
知床峠は峠の頂上あたりはダケカンバも色褪せて紅葉の ピークを過ぎたあたりです。これで風が強くなると散っ てしまうのでしょうね。この数日風が強い日が続いたの で、赤が少なくなってしまったのが残念です。下の方は これからなので、もう一回くらい楽しめそうですね。各 地、紅葉が見頃となり忙しいです。
10月12日(日)
釧路湿原の紅葉もキタヨシは色が褪せて、周りの森が色 付いてきました。湿原の中にぽつんとある木もいい感じ の紅葉となっていましたね。今朝は比較的気温も高く、 過ごしやすかったです。快晴だったので霧が出るかと期 待していましたが、まったくダメでしたね。霧の中の紅 葉を見たいと思っていますが、どうなるでしょうか。
10月13日(月)
今朝は霧が立ちこめてなかなかきれいでした。日が昇って しばらくの時間という時間限定ですが、霧が光に輝いて刻 々と変化する様子はやっぱりいいですね。午後からはオン ネトーへ行きましたが、連休ということもあって、すごく 混んでいました。やっぱり平日に行くに限るかな。明日も 快晴なので、いい景色が期待できますね。
10月14日(火)
午後から雲が広がり、今日は回復しないかと思って諦めて いたら、夕方にいい光が戻ってきました。ほんの10分ほど でしたけど、楽しむことができました。24時間フィールド に出ていられればもっとすばらしい景色と出会うチャンス もふえるのでしょうが、そうもいかないですしね。しばら く晴天が続くようなので、残り少ない秋の景色を探してみ たいと思います。
10月15日(水)
知床五湖を歩いてきました。連休の混雑も一段落して ちょっと静けさを取り戻していました。そのおかげで 小鳥やシカの姿をいろいろ見ることができました。こ のシカは母親とはぐれてしまったのか、森の中をウロ ウロしていました。その他、雌を追いかけるストーカ ー状態の雄など、面白いものを見られました。やっぱ り人気のないときが一番ですね。
10月16日(木)
屈斜路湖の和琴半島は原生林が残されていて、大きな木 がたくさんあります。カツラの木は黄色く色付いていて なかなかきれいでした。だいぶ散ってしまった葉もあっ て、森の中をカサカサと落ち葉を踏んであるくと楽しい ですね。この時期になると小鳥の姿も目立つようになり 鳴き声や気配に気をつけていると見つけられますね。
10月17日(金)
秋の道東撮影ツアー一日目。まずは屈斜路湖周辺で秋景色 を撮影しました。先日まで見られなかったハクチョウも人 前に出てきてくれて、紅葉の森とハクチョウといったシチ ュエーションで撮影できました。湖畔への紅葉の写り込み も美しく、秋らしい景色を楽しむことができました。明日 の朝もスッキリ晴れてくれることを期待します。
10月18日(土)
美幌峠から見る屈斜路湖。雲が多かったものの、微妙な グラデーションの空と写り込み、このあと真っ赤で柔ら かな太陽が昇ってきて、すばらしい景色となりました。 ピーカンだといつも同じような雰囲気になってしまうの ですが、今朝はとてもいい風景になっていました。午後 からは知床五湖をクマにおびえながら周り、これも楽し かったです。
10月19日(日)
ツアー最終日、チャーターした船で知床半島の海側から 景色を楽しみながらヒグマを探してきました。この時期 はサケの遡上も少なくなり、餌の中心は木の実などにな っているのでクマに出会える確率は低くなっているので すが、親子を1組とこの写真のクマを見ることができま した。もっと海岸線まで出てきてくれるとよかったので すが、やはりサケが少ないので出てませんでした。なに はともあれ楽しい時間はあっという間。参加した皆さん また冬のツアーでお会いしましょう。
10月20日(月)
秋の鮮やかさも色褪せ始め、冬が近づいてきている感じ がします。キタキツネも夏の痩せたように見えるボロボ ロの毛皮から、ふっくらした冬毛になってかわいらしく なっていますね。これからの厳しい冬を乗り越えるため の毛皮ですが、厳しい故の美しさなのでしょうね。
10月21日(火)
湿原と牧草地の境まだ色付いている木がありました。ミズ ナラでしょうか、赤ともオレンジともいえない独特の色を していましたね。ほとんど枯れ葉色になってしまった森の あたりではとても目立ちます。ヤナギもときどき黄色くな っているものがありますが、枯れてしまったも野の方が多 いですね。これからはカラマツの黄葉がきれいになるので タイミングを逃さないようにしたいと思います。
10月22日(水)
今朝はけっこう冷え込んでいました。標茶町内でマイナス2度 くらいだったので、場所によってはもっと下がっていたことで しょう。湿原の中も霜がついている葉などがあって、朝日が当 たるとキラキラ輝いてきれいでした。これからしばらくは空気 も湿気を持っているので、冷え込めば霜が楽しめますね。紅葉 の終わりが近くなりましたが、次の楽しみを見つけました。
10月23日(木)
風が強い一日でした。網走方面は朝から晴れだったのでヒマワ リやキガラシなどを見て回ってきました。紅葉はさすがに終わ りに近くなっていて、ときおりきれいなモミジの木を見かける こともありますが、落葉してしまったものの方が多いです。も う少し赤い紅葉を撮影したかったですが、もう終わりですね。 今年の北海道の紅葉は、夏の雨不足が影響してあまり色づきは よくなかったようです。来年は鮮やかな紅葉を見せて欲しいも のですね。
10月24日(金)
昼前から風雨が強くなり、紅葉がどんどん散っていってし まっています。カラマツも黄色くなっていくはずなのです が、家の周りにある牧場の木を見ていると、紅葉するより も葉が枯れて散り始めているものもあります。タンチョウ は収穫の終わった畑でこぼれた実や虫をついばんでいます ね。だいぶタンチョウとの距離が近くなり、身近に感じら れるようになりました。そろそろタンチョウの元に通う時 期ですね。
10月25日(土)
朝は霧の摩周湖がとてもきれいな姿を見せてくれました。 あまり通っている場所ではないのですが、いい出会いがあ ったと思います。家の辺りは曇天でどんよりしていました が、摩周湖に向かうにしたがって霧が晴れて湖面にはまだ 霧が漂っているという、いい条件が揃っていました。あと ちょっと早く到着していれば、太陽の位置もベストだった でしょうね。まあ、それでも満足できる景色でしたよ。
10月26日(日)
ノコギリソウがまだ咲いているところがあります。もうカエデ なども落葉しているところが多いくらいなので、頑張っている なあと思います。釧路湿原は花の季節は終わっているのですが 暖かい日が続いたりすると、勘違いしてしまうのでしょうか。 明日の朝は冷え込むようなので、雨上がりのすばらしい景色を 期待したいと思います。紅葉も来週いっぱいで完全に終わって しまうでしょうからね。
10月27日(月)
今朝は冷え込んでいましたね。家の辺りは雲があったので 車も凍っていませんでしたが、摩周湖に上がったらチラチ ラと雪が降っていました。そろそろ第三展望台への道は冬 季の通行止めになります。天気に恵まれれば、それまでに 何度か上がってみたいと思っています。雲が割れていれば ドラマチックな光が期待できますからね。
10月28日(火)
こちらのモミジは終盤に入りました。日当たりの悪い北側斜面に 残っている程度です。でも、よけいな葉が落ちてから色付いてい るので、意外ときれいだったりします。今週は天気もまあまあも ってくれるようなので、今シーズンの紅葉撮影もこの週のうちに 済ませておく感じでしょうか。和琴半島のなかでは、エゾリスが 忙しそうに木の実を探し回っていました。朝だと野鳥との遭遇率 も高いですね。
10月29日(水)
ギラギラの太陽が湿原の向こうに沈んでいった後、5分ほど でしたが、きれいな夕焼け雲が現れました。いつも夕方にな ると焼けるのではと期待して待っているのですが、なかなか いい色になってくれないことの方が多いです。こういう景色 と出会うことができると、がんばれますね。明日の朝はマイ ナス2℃の予報なので、いい景色になってくれることを期待 しています。
10月30日(木)
朝は日の出を待っていた場所ではどうもきれいに色付かない だろうと思って移動を始めて横を見ると・・・、空が焼け始 めていました。失敗したかなと、ちょっとがっかりしていた ら、釧路湿原の神は見放していませんでした。ベストポジシ ョンともいえる場所にタンチョウが待っていてくれました。 私の姿に気づいても逃げるでもなく、しばらくモデルとなっ てくれました。お礼に食べ物はあげられないけど、また撮ら せて欲しいですね。
10月31日(金)
カラマツの黄葉、なかなか難しいですね。今年は色づきが良 くないという話もありますが、どう撮っていいのか分からな くなってしまいます。植えられたものなので、周りの環境も 人工的なものがあって、そのためにまとめにくいのかもしれ ません。北海道の自然は好きですが、牧場の景色は好きとは いえないので、それを克服するまでダメかもしれないです。 なにはともあれ、今朝は冷えました。マイナス6℃。いい景 色になってくれましたよ。